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第二章
序章
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僕達は、とある場所でトール達と再会した。
「テイト、戻って来てくれないか?」
「そう言われて戻ると思うか?」
「日の浅い奴等より、長年連れ添って来た幼馴染の方が信用出来るだろ?」
「いや、長年連れ添って来た幼馴染は、僕を利用するだけ利用して追い出したからな。そんな奴等より、日が浅いが大事な仲間の方がずっと信用出来る!」
「俺達はお前が必要なんだよ!」
「僕のスキルが…だろう?獲得経験値数〇倍なら、楽にレベルが上がるからな!」
「そ…そうだ。その力が必要なんだ!今度は前回の様に途中で見捨てる様な真似はしない‼」
コイツ等馬鹿だな!
その力が必要だと言い切ったな。
つまり本当に必要なものは、僕ではなく僕の力ねぇ?
さらには途中で見捨てる様な事は無いとか言い出したな。
途中で見捨てたら、稼いだ経験値を全て持って行かれるからだろう。
「あのさぁ…僕を追い出す時に何て言ったか覚えているか?」
「あぁ…覚えている。」
「寄生虫とか、必要ないとか、邪魔だとか、失せろとか……散々好きな事を言った奴等の元に何で戻らないといけないんだ?」
「それは…あの時に勢いで言った冗談だ!」
「そうか、冗談か…。」
いつまで待っても謝罪がないな。
謝罪をすれば、あの時の事だけは水に流そうと思っていたが。
まぁ、謝罪されたところで戻る気なんかサラサラないが。
さて、あの話をしてやるとするか!
それでトールがどう判断するかだな?
「トールの親父さんにも言ったが、僕はあまり乗り気ではないが…僕が勇者になる!」
「な…なんだと⁉」
「トールは勇者に返り咲きたいと考えているみたいだが、僕が勇者になるのならトールは勇者を目指さなくても良いだろ?」
「お前は勇者になる気はないと言っていたのではなかったのか?」
「勇者になれば国から優遇されるし、金も手に入る…こんな上手い条件を見逃す訳ないだろ?」
僕が勇者になる!
だけど、この国の…という訳ではない!
トールが勇者になった時の書類整理をやらされた時は、本来なら国がやらなければならない書類が幾つもあった。
それをトールが馬鹿丁寧に引き受けた所為で、僕の仕事が溜まりまくったのだ。
なのでこの国で勇者をやれば、また同じ轍を踏む事になる。
それだけは避けたかった。
さて、トールはどうでるかな?
するとトールは、とんでもない事を言い出してきたのだった。
リガートとキリアとカルネアは呆れ果てた顔をして、ブレイドとダーネリアとルーナリアは吹き出してから笑っていた。
僕自身も相当呆れる位の発言だった。
トールには、プライドという物が無いのだろうか?
さて、トールが何を言ったかを知りたい読者の方もいるだろうが、今はまだ伏せよう。
トール達の元勇者パーティーと再会するのは、まだずっと後の回だからだ!
それまでお楽しみに!
では、皆様…第二章の始まりで御座います!
「テイト、戻って来てくれないか?」
「そう言われて戻ると思うか?」
「日の浅い奴等より、長年連れ添って来た幼馴染の方が信用出来るだろ?」
「いや、長年連れ添って来た幼馴染は、僕を利用するだけ利用して追い出したからな。そんな奴等より、日が浅いが大事な仲間の方がずっと信用出来る!」
「俺達はお前が必要なんだよ!」
「僕のスキルが…だろう?獲得経験値数〇倍なら、楽にレベルが上がるからな!」
「そ…そうだ。その力が必要なんだ!今度は前回の様に途中で見捨てる様な真似はしない‼」
コイツ等馬鹿だな!
その力が必要だと言い切ったな。
つまり本当に必要なものは、僕ではなく僕の力ねぇ?
さらには途中で見捨てる様な事は無いとか言い出したな。
途中で見捨てたら、稼いだ経験値を全て持って行かれるからだろう。
「あのさぁ…僕を追い出す時に何て言ったか覚えているか?」
「あぁ…覚えている。」
「寄生虫とか、必要ないとか、邪魔だとか、失せろとか……散々好きな事を言った奴等の元に何で戻らないといけないんだ?」
「それは…あの時に勢いで言った冗談だ!」
「そうか、冗談か…。」
いつまで待っても謝罪がないな。
謝罪をすれば、あの時の事だけは水に流そうと思っていたが。
まぁ、謝罪されたところで戻る気なんかサラサラないが。
さて、あの話をしてやるとするか!
それでトールがどう判断するかだな?
「トールの親父さんにも言ったが、僕はあまり乗り気ではないが…僕が勇者になる!」
「な…なんだと⁉」
「トールは勇者に返り咲きたいと考えているみたいだが、僕が勇者になるのならトールは勇者を目指さなくても良いだろ?」
「お前は勇者になる気はないと言っていたのではなかったのか?」
「勇者になれば国から優遇されるし、金も手に入る…こんな上手い条件を見逃す訳ないだろ?」
僕が勇者になる!
だけど、この国の…という訳ではない!
トールが勇者になった時の書類整理をやらされた時は、本来なら国がやらなければならない書類が幾つもあった。
それをトールが馬鹿丁寧に引き受けた所為で、僕の仕事が溜まりまくったのだ。
なのでこの国で勇者をやれば、また同じ轍を踏む事になる。
それだけは避けたかった。
さて、トールはどうでるかな?
するとトールは、とんでもない事を言い出してきたのだった。
リガートとキリアとカルネアは呆れ果てた顔をして、ブレイドとダーネリアとルーナリアは吹き出してから笑っていた。
僕自身も相当呆れる位の発言だった。
トールには、プライドという物が無いのだろうか?
さて、トールが何を言ったかを知りたい読者の方もいるだろうが、今はまだ伏せよう。
トール達の元勇者パーティーと再会するのは、まだずっと後の回だからだ!
それまでお楽しみに!
では、皆様…第二章の始まりで御座います!
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