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自由なスローライフの章
第六十六話
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ソレは突然地面から突き出して来た。
形は尖っていて少し沿っていた。
茶色い皮に覆われているソレは…産毛に様なものが生えていた。
「これ…何?」
「何でしょうねぇ?ただ、この状態では完全体ではなく進化前の状態と出ています。」
明らかに巨大でぶっといソレは…地面から突き出して来ただけで全く攻撃はしてこなかった。
ただ、地面から突き出して来る時に異常な振動や地響きが起きたので…周囲に建物があれば倒壊しているだろう。
大きさは…4m位で太さは下手な大木よりも太かった。
私は試しにエクスプロードを放った見たのだが、表面が焦げただけでその表面の皮が捲れただけだった。
「魔法が全く効果がなさそう…」
「本体まで届いていませんね。あと進化前のこの状態では食用と出ています。」
「これって…食べれるの⁉︎」
「勿論このままで…と言うわけではないでしょう。何かしらの前処理が必要でしょうが…」
皮を剥いで行ったら中身が見えるのかな?
茶色い皮が幾らにも重なっているので剥がすのが大変そうだし、皮も1枚が2m位ある。
全部剥がせるまでどれくらい掛かるのだろう?
「何か出て来た時に比べて大きくなってない?」
「大きくというか…伸びてますね。それと鑑定で分かったのですが、進化して完全体になると手に負えないという話なので今の内に倒した方が良いと思います。」
「簡単に言ってくれているけど、結構難関よ…コレ。」
皮を剥ぐのに風魔法のエアカッターを放つが、皮の表面の産毛によって弾かれた。
「ふと思ったんだけど…コレって倒す必要あるの?」
「倒さないとこの辺一体の大地の養分が吸われて腐るみたいですね。」
「別にこの場所に来ないのなら倒す必要なく無い?」
「いえ、コレは1匹では無く増殖するみたいです。コレが増え過ぎると…マスターの家やカシリスの街にも影響が出てくるかも知れませんね?」
さて、問題です。
私は何と戦っているでしょうか?
ヒントは春の味覚の…
形は尖っていて少し沿っていた。
茶色い皮に覆われているソレは…産毛に様なものが生えていた。
「これ…何?」
「何でしょうねぇ?ただ、この状態では完全体ではなく進化前の状態と出ています。」
明らかに巨大でぶっといソレは…地面から突き出して来ただけで全く攻撃はしてこなかった。
ただ、地面から突き出して来る時に異常な振動や地響きが起きたので…周囲に建物があれば倒壊しているだろう。
大きさは…4m位で太さは下手な大木よりも太かった。
私は試しにエクスプロードを放った見たのだが、表面が焦げただけでその表面の皮が捲れただけだった。
「魔法が全く効果がなさそう…」
「本体まで届いていませんね。あと進化前のこの状態では食用と出ています。」
「これって…食べれるの⁉︎」
「勿論このままで…と言うわけではないでしょう。何かしらの前処理が必要でしょうが…」
皮を剥いで行ったら中身が見えるのかな?
茶色い皮が幾らにも重なっているので剥がすのが大変そうだし、皮も1枚が2m位ある。
全部剥がせるまでどれくらい掛かるのだろう?
「何か出て来た時に比べて大きくなってない?」
「大きくというか…伸びてますね。それと鑑定で分かったのですが、進化して完全体になると手に負えないという話なので今の内に倒した方が良いと思います。」
「簡単に言ってくれているけど、結構難関よ…コレ。」
皮を剥ぐのに風魔法のエアカッターを放つが、皮の表面の産毛によって弾かれた。
「ふと思ったんだけど…コレって倒す必要あるの?」
「倒さないとこの辺一体の大地の養分が吸われて腐るみたいですね。」
「別にこの場所に来ないのなら倒す必要なく無い?」
「いえ、コレは1匹では無く増殖するみたいです。コレが増え過ぎると…マスターの家やカシリスの街にも影響が出てくるかも知れませんね?」
さて、問題です。
私は何と戦っているでしょうか?
ヒントは春の味覚の…
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