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第一章
第四話 味方を増やします!2(趣味の農作業が役に立ちました。)
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ここが農園か。
僕は城の兵士に案内されて農園に来た。
畑には様々な野菜が植えられている…のだけど?
大きさは問題はないのだが、あまり栄養のある土ではないのか野菜は細長い…
そういえば、厨房でみた野菜も、お世辞にもあまり良い物ではなかった。
「お主は誰じゃ?」
声がした方を見ると、腰の曲がった日焼けした老人が立っていた。
恐らく彼が兵士の言っていた、農園の主のトム爺さんだろう。
「初めまして! 僕はこの度、救世主召喚で異世界から来た慱と申します。」
「ほぅ…お主が異世界の救世主様の1人か、この農園に何か用かの?」
「昨日、厨房で料理を作っている際に、厨房の野菜はこちらで収穫された物だと聞き、農園を見たくなって来たのです。」
「若いのに珍しいな…」
「元いた世界でも、食費をケチる為に畑を借りて野菜を作っていましたから。」
「なるほどのぉ…若いのに大したものじゃ!」
「作物と土の状態を見たいのですが、少し掘っても良いですか?」
「構わんぞ! 土の管理出来る者はワシしかおらんので、意見を聞けるものがいると助かるな。 それに異世界での農業もどういう物か参考にしてみたいしな…」
僕はトム爺さんの許可を得て、畑の作物を数本抜いた。
鑑定を使うまでもなく、野菜には栄養が行き届いていない。
土も掘ってから手に取るけど、肥料が混ぜられた感じが無い。
臭いを嗅いでも、土の匂いしかしなかった。
「あの、トムさん…畑には何の肥料を使っておりますか?」
「肥料は、以前は人糞を使用していたのだが…城の人間が気持ち悪いと言い出してのぉ。 肥料を家畜の糞を使用したのだが、今度は臭いがキツイと言い出されて…」
元いた世界の農業でも、畑の肥料に糞尿を使っていた事があると言っていたな…?
今の時代には、それよりも効果的な物は発見されてから使われなくなったけど。
家畜の糞も処理をしないと…臭いがキツイってまさか、直で使っていたのか⁉
それにしても、何処を掘ってもミミズがいないな?
「あの、トムさん…この畑なのですが、どこを掘ってもミミズが出てこないのですが…」
「ミミズとはなんじゃ?」
「こっちの世界にはいないのかな? 土を掘り返すと細長い虫の様な物がいると思うのですが…」
「あぁ、ミンゾか…昔はいたのだが、最近は見掛けないな…」
「だからか…野菜に栄養が行き届いてないのは。」
臭いが問題なら、肥料は葉を湿らせてから腐らせて土と混ぜれば肥料にはなるけど、それはミミズがいる前提の話だからなぁ?
まぁ、ただの土でも作物は育たない事は無いけど、土に栄養が無ければ何をやっても満足のいく成長にはならないしな。
「トムさん、他に土に何か影響を与えるものを使っていたりしていますか?」
「土の魔石を細かく砕いてから土に混ぜると、植物の成長が早まるのでな…それを使用している。」
トム爺さんは、砕かれる前の土の魔石を見せてくれた。
それに鑑定を使ってみると、確かに成長速度は速くなる…が、虫の生命力が魔石に取り込まれて死滅すると出た。
なるほど…ミミズが全くいない理由はそれか?
さて、どうするかな…?
僕はギルドカードを確認すると、召喚魔法という項目があったので見てみると…?
頭の中で想像した物が、この世界に適した物であれば呼び出す事が出来ると書かれていた。
なら呼び出し…は無理か、小さなものだと魔石に生命力が吸われて死滅するしな。
僕は近くにいる兵士にアルカディア王女を連れて来るように頼んだ。
「王女を呼ぶというのはどういう事かな?」
「これからこの農園の守護者で、トムさんの相棒になる物を召喚したいのですが、多分国王陛下は反対されると思うので、王女に許可を戴きたくて…」
「なるほど、なら確かに坊では無理だな。 お嬢の方が正解じゃろ!」
10分後、兵士はアルカディア王女様を連れて来た。
僕は更に、騎士団の隊長と兵士長を連れて来るように兵士に頼んだ。
その間、僕とトムさんは農園の全ての野菜を収穫した。
すると、収穫が終わる頃に騎士団の隊長と兵士長が来た。
「これから農園の野菜を栄養が高く実りのある野菜にする為に、ある物を召喚するのですが…他の兵士や騎士が魔物と勘違いして斬り掛からない様に伝えてほしいのです。」
「慱様、何を呼び出すのですか?」
「見た目はともかく、農園の救世主にして守護者を呼ぼうと思っています。」
ミミズを説明するのは非常に難しい。
呼び出した瞬間に、兵士長や騎士隊長が斬り掛からないか心配な見た目だからな。
僕はまず、近くにあった鍬を分解して鉄を確保し、その鉄で腕輪を作成した。
そして頭に描いたミミズを召喚した。
すると、魔法陣から全長10mくらいの巨大なミミズが現れた。
案の定、その見た目から王女は悲鳴を上げ、兵士長と騎士隊長は剣を抜いた。
僕はそれを静止した後に、ミミズに向かってテイムをした。
テイムをしたミミズを腕輪が主と設定して、この腕輪を持つ者のいう事を聞くというのと、意思疎通が出来る様にした。
「えぇとですね…これで、従いましたので無害です。 見た目はまぁ…アレですが、人を襲う事はありません。」
「これはミンゾか? いや、ミンゾにしては色が桃色だな?」
「トムさん、こいつに名前を付けるとしたら何て名前にしますか?」
「なら、ミンゾで良いだろう…」
「では、ミンゾ! 土を食べて排出して!」
ミンゾと呼ばれたミミズは、土1m四方を喰らい排出した。
それを次々と行って行き、10分くらいで農園全ての土を排出した。
役目を終えると、畑の外側でミンゾは丸まった。
「えぇとですね…このミンゾは食べた土を体内で精製してから、栄養のある土に変化させます。 この土で作物を作ると、栄養が行き届いた立派な野菜になります。 トムさん、苗はありますか?」
「あぁ、ここに用意した! では植えるとするか!」
僕とトム爺さんは畑に苗を植えていった。
そして全ての苗を植え終わると、生活魔法の水魔法で畑に水をたっぷり撒いてから【植物成長】で作物を急成長させた。
そしてその野菜を1本抜いてから、トム爺さんに渡した。
「これは…なんという大きさじゃ! それに、こんなにぷっくりと…」
「これがミミズの…ミンゾの力なのです。 これで肥料問題は解決しますし、毎回満足のいく収穫が望める様になります!」
トム爺さんが持っている野菜を、アルカディア王女と兵士長と騎士隊長は見て驚いていた。
確かにこんな大きな作物が収穫出来れば、城としては得する事はあっても損をする事は無いだろう。
「それで、アルカディア王女にお願いなのですが、ミンゾをトムさんの相棒として農園にいる事を許可してもらえませんか?」
「こんな成果を出されたら、断る理由はありません! 私は王に進言しておきます。」
「騎士隊長と兵士長は、皆に農園にいるのは魔物ではないと伝えて欲しいのです。 あの見た目なので、知らない者が見たら、襲い掛かり兼ねないですからね!」
「「あぁ、必ず伝えよう!」」
「それで、トムさんにはこの腕輪を差し上げます。 これで、ミンゾと会話が出来ますよ。」
「ほぉ? どれどれ…ミンゾ!」
《なんでしょうか? トムさん!》
「本当だ! ミンゾと会話が出来たぞ‼」
僕は紙に作物を収穫してからその後のやり方を詳しく書いた。
ミンゾの御飯や畑をいつミンゾに食べさせるかとか。
それらをトム爺さんに渡した。
「慱殿…本当にありがとう! これでまだまだ現役で仕事が出来る上に、頼りになる相棒まで出来たし、作物も良い物が収穫出来る様になったし、言う事なしじゃ!」
「じいちゃの生き生きとした顔を見るのなんていつぶりでしょうか? 慱様、私からもお礼を申し上げます、ありがとうございました。」
「騎士隊長も兵士長も、この野菜で作られた料理なら満足しますよ。 それに料理長には、昨日作った料理以外のレシピも渡してありますので、もう不味い料理は無くなりますから!」
「おぉ、昨日のあの料理は慱殿が作った物でしたか⁉」
「昨日のアレが毎日…楽しみだ!」
僕は収穫した野菜を少し分けて貰い、農園を後にした。
トム爺さんは、僕が去るまでの間…ずっと頭を下げてお礼をしていた。
去り際に僕は思った。
これで、また1人…頼もしい人を味方に付ける事が出来たと。
さて、次は…メイドさん達を味方に付けるとしますか。
僕は城の兵士に案内されて農園に来た。
畑には様々な野菜が植えられている…のだけど?
大きさは問題はないのだが、あまり栄養のある土ではないのか野菜は細長い…
そういえば、厨房でみた野菜も、お世辞にもあまり良い物ではなかった。
「お主は誰じゃ?」
声がした方を見ると、腰の曲がった日焼けした老人が立っていた。
恐らく彼が兵士の言っていた、農園の主のトム爺さんだろう。
「初めまして! 僕はこの度、救世主召喚で異世界から来た慱と申します。」
「ほぅ…お主が異世界の救世主様の1人か、この農園に何か用かの?」
「昨日、厨房で料理を作っている際に、厨房の野菜はこちらで収穫された物だと聞き、農園を見たくなって来たのです。」
「若いのに珍しいな…」
「元いた世界でも、食費をケチる為に畑を借りて野菜を作っていましたから。」
「なるほどのぉ…若いのに大したものじゃ!」
「作物と土の状態を見たいのですが、少し掘っても良いですか?」
「構わんぞ! 土の管理出来る者はワシしかおらんので、意見を聞けるものがいると助かるな。 それに異世界での農業もどういう物か参考にしてみたいしな…」
僕はトム爺さんの許可を得て、畑の作物を数本抜いた。
鑑定を使うまでもなく、野菜には栄養が行き届いていない。
土も掘ってから手に取るけど、肥料が混ぜられた感じが無い。
臭いを嗅いでも、土の匂いしかしなかった。
「あの、トムさん…畑には何の肥料を使っておりますか?」
「肥料は、以前は人糞を使用していたのだが…城の人間が気持ち悪いと言い出してのぉ。 肥料を家畜の糞を使用したのだが、今度は臭いがキツイと言い出されて…」
元いた世界の農業でも、畑の肥料に糞尿を使っていた事があると言っていたな…?
今の時代には、それよりも効果的な物は発見されてから使われなくなったけど。
家畜の糞も処理をしないと…臭いがキツイってまさか、直で使っていたのか⁉
それにしても、何処を掘ってもミミズがいないな?
「あの、トムさん…この畑なのですが、どこを掘ってもミミズが出てこないのですが…」
「ミミズとはなんじゃ?」
「こっちの世界にはいないのかな? 土を掘り返すと細長い虫の様な物がいると思うのですが…」
「あぁ、ミンゾか…昔はいたのだが、最近は見掛けないな…」
「だからか…野菜に栄養が行き届いてないのは。」
臭いが問題なら、肥料は葉を湿らせてから腐らせて土と混ぜれば肥料にはなるけど、それはミミズがいる前提の話だからなぁ?
まぁ、ただの土でも作物は育たない事は無いけど、土に栄養が無ければ何をやっても満足のいく成長にはならないしな。
「トムさん、他に土に何か影響を与えるものを使っていたりしていますか?」
「土の魔石を細かく砕いてから土に混ぜると、植物の成長が早まるのでな…それを使用している。」
トム爺さんは、砕かれる前の土の魔石を見せてくれた。
それに鑑定を使ってみると、確かに成長速度は速くなる…が、虫の生命力が魔石に取り込まれて死滅すると出た。
なるほど…ミミズが全くいない理由はそれか?
さて、どうするかな…?
僕はギルドカードを確認すると、召喚魔法という項目があったので見てみると…?
頭の中で想像した物が、この世界に適した物であれば呼び出す事が出来ると書かれていた。
なら呼び出し…は無理か、小さなものだと魔石に生命力が吸われて死滅するしな。
僕は近くにいる兵士にアルカディア王女を連れて来るように頼んだ。
「王女を呼ぶというのはどういう事かな?」
「これからこの農園の守護者で、トムさんの相棒になる物を召喚したいのですが、多分国王陛下は反対されると思うので、王女に許可を戴きたくて…」
「なるほど、なら確かに坊では無理だな。 お嬢の方が正解じゃろ!」
10分後、兵士はアルカディア王女様を連れて来た。
僕は更に、騎士団の隊長と兵士長を連れて来るように兵士に頼んだ。
その間、僕とトムさんは農園の全ての野菜を収穫した。
すると、収穫が終わる頃に騎士団の隊長と兵士長が来た。
「これから農園の野菜を栄養が高く実りのある野菜にする為に、ある物を召喚するのですが…他の兵士や騎士が魔物と勘違いして斬り掛からない様に伝えてほしいのです。」
「慱様、何を呼び出すのですか?」
「見た目はともかく、農園の救世主にして守護者を呼ぼうと思っています。」
ミミズを説明するのは非常に難しい。
呼び出した瞬間に、兵士長や騎士隊長が斬り掛からないか心配な見た目だからな。
僕はまず、近くにあった鍬を分解して鉄を確保し、その鉄で腕輪を作成した。
そして頭に描いたミミズを召喚した。
すると、魔法陣から全長10mくらいの巨大なミミズが現れた。
案の定、その見た目から王女は悲鳴を上げ、兵士長と騎士隊長は剣を抜いた。
僕はそれを静止した後に、ミミズに向かってテイムをした。
テイムをしたミミズを腕輪が主と設定して、この腕輪を持つ者のいう事を聞くというのと、意思疎通が出来る様にした。
「えぇとですね…これで、従いましたので無害です。 見た目はまぁ…アレですが、人を襲う事はありません。」
「これはミンゾか? いや、ミンゾにしては色が桃色だな?」
「トムさん、こいつに名前を付けるとしたら何て名前にしますか?」
「なら、ミンゾで良いだろう…」
「では、ミンゾ! 土を食べて排出して!」
ミンゾと呼ばれたミミズは、土1m四方を喰らい排出した。
それを次々と行って行き、10分くらいで農園全ての土を排出した。
役目を終えると、畑の外側でミンゾは丸まった。
「えぇとですね…このミンゾは食べた土を体内で精製してから、栄養のある土に変化させます。 この土で作物を作ると、栄養が行き届いた立派な野菜になります。 トムさん、苗はありますか?」
「あぁ、ここに用意した! では植えるとするか!」
僕とトム爺さんは畑に苗を植えていった。
そして全ての苗を植え終わると、生活魔法の水魔法で畑に水をたっぷり撒いてから【植物成長】で作物を急成長させた。
そしてその野菜を1本抜いてから、トム爺さんに渡した。
「これは…なんという大きさじゃ! それに、こんなにぷっくりと…」
「これがミミズの…ミンゾの力なのです。 これで肥料問題は解決しますし、毎回満足のいく収穫が望める様になります!」
トム爺さんが持っている野菜を、アルカディア王女と兵士長と騎士隊長は見て驚いていた。
確かにこんな大きな作物が収穫出来れば、城としては得する事はあっても損をする事は無いだろう。
「それで、アルカディア王女にお願いなのですが、ミンゾをトムさんの相棒として農園にいる事を許可してもらえませんか?」
「こんな成果を出されたら、断る理由はありません! 私は王に進言しておきます。」
「騎士隊長と兵士長は、皆に農園にいるのは魔物ではないと伝えて欲しいのです。 あの見た目なので、知らない者が見たら、襲い掛かり兼ねないですからね!」
「「あぁ、必ず伝えよう!」」
「それで、トムさんにはこの腕輪を差し上げます。 これで、ミンゾと会話が出来ますよ。」
「ほぉ? どれどれ…ミンゾ!」
《なんでしょうか? トムさん!》
「本当だ! ミンゾと会話が出来たぞ‼」
僕は紙に作物を収穫してからその後のやり方を詳しく書いた。
ミンゾの御飯や畑をいつミンゾに食べさせるかとか。
それらをトム爺さんに渡した。
「慱殿…本当にありがとう! これでまだまだ現役で仕事が出来る上に、頼りになる相棒まで出来たし、作物も良い物が収穫出来る様になったし、言う事なしじゃ!」
「じいちゃの生き生きとした顔を見るのなんていつぶりでしょうか? 慱様、私からもお礼を申し上げます、ありがとうございました。」
「騎士隊長も兵士長も、この野菜で作られた料理なら満足しますよ。 それに料理長には、昨日作った料理以外のレシピも渡してありますので、もう不味い料理は無くなりますから!」
「おぉ、昨日のあの料理は慱殿が作った物でしたか⁉」
「昨日のアレが毎日…楽しみだ!」
僕は収穫した野菜を少し分けて貰い、農園を後にした。
トム爺さんは、僕が去るまでの間…ずっと頭を下げてお礼をしていた。
去り際に僕は思った。
これで、また1人…頼もしい人を味方に付ける事が出来たと。
さて、次は…メイドさん達を味方に付けるとしますか。
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