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第三章
第六話 祝勝会(まぁ、今日くらいは…ね?)
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僕が冒険者ギルドに戻ると、冒険者達が歓声を上げていた。
一歩間違えれば絶望的な軍勢に誰一人として欠ける事なく勝利が出来たからだった。
冒険者ギルド内は、祝勝会が始まるのだけれど?
僕はギルドマスターに捕まって、共に城に連行されて宴に参加する事は出来なかった。
「ちょ…ギルマス、アポ無しで城に連れて…」
「アポは取ってある!…というか、此度の件で国王陛下よりダン殿の召喚状が届いたのでな!」
事情を聞くと…?
今回の侵攻に対して、僕が魔王軍の幹部達を退けた事に国王陛下は感謝の意を表したいという事だった。
その為に、冒険者ギルドに戻ったらすぐに連れて来いとお達しを受けたという話だったので、僕は謁見の間にズルズルと引っ張られて行ったのだった。
「まぁ、SSSランクを受け取る事になるから、遅かれ早かれ城に出向くことになるとは思っていたけど…祝勝会の後でも良いのではないですか?」
「国王陛下が大至急との事なのでな!」
魔物の軍勢との戦いにレイリアやクリアベールも参加していたので、その労いの言葉をかけようとした矢先に連れ去られた訳なのだが…?
別に翌日でも良いんじゃないかと思ったんだけど、国王陛下というのはせっかちな人なのかな?
「そういえば…レイリアとクリアベールと一緒にいた、真っ赤なフルプレートの騎士が一緒にいたけど…あれは誰ですか?」
「真っ赤な…あぁ、クリスの事か! アイツも冒険者で魔物の軍勢相手に魔道士二人だけだと問題があると思ってな、クリスに護衛を頼むつもりで付けていたんだよ。」
…そう、レイリアとクリアベール以外にもう1人、仲良さげに話をしていたのが気になった。
レイリアはカイナンに来てからそう日にちが経っていなかったので、クリアベールの知り合いなのかと思ったんだけど…?
それにしても、騎士だと思っていたら冒険者だったのか。
ジョブも鑑定魔法で見る限り、【ガーディアンフォース】というエクストラジョブみたいだし…。
魔王討伐の人員として、冒険者ギルドから借りれないかな?
そんな事を考えていた。
「…殿、ダン殿…」
「あ、すいません。考え事をしていました。」
「そろそろ王城に到着するのでな、不遜な態度を取らない様に頼むぞ!」
「僕のあの目に余る態度は、あくまでも魔王軍や僕に対して挑発をしてくる者にだけです。国王陛下の様に一国の王様相手に不遜な態度なんかしませんよ。僕は元いた世界では普通に平民の様な立場だったので、弁えております。」
「その割には、俺の事をタメ口で話しているのは?」
「別に丁寧な口調で、ですます口調で話しても良いですよ。ヴォルガン様が気持ち悪くなければ…」
ヴォルガンは少し考えると、「ダン殿はそのままで良い…」と言ってくれた。
そして僕とヴォルガンは、王城の入り口にいた騎士達に案内をされて…謁見の間に通された。
ヴォルガンは玉座に座る国王陛下を見た瞬間に片膝を就いた。
僕もそれに倣って、片膝を就いたのだけれど…相変わらず、この姿勢は慣れる物では無かった。
「そなたが…サーディリアン聖王国を魔王軍の手から救ってくれた者だな!」
「テレシア王国で救世主召喚を行われ、勇者様と共に参りましたダン殿です。」
僕は目を伏せたまま頭を下げた。
「すると、この者がSSSランクを与えられるという?」
「左様で御座います!」
「ふむ…」
冒険者ギルドでSランクにまで上がるのは、大変な苦労があるという話だった。
一般の冒険者でも、どんなに頑張っても良くてBランクのみで、かなりの実力を持っている者でもAランクが関の山という話だった。
なのでSランクに上がれる者は相当珍しいらしく、そんな中でSSSランク何て持っての他という話だった。
「まぁ、魔王軍が侵攻してくれたのをたった1人で防いだという事になれば、SSSランクに相応しい者と…」
「いえ、別に僕だけではありませんよ。冒険者ギルドの者達も協力をしてくれたお陰で、僕は幹部達との戦いが楽に出来る様になりましたので…」
「謙虚なんだな…」
謙虚というか、あの言葉のままだと僕だけの手柄になるのが申し訳ないというか。
そして、国王陛下から僕にSSSランクが褒賞として与えられた…んだけど、やはり名称だけで、何かが特に変わったという事は無かった。
「あ、それとダン殿…」
「あ、はい?」
「聖竜国グランディオから、聖剣シャンゼリオンの返還要求が届いているのだが…」
魔王軍との戦いが全世界に中継されていたという訳なんだから、僕が聖剣シャンゼリオンを持っている事もバレているか…。
別に返還しても構わないんだけど、これから三元将との戦いになる時に、聖剣エグゼンリオンだけだと心許無いしなぁ?
「え~~~っと、もう少しお借りする事は出来ませんか?」
「現在、勇者であるショウヤ殿が聖竜国グランディオに到着して、聖剣シャンゼリオンを渡そうとした時に消えていて大騒ぎになってな…」
「まぁ、国で管理している聖剣が消えていたら大騒ぎになるわな。」
「なので、大至急に返還要請が届いてな。」
まぁ、聖剣シャンゼリオンは本来は翔也の手に渡る武器なんだろうけど…?
あいつは現在どの程度の強さなんだ?
聖剣に見合う強さを持っているのなら別に構わないが、見合わなければ宝の持ち腐れだしなぁ?
だとすると…?
「返還要求には応じますが…どうやって返還するんですか?僕が聖竜国グランディオに持って行くという形に?」
「いや、勇者ショウヤ殿達がサーディリアン聖王国に向かってから受け取るという話になっておる。」
「なら、それまでは僕が所持をしていても構いませんよね?」
「…まぁ、今日明日で到着する訳では無いし、それまでは使用するという事は聖竜国グランディオ側も多めに見てくれると思うが…?」
「では、翔也達がこの国に来る前に、魔王サズンデスを倒して来ます!」
「「「はぁ⁉」」」
僕の魔王討伐の宣言に、国王陛下と王妃とヴォルガンは素っ頓狂な声を上げた。
普通に考えて過去の異世界召喚勇者達でも、魔王を1人で倒したという話は無かったからだ。
「ダン殿、そんな事が可能なのか⁉」
「いきなり魔王と対峙するとなれば…正直分かりません。ですが、魔王の前に向かう前に三元将が立ち塞がって来るでしょうし、そいつ等を葬れば…その経験値で魔王に匹敵する強さになる筈です。」
「ダン殿の強さはそこまでなのか…」
国王陛下とヴォルガンは呆れた声を出した。
「だが、魔王サズンデスを倒してくると言っていたが…奴が何処の居城をしているのか分かっておるのか?」
「それは世界に向かってサーチを使いましたので、おおよその場所は…ただ、魔大陸とかにあるのかと思っていたら、この大陸から少し離れた大陸に魔王城があるとは思いませんでした。」
「この世界に魔大陸というのは存在しないからな、我はてっきり…太古の島に魔王城があると思っていたくらいだったからな。」
太古の島という話は何度か聞いた事があった。
世界で最も危険な場所という話だったが…それは魔王城よりも危険な場所なんだろうか?
…そう考えると、この世界の魔王も大した事は無いのだろうか?
「国王陛下、翔也達が聖竜国グランディオからサーディリアン聖王国に到着するまでに、いかほどの日数がかかりますか?」
「う~ん…天候の状態にも左右されるだろうが、早くて2か月弱という所だろうか?」
「分かりました、では1か月くらいで倒して参りますね。」
僕は国王陛下に頭を下げると、ヴォルガンと共に城を後にした。
そして冒険者ギルドに戻る道で、ヴォルガンは訪ねて来た。
「ダン殿は、本当に…」
一歩間違えれば絶望的な軍勢に誰一人として欠ける事なく勝利が出来たからだった。
冒険者ギルド内は、祝勝会が始まるのだけれど?
僕はギルドマスターに捕まって、共に城に連行されて宴に参加する事は出来なかった。
「ちょ…ギルマス、アポ無しで城に連れて…」
「アポは取ってある!…というか、此度の件で国王陛下よりダン殿の召喚状が届いたのでな!」
事情を聞くと…?
今回の侵攻に対して、僕が魔王軍の幹部達を退けた事に国王陛下は感謝の意を表したいという事だった。
その為に、冒険者ギルドに戻ったらすぐに連れて来いとお達しを受けたという話だったので、僕は謁見の間にズルズルと引っ張られて行ったのだった。
「まぁ、SSSランクを受け取る事になるから、遅かれ早かれ城に出向くことになるとは思っていたけど…祝勝会の後でも良いのではないですか?」
「国王陛下が大至急との事なのでな!」
魔物の軍勢との戦いにレイリアやクリアベールも参加していたので、その労いの言葉をかけようとした矢先に連れ去られた訳なのだが…?
別に翌日でも良いんじゃないかと思ったんだけど、国王陛下というのはせっかちな人なのかな?
「そういえば…レイリアとクリアベールと一緒にいた、真っ赤なフルプレートの騎士が一緒にいたけど…あれは誰ですか?」
「真っ赤な…あぁ、クリスの事か! アイツも冒険者で魔物の軍勢相手に魔道士二人だけだと問題があると思ってな、クリスに護衛を頼むつもりで付けていたんだよ。」
…そう、レイリアとクリアベール以外にもう1人、仲良さげに話をしていたのが気になった。
レイリアはカイナンに来てからそう日にちが経っていなかったので、クリアベールの知り合いなのかと思ったんだけど…?
それにしても、騎士だと思っていたら冒険者だったのか。
ジョブも鑑定魔法で見る限り、【ガーディアンフォース】というエクストラジョブみたいだし…。
魔王討伐の人員として、冒険者ギルドから借りれないかな?
そんな事を考えていた。
「…殿、ダン殿…」
「あ、すいません。考え事をしていました。」
「そろそろ王城に到着するのでな、不遜な態度を取らない様に頼むぞ!」
「僕のあの目に余る態度は、あくまでも魔王軍や僕に対して挑発をしてくる者にだけです。国王陛下の様に一国の王様相手に不遜な態度なんかしませんよ。僕は元いた世界では普通に平民の様な立場だったので、弁えております。」
「その割には、俺の事をタメ口で話しているのは?」
「別に丁寧な口調で、ですます口調で話しても良いですよ。ヴォルガン様が気持ち悪くなければ…」
ヴォルガンは少し考えると、「ダン殿はそのままで良い…」と言ってくれた。
そして僕とヴォルガンは、王城の入り口にいた騎士達に案内をされて…謁見の間に通された。
ヴォルガンは玉座に座る国王陛下を見た瞬間に片膝を就いた。
僕もそれに倣って、片膝を就いたのだけれど…相変わらず、この姿勢は慣れる物では無かった。
「そなたが…サーディリアン聖王国を魔王軍の手から救ってくれた者だな!」
「テレシア王国で救世主召喚を行われ、勇者様と共に参りましたダン殿です。」
僕は目を伏せたまま頭を下げた。
「すると、この者がSSSランクを与えられるという?」
「左様で御座います!」
「ふむ…」
冒険者ギルドでSランクにまで上がるのは、大変な苦労があるという話だった。
一般の冒険者でも、どんなに頑張っても良くてBランクのみで、かなりの実力を持っている者でもAランクが関の山という話だった。
なのでSランクに上がれる者は相当珍しいらしく、そんな中でSSSランク何て持っての他という話だった。
「まぁ、魔王軍が侵攻してくれたのをたった1人で防いだという事になれば、SSSランクに相応しい者と…」
「いえ、別に僕だけではありませんよ。冒険者ギルドの者達も協力をしてくれたお陰で、僕は幹部達との戦いが楽に出来る様になりましたので…」
「謙虚なんだな…」
謙虚というか、あの言葉のままだと僕だけの手柄になるのが申し訳ないというか。
そして、国王陛下から僕にSSSランクが褒賞として与えられた…んだけど、やはり名称だけで、何かが特に変わったという事は無かった。
「あ、それとダン殿…」
「あ、はい?」
「聖竜国グランディオから、聖剣シャンゼリオンの返還要求が届いているのだが…」
魔王軍との戦いが全世界に中継されていたという訳なんだから、僕が聖剣シャンゼリオンを持っている事もバレているか…。
別に返還しても構わないんだけど、これから三元将との戦いになる時に、聖剣エグゼンリオンだけだと心許無いしなぁ?
「え~~~っと、もう少しお借りする事は出来ませんか?」
「現在、勇者であるショウヤ殿が聖竜国グランディオに到着して、聖剣シャンゼリオンを渡そうとした時に消えていて大騒ぎになってな…」
「まぁ、国で管理している聖剣が消えていたら大騒ぎになるわな。」
「なので、大至急に返還要請が届いてな。」
まぁ、聖剣シャンゼリオンは本来は翔也の手に渡る武器なんだろうけど…?
あいつは現在どの程度の強さなんだ?
聖剣に見合う強さを持っているのなら別に構わないが、見合わなければ宝の持ち腐れだしなぁ?
だとすると…?
「返還要求には応じますが…どうやって返還するんですか?僕が聖竜国グランディオに持って行くという形に?」
「いや、勇者ショウヤ殿達がサーディリアン聖王国に向かってから受け取るという話になっておる。」
「なら、それまでは僕が所持をしていても構いませんよね?」
「…まぁ、今日明日で到着する訳では無いし、それまでは使用するという事は聖竜国グランディオ側も多めに見てくれると思うが…?」
「では、翔也達がこの国に来る前に、魔王サズンデスを倒して来ます!」
「「「はぁ⁉」」」
僕の魔王討伐の宣言に、国王陛下と王妃とヴォルガンは素っ頓狂な声を上げた。
普通に考えて過去の異世界召喚勇者達でも、魔王を1人で倒したという話は無かったからだ。
「ダン殿、そんな事が可能なのか⁉」
「いきなり魔王と対峙するとなれば…正直分かりません。ですが、魔王の前に向かう前に三元将が立ち塞がって来るでしょうし、そいつ等を葬れば…その経験値で魔王に匹敵する強さになる筈です。」
「ダン殿の強さはそこまでなのか…」
国王陛下とヴォルガンは呆れた声を出した。
「だが、魔王サズンデスを倒してくると言っていたが…奴が何処の居城をしているのか分かっておるのか?」
「それは世界に向かってサーチを使いましたので、おおよその場所は…ただ、魔大陸とかにあるのかと思っていたら、この大陸から少し離れた大陸に魔王城があるとは思いませんでした。」
「この世界に魔大陸というのは存在しないからな、我はてっきり…太古の島に魔王城があると思っていたくらいだったからな。」
太古の島という話は何度か聞いた事があった。
世界で最も危険な場所という話だったが…それは魔王城よりも危険な場所なんだろうか?
…そう考えると、この世界の魔王も大した事は無いのだろうか?
「国王陛下、翔也達が聖竜国グランディオからサーディリアン聖王国に到着するまでに、いかほどの日数がかかりますか?」
「う~ん…天候の状態にも左右されるだろうが、早くて2か月弱という所だろうか?」
「分かりました、では1か月くらいで倒して参りますね。」
僕は国王陛下に頭を下げると、ヴォルガンと共に城を後にした。
そして冒険者ギルドに戻る道で、ヴォルガンは訪ねて来た。
「ダン殿は、本当に…」
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