上 下
39 / 65
第二章

第十五話 大人気ないテイトは?

しおりを挟む
 「さて、どうするかな?」

 謝罪をした筈なのに、ブレイド達は僕をまだ許そうとはしなかった。
 まぁ、あんな事をしたので当然の反応だろうが、僕は誠心誠意に謝罪をしたのだが許してはくれなかった。

 「なぁ、いい加減機嫌を直してくれ。」
 「テイト様、今回の事では私も怒っているんです。」
 「俺もだ!」
 「テイト君、反省して下さい!」
 「ダーネリアもルーナリアも初日に泊まった宿屋で、裸で僕のベッドに侵入して来たのに今更裸を見られるのがそんなに悪い事なのか?」

 僕の発言にミレイは口を押さえた。
 拾われて感謝している恩人としか聞いていなかったらしいので、そこまでの行為に及んでいたとは思ってなかったみたいだった。
 
 「ミレイ…さんだって、ホーンコッツに捕まっていたら今頃どうなっていたか?それに比べたら裸を見られるくらいなら…」
 「確かにそれに比べたら大した事はありませんが…」
 「テイト様、反省なされておられるのですか?」
 「ミレイも自分を大切にしてよ。」
 「テイト、今回の件では俺はなぁ…!」

 ダメだ、冗談を真面目に返される。
 確かに僕のやった事は簡単には許されないのは分かっているけどさぁ。
 
 「謝罪はしたじゃないか、いつになったら許してくれるんだ?」
 「当分の間は許せそうもありません!」
 「俺もだ!悪いがしばらくはな。」
 「ルーナリアも同じ考えか?」
 「はい、テイト様。」
 「なるほどな、分かった。では、パーティーステータスオープン!」

 僕はそう叫ぶと、目の前にパーティーを組む上で表示されるステータスボードが宙に浮いていた。
 3人は何事かと思ってこっちを見た。

 「パーティーリーダーをブレイドに譲渡、経験値固定で僕はパーティー離脱。」
 「お、おいテイト…何をしているんだ?」
 「ミレイさん、今回の詫びと約束のお店の開店資金の金貨30枚を渡しておくね。」
 「え? えぇ?」
 「テイト様、何を?」
 「此方は真摯に謝罪をしているが、取り付く島がない上にいつになるかも分からないとなると、これ以上一緒にいるには苦痛だろ?なので僕はパーティーを抜ける事にする。そこまでのレベルが上がっていれば、何が来ても対処は出来ると思うし、資金も渡してあるので余程贅沢でもしない限り尽きる事は無いだろ?」
 「テイト、お前は何を言っているんだ?」
 「だって、このまま2日後に旅を再開したとしても機嫌が直ってないのでは、旅先では絶対にギクシャクしたままだろ?僕はそんな状態で旅を続ける気は無いので、1人で行動する事にする。」
 「おいテイト、その冗談は笑えないぞ!」
 「冗談では無いさ、その証拠にパーティーリーダーはブレイドに譲渡したし、レベルもそのままだから後は好きにやってくれ。僕は先に行く…が、そうだな1日だけ考える時間をあげるよ。それでも考えが変わらないのなら、その時は本当にお別れだ!」

 ちょっと洒落にならない冗談を吹っ掛けてみた。
 3人は困惑した表情を浮かべている。
 謝罪をしても許して貰えないから、少し意地悪を仕掛けてみた。
 少し子供染みた事をしている気分だが、どうなるのかな?

 「では明日のこの時間にまた来るから、それまでに答えを決めていてくれ!転移・アルセルトの街。」

 僕はアルセルトの街に転移をした。
 さて、残された3人はどうなっているのかな?

 ~~~~~3人は?~~~~~

 「参ったな…テイトの奴、かなり本気だぞ?」
 「私は反省して欲しくて、敢えて冷たい態度を取っていたけど。」
 「私達は、少し大人気なかったですね。謝罪をしている人に対してあの対応は…」
 「貴方達は反省したのでしょう?なら後悔していないで、次にどうするかを考えたら?」

 ミレイの言葉に3人は頷いた。
 反省は未来に繋がる行為だが、後悔は過去に縛られるだけだ。
 3人はまだテイトと別れたくは無い!
 その為の行動を起こそうとしていた。
 それがテイトの策とも気付かずに…。
 
 ~~~~~テイト~~~~~

 「久々に自由だ‼」

 1人で行動するのは久しぶりだった。
 いや、昨日も1人だったか。
 ただ昨日は1人で討伐と宿に泊まったくらいなので、街の中を散策するのに1人だけの行動は久しぶりだった。
 …とはいえ、別に3人が一緒というのが嫌な訳ではない。
 ブレイドは好き勝手に行動して僕にルーナリアとダーネリアを預けて行くので、1人の時間があまりなかったのだ。
 なので、1人での行動が久しぶりというのはこういう意味である。
 そして転移先が何故アルセルト街なのかというと、親方とポトフ君に久々に会ってから武器の発注をしようと思ったのだった。
 そして僕は親方の店に来たのだが、以前の閑古鳥が鳴いていた時と違い賑わっていた。

 「いらっしゃいませ…って、テイトさん⁉親方、テイトさんがいらっしゃいました‼」
 「おぉ、坊主!…いや、今は英雄様じゃったな!」
 「英雄は辞めてくれ、僕は注目を浴びるのが苦手だからな。」

 店の前に行って中の様子を覗いた瞬間にポトフ君と目が合った。
 そしてすぐに親方に声を掛けられて…こうなったのだった。

 「繁盛しているみたいだけど、並んでいる人に悪いから僕は列に並び直すよ。」
 「いえ、この店を救ってくれて、さらにこの店の武器を使って偉業を達成した英雄様には、誰よりも優先でお相手をします!」
 
 ポトフ君が興奮しながら言うものだから、並んでいた客の全ての視線が僕に集中した。
 僕は遠慮したのだが、客は僕に前を譲ってくれた。
 それどころか、握手まで求められる始末だった。

 「それで英雄様よ、今日はどうした?」
 「英雄様は…まぁ、良いや。えっと、武器のメンテナンスと予備の両手剣と杖の一式が欲しくてね。」
 「メンテナンスって…予備の剣を含めて3本渡しておったろ?」
 「1本は使ってないけど、2本の損傷が激しくてね。」
 
 僕は2本のミスリル魔鉱石の片手剣を渡した。
 親方は2本の剣を見ながら難しい顔をしていた。

 「この感じは、クラーケンとガルーダだけではないな?」
 「あ、クラーケンと言えば!これお土産のクラーケンの足。」

 僕はテーブルの上にクラーケンの足を空間魔法から取り出してテーブルの上に置いた。
 当然大きさからして、テーブルからは余裕ではみ出していた。
 親方とポトフ君以外に、その場に居た冒険者も目を丸くしていた。

 「クラーケンの足って…根元から斬っているじゃねぇか!烏賊の足は根元に近い部分程、筋肉が強過ぎて切断は難しいというのに。」
 「ミスリル魔鉱石の剣だからね、切れ味は良かったよ。」
 「いや、切れ味もそうだが…それに伴った腕が無いと切断はあり得ないぞ!」

 親方は根元に近い場所を斬ろうとしたが、弾力が強過ぎて跳ね返されていた。
 他の冒険者達も試し切りをしたが、全て弾き返されていた。
 僕だけがクラーケンの足の根元を薄くスライス出来ていた。
 薄くスライスした部分を湯通ししてから皆に振舞った。

 「ガルーダはグリフォンの進化系だったよな?それ以外には何を斬った?」
 「えっと、人が魔道具で変異した魔獣に近い奴と…あ、マウンテンキャンサーも数十匹倒したな。」
 「マウンテンキャンサーをか⁉アイツの甲羅はミスリル魔鉱石の剣でも手強かっただろうに?」
 「そうなの?この剣のお陰で楽に始末出来たけど…。」

 空間魔法からマウンテンキャンサーを取り出してから塩茹でした。
 そして足をむしってから、付け根に斬り込みを入れて引っ張ると、中から赤と白の艶がある肉が出て来たのでそれを親方に渡した。
 
 「英雄殿よぉ、これ喰えるのか?」
 
 親方が聞いて来たので、僕は肉の部分を口に入れてから噛み締めてみせた。
 親方とポトフは恐る恐る口に入れてから噛み締めると、途端に勢いよく食べ始めた。
 僕は店にいた冒険者にもお裾分けして渡したが、中々口を付けられずにいた。
 だが、客の1人が勇気を出して肉を食べ始めると、無我夢中で食べ始めた。
 それを見た他の者達も食べるのに抵抗があったみたいだが、ひと口食べると勢いよく食べ始めた。
 それどころか、足1本では足りなくなって2本目に手を出そうと取り合いになっていた。
 僕はハサミの部分を取り外してから、甲羅の隙間に剣を入れてから開くと、味噌を付けて食べてみせた。
 味を知った客たちは同じ様に食べ始めると、皆満足そうな顔になっていた。

 「これはうめぇな!」
 「他にも数匹ありますけど、要りますか?」
 「うちには大釜があるからな、それで調理出来るからな!」
 「では、3匹ほど置いておきますね。」

 客達の人数を考えると、1匹では足りそうも無かったのでもう1匹塩茹でしてから客達に渡した。
 譲って貰ったせめてものお礼として。

 「今回のメンテナンス料金は、クラーケンの足とマウンテンキャンサーで足りますか?」
 「十分過ぎるわ!この間のワイバーンといい、英雄殿は高級食材と良く巡り会うな!」
 「僕の旅の目的がグルメ旅行ですからね。この大陸での用事を済ませたら、次は他の大陸で食材を求めますので。」
 「ならメンテナンスはしっかりやらないとな!それと予備の武器もすぐに用意してやる。」
 「ここにいる客の分は足りますか?」
 「以前採って来てくれたミスリル魔鉱石で十分量産出来るぞ!ただなぁ、おいお前等!お前等にはミスリル魔鉱石の武器はまだ早い!ミスリルの武器を渡してから名を上げたら作ってやらんでもないがどうする?」

 客達は僕を見てから黙って頷いた。
 客達の本来のお目当てはミスリル魔鉱石の武器だったらしいが、先程のクラーケンの試し切りで自分の腕の無さを知ったのか、文句を言う者はいなかった。
 そして僕はメンテナンスと新しい武器が揃うまでの間、客達の冒険者にクラーケンやガルーダの討伐した時の話や、先程食べさせたマウンテンキャンサーの様に見てくれの悪い物ほど美味な食材という話をした。
 この世界では、魔物食材は食べられない事は無いが…?
 それには偏った知識で討伐する為に、一定数の減少が各場所で起きていた。
 ボア、ブル、バードといった魔物が主に狩られ、地域によってはそれらの子供すら手に掛ける始末で、なかなか育たたなくて他の地域からの支援や輸入に頼る事になっていた。
 だが、僕はそれらの改善策をここに居る者達に説いて聞かせた。

 「先程のマウンテンキャンサーの様に、見た目が悪くて口に入れるのが勇気のいる者も多いだろう。だが、勇気を出して食べてみると意外な発見もする。中には毒を持つ魔物もいたりはする。そういった場合は、毒けし草を細かく刻んだ物を鍋に入れて食べると、割合にもよるが毒の効果はかなり薄れるんだ。」
 「毒消し草を…ですか?」
 「薬草や毒消し草もなんだけど、野菜が無い時にそのまま食べると不味いけど、料理に一緒に使ってから食べると野菜を食べるのと同等かそれ以上の栄養が補給される場合もある。そうだな、ちょっと待ってて。」

 僕はギャルクラド山で解体したブラッディバイパーの肉を刻んだ毒消し草と一緒に煮込んだ料理を皿に分けて配った。
 冒険者達は、煮込まれて黒紫色に近い液体のスープを見て固まっていた。

 「使用したのは毒消し草、それとこの肉は毒があるので有名な奴なのだが…食べてみろ。」

 僕は黒紫色のスープから肉の塊を口に入れてから噛み締めた。
 硬い筋肉質な肉は、煮込まれる事によりトロトロに溶けた角煮の様になっていた。
 僕が食べた事を確認すると、冒険者達も口を付けて…一気に平らげたのだった。

 「さて、この黒紫色の食材はその魔物のモノなのだが、何の魔物なのか当ててみろ?」
 「これもマウンテンキャンサーと同じ様に見た目がアレでしたけど、食べると物凄く美味いですね!ただ、食材が何かと聞かれると正直解りません。」

 冒険者達は首を傾げていた。
 
 「ヒントをあげるよ。まず、この魔物の食材は色はそのままの色の黒紫色だ。次に、コイツに襲われると七割は有能な治癒術士がいないと確実に死ぬ。更に、飲み込んだ後だから大丈夫だとは思うが…口の中に入っている時にこの食材の名前を聞くと絶対に吐き出す。」
 「あの、我々は一体何を食べさせられたのですか?」
 「見た目がこの色で、襲われると七割は死ぬって…?」
 「降参です!教えておらえませんか?」
 「この黒紫色の食材の魔物の名前は…ブラッディバイパー!」

 一部の者達は一斉に吹いた。
 それ以外の者達は、レベルが低い所為か知識が無かったので解っていなかった。

 「なるほど、黒紫色の見た目というのはそういう事か!」
 「あれも喰えたのですね⁉」
 「確かに口に入れている状態で名前を聞いていたら、絶対に吐いてましたね。」
 「ちなみに、毒消し草を入れてない場合は?」
 「死にはしなかっただろうけど、毒の効果で耐性の低い者は泡吹いて倒れていたと思う。毒物は熱に弱いから、時間を掛けて煮込む事によって毒の成分は薄くなるんだよ。だから、毒消し草を一緒に刻んで煮込んだんだ。毒の効果を消してくれる上に、生臭さも消してくれるからね。」
 
 冒険者達はそれぞれ皿に残っているスープを指で舐めて味わっている感じだった。
 だが、これがブラッディーバイパーとは思えずに首を傾げていた。

 「ポーションをスープのベースとして作るというのは有りですか?」
 「資金に困らなかったり、僕みたいに空間魔法があったり、パーティーに錬金術師のスキルがあったりする者なら可能だろうね。ただ、4~6人パーティーだった場合、鍋も大鍋だったりするだろうから…ポーションの量を考えると30本~50本は使う事になるけど、それは経済的かな?」
 「不経済ですね。ポーションの値段を考えると、確かに資金に困らない富豪とかではない限り無理ですね。」
 
 冒険者達は色々話し合っていた。
 僕は最後に彼らに助言を与えた。

 「僕達冒険者は体が資本だ。街にいる時は問題はないが、一度外に出て食材が無くなれば魔物を調達して喰う事になるが、必ずしも近くにボアやブルやバードがいる訳ではない。他の魔物を狩って飢えを凌ぐ時も必ずある。そういった場合に、用意するのはポーションもだが、僕は別に薬草や毒消し草などをストックしている。」
 「なるほど、我々は回復手段はポーションに頼っていましたので、薬草などはクエストで採取する為くらいにしか思って持ち歩こうとはしませんでした。」
 「そう考えると、薬草や毒消し草の需要も馬鹿には出来んな。」

 僕はポトフ君を見てから包丁を見せると、ポトフ君は在庫のある棚を指さした。

 「そして、大型の魔物を倒してから細かく刻むのは剣でも出来るが、細かく切り分ける作業は包丁が役に立つ。だが、その包丁も鉄や鋼では素材によっては斬れなかったり潰れてしまう可能性もあるので、僕が紹介するのはミスリル製の包丁です。この包丁は食材を傷まずに切り分けられる事が出来て、時には武器としても使用出来るという優れものです。ポトフ君、ミスリル製の包丁は何本ある?」
 「現在31本ありますね。英雄様も使用しているミスリル製の包丁ですが…欲しい方はいらっしゃいますか?」

 宣伝効果もあった所為か、包丁は飛ぶように売れて完売したのだった。
 一部の冒険者は、包丁以外の武器を買う余裕が無くてそのまま店を去って行ったが、武器を欲しがる者達はその場に留まった。
 親方はメンテナンスの料金や、武器の購入でも世話になったと言って金を受け取らないので、こういう形で貢献させて貰った。
 そしてしばらくすると、武器のメンテナンスと他の武器を貰ってから店を去ろうとした。

 「テイトさん、今回はありがとうございました。また来てくださいね!」
 「英雄殿、売れなかった包丁も捌けたし、食材もこんなに貰ったんだ。次も何かあれば、有無を言わずにやってやるからいつでも持って来い!」
 「じゃあ、次に来る頃には…また新たな食材を持って来るとするよ。」
 
 他にも、先程助言を与えた冒険者達にもお礼を言われてから見送られてその場を去って行った。
 そして色々と店を見て回っていると、遠くから聞きなれた声が聞こえて来た。

 「テイト、見付けたぞ‼」
 「げっ…トール⁉」

 僕は街中を走って逃げると、トール達は追って来た。
 そして路地に入るとそこは行き止まりで、追い詰められたかに見えた。

 「もう、逃げ場はないぞ!」
 「そうだな、お前達の中にこういう事が出来なければな!」

 僕は浮遊魔法である程度の高さまで宙に浮くと、そのまま中指を立ててから「あばよ!」という声と共に転移魔法でバルーデンの街に転移した。
 
 「テイトの奴、いつの間にあんな魔法を⁉」
 「今のは浮遊魔法よ!勇者パーティーの時でも使えなかったわ!」
 「あの転移魔法もよ!本来なら聖力が使える法術士が使える魔法なのに…」
 「転移魔法という事は、別な街に行ったんだよな?」
 「バルーデンの街に…と聞こえたから、多分バルーデンに戻ったのね。」

 トール達は再び乗合馬車に乗り込んだ。
 テイトとトール達が再び会うまでには、もうしばらく日数が掛かる。

 「まさかアルセルトの街でトール達に会うとはな。見付けたぞ…という言葉を発したという事は、まだ僕を諦めてなかったのか。」

 予定とは少し違ったが、バルーデンの街に戻って来てしまった。
 とりあえず明日と言ってあるし、今日は昨日泊まった宿に泊まるとしよう。

 そして翌日…ブレイド達と再会するのだが?
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

田舎で師匠にボコされ続けた結果、気づいたら世界最強になっていました

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:156pt お気に入り:578

二度目の人生は、幸せに

恋愛 / 完結 24h.ポイント:120pt お気に入り:2,481

チートガン積み最強勇者なのに、この恋だけが実らない

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:4

異世界で新生活〜スローライフ?は精霊と本当は優しいエルフと共に〜

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:3,599pt お気に入り:1,116

聖なる歌姫は喉を潰され、人間をやめてしまいました。

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:56pt お気に入り:278

過労死社畜は悪役令嬢に転生して経済革命を起こす

ファンタジー / 連載中 24h.ポイント:35pt お気に入り:2,520

処理中です...