【完結】学校帰りに石蹴りしながら帰っていたら異世界召喚! 貧乏なので異世界の知識はありませんよ?

アノマロカリス

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第十一話 母親達のいる集落に行く前に…

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 「まさか…テト君が異世界人だったなんて!」
 「てっきり、父さん達から聞いて知っていると思っていたから…敢えて言う必要は無いと思ったんだけど…」
 
 僕とメーモは歩くより少し早い速度で移動をしながら話していた。
 そしてある程度移動してから、休憩出来そうな岩を見付けると、そこに座って話をした。

 「それにしても、テト君が異世界人だったのかぁ…それで強さが納得だわ!」
 「メーモは、随分と異世界人に対して興味を持っているよね?」
 「だって、私達の御先祖様だから…異世界人って。」
 「はぁ? メーモの先祖が⁉」

 僕や兄ちゃんと姉ちゃん達以外も異世界召喚出来たという事かな?
 まぁ、トランドオーケス城の人間が異世界召喚を出来る位だから、可能性は無くも無いの…かな?

 「メーモの御先祖様って何て名前の人?」
 「キッド・リターンズっていう方…知ってる?」
 「テッド・リターンズなら知っているけど?」
 「テッド・リターンズの双子のお兄さんで…魔王ヴァルサリンガを倒した人なの。」
 「あれ? 魔王ヴァルサリンガを倒したのはテッド・リターンズじゃないの?」

 そうなると…ギム達が言っていた魔王を倒したテッドって?
 それにキッド・リターンズかぁ…?
 名前からして外国人かな?

 「どんな人だったの?」
 「御先祖様の話では、異世界の日本という場所で事故に遭って死んでから、この世界に転生したって言う話だって。 私はもう少し小さい頃に御伽噺で聞かされたんだけど、その当時はこことは別の世界があるって信じてなかったんだけど、テト君が異世界人と聞いて…本当に異世界ってあるんだなぁって…」
 「転生…確か、生まれ変わりだってセソ兄ちゃんから聞いたな。」

 トランドオーケス城での出来事以来、トランドオーケス城の書庫から回収した本から元の世界に戻る為に文献を漁っていたらそんな言葉を聞いて、解らなくて質問したら答えてくれたのだ。
 僕はこの世界に来た時に、転生とか召喚って全く解らなかったけど…いまでは少しは分かる様になっていた。
 それにしても日本って、僕達と同じ国からきたのか?

 「そんなに有名な人なら、何で歴史に残ってなかったんだろう?」
 「キッド・リターンズが魔王ヴァルサリンガを倒した後に、女神様より他の世界を救う為に転移をさせられて、その世界の住人達と世界を平和にした後にこの世界に戻って来たの。 そして揃った5人の兄妹達は、魔王ヴァルサリンガと同等の脅威である魔神レヴナンツギィルダを倒したんだけど、キッド・リターンズが面倒だからと言って名声や手柄を全てテッド・リターンズに譲った所為で、キッド・リターンズの名前は知られてないとかいう話。」

 確かに話を聞く限りでは、荒唐無稽過ぎて信じられる話ではないよね?
 なるほど、それでメーモは異世界人に興味があるのか。

 「でもね、キッド・リターンズは魔王や魔神の討伐の手柄を全て弟のテッド・リターンズに譲ったけど、別な意味で有名になったの。」
 「別な意味?」
 「この世界には無かった調味料を作って世に広めたんだって。 それで、しばらくした後に…私達の御先祖様であるハーフリングの女性と結婚してから建国して王になったって…」
 「色々ツッコミたいところはあるけど、それでか! この世界に醤油があるのはおかしいと思ったんだ。 僕と同じ世界の人が作ったんだったら納得した。」
 
 あれ? この話だと…メーモは異世界人の血を引く一族という事か!
 でも、転生しているのならそういう訳でもないのか。

 「それでね、異世界人はこの世界に来る時に他にはない大きな力を持っているという話だったら、テト君の強さを知って納得したの。」
 「石蹴りストライカーが大きな力かな? まぁ、最近では思い描いた通りに技が出来るけどね。」
 「テト君はいずれ帰る方法が解ったら、元の世界に帰っちゃうの?」
 「勇者様達の3人は帰りたいと思っているみたいだけど、僕は帰る気はない。 向こうに待っている人もいないし、この世界の方が居心地が良いからね。」

 そして僕は、向こうの世界での話とこの世界に来てドワーフ達と過ごす前の話をした。
 その話をした時のメーモの驚いた顔は…少し笑った。

 「テト君、良く今迄生きて来れたわね?」
 「ギム父さんにも同じ事を言われたよ。 過酷な人生の連続だなって。」
  
 よくよく考えてみると、本当に良く生きていたな僕…
 そのお陰でドワーフ達と家族になったし、メーモという大切な人にも出会えた。

 「それでね、以前話した私の民の話をしたよね? 探しに行くって…」
 「あぁ、あのクズが話していたハーフリング族が数名生き残りがいるっていう?」
 「お父様は侵略によって亡くなったけど、妹や側近が生きているかもしれないという話なの…アイツの言っている事が本当ならね。」
 「探しに行きたいっていう話でしょ? それは当然だよ、家族が生きているなら探した方が良い。」
 「テト君も一緒に行ってくれる?」
 「勿論だよ、メーモの家族にも会ってみたいし…」
 「側近には、私の婚約者もいるんだけど…」
 「メーモがその人の元に戻りたいというのなら、僕は…諦めるよ。 本当はそんな事したくは無いけど…」
 「安心して、私の心の中の思い人はもうテト君だよ!」

 メーモは僕の頬にキスをして言った。
 僕はメーモを見つめて、唇を重ね合おうとしたその時!
 背後から気配がして振り向くと、シルビア達が僕達の事を草むらから見つめていた。

 「ほら…さっさとしちゃいなさいよ!」
 「ぶちゅーってしなさい、ぶちゅーっと!」
 「こっちは気にしなくて良いから、ほら続きを!」
 「シルビア母さん! それと母さん達も何をしているのさ!」
 「貴方達2人を見守ろうと、声を出さないようにしていたのよ。 ほら、続きを…」
 「出来るか~~~!!!」
 「母様~~~!!!」

 シルビア達を見てメーモは飛び込んで行った。
 そしてシルビアはメーモを抱きとめると、他の母親達もメーモを囲うように抱きしめた。
 まぁ…ギム達が生きていたんだから、心配はしていなかったが…僕も会えて嬉しかった。
 そうして僕とメーモはシルビア達と共に集落に赴いたのだった。
 
 そこで、ある出来事が待っていたのだった。
 それは…?

 ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

 この話に出ていた、テッド・リターンズとキッド・リターンズは…
 僕の作品である、「スキル調味料は最強⁉︎」の登場キャラクターです。
 この石蹴り召喚は、スキル調味料から200年後の世界です。
 興味があれば、御覧くださいませ!
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