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番外編
僕の事がわかりますか?
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あれから僕は30歳を迎えた。
相変わらず国王をしているが、最近は世相とマーモが優秀で特にやる事がない。
子供も出来て世話をしようにも両方女の子な上に、一度にメーモとメーミを孕ませてしまって公務が忙しくなって世相とマーモに小言を言われまくった。
さらには激務過ぎて…出産に立ち合えず、子供の起きている時間に帰れず、さらに視察やその国での揉め事を終わらせて国に帰れば、娘達は7歳になっていた。
そして僕の顔を見ると泣き出し、父親と認識してもらえない日々が続いた。
「今でも…極力は接している筈なんだけどね。」
それでも帰れる時は帰って接しようとするが…娘達には拒まれ続けた。
そして…メーモとメーミの世話係のルーレが子供達の世話をし、僕のいない時間をナーニヌ卿が寂しさを埋めていてくれていた。
だが、ナーニヌ卿はいつぞやの復讐なのか…娘達がナーニヌ卿に抱き付いた時に、僕に向けた顔はドヤ顔だった。
その時僕は思った。
「コイツ…10年は帰って来れないような遠征に向かわせてやろうか!…と。」
それ以外にも…娘達はマーモには懐く。
ギムやハウザーにも懐くのだが…僕は相手にされなかった。
そしてメーモとメーミも仕事の傍らに娘の世話をしていて、最近ではあまり接していなかった。
子供が出来たら…最低な両親とは違って可愛がってやろう!
そう思っていたのだが、あまりにも懐かない上に相手にもされない…
色々努力はしたんだよ!
お菓子を買ってあげたり、おもちゃを買ってあげたり、地球の遊園地で一緒に乗り物にも乗ろうとした。
だけど、娘達が僕を拒絶するんだよ…!
「はぁ…父親ってなんなんだろうな?」
今日は謁見も仕事もない。
…というか、マーモが気を利かせて親子時間を増やしてくれた。
だけど、肝心の娘達がこれだと休みも意味がない。
僕は妻達に少し出てくると言って城を出た。
そして魔石を使って地球に来た。
「とはいえ…ここに来ても大した友人もいないしな。」
小学校時代のクラスメートも高校生くらいか?
会ったところで覚えている奴もいないだろう。
さて、どうするか?
そう思って、ふと阿王の顔が浮かんだので訪ねてみた。
阿王の会社は、今や自社ビルで20階建ての会社の社長だった。
僕はアポも取っていなかったが、受付に行った。
「阿王に会いたいのだが…」
「アポイントは取られておりますか?」
「いや、ない。 テトが来たと言ってくれたら分かるので…」
「確認致します。 そちらで掛けてお待ち下さい。」
待つこと数分…
社長秘書が僕の所に来た。
姿を変える偽装薬を服用した阿王の奥さんの猫人族のメイヤだった。
僕は社長室直通のエレベーターに乗りながら、メイヤに話しかけた。
「メイヤ、この世界での住み心地はどうだ?」
「多少空気の悪いところを抜かせば、暮らしは向こうよりも快適です。」
「まぁ、獣人族は嗅覚が優れているからな…」
「ところで、国王陛下はどの様な御用でいらしたのですか?」
「阿王に状況を聞きたくてな。 話は全て世相とマーモが取り仕切っているから、こちらには流れて来なくてな。」
「左様ですか…主人も喜びますよ。」
エレベーターが到着して社長室に入った。
すると、阿王が出迎えてくれた。
「これは…国王陛下自らお越し頂き、誠に有り難う御座います。」
「元気そうだな、阿王よ。」
「はい、親子共々毎日楽しく暮らしております。」
「子供は幾つになった?」
「今7歳です。 陛下のお子様と同じ年齢ですね!」
「そうか…確か娘だったよな?」
「はい…それで、今日はどの様な件で?」
「近況報告と…子供についてだ。」
僕は阿王にそういうと、阿王は唖然としていた。
「子供の事…と言いますと、どの様な事ですか?」
「阿王は子供との仲は良好か?」
「はい…それが何か?」
「実はな…昔、王妃達が一度に妊娠した話は知っているよな?」
「存じ上げておりますね。 その後に私は地球で暮らし始めましたが…」
「王妃達が妊娠をしてしまった為に、雑務が目の回る様なくらいに忙しくなり…出産には立ち合えず、その後すぐに視察と小競り合いを収めて城に戻れば娘達は7歳になっていて…我が子を抱き締めに行こうとしたら、おじさん誰?と言われたんだ。」
「・・・・・・・・・」
「更にはな、ナーニヌ卿やギムやハウザーにも懐くのに、親の僕には触れようとすらしない上に、近付こう物なら怯えた目で「いや、来ないで…」と言われるんだよ!」
「・・・・・・・・・」
「ここに来る前にも娘達と一緒に過ごそうと思って、近寄ったら魔法を放って来た。 僕はどうしたらいいと思う⁉︎」
「・・・・・・・・・」
阿王は上を見てから下を見て悩んでいる様だった。
「国王陛下という立場上、家族と共に過ごせないのは仕方がないでしょうけど…こればかりはなんといえば良いのか?」
「最近では、王妃達とも距離を感じるし…」
「まぁ、公務の傍らで子育てしていますからね…」
「それで、阿王に願いがあるのだが…」
「何でございましょう?」
「こちらでの活動資金を借りれないかと…」
「あぁ、お金ですか? 構いませんが…いかほど?」
娘達の機嫌を直す為なら…地球で売られているおもちゃやお菓子類などが良いだろう。
他にも孤児院の子達とか、臣下達にも労う為にと考えると…?
「100万程貸してくれ!」
「その程度なら構いませんが…はっ! まさか、キャバクラにでも行くつもりですか⁉︎」
「行くかーーーーーー!!! お前に連れて行かれた後に、ポケットから女の子の名刺が入っていて(キスマークの)、あの後にえらい修羅場になったんだぞ‼︎」
「覚えております。 私もあの後に王妃様に怒られましたので…でしたら、そんな金額を何に使われるのですか?」
「娘のおもちゃやお菓子類と、孤児院の子達に差し入れと、臣下達にもな…」
「私は貴方の様な器の大きい方に仕えて幸せでございます。 自分の事よりも家族には勿論、その配下にまで気遣える心配り…流石です!」
まぁ、キャバクラに行くという事も心の中の何処かにはあったので、阿王の誉め言葉には少し心が痛んだ。
阿王は金庫から金を用立ててくれた…のだが?
「阿王、少し多くないか?」
「実は…陛下に内緒で御調べしたのですが、陛下の御両親の保釈金がこの金額でして…」
「僕はあの両親がどうなろうと知った事ではないが…」
「ですが、今の陛下があるのはあの両親から生まれたという事もありますし、最初で最後の親孝行をされたら如何かと…」
確かに親孝行という事を全くした事がなかったな…
最初で最後の…か、まぁ助けてやるか。
僕は阿王のビルを出ると、刑務所に向かった。
そして保釈金を支払い、面会させて貰ったのだった。
「舘都 龍人、面会だ!」
そう言われて久々に父親を見た。
あの頃の父親の面影はもう無かった。
ただ、見窄らしい男に成り下がっていた。
「誰だか知らないが、俺の保釈金を払ってくれたんだってな、感謝する!」
「僕が誰だか分かりますか?」
父親は腕を組んで考えている様だったが、結局答えは出なかった。
僕は一礼をして面会所から出た。
そして別の刑務所に行ってから保釈金を支払うと、母親と面会をした。
「貴方は…何故私に?」
「僕が誰だか分かりますか?」
母親にも同じ質問をしたが、結局答えは出なかった。
それもその筈だ、この世界で生きていたら僕の年齢はまだ高校生くらいの年齢なんだから…
今の両親とそう変わらないくらいの年齢だからな。
だが、心のどこかで親子の絆らしき物を感じてくれたらと期待もして、気付いたら異世界に呼んで新天地でやり直す機会を与えようとか考えたけど…
結局はどちらも僕だとは気付かなかったみたいだった。
これで親孝行は出来た!
そして、決別出来ると感じた時でもあった。
もう…2人は両親でも何でもないから、あとは好き勝手に生きればいい。
そして僕は阿王にお礼の連絡と報告を入れてから、デパートでおもちゃとお菓子類を買って異世界に戻って来た。
すると、メーモとメーミが城の入り口で待っていた。
「また1人で前の世界に行っていたんですか?」
「何をしに行っていらしたのですか?」
2人の声を聞いたのは久しぶりだった。
理由を告げれば会話が終わって話さなくなるだろう。
僕は少しでも長くいたいが為に冗談を言った。
「キャバクラと娼館…」
すると、太い何かが切れる音が響いた。
2人を見ると、鬼の様な形相をしていたのだった。
冗談で言った筈なのに、2人には冗談として伝わらなかった。
僕は急いで城から逃げ出したが、2人は魔法を放ちながら追っ掛けて来たのだった。
そして逃げる際に、王国内の施設や建物が幾つか破壊されて…
その後に、世相とマーモから説教を喰らったのはいうまでもない。
相変わらず国王をしているが、最近は世相とマーモが優秀で特にやる事がない。
子供も出来て世話をしようにも両方女の子な上に、一度にメーモとメーミを孕ませてしまって公務が忙しくなって世相とマーモに小言を言われまくった。
さらには激務過ぎて…出産に立ち合えず、子供の起きている時間に帰れず、さらに視察やその国での揉め事を終わらせて国に帰れば、娘達は7歳になっていた。
そして僕の顔を見ると泣き出し、父親と認識してもらえない日々が続いた。
「今でも…極力は接している筈なんだけどね。」
それでも帰れる時は帰って接しようとするが…娘達には拒まれ続けた。
そして…メーモとメーミの世話係のルーレが子供達の世話をし、僕のいない時間をナーニヌ卿が寂しさを埋めていてくれていた。
だが、ナーニヌ卿はいつぞやの復讐なのか…娘達がナーニヌ卿に抱き付いた時に、僕に向けた顔はドヤ顔だった。
その時僕は思った。
「コイツ…10年は帰って来れないような遠征に向かわせてやろうか!…と。」
それ以外にも…娘達はマーモには懐く。
ギムやハウザーにも懐くのだが…僕は相手にされなかった。
そしてメーモとメーミも仕事の傍らに娘の世話をしていて、最近ではあまり接していなかった。
子供が出来たら…最低な両親とは違って可愛がってやろう!
そう思っていたのだが、あまりにも懐かない上に相手にもされない…
色々努力はしたんだよ!
お菓子を買ってあげたり、おもちゃを買ってあげたり、地球の遊園地で一緒に乗り物にも乗ろうとした。
だけど、娘達が僕を拒絶するんだよ…!
「はぁ…父親ってなんなんだろうな?」
今日は謁見も仕事もない。
…というか、マーモが気を利かせて親子時間を増やしてくれた。
だけど、肝心の娘達がこれだと休みも意味がない。
僕は妻達に少し出てくると言って城を出た。
そして魔石を使って地球に来た。
「とはいえ…ここに来ても大した友人もいないしな。」
小学校時代のクラスメートも高校生くらいか?
会ったところで覚えている奴もいないだろう。
さて、どうするか?
そう思って、ふと阿王の顔が浮かんだので訪ねてみた。
阿王の会社は、今や自社ビルで20階建ての会社の社長だった。
僕はアポも取っていなかったが、受付に行った。
「阿王に会いたいのだが…」
「アポイントは取られておりますか?」
「いや、ない。 テトが来たと言ってくれたら分かるので…」
「確認致します。 そちらで掛けてお待ち下さい。」
待つこと数分…
社長秘書が僕の所に来た。
姿を変える偽装薬を服用した阿王の奥さんの猫人族のメイヤだった。
僕は社長室直通のエレベーターに乗りながら、メイヤに話しかけた。
「メイヤ、この世界での住み心地はどうだ?」
「多少空気の悪いところを抜かせば、暮らしは向こうよりも快適です。」
「まぁ、獣人族は嗅覚が優れているからな…」
「ところで、国王陛下はどの様な御用でいらしたのですか?」
「阿王に状況を聞きたくてな。 話は全て世相とマーモが取り仕切っているから、こちらには流れて来なくてな。」
「左様ですか…主人も喜びますよ。」
エレベーターが到着して社長室に入った。
すると、阿王が出迎えてくれた。
「これは…国王陛下自らお越し頂き、誠に有り難う御座います。」
「元気そうだな、阿王よ。」
「はい、親子共々毎日楽しく暮らしております。」
「子供は幾つになった?」
「今7歳です。 陛下のお子様と同じ年齢ですね!」
「そうか…確か娘だったよな?」
「はい…それで、今日はどの様な件で?」
「近況報告と…子供についてだ。」
僕は阿王にそういうと、阿王は唖然としていた。
「子供の事…と言いますと、どの様な事ですか?」
「阿王は子供との仲は良好か?」
「はい…それが何か?」
「実はな…昔、王妃達が一度に妊娠した話は知っているよな?」
「存じ上げておりますね。 その後に私は地球で暮らし始めましたが…」
「王妃達が妊娠をしてしまった為に、雑務が目の回る様なくらいに忙しくなり…出産には立ち合えず、その後すぐに視察と小競り合いを収めて城に戻れば娘達は7歳になっていて…我が子を抱き締めに行こうとしたら、おじさん誰?と言われたんだ。」
「・・・・・・・・・」
「更にはな、ナーニヌ卿やギムやハウザーにも懐くのに、親の僕には触れようとすらしない上に、近付こう物なら怯えた目で「いや、来ないで…」と言われるんだよ!」
「・・・・・・・・・」
「ここに来る前にも娘達と一緒に過ごそうと思って、近寄ったら魔法を放って来た。 僕はどうしたらいいと思う⁉︎」
「・・・・・・・・・」
阿王は上を見てから下を見て悩んでいる様だった。
「国王陛下という立場上、家族と共に過ごせないのは仕方がないでしょうけど…こればかりはなんといえば良いのか?」
「最近では、王妃達とも距離を感じるし…」
「まぁ、公務の傍らで子育てしていますからね…」
「それで、阿王に願いがあるのだが…」
「何でございましょう?」
「こちらでの活動資金を借りれないかと…」
「あぁ、お金ですか? 構いませんが…いかほど?」
娘達の機嫌を直す為なら…地球で売られているおもちゃやお菓子類などが良いだろう。
他にも孤児院の子達とか、臣下達にも労う為にと考えると…?
「100万程貸してくれ!」
「その程度なら構いませんが…はっ! まさか、キャバクラにでも行くつもりですか⁉︎」
「行くかーーーーーー!!! お前に連れて行かれた後に、ポケットから女の子の名刺が入っていて(キスマークの)、あの後にえらい修羅場になったんだぞ‼︎」
「覚えております。 私もあの後に王妃様に怒られましたので…でしたら、そんな金額を何に使われるのですか?」
「娘のおもちゃやお菓子類と、孤児院の子達に差し入れと、臣下達にもな…」
「私は貴方の様な器の大きい方に仕えて幸せでございます。 自分の事よりも家族には勿論、その配下にまで気遣える心配り…流石です!」
まぁ、キャバクラに行くという事も心の中の何処かにはあったので、阿王の誉め言葉には少し心が痛んだ。
阿王は金庫から金を用立ててくれた…のだが?
「阿王、少し多くないか?」
「実は…陛下に内緒で御調べしたのですが、陛下の御両親の保釈金がこの金額でして…」
「僕はあの両親がどうなろうと知った事ではないが…」
「ですが、今の陛下があるのはあの両親から生まれたという事もありますし、最初で最後の親孝行をされたら如何かと…」
確かに親孝行という事を全くした事がなかったな…
最初で最後の…か、まぁ助けてやるか。
僕は阿王のビルを出ると、刑務所に向かった。
そして保釈金を支払い、面会させて貰ったのだった。
「舘都 龍人、面会だ!」
そう言われて久々に父親を見た。
あの頃の父親の面影はもう無かった。
ただ、見窄らしい男に成り下がっていた。
「誰だか知らないが、俺の保釈金を払ってくれたんだってな、感謝する!」
「僕が誰だか分かりますか?」
父親は腕を組んで考えている様だったが、結局答えは出なかった。
僕は一礼をして面会所から出た。
そして別の刑務所に行ってから保釈金を支払うと、母親と面会をした。
「貴方は…何故私に?」
「僕が誰だか分かりますか?」
母親にも同じ質問をしたが、結局答えは出なかった。
それもその筈だ、この世界で生きていたら僕の年齢はまだ高校生くらいの年齢なんだから…
今の両親とそう変わらないくらいの年齢だからな。
だが、心のどこかで親子の絆らしき物を感じてくれたらと期待もして、気付いたら異世界に呼んで新天地でやり直す機会を与えようとか考えたけど…
結局はどちらも僕だとは気付かなかったみたいだった。
これで親孝行は出来た!
そして、決別出来ると感じた時でもあった。
もう…2人は両親でも何でもないから、あとは好き勝手に生きればいい。
そして僕は阿王にお礼の連絡と報告を入れてから、デパートでおもちゃとお菓子類を買って異世界に戻って来た。
すると、メーモとメーミが城の入り口で待っていた。
「また1人で前の世界に行っていたんですか?」
「何をしに行っていらしたのですか?」
2人の声を聞いたのは久しぶりだった。
理由を告げれば会話が終わって話さなくなるだろう。
僕は少しでも長くいたいが為に冗談を言った。
「キャバクラと娼館…」
すると、太い何かが切れる音が響いた。
2人を見ると、鬼の様な形相をしていたのだった。
冗談で言った筈なのに、2人には冗談として伝わらなかった。
僕は急いで城から逃げ出したが、2人は魔法を放ちながら追っ掛けて来たのだった。
そして逃げる際に、王国内の施設や建物が幾つか破壊されて…
その後に、世相とマーモから説教を喰らったのはいうまでもない。
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そんな中、雑豆を用いて調合した『プロテイン』を『サブスク方式』で移動販売する商法が大ヒットしたことで、徐々にカルギス領と立場が再逆転していく。
更に自称『優しい男』であるコミュ障な獣人『ザント』や、
ミレイユの友達のふりをして惚れ薬を調合させ、シリルを自分のものにしようとするヤンデレ美少女『スファーレ』。
その他、様々なキャラの様々な思惑が、プロテインの市場を巡って波乱を引き起こしていく。
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