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第三章
序章
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僕達4人はテオドール温泉村の火山洞窟で、無事にクラスチェンジを果たした。
ブレイドのダークナイトは、闇の力を用いて敵を引き寄せる事が出来る強力な技を持つが、アンデット系には効果が薄いという弱点がある。
全く効かない訳ではないが威力が極端に落ちるという物だった。
だがアンデット以外では強力なスキルや魔法を駆使して戦えるタンクで、今迄のウォーリア時代の攻撃力とは比較にならない程だった。
頼もしい存在になった!
ダーネリアの黒魔導士は、魔法の発動が極端に早くなった。
ベテランの魔導士のソレと大差がない。
まるで呼吸をする様に瞬時に魔法を発動する事が出来て威力も桁違いに跳ね上がっている。
僕のアンノウンも魔法は使えるが、威力や発動に関してはダーネリアには及ばないだろう。
ルーナリアの白魔導士もダーネリア同様に、魔法の発動が早くなっている。
しかも、回復魔法を攻撃魔法として使用できる能力も持っている。
今迄はアンデットにしか効かない回復魔法だったが、通常の魔物でも大きさによるが1発で倒せる程になっている。
当然だが、攻撃魔法も極端に威力が上がっているし、通常の魔物では歯が立たないレベルの魔法に進化している。
そして状態治癒魔法は、それに合った魔法を使って治療を行っていたが、今では1種類の魔法で全ての治療を行えるという効果のある魔法を取得した。
とはいえ、1つの魔法で1度に全てを取り除ける訳ではない。
1つの状態治療に対して1回のみという感じだった。
僕にも状態治療魔法や回復魔法はあるが、ルーナリアには到底及ばないだろう。
そして最後に僕のアンノウンだが…?
経験値を4分の3を持って行かれた割には大した変化が見当たらなかった。
魔法の発動…以前と変わらず。
剣速の速さ…以前と変わらず。
じゃあ、何が進化したかというと…?
ステータスは確実にアップされているのだが、全くの実感がない。
動きが素早くなったという感じもしないし、力が跳ね上がったという訳でもない。
つまり、見た目の数値が変化したくらいで実際には何も変わらなかった。
ただし、スキルだけは別だった。
今迄に派生のスキルで使用していたスキルが、派生を発動せずに固定スキルとして使用出来る様になっていた。
その他にも、派生でのスキルの検索がスムーズになったのと、派生から得たスキルが固定スキルになるという効果を得た…のだが、これには数の制限があるらしい。
スキル派生を検索して行くと、禁呪に近い魔法も使用出来るらしいのだがロックが掛かっていた。
特定の条件で発動出来るのか、はたまたは次のクラスチェンジで使用出来るのかが謎だった。
他にも生産職系のスキルも使用可能らしいが、戦闘には全く役に立ちそうも無かった。
まぁ、生産職系となると工房での仕事がその場で出来るという物なので、何かを作るには便利なスキルだろう。
そして最後に、獲得経験値数〇倍のスキルだが…?
以前は発動すると仲間だけにしか使えなかっただけのスキルだったのが、自分にも効果があるように進化した。
これでレベルが引き離される事は無くなったのだが、何故こうなったのかを知るのは後に分かったのだった。
クラスチェンジをしてレベルが下がった分を補う為に、まずはレベル上げから始めよう。
レベルがある程度高くないと、仮に美食に関係する魔獣を倒せない場合もあるからだった。
さて、何が起こるのか解らない波乱の第三章がここから始まります!
ブレイドのダークナイトは、闇の力を用いて敵を引き寄せる事が出来る強力な技を持つが、アンデット系には効果が薄いという弱点がある。
全く効かない訳ではないが威力が極端に落ちるという物だった。
だがアンデット以外では強力なスキルや魔法を駆使して戦えるタンクで、今迄のウォーリア時代の攻撃力とは比較にならない程だった。
頼もしい存在になった!
ダーネリアの黒魔導士は、魔法の発動が極端に早くなった。
ベテランの魔導士のソレと大差がない。
まるで呼吸をする様に瞬時に魔法を発動する事が出来て威力も桁違いに跳ね上がっている。
僕のアンノウンも魔法は使えるが、威力や発動に関してはダーネリアには及ばないだろう。
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しかも、回復魔法を攻撃魔法として使用できる能力も持っている。
今迄はアンデットにしか効かない回復魔法だったが、通常の魔物でも大きさによるが1発で倒せる程になっている。
当然だが、攻撃魔法も極端に威力が上がっているし、通常の魔物では歯が立たないレベルの魔法に進化している。
そして状態治癒魔法は、それに合った魔法を使って治療を行っていたが、今では1種類の魔法で全ての治療を行えるという効果のある魔法を取得した。
とはいえ、1つの魔法で1度に全てを取り除ける訳ではない。
1つの状態治療に対して1回のみという感じだった。
僕にも状態治療魔法や回復魔法はあるが、ルーナリアには到底及ばないだろう。
そして最後に僕のアンノウンだが…?
経験値を4分の3を持って行かれた割には大した変化が見当たらなかった。
魔法の発動…以前と変わらず。
剣速の速さ…以前と変わらず。
じゃあ、何が進化したかというと…?
ステータスは確実にアップされているのだが、全くの実感がない。
動きが素早くなったという感じもしないし、力が跳ね上がったという訳でもない。
つまり、見た目の数値が変化したくらいで実際には何も変わらなかった。
ただし、スキルだけは別だった。
今迄に派生のスキルで使用していたスキルが、派生を発動せずに固定スキルとして使用出来る様になっていた。
その他にも、派生でのスキルの検索がスムーズになったのと、派生から得たスキルが固定スキルになるという効果を得た…のだが、これには数の制限があるらしい。
スキル派生を検索して行くと、禁呪に近い魔法も使用出来るらしいのだがロックが掛かっていた。
特定の条件で発動出来るのか、はたまたは次のクラスチェンジで使用出来るのかが謎だった。
他にも生産職系のスキルも使用可能らしいが、戦闘には全く役に立ちそうも無かった。
まぁ、生産職系となると工房での仕事がその場で出来るという物なので、何かを作るには便利なスキルだろう。
そして最後に、獲得経験値数〇倍のスキルだが…?
以前は発動すると仲間だけにしか使えなかっただけのスキルだったのが、自分にも効果があるように進化した。
これでレベルが引き離される事は無くなったのだが、何故こうなったのかを知るのは後に分かったのだった。
クラスチェンジをしてレベルが下がった分を補う為に、まずはレベル上げから始めよう。
レベルがある程度高くないと、仮に美食に関係する魔獣を倒せない場合もあるからだった。
さて、何が起こるのか解らない波乱の第三章がここから始まります!
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