【完結】初級魔法しか使えない低ランク冒険者の少年は、今日も依頼を達成して家に帰る。

第五話 落胆したギルドマスター

　テッドは、冒険者ギルドの受付で依頼失敗の報告をすると…すぐそばには、残念そうな顔をしたギルドマスターが立っていた。

　「失敗したのか…」

　ギルドマスターは、ただ一言そうもらすと…部屋に帰っていったのだった。

　テッドは、申し訳無さそうな顔をして…ギルドマスターの去った方角を見ていた。

　自分には何が足りないのか?

　色々考え込んで、その日は家に帰った。

　翌日…テッドは再び討伐依頼を受けて、また向かったのだが…？

　その日も討伐は失敗し、また依頼失敗を報告し…ライラもギルドマスターも落胆した顔をするのだった。

　さすがにテッドも焦ってきたが…

　翌日の討伐依頼も失敗に終わるのだった。

　「もう…どうしたらいいのか解らない！」

　八方塞がりのテッドだった。