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第二章
第六話 その頃…翔也達は?(実はまだ…)
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勇者修練場に入ってから、既に2週間が経過しようとしていた。
石の巨人のガーディアンであるスプリガンを討伐し、第五層に降り立った翔也達は…
数々の魔物と戦いを繰り広げていた。
「これ、本当に過去の勇者達が挑んだのか?」
「確かに、この敵の数の多さは異常だぞ!」
「少なくとも、過去の勇者達はこれを難なくこなせていたんでしょ?」
「私達と過去の勇者様って、こんなに差があるのね。」
翔也達は、修練場の魔物を討伐して行きながら、最後のガーディアンの元を目指した。
そこで待っていたガーディアンは…
地の怪獣・ベヒーモスだった。
体長はおよそ10mで、硬い甲殻に覆われているサイの様な魔獣だった。
「これ、どう考えても異常だろ⁉」
「今までと明らかにレベルが違うぞ⁉」
「何か…スプリガンが可愛く見えて来た…」
「私達なら…行けるかな?」
翔也達は、勇者修練場での戦闘でレベルは40台後半まで上がっていた。
今迄は、倒せなかったら戻ってからレベルを上げて挑むを繰り返して倒していたけど、今のレベルなら行けると判断した。
「ここまでレベルが上がっているんだ! やるぞ‼」
「慱はもう城から出ていると思うけど、僕等がいつまでもここにいる訳にはいかないからね!」
「戦法はいつも通りだね!」
「皆、聖女の加護を使うよ!」
翔也達は戦いを挑んだ!
ベヒーモスの硬い甲殻に苦戦するも、技や魔法を駆使して倒す事に成功した。
そして経験値を獲得して、レベルは50まで上がったのだが…?
「出口が出ないぞ?」
「ここが最終地点だよな?」
「何か強力な結界が働いているみたい…?」
「王様! 出られないのですが!」
飛鳥は巨大な扉の前で国王陛下を呼んだが、返事が無かった。
何度か扉を破壊しようと魔法や攻撃を繰り返しているが、扉は硬く閉ざされていたままだった。
そして背後に、復活したベヒーモスが再び現れて、再度戦闘になった。
「こいつ…生きていたとか?」
「いや、再び甦ったんだろ?」
「またやるの? 倒し方は解っているから良いけど…」
「来るよ! 皆…加護を与えるね!」
数十分後…
ベヒーモスを倒したが、扉は何の反応もなかった。
「一体、どうなっているんだ?」
「ベヒーモスが確かに倒したけど、ここから出られる気配がない。」
「まさか、どこかで見落としでもあったのかな?」
「この扉には鍵穴とか無いから、それは無いと思うんだけど…?」
そしてまた、ベヒーモスが蘇り…再び戦闘になった。
これはいつまで続くのか?
………一方、その頃………
国王陛下は、自室に監禁されていた。
理由は、ダンを理由を付けて殺害しようとした罪だった。
国王陛下が玉座から封印を解除しない限り、翔也達は勇者修練場から出られない。
出る方法があるとすれば、封印を無理矢理破れば出られなくはないのだが…?
あれから1か月間…
アルカディア王女も翔也達を捜索していたが、一向に行方が解らなかった。
勇者修練場の存在は、代々の国王陛下しか知らない場所だった。
なので、国王陛下が玉座に行かない限り、翔也達は…?
そして翔也達が勇者修練場から出られたのは、1週間後の事だった。
封印を無理矢理破って出られたのだった。
出られるまでの間、馬鹿みたいにレベルが上がった。
そのおかげで出れたのだが…?
翔也達が再び城に戻ると、色々現状が変わっていた。
それに戸惑う翔也達だったが、事情を聞くと早急に旅に出る準備をしてから旅立って行った。
国王陛下は、勇者達を拉致した罪で更に重い罰を受ける事になっていたのだった。
翔也達は、再びダンに会えるのだろうか?
石の巨人のガーディアンであるスプリガンを討伐し、第五層に降り立った翔也達は…
数々の魔物と戦いを繰り広げていた。
「これ、本当に過去の勇者達が挑んだのか?」
「確かに、この敵の数の多さは異常だぞ!」
「少なくとも、過去の勇者達はこれを難なくこなせていたんでしょ?」
「私達と過去の勇者様って、こんなに差があるのね。」
翔也達は、修練場の魔物を討伐して行きながら、最後のガーディアンの元を目指した。
そこで待っていたガーディアンは…
地の怪獣・ベヒーモスだった。
体長はおよそ10mで、硬い甲殻に覆われているサイの様な魔獣だった。
「これ、どう考えても異常だろ⁉」
「今までと明らかにレベルが違うぞ⁉」
「何か…スプリガンが可愛く見えて来た…」
「私達なら…行けるかな?」
翔也達は、勇者修練場での戦闘でレベルは40台後半まで上がっていた。
今迄は、倒せなかったら戻ってからレベルを上げて挑むを繰り返して倒していたけど、今のレベルなら行けると判断した。
「ここまでレベルが上がっているんだ! やるぞ‼」
「慱はもう城から出ていると思うけど、僕等がいつまでもここにいる訳にはいかないからね!」
「戦法はいつも通りだね!」
「皆、聖女の加護を使うよ!」
翔也達は戦いを挑んだ!
ベヒーモスの硬い甲殻に苦戦するも、技や魔法を駆使して倒す事に成功した。
そして経験値を獲得して、レベルは50まで上がったのだが…?
「出口が出ないぞ?」
「ここが最終地点だよな?」
「何か強力な結界が働いているみたい…?」
「王様! 出られないのですが!」
飛鳥は巨大な扉の前で国王陛下を呼んだが、返事が無かった。
何度か扉を破壊しようと魔法や攻撃を繰り返しているが、扉は硬く閉ざされていたままだった。
そして背後に、復活したベヒーモスが再び現れて、再度戦闘になった。
「こいつ…生きていたとか?」
「いや、再び甦ったんだろ?」
「またやるの? 倒し方は解っているから良いけど…」
「来るよ! 皆…加護を与えるね!」
数十分後…
ベヒーモスを倒したが、扉は何の反応もなかった。
「一体、どうなっているんだ?」
「ベヒーモスが確かに倒したけど、ここから出られる気配がない。」
「まさか、どこかで見落としでもあったのかな?」
「この扉には鍵穴とか無いから、それは無いと思うんだけど…?」
そしてまた、ベヒーモスが蘇り…再び戦闘になった。
これはいつまで続くのか?
………一方、その頃………
国王陛下は、自室に監禁されていた。
理由は、ダンを理由を付けて殺害しようとした罪だった。
国王陛下が玉座から封印を解除しない限り、翔也達は勇者修練場から出られない。
出る方法があるとすれば、封印を無理矢理破れば出られなくはないのだが…?
あれから1か月間…
アルカディア王女も翔也達を捜索していたが、一向に行方が解らなかった。
勇者修練場の存在は、代々の国王陛下しか知らない場所だった。
なので、国王陛下が玉座に行かない限り、翔也達は…?
そして翔也達が勇者修練場から出られたのは、1週間後の事だった。
封印を無理矢理破って出られたのだった。
出られるまでの間、馬鹿みたいにレベルが上がった。
そのおかげで出れたのだが…?
翔也達が再び城に戻ると、色々現状が変わっていた。
それに戸惑う翔也達だったが、事情を聞くと早急に旅に出る準備をしてから旅立って行った。
国王陛下は、勇者達を拉致した罪で更に重い罰を受ける事になっていたのだった。
翔也達は、再びダンに会えるのだろうか?
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