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第一章
第十六話 一方、元勇者パーティーは?2
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あれから二週間が経過した、バルファザリア地方のど田舎にいる勇者パーティーはというと…?
「見てくれテゐト!今日はこんな大きなボアが獲れたぞ‼」
「さっすがトールとリガートだんな!今夜は御馳走だべ‼」
「見てよ、トール!こんな大きなでーこんが収穫出来たのよ‼」
「おぉ、カルネア!立派な物を…って、キリアはどうした?」
「キリアなら…またよ。」
カルネアが指さした方向を見ると、キリアは村人に結婚を申し込まれていた。
キリアの容姿は、巨乳でボディコンみたいな体系をしている女の子だった。
村から旅立って有名になり、勇者パーティーの一員で活躍すれば…この体に偏見なく接してくる男性も多いと思っていた。
巨乳が一部の人間にしか受け入れられないキリアにとっては、それしか救いの道が無いかと思われていたが…この村人達はスレンダーより巨乳派で、キリアはかつてないモテ期が到来していたのだった。
「キリアの奴、断っている割には表情が嬉しそうだな?」
「キリアの体系は、世界ではあまり受け入れられないからね。あの体系を好むこの村では、舞い上がっているんじゃないかな?」
キリアは申し訳なさそうに頭を下げて村人を振った。
村人は肩を落として泣きながら走って行ったのだった。
「これで5人目よ!」
「そんな事を言っている割には、嬉しそうな顔をしているな?」
「この村ではボクの魅力に気付いてくれる人が多いからね。それよりもボアが獲れたのなら…テゐト、今日は肝臓料理が食べれるのね⁉」
「いんや…肝臓は臭みを取る為にしばらく漬け込まなきゃなんねぇ!なんで、ぎょうはボア汁で我慢してけろ!」
「楽しみは後に取っておくか…」
…という感じで、元勇者パーティーは村に馴染んでいた。
とは言っても、馴染む迄は相当な苦労があった。
~~~~~二週間前~~~~~~
トール達は一刻も早く金を稼ぐ為に、テゐトに冒険者ギルドがある場所を尋ねたが…?
この村にはそんな物はなく、冒険者ギルドがある場所までは、ここから徒歩で2週間以上離れている場所に行くしかなかった。
なので村で金を稼ぐしかないのだが、この村では店はあっても金での取引をされている訳ではなく、基本は物々交換なので金を稼ぐという事は出来なかった。
トール達もまさかそんな場所に来たとは夢にも思わなくて、テゐトに稼げる方法が無いかと尋ねたら、王都への馬車には野菜や魔物の素材でも行けるという話なので、その道で稼ぐしかなかった…のだが?
「とりあえずおめぇたつは何さ出来るんだ?」
「俺達は冒険者だからな!討伐や採集をしながら生計を立てて来た。」
「なら丁度いい仕事があるべ!畑を荒らす害獣の退治を頼むべよ!」
この村の周辺に現れる害獣は主に…イノシシとシカとニワトリだった。
…が?
イノシシ=ボアを捕まえる為に畑を走り回るが、土に足を取られて上手く走れずに作物を喰われて逃げられて、シカ=ベグネッドボーンに良い様に振り回されてから作物を奪われて、ニワトリ=ワイルドコッコに戦いを挑んで返り討ちに遭ったという。
散々な結果で、テゐトに愛想を尽かれ始めたのだった。
「おめぇたつは本当に冒険者なんか?」
「ぐっ…!」
「都会の害獣がどの程度の奴なんかは知らねぇが、おめぇたつは敵を知らなさすぎる!」
この件の後からというもの…トール達は自分達を冒険者と名乗る事は辞めたのだった。
そして謙虚に学ぶ事から始めたのだった。
とはいえ、テゐトも自分の畑の管理があるので、すぐに案内は出来ないが…代わりにトール達には畑の手伝いをさせてから時間が作れたら、付近を案内するという生活が続いた。
リガートは元々村で畑仕事をしていたので、鍬での作業に問題は無かった。
キリアは天候等を操ったり、水を振らせて役に立っていた。
カルネアは畑作業を手伝ったり、村人が怪我をした治療とかで役に立っていた。
だが、トールはというと?
神託で剣士に選ばれてからは、ひたすら剣の修業しかしてこなかったので、畑作業や採集作業にも向かなかった。
採集のほとんどがテイトに任せっきりだったのだ。
「おんめぇは、何も出来ねぇんだな!」
「クソォ!」
トールは他の皆が畑作業をしている間、害獣の討伐をする為に動いていたが…ボアを取り逃がして村人に撃退される姿を見たり、ワイルドコッコにリベンジをしたが…また返り討ちに遭うが、トールの目の前で村の子供がワイルドコッコを撃退している所を見ると、トールは何も出来ないで落ち込む様になっていた。
「なんなんだ、この村の者達は…俺より強いんじゃないか⁉」
「別に村のもんはつよかねぇぞ!村のもんは、奴等の生態やその弱点を心得ているから、適切に対処をしているだけだべ。」
それからトールの姿勢が変わった。
今迄人任せにしていた事を率先してやるようになっていた。
だが…?
その日、畑仕事が早く終わったので、テゐトは近くの山に4人を案内した。
そこで木を伐採した際に木の革を剥がすと…中に白い芋虫がいた。
テゐトはそれを1匹手に取ると、口に放り込んで噛み締めていた。
4人はそれを見て固まっていた。
「テゐトは何を食べているんだ?」
「木生虫というワームだべ。甘くてうんめぇだべ、おめぇたつも喰うが?」
4人は視線がワームに向いた。
リガートは恐る恐る手に取った。
「食べる時はかみ砕く様な感じで喰わないと、頭が残った状態で腹に入ると喰い破られっぞ!」
リガートは口に入れると、ぐちゃぐちゃと噛み締めた。
そして飲み込むと、2匹目を手に取った。
「リガート、美味いのか?」
「あぁ、最初は見た目に抵抗があったが、食べると美味いぞ!」
リガートはそう言いながら2匹目を口に入れた。
キリアとカルネアも同じ様に口に入れて噛み締めると、久々に甘味を食べた様な感覚に陥った。
そして仲間が食べているのに自分だけが食べていないと感じたトールは、どうしても手が出なかった。
「もしも腹を喰い破られるのがこえぇんなら、頭を取ってから食べれ!」
トールはワームの頭を斬りおとしてから口に入れると、良く噛んでから飲み込んだ。
すると、体に何か力が漲る感じがした。
次にトールは、ワームの頭を斬りおとさずに口に入れてから良くかみ砕いた。
マシュマロのような食感と何か硬い物が砕ける音に快感を感じて、食べ終わると体が更に漲る感じがした。
「テゐト、これは一体⁉」
「このワームは村では大事なたんぱく源でな、ワームは大地のエネルギーを保有しているから、体に活力の様な物が巡るんだべ。」
そして5人は山を下りると、目の前に畑を荒らしていたボアを発見した。
トールとリガートは、ボアを見事に撃退したのだった。
こんなに良い動きが出来たのは久々という感じだった。
「トールさ、よくやったべ!これで今日は宴会なんだな‼」
その日の夜は、村人達が集まって宴会が行われた。
それ以降、トール達はというと…?
害獣の討伐に成功して行った。
もちろん、全てが上手く行った訳ではないが、初めの頃より討伐数が多くなっていった。
~~~~~そして現在に至る~~~~~
トールはカルネアから受け取ったでーこんを掲げて言った。
「今日はボア汁かぁ!でーこんが染みていて美味いんだよな‼」
「任せてけれ、腕に縒りをかけてつくるっからよ!」
「それは楽しみだ!」
「「「「はっはっはっはっは~~~」」」
だが、突然トールがでーこんを地面に叩き付けながら言った。
「じゃねぇよ!俺達は一体何をやってんだ⁉」
「おい、トール…オラが丹精込めて作ったでーこんに何さする!」
「あ、すまない…」
そう言おうとしたトールだったが、テゐトに胸倉を掴まれて持ち上げられた。
そしてトールは遠くに投げ飛ばされたのだった。
この村の住人達は、トール達より遥かに強い。
それは日々の農作業で体が鍛えられているからだった。
「食べ物を無駄にするような奴には、晩飯は抜きだべ!」
「本当に済まない!謝るから晩飯抜きだけは‼」
その後トールは、テゐトに許しを請う為に何度も謝った。
許しては貰えたが、ボア汁を受け取った時にボア肉が入ってない野菜汁のみだった。
トールはその野菜汁を食べながら、二度と勢いで野菜を粗末にするのは辞めようと誓った。
馬車が来るまでに残り半月…
トール達は無事にこの村から旅立つ事は出来るのだろうか?
「見てくれテゐト!今日はこんな大きなボアが獲れたぞ‼」
「さっすがトールとリガートだんな!今夜は御馳走だべ‼」
「見てよ、トール!こんな大きなでーこんが収穫出来たのよ‼」
「おぉ、カルネア!立派な物を…って、キリアはどうした?」
「キリアなら…またよ。」
カルネアが指さした方向を見ると、キリアは村人に結婚を申し込まれていた。
キリアの容姿は、巨乳でボディコンみたいな体系をしている女の子だった。
村から旅立って有名になり、勇者パーティーの一員で活躍すれば…この体に偏見なく接してくる男性も多いと思っていた。
巨乳が一部の人間にしか受け入れられないキリアにとっては、それしか救いの道が無いかと思われていたが…この村人達はスレンダーより巨乳派で、キリアはかつてないモテ期が到来していたのだった。
「キリアの奴、断っている割には表情が嬉しそうだな?」
「キリアの体系は、世界ではあまり受け入れられないからね。あの体系を好むこの村では、舞い上がっているんじゃないかな?」
キリアは申し訳なさそうに頭を下げて村人を振った。
村人は肩を落として泣きながら走って行ったのだった。
「これで5人目よ!」
「そんな事を言っている割には、嬉しそうな顔をしているな?」
「この村ではボクの魅力に気付いてくれる人が多いからね。それよりもボアが獲れたのなら…テゐト、今日は肝臓料理が食べれるのね⁉」
「いんや…肝臓は臭みを取る為にしばらく漬け込まなきゃなんねぇ!なんで、ぎょうはボア汁で我慢してけろ!」
「楽しみは後に取っておくか…」
…という感じで、元勇者パーティーは村に馴染んでいた。
とは言っても、馴染む迄は相当な苦労があった。
~~~~~二週間前~~~~~~
トール達は一刻も早く金を稼ぐ為に、テゐトに冒険者ギルドがある場所を尋ねたが…?
この村にはそんな物はなく、冒険者ギルドがある場所までは、ここから徒歩で2週間以上離れている場所に行くしかなかった。
なので村で金を稼ぐしかないのだが、この村では店はあっても金での取引をされている訳ではなく、基本は物々交換なので金を稼ぐという事は出来なかった。
トール達もまさかそんな場所に来たとは夢にも思わなくて、テゐトに稼げる方法が無いかと尋ねたら、王都への馬車には野菜や魔物の素材でも行けるという話なので、その道で稼ぐしかなかった…のだが?
「とりあえずおめぇたつは何さ出来るんだ?」
「俺達は冒険者だからな!討伐や採集をしながら生計を立てて来た。」
「なら丁度いい仕事があるべ!畑を荒らす害獣の退治を頼むべよ!」
この村の周辺に現れる害獣は主に…イノシシとシカとニワトリだった。
…が?
イノシシ=ボアを捕まえる為に畑を走り回るが、土に足を取られて上手く走れずに作物を喰われて逃げられて、シカ=ベグネッドボーンに良い様に振り回されてから作物を奪われて、ニワトリ=ワイルドコッコに戦いを挑んで返り討ちに遭ったという。
散々な結果で、テゐトに愛想を尽かれ始めたのだった。
「おめぇたつは本当に冒険者なんか?」
「ぐっ…!」
「都会の害獣がどの程度の奴なんかは知らねぇが、おめぇたつは敵を知らなさすぎる!」
この件の後からというもの…トール達は自分達を冒険者と名乗る事は辞めたのだった。
そして謙虚に学ぶ事から始めたのだった。
とはいえ、テゐトも自分の畑の管理があるので、すぐに案内は出来ないが…代わりにトール達には畑の手伝いをさせてから時間が作れたら、付近を案内するという生活が続いた。
リガートは元々村で畑仕事をしていたので、鍬での作業に問題は無かった。
キリアは天候等を操ったり、水を振らせて役に立っていた。
カルネアは畑作業を手伝ったり、村人が怪我をした治療とかで役に立っていた。
だが、トールはというと?
神託で剣士に選ばれてからは、ひたすら剣の修業しかしてこなかったので、畑作業や採集作業にも向かなかった。
採集のほとんどがテイトに任せっきりだったのだ。
「おんめぇは、何も出来ねぇんだな!」
「クソォ!」
トールは他の皆が畑作業をしている間、害獣の討伐をする為に動いていたが…ボアを取り逃がして村人に撃退される姿を見たり、ワイルドコッコにリベンジをしたが…また返り討ちに遭うが、トールの目の前で村の子供がワイルドコッコを撃退している所を見ると、トールは何も出来ないで落ち込む様になっていた。
「なんなんだ、この村の者達は…俺より強いんじゃないか⁉」
「別に村のもんはつよかねぇぞ!村のもんは、奴等の生態やその弱点を心得ているから、適切に対処をしているだけだべ。」
それからトールの姿勢が変わった。
今迄人任せにしていた事を率先してやるようになっていた。
だが…?
その日、畑仕事が早く終わったので、テゐトは近くの山に4人を案内した。
そこで木を伐採した際に木の革を剥がすと…中に白い芋虫がいた。
テゐトはそれを1匹手に取ると、口に放り込んで噛み締めていた。
4人はそれを見て固まっていた。
「テゐトは何を食べているんだ?」
「木生虫というワームだべ。甘くてうんめぇだべ、おめぇたつも喰うが?」
4人は視線がワームに向いた。
リガートは恐る恐る手に取った。
「食べる時はかみ砕く様な感じで喰わないと、頭が残った状態で腹に入ると喰い破られっぞ!」
リガートは口に入れると、ぐちゃぐちゃと噛み締めた。
そして飲み込むと、2匹目を手に取った。
「リガート、美味いのか?」
「あぁ、最初は見た目に抵抗があったが、食べると美味いぞ!」
リガートはそう言いながら2匹目を口に入れた。
キリアとカルネアも同じ様に口に入れて噛み締めると、久々に甘味を食べた様な感覚に陥った。
そして仲間が食べているのに自分だけが食べていないと感じたトールは、どうしても手が出なかった。
「もしも腹を喰い破られるのがこえぇんなら、頭を取ってから食べれ!」
トールはワームの頭を斬りおとしてから口に入れると、良く噛んでから飲み込んだ。
すると、体に何か力が漲る感じがした。
次にトールは、ワームの頭を斬りおとさずに口に入れてから良くかみ砕いた。
マシュマロのような食感と何か硬い物が砕ける音に快感を感じて、食べ終わると体が更に漲る感じがした。
「テゐト、これは一体⁉」
「このワームは村では大事なたんぱく源でな、ワームは大地のエネルギーを保有しているから、体に活力の様な物が巡るんだべ。」
そして5人は山を下りると、目の前に畑を荒らしていたボアを発見した。
トールとリガートは、ボアを見事に撃退したのだった。
こんなに良い動きが出来たのは久々という感じだった。
「トールさ、よくやったべ!これで今日は宴会なんだな‼」
その日の夜は、村人達が集まって宴会が行われた。
それ以降、トール達はというと…?
害獣の討伐に成功して行った。
もちろん、全てが上手く行った訳ではないが、初めの頃より討伐数が多くなっていった。
~~~~~そして現在に至る~~~~~
トールはカルネアから受け取ったでーこんを掲げて言った。
「今日はボア汁かぁ!でーこんが染みていて美味いんだよな‼」
「任せてけれ、腕に縒りをかけてつくるっからよ!」
「それは楽しみだ!」
「「「「はっはっはっはっは~~~」」」
だが、突然トールがでーこんを地面に叩き付けながら言った。
「じゃねぇよ!俺達は一体何をやってんだ⁉」
「おい、トール…オラが丹精込めて作ったでーこんに何さする!」
「あ、すまない…」
そう言おうとしたトールだったが、テゐトに胸倉を掴まれて持ち上げられた。
そしてトールは遠くに投げ飛ばされたのだった。
この村の住人達は、トール達より遥かに強い。
それは日々の農作業で体が鍛えられているからだった。
「食べ物を無駄にするような奴には、晩飯は抜きだべ!」
「本当に済まない!謝るから晩飯抜きだけは‼」
その後トールは、テゐトに許しを請う為に何度も謝った。
許しては貰えたが、ボア汁を受け取った時にボア肉が入ってない野菜汁のみだった。
トールはその野菜汁を食べながら、二度と勢いで野菜を粗末にするのは辞めようと誓った。
馬車が来るまでに残り半月…
トール達は無事にこの村から旅立つ事は出来るのだろうか?
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