【完結】学校帰りに石蹴りしながら帰っていたら異世界召喚! 貧乏なので異世界の知識はありませんよ?

アノマロカリス

文字の大きさ
上 下
18 / 55
上章

上章・最終回 懲りない者達と、種族の特徴

しおりを挟む
 「どうも、テトです! 僕は現在、昨日メーモを襲って来た盗賊団から絡まれて…あ、最後の1人を倒した!」

 僕達は街を出てから最初の山に辿り着いた所に、昨日の男達が仲間を連れて…僕達を囲みました。
 
 「昨日はもう手を出さないと言ったんじゃなかったっけ?」
 「へへっ…そんな昔の事は、忘れちまったなぁ!」
 「なるほど…馬鹿なんだね? しかも子供の僕よりも…救いようがないなぁ!」
 「何だと⁉ ガキの癖に…」

 これぞ、策士…策に溺れるという事ですね。
 自分から挑発を仕掛けておいて、返されて逆上するという…
 
 「今回は仲間が昨日の3倍はいるぞ! 幾らドワーフでも、この人数相手に…」
 「全く持って物足りんな! 雑魚が幾ら集まっても雑魚という事だ!」
 「あの、貴方達…剛壁の英雄の5人に喧嘩を売って勝てると思うのですか?」
 「剛壁の…って、へ?」
 「おい、奴等が相手だなんて聞いてないぞ‼」
 「構う事はねぇ! 奴等を掻い潜れば、後は魔術師のガキだけだ! そのまま…」

 僕は背後の6人に6つの石で1回のリフティングで光を纏った石をぶつけたのだった。
 するとぶつけられた相手は、お腹を押さえて蹲っていた。
 っていうか、魔術師のガキって僕の事?

 「よし、威力が抑えられ…?」
 「…ていませんよ、テト君。 まだ威力が高いみたいです!」
 
 僕の発言にメーモが答えてくれた。
 でも…メーモを攫おうとする者達に手加減なんて必要ないので、これはこれで良いでしょう。
 
 「テト、後ろは…ってもう終わったのか! 後は前だけだな?」
 「来い小僧ども…格の違いを教えてやるから。」
 「怯むな! 掛かれ~~~!!!」

 …とまぁ、こんな感じで、最後のリーダーがギムにボッコボコにされて全員地面とキスをしているのだった。
 
 「つ…強い!」
 「俺達が棒きれで…」
 「これが剛壁の英雄か…こんな奴等に勝てる訳がないだろ!」
 
 彼らは地面に伏せながらも純粋な感想を述べていた。
 そしてグレッドの巨大なハンマーの一撃を地面に落とすと、その衝撃でビビった者達は、リーダーだけを残して一目散で逃げて行った。

 「こんな物で…情けない!」
 「いや、このハンマーの威力じゃビビっても仕方が無いと思うよ?」
 
 だって、ハンマーが落ちた場所から地割れが大きく裂けているから…下手したら人が落ちる位の大きさだし。
 こんなのを目の当りにしたら、僕だって逃げるよ。
 するとドワンゴがリーダーの胸倉を掴んで持ち上げて言った。

 「昨日テトの恩情で逃がしてやったというのに、何を考えておるんじゃ?」
 「その女には、貴族から莫大な懸賞金が掛かっているんだ! お前等も乗らねえか? 一緒に山分けを…」
 
 僕はリーダーの顔面に眩い位の光を纏った石を蹴り込んだ。
 するとリーダーは、ドワンゴの手から離れて遠くに飛んで行ったのだった。

 「テト…見事じゃ!」
 「何か腹が立って手加減出来なかった。」
 「いや、十分手加減出来ていたんじゃないか? 奴の顔が消し飛ばなかったし…だが、奴もこれに懲りてもう来ないじゃろう。」
 「昨日言った事を覚えてないんじゃ、ほとぼりが冷めてからまた来るんじゃないかな?」
 「だとしてもだ、魔凶大森林に足を踏み入れようとする人間なんてほとんど居ないぞ? 高ランクの冒険者とかならともかく、あの程度の奴は一歩入った瞬間に消されるか喰われるのがオチだからな!」
 「僕もよくよく考えると、とんでもない森にいるんだね…」

 まぁ、今となっては笑い話なので別に気にしてはいなかった。
 最初の頃は…ゴブリンに喰われそうになったり、植物に捕食されそうになったり、エルフに処刑されそうになったり、熊に襲われて殺されそうになった事もあったけど…今では圧倒的に僕の方が強い筈?
 僕がそんな事を考えていると、メーモが僕の頬に軽くキスをしてくれた。
 それを…ギム達に見られて冷やかされたのは言うまでもない…。

 その後…トンネルを抜けてから、ハードロッグズ山…もう山ではない丘を越えて、魔凶大森林の入り口に到達したのだった。
 すると、そのまま集落に帰ると思っていたら、ギム達は寄る所があると言って僕とメーモも着いて行く事になった。
 そして2日後に着いた場所は…ギム達の集落よりも少し大きいドワーフ族の集落だった。
 広場で走ってくるドワーフがいて、ギルが思いっ切り抱きしめてからキスをしていた。

 「えっと…? 仲の良いお友達?」
 「いや、ギムの奥さんだ!」
 「え? ギムって結婚してたの⁉ それに…髭が生えて?」
 「テト君、ドワーフ族は成人になると男女関係なく髭が生えるの。 私も最初は男性か女性かを見抜けるのに苦労したわ…」
 「という事だ! そしてワシ達にもこの集落に妻がいる。」
 「え? なら何で他の集落に住んでいるの?」
 「その辺がなぁ…人間とは違うところじゃな! ワシ等の寿命は、事故や病気にでも掛からない限り200年から250年は生きるのでな…寿命の短い人族と同じ様に一緒に暮らすという概念が無いんじゃ。」
 
 人間より遥かに長い寿命なんだなぁ…
 そういえば、ギム達って今何歳なんだろう?

 「ドワンゴ父さん、皆は今幾つなの?」
 「ワシ等か? ワシ等は60前後じゃ…人間で言うなら20歳という所じゃろう。」
 
 そんなに若かったのか?
 僕はてっきりお祖父ちゃんかと思っていた。
 …という事は、最低でも後140年は生きるという事か…?

 「僕が先にお祖父ちゃんになって、先に死ぬ事になるのか…」
 「我等ドワーフ族が人族とあまり関わらないのは、そう言った理由があるからじゃ! じゃが、テトが大人になって年寄りになっても、お前が息子である事には変わらん!」
 
 僕は感動して涙を流しながら、ドワンゴを抱きしめた。
 すると、他の父さん達がそれを見て僕の事を抱きしめてくれた。
 しばらくした後に、ギム達が僕の事を息子として紹介してくれた。
 そして今までの経緯を話した後に、僕はギム達の奥さんから抱きしめられて…お母さんと呼んで欲しいと言われた。
 それは良いのだけど…この集落には、ギム達の奥さん以外に男性のドワーフもいる。
 見掛けは多少違うけど…男女の区別が出来るだろうか?
 服も男女関係なく同じ様な服装をしているし、胸が大きいという感じでもない。
 中には胸の大きい人もいて、その人は女性と分かるけど…他の女性は見分けがつかない。
 僕は小声でメーモに女性がどの人かを教えて貰った。
 
 「これから宜しくお願いします、お母さん達!」
 
 正直言って…メーモに教えて貰ったけど、未だに見分けが付かないので大声で挨拶をしたのだった。
 その後…集落では宴会が始まり、僕とメーモは途中で宴会を抜け出して…家の屋上にあるベンチに座って星を眺めながら涼んでいた。

 「全く…父さん達の食事にペースを合わせていたらすぐに限界が来るよ!」
 「ドワーフ族は、良く食べて良く飲む種族だからね。 他の種族が真似すると、すぐに倒れちゃうわ!」
 「メーモも良く食べていたよね?」
 「私達のハーフリングという種族は、見掛けは人種に近いけど…ドワーフ族に近い種族だから。」
 「え? じゃあメーモは…」
 「ん?」
 「成人すると髭が生えるの⁉」
 「生えないわよ! 私達はどちらかというと、人種に近い物なの。 寿命も人間と変わらない位ね。」
 「良かった。 なら、一緒に年を取って行けるね。」
 「これは話しておいた方が良いかもしれないから、一応話しておくわね。 私達ハーフリングは、成人を過ぎると姿が老いて行く事が無くて、見た目がそのままの姿で一生を過ごすの。」
 「え? じゃあ、老けるのは僕だけ?」
 「そうなるわね…私達には老いがないから、見た目が変わる人間が少し羨ましいわ!」

 老けるのは僕だけか…
 まぁ、ギル達も老けている…というか、ドワーフ族はあんな見た目だから良く解らないけど。
 僕は…よそう! これ以上考えても悲しい現実しか見えてこないから!

 「それとね、身長なんだけど…」
 「今は僕より少し小さい位だね?」
 「身長も成人になると、止まって固定されちゃうから…どれだけ成長出来るかが鍵になるの。」
 「僕は別にメーモがどんな姿でも気にしないよ。 だって、メーモはメーモだしね!」
 「テト君…」

 僕とメーモは目を見つめていると、メーモは軽く目を閉じた。
 この合図が解らない程、僕は鈍感ではない。
 僕はメーモの肩に手を掛けると、メーモは身体をビクッと震わせた。
 
 《そうだ! そして一気に抱き寄せてから…》
 《ぶちゅーといけ! ぶちゅーっと!》
 《舌を入れるのを忘れるなよ!》
 《そして一気に押し倒して…孫の姿を見せてくれ!》
 「何をやっているのかなぁ、父さん達?」
 「やばい、バレた‼ 散開しろ‼」
 「もう~~~~みんな嫌いだ‼」

 父さん達は、母さん達の集落の皆と宴会をしていたんじゃなかったのか?
 いつの間に背後に来ていたんだよ…?
 僕とメーモは、ギム達のやり取りを見ながらお互い笑い出した。
 そしてメーモは、僕の横を通り抜ける際にそっと耳元で囁いた。

 「私達にはまだまだ時間があるからね! 焦らず行こうよ!」
 
 焦る事は無いか…
 僕達の関係は、まだ始まったばかりなんだから。
 だけど、父さん達が近くにいる中で、進展って出来るのだろうか?
 僕はメーモの後を追い掛けてから、宴会会場に戻って行ったのだった。

 そして、次回の下章から物語は大きく動き出していく。
 テトの運命は…どうなってしまうのだろうか?
しおりを挟む
感想 36

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

辺境の鍛治職人は、契約期日迄に鍛治技術を極めたい。

アノマロカリス
ファンタジー
俺の名前は、テルヤ=ザイエンジ30歳。 名前から分かる通り、地球出身の日本人だ。 テルヤ=ザイエンジは、あくまでもこの異世界での名前であり… 在園路 瑛夜が日本での名前である。 そんな俺が、何故異世界にいるのかというと…? このフェフスガルドという異世界の天界に召喚されたのだ。 …と言っても、ラノベでよくある異世界召喚や異世界転移で城に呼び出されたのでは無い。 まずは神々が集う天界に呼ばれ、そこの老神に先人達である同郷の日本人達が魔王ディグスランゼスと呼ばれる魔王を討伐する為の武器を製作して欲しいという話だった。 …というか、こう言った異世界召喚の場合…神々達から聖剣を与えられるものでは無いのか…普通は? ところが、この世界に魔王が出現したのは今回が初めてでは無い。 大体300年周期で出現すると言う話だった。 以前までは、異世界召喚で呼ばれた異世界人の勇者には、神々から与えられた聖剣を渡していたのだが…? 神から与えられた聖剣も万能では無い。 八代目の魔王迄には効果があったのだが、対抗策を身に付けたのか…九代目からは聖剣の効果が薄くなり、今後の対策として、十代目の魔王からは地上の鍛治職人が創り出した技術の武器でなんとか撃退をして貰っていた。 だが、時代の流れの所為なのか…? 現在の鍛治職人達が創り出した武器では、とても魔王討伐が可能とは思えない程に衰退してしまっていて、ならば…勇者以外に新たに鍛治職人を地球から呼び出そうとして、瑛夜が召喚されたのだった。 神々達も魔王を倒してくれる者達の選考は、疎かにはしていない。 勇者達は正義感の強い若者達が選ばれた。 そして鍛治職人には厳選なる選考の末に、在園路家第二十七代刀工士の瑛夜が呼び出されたのだった…のだが? この辺は神の誤算的部分があった。 瑛斗は刀鍛冶士の家系だけど、刀匠ではなく、刀工である。 ※この世界では、刀工は刀匠より下の立場という意味である。 刀造りの技術は有してはいるが、まだ師匠から認められた訳では無い。 瑛夜よりも上の刀匠を呼びたかったが、その刀匠の年齢が年配過ぎて耐えられないと思っての瑛斗だったのだった。 果たして瑛夜は、魔王を倒せられる様な武器を作り出す事は出来るのだろうか?

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

目覚めれば異世界!ところ変われば!

秋吉美寿
ファンタジー
体育会系、武闘派女子高生の美羽は空手、柔道、弓道の有段者!女子からは頼られ男子たちからは男扱い!そんなたくましくもちょっぴり残念な彼女もじつはキラキラふわふわなお姫様に憧れる隠れ乙女だった。 ある日体調不良から歩道橋の階段を上から下までまっさかさま! 目覚めると自分はふわふわキラキラな憧れのお姫様…なにこれ!なんて素敵な夢かしら!と思っていたが何やらどうも夢ではないようで…。 公爵家の一人娘ルミアーナそれが目覚めた異なる世界でのもう一人の自分。 命を狙われてたり鬼将軍に恋をしたり、王太子に襲われそうになったり、この世界でもやっぱり大人しくなんてしてられそうにありません。 身体を鍛えて自分の身は自分で守ります!

転生幼女の攻略法〜最強チートの異世界日記〜

みおな
ファンタジー
 私の名前は、瀬尾あかり。 37歳、日本人。性別、女。職業は一般事務員。容姿は10人並み。趣味は、物語を書くこと。  そう!私は、今流行りのラノベをスマホで書くことを趣味にしている、ごくごく普通のOLである。  今日も、いつも通りに仕事を終え、いつも通りに帰りにスーパーで惣菜を買って、いつも通りに1人で食事をする予定だった。  それなのに、どうして私は道路に倒れているんだろう?後ろからぶつかってきた男に刺されたと気付いたのは、もう意識がなくなる寸前だった。  そして、目覚めた時ー

【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる

三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。 こんなはずじゃなかった! 異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。 珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に! やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活! 右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり! アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。

異世界人生を楽しみたい そのためにも赤ん坊から努力する

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕の名前は朝霧 雷斗(アサギリ ライト) 前世の記憶を持ったまま僕は別の世界に転生した 生まれてからすぐに両親の持っていた本を読み魔法があることを学ぶ 魔力は筋力と同じ、訓練をすれば上達する ということで努力していくことにしました

処理中です...