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第一部
第三話 お約束的な…お約束
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「クルーシス、一体どうしたのよ?」
「そうよ、今更黒龍退治何て…」
「冒険者ギルドに行ってから急に態度がおかしくなっているぞ?」
「うるさい!良いから着いて来い‼」
勇者クルーシスのパーティーは、黒龍が生息する暗黒龍のダンジョン前に来ていた。
ここはAランク以上でSランク以下という、上級者向けのダンジョンである。
以前クルーシスのパーティー達は、このダンジョンに入ってから特に大して苦戦する事も無く最終地点に到着して、ボスである黒龍を討伐する事が出来た。
だがこのダンジョンは、他のダンジョンとは違い…ボスを倒したからと言ってダンジョンが無くなるという訳ではなく、時間が経てば魔物や黒龍も復活するという仕組みになっているダンジョンである。
本来今日のクルーシス達のパーティーは、軽めのクエストをこなしてから新しい仲間を迎え入れようとしていたのだが…?
「いい加減何があったのか話せ!」
「そうですよ、急にこんな場所に来るなんて…」
騎士のガイネスと白魔導士のファラは、立ち止まってからクルーシスに尋ねた。
するとクルーシスは、冒険者ギルドであった出来事を話し始めた。
「俺達が序列三位まで昇り詰められたのは、俺達の実力ではなくテクトのお陰だと言われてな…」
「何よそれ?あんな役にも立ってない寄生虫が何だというのよ!」
「誰がそんな事を言っていたんだよ?」
「現在下位の勇者達がな。テクトがパーティーとして参加していた時は、序列二位と序列四位だったらしい。」
「それはただ単に、自分達の力が弱かっただけで順位を落としたという話じゃないの?」
「あぁ、俺もそう言ってやったんだよ。そうしたら、その勇者の1人が黒龍討伐のクエストを持って来てな、今の俺達の実力を知るには丁度良いと言って来てな。」
「ならさっさと済ませて、俺達の実力を見せ付けてやろうぜ!そして黒龍を討伐して、テクトのお陰とか抜かした勇者達に実力を思い知らせてやろう。」
そしてクルーシス達のパーティーは、ダンジョンに突入し…最初に現れたロックゴーレムと対峙する事になるのだが、ここから先はお約束の展開が待っていた。
今迄大して苦戦をして来なかったクルーシス達のパーティーは、いつも通りに余裕に対処をしようとして立ち向ったが…?
まず騎士ガイネスがロックゴーレムの攻撃を盾で受け止める筈が、盾に亀裂が入りそのまま吹っ飛ばされ…
黒魔導士のミーリアの魔法は、普段通りの威力に達せずに大したダメージが無く…
白魔導士のファラはガイネスの怪我を治療しようとしたが、普段通りに使っている筈の回復魔法の能力がそれほど高くなくて回復が遅れ…
以前はすんなりとロックゴーレムの体を切り裂いたクルーシスの剣は、ロックゴーレムの体を切り裂くのではなく、剣の方に亀裂が入り刀身が飛んで行ったのだった。
「どうなっている⁉ロックゴーレムなんて雑魚中の雑魚なのに⁉」
「戦いが始まってから体が重い…」
「魔法の威力も落ちている気がする!」
「回復魔法の力がいつもと違います。」
クルーシス達はいつも通りの力を発揮出来なかった。
それもその筈、テクトが居た時の敵には防御力低下と移動速度低下で、攻撃を当たり易くしつつすんなりと攻撃を通させ、味方には強化魔法に筋力増強に防御力上昇、更に魔道士系には魔力上昇に回復力上昇、そして全員には体力を徐々に回復するリジェネートに、魔力回復を促すリフレートを施していた。
他にも武器や防具に強化魔法を施していた為に、剣が折れるということも…そして防具が破壊されるということもなかった。
そのお陰により、ダメージを受けても大した事にはならず、剣技や魔法を使っても大してMPが減っていないので…自分達が強いと錯覚していたのだった。
従来の赤魔道士の強化魔法は、戦闘でその都度強化を掛けないと行けないのだが、規格外のテイトの強化魔法は一度掛けるとその日中に継続される効果があり、なのでテクトが何もしてない様に思われて…更にあまり役に立っていないと思われたのだった。
これに関しては、過去の勇者パーティー達にもいえる事で…テクトはただパーティーに参加して何もしていないと思われているのである。
だから、ある一定の期間を過ぎるとテクトは全く役に立ってないと勘違いし、そして自分達の実力が大したものだと勘違いする様になるのだった。
「どうするんだ、このままだと奴らの言った事を認める事になるぞ!」
「だが、肝心の剣が折れて…おい、予備の剣はないのか?」
「そんな物、私達が持っているわけないでしょ!」
「その役目は、あの役立たずの寄生虫の役目だったのだから!」
そして、クルーシス達はもう1つの勘違いを発覚する事になる。
テクトは一度掛けた支援魔法の効果を持続させる為に集中はしていたが、その傍らで薬品や予備武器の管理をし、万が一に備えてすぐに手渡せられる様にするサポーター的な役割をしていた。
そう…テクトは何も魔法だけではなく、サポーター業務も行なっていた為にスムーズにダンジョン攻略も可能になっていた。
勿論、ダンジョン内での食事も…。
そしてクルーシスの武器が使い物になくなり、これ以上進むことが出来ずに敗走する羽目になる。
ダンジョン中腹で武器を破損する前に、入ってすぐの場所でそれを知る事ができてよかったと思うのだが…?
この時のクルーシス達のパーティーは、たまたまこの時は調子が悪かったと勘違いをし出したのだった。
これも…あの序列が下がった二人の勇者達の言った通りの展開になっていたのにも拘らずに…。
「序列三位の勇者クルーシス様、此度の黒龍討伐は失敗となりました。」
「今回はたまたま調子が悪かっただけだ!装備を整えてからもう一度請けるから待っていろ!」
「畏まりました。では、次の成功をお祈りしております。」
受付嬢は感情の込もってない対応でクルーシスに声をかけた。
受付嬢もこのギルドに来てから結構長く勤務しているベテランで、この手のやり取りは過去の勇者達で経験しているので感情を表に出す事もなく塩対応だった。
クルーシスは振り返ると、そこには他の序列の勇者達が笑っていた。
クルーシスは、他の序列の勇者達に向かって叫んだ。
「今回の依頼は、たまたま調子が悪かっただけだ!みてろよ…次こそは黒龍を討伐して俺の実力を解らせてやるからな‼︎」
クルーシスはそれを言い放つと、すぐに冒険者ギルドを後にした。
そして案の定の結果になった事を見ていたネグルドとベルギスは、嘲笑いながら言った。
「やはりこうなったか…」
「俺達も最初は同じ事を言っていたな。たまたま調子が悪かったと言い訳をしてな。」
「これで…序列三位の奴等も知る事になるだろう。自分達の本当の実力がどの程度の物なのかをな!」
「次に失敗をすれば上位三位以内から脱落するんだ、もう序列三位では無くなるだろう。」
ベルギスもネグルドの二人も同じ経験をしているので、この先の展開は読めていた。
クルーシス達のパーティーは、装備を整えてから再び暗黒龍のダンジョンに挑むのだが…?
黒龍の元に辿り着けることは出来ずに、その途中で敗走する羽目になり…そして冒険者ギルドで失敗の報告をすると、序列三位から順位を落とされた上にSランクパーティー昇格の話も無かった事になるのだった。
更に上位三位以内での恩恵も無くなり…クルーシス達のパーティーはホームの施設から追い出されるのだった。
「やはり、こうなったか!」
「ところで…テクトの行方を知る事は出来たか?」
「それがどうもこの国には居ないらしい。他の序列の勇者達のパーティーが必死に探しているみたいだが?」
「俺等も奴の動向はあまり気にした事がなかったからなぁ…?アイツは今頃何処で何をしているのかねぇ?」
そう、テクトは現在この街どころか、この国にすら居なかった。
テクトはあまり自分の事は話さない上に、元パーティーメンバーですらあまり関心が無いので気にもしなかった。
テクトが現在何処にいるのか知っている者は殆どいない。
実は…テクトは皆が気付かない場所でのんびりと過ごしているのだった。
その場所とは?
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「冒険者ギルドに行ってから急に態度がおかしくなっているぞ?」
「うるさい!良いから着いて来い‼」
勇者クルーシスのパーティーは、黒龍が生息する暗黒龍のダンジョン前に来ていた。
ここはAランク以上でSランク以下という、上級者向けのダンジョンである。
以前クルーシスのパーティー達は、このダンジョンに入ってから特に大して苦戦する事も無く最終地点に到着して、ボスである黒龍を討伐する事が出来た。
だがこのダンジョンは、他のダンジョンとは違い…ボスを倒したからと言ってダンジョンが無くなるという訳ではなく、時間が経てば魔物や黒龍も復活するという仕組みになっているダンジョンである。
本来今日のクルーシス達のパーティーは、軽めのクエストをこなしてから新しい仲間を迎え入れようとしていたのだが…?
「いい加減何があったのか話せ!」
「そうですよ、急にこんな場所に来るなんて…」
騎士のガイネスと白魔導士のファラは、立ち止まってからクルーシスに尋ねた。
するとクルーシスは、冒険者ギルドであった出来事を話し始めた。
「俺達が序列三位まで昇り詰められたのは、俺達の実力ではなくテクトのお陰だと言われてな…」
「何よそれ?あんな役にも立ってない寄生虫が何だというのよ!」
「誰がそんな事を言っていたんだよ?」
「現在下位の勇者達がな。テクトがパーティーとして参加していた時は、序列二位と序列四位だったらしい。」
「それはただ単に、自分達の力が弱かっただけで順位を落としたという話じゃないの?」
「あぁ、俺もそう言ってやったんだよ。そうしたら、その勇者の1人が黒龍討伐のクエストを持って来てな、今の俺達の実力を知るには丁度良いと言って来てな。」
「ならさっさと済ませて、俺達の実力を見せ付けてやろうぜ!そして黒龍を討伐して、テクトのお陰とか抜かした勇者達に実力を思い知らせてやろう。」
そしてクルーシス達のパーティーは、ダンジョンに突入し…最初に現れたロックゴーレムと対峙する事になるのだが、ここから先はお約束の展開が待っていた。
今迄大して苦戦をして来なかったクルーシス達のパーティーは、いつも通りに余裕に対処をしようとして立ち向ったが…?
まず騎士ガイネスがロックゴーレムの攻撃を盾で受け止める筈が、盾に亀裂が入りそのまま吹っ飛ばされ…
黒魔導士のミーリアの魔法は、普段通りの威力に達せずに大したダメージが無く…
白魔導士のファラはガイネスの怪我を治療しようとしたが、普段通りに使っている筈の回復魔法の能力がそれほど高くなくて回復が遅れ…
以前はすんなりとロックゴーレムの体を切り裂いたクルーシスの剣は、ロックゴーレムの体を切り裂くのではなく、剣の方に亀裂が入り刀身が飛んで行ったのだった。
「どうなっている⁉ロックゴーレムなんて雑魚中の雑魚なのに⁉」
「戦いが始まってから体が重い…」
「魔法の威力も落ちている気がする!」
「回復魔法の力がいつもと違います。」
クルーシス達はいつも通りの力を発揮出来なかった。
それもその筈、テクトが居た時の敵には防御力低下と移動速度低下で、攻撃を当たり易くしつつすんなりと攻撃を通させ、味方には強化魔法に筋力増強に防御力上昇、更に魔道士系には魔力上昇に回復力上昇、そして全員には体力を徐々に回復するリジェネートに、魔力回復を促すリフレートを施していた。
他にも武器や防具に強化魔法を施していた為に、剣が折れるということも…そして防具が破壊されるということもなかった。
そのお陰により、ダメージを受けても大した事にはならず、剣技や魔法を使っても大してMPが減っていないので…自分達が強いと錯覚していたのだった。
従来の赤魔道士の強化魔法は、戦闘でその都度強化を掛けないと行けないのだが、規格外のテイトの強化魔法は一度掛けるとその日中に継続される効果があり、なのでテクトが何もしてない様に思われて…更にあまり役に立っていないと思われたのだった。
これに関しては、過去の勇者パーティー達にもいえる事で…テクトはただパーティーに参加して何もしていないと思われているのである。
だから、ある一定の期間を過ぎるとテクトは全く役に立ってないと勘違いし、そして自分達の実力が大したものだと勘違いする様になるのだった。
「どうするんだ、このままだと奴らの言った事を認める事になるぞ!」
「だが、肝心の剣が折れて…おい、予備の剣はないのか?」
「そんな物、私達が持っているわけないでしょ!」
「その役目は、あの役立たずの寄生虫の役目だったのだから!」
そして、クルーシス達はもう1つの勘違いを発覚する事になる。
テクトは一度掛けた支援魔法の効果を持続させる為に集中はしていたが、その傍らで薬品や予備武器の管理をし、万が一に備えてすぐに手渡せられる様にするサポーター的な役割をしていた。
そう…テクトは何も魔法だけではなく、サポーター業務も行なっていた為にスムーズにダンジョン攻略も可能になっていた。
勿論、ダンジョン内での食事も…。
そしてクルーシスの武器が使い物になくなり、これ以上進むことが出来ずに敗走する羽目になる。
ダンジョン中腹で武器を破損する前に、入ってすぐの場所でそれを知る事ができてよかったと思うのだが…?
この時のクルーシス達のパーティーは、たまたまこの時は調子が悪かったと勘違いをし出したのだった。
これも…あの序列が下がった二人の勇者達の言った通りの展開になっていたのにも拘らずに…。
「序列三位の勇者クルーシス様、此度の黒龍討伐は失敗となりました。」
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受付嬢もこのギルドに来てから結構長く勤務しているベテランで、この手のやり取りは過去の勇者達で経験しているので感情を表に出す事もなく塩対応だった。
クルーシスは振り返ると、そこには他の序列の勇者達が笑っていた。
クルーシスは、他の序列の勇者達に向かって叫んだ。
「今回の依頼は、たまたま調子が悪かっただけだ!みてろよ…次こそは黒龍を討伐して俺の実力を解らせてやるからな‼︎」
クルーシスはそれを言い放つと、すぐに冒険者ギルドを後にした。
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「やはりこうなったか…」
「俺達も最初は同じ事を言っていたな。たまたま調子が悪かったと言い訳をしてな。」
「これで…序列三位の奴等も知る事になるだろう。自分達の本当の実力がどの程度の物なのかをな!」
「次に失敗をすれば上位三位以内から脱落するんだ、もう序列三位では無くなるだろう。」
ベルギスもネグルドの二人も同じ経験をしているので、この先の展開は読めていた。
クルーシス達のパーティーは、装備を整えてから再び暗黒龍のダンジョンに挑むのだが…?
黒龍の元に辿り着けることは出来ずに、その途中で敗走する羽目になり…そして冒険者ギルドで失敗の報告をすると、序列三位から順位を落とされた上にSランクパーティー昇格の話も無かった事になるのだった。
更に上位三位以内での恩恵も無くなり…クルーシス達のパーティーはホームの施設から追い出されるのだった。
「やはり、こうなったか!」
「ところで…テクトの行方を知る事は出来たか?」
「それがどうもこの国には居ないらしい。他の序列の勇者達のパーティーが必死に探しているみたいだが?」
「俺等も奴の動向はあまり気にした事がなかったからなぁ…?アイツは今頃何処で何をしているのかねぇ?」
そう、テクトは現在この街どころか、この国にすら居なかった。
テクトはあまり自分の事は話さない上に、元パーティーメンバーですらあまり関心が無いので気にもしなかった。
テクトが現在何処にいるのか知っている者は殆どいない。
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