【完結】攻撃に関する事が一切出来ない無能と呼ばれた低ランク冒険者は実は補助と生産系だけはトップクラス! 攻撃出来なくても無双は可能なのさ!

アノマロカリス

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第二章

第二話 久々の故郷…(の筈なんだけど、嬉しさが全くない!)

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 『冒険者シオン・ノート‼ 抵抗せずに我々に従え‼』
 
 僕は現在、大勢の騎士達に囲まれていた。
 チームとは別行動をしているおかげで、チームの人達には迷惑が掛かってないと思うが、僕が捕まればそれも時間の問題だろう。
 そうなると、アントワネットの存在もバレる。
 連行される場所は、王都では無く恐らく実家だろう…?
 そもそも何でこうなったのか、それは数時間前に遡る。

 ………数時間前………

 やっとの思いで宿屋で休息をするチームのメンバーだった。
 一息つくと、ザッシュが僕に尋ねて来た。

 「シオンは転移魔法は確か使えないと言っていなかったか?」
 「実はとあるクエストの報酬で貰ったこの杖なのですが、この杖のお陰で様々な魔法が使える様になったんです。」
 「クエストの報酬が杖とは…面白いな。」

 ザッシュはそれ以上聞いてこなかった。
 まぁ、正直…自分の父親の怪我を治すのに大量の金を要求して、その代わりにクルシェルラーファを受け取ったなんて言う話は僕もしたくはない。
 なので、それ以上聞いてこない事に関しては、正直ありがたかった。

 「さて、これからの事だが…どうする?」
 「まず、ここで夜を明かしましょう。 アントワネットさんには、部屋から1歩も出ないで貰い…食事に関しては僕達が外で食べ終わった後に持って帰って来るまで我慢をして貰う方向で…」
 「私は部屋から出られないの⁉」
 「別に出ても良いですよ。 ただし、マリーゴールドの元領民に見付かって暴行を加えられた後に現領主に身柄を引き渡されても良いのであれば…」
 「大人しく待っています…」
 
 やはり、この人には危機感という物が無いらしい…
 そうでなければ、ベイルードよりもマリーゴールドの領民を受け入れているこの街で出歩きたいなんて普通は思わないからだ。
 
 「そういえば、シオンはここが故郷なんだよな? 懐かしさとかはあるのか?」
 「ないですね…ここは忌まわしい場所ですので、早く立ち去りたいです。 それに、アントワネットさんではありませんが…僕もこの街では変装をしないと、街中を出歩けませんし…」
 「そうか、シオンはここの領主の息子だもんな? 人によっては実家に連絡が入る可能性があるのか…」
 「それに加えて英雄騒ぎです。 見付かれば騒がれますから…」
 「だから宿を取る時に、お前もフードを被っていたのか。」
 
 まぁ、それだけが理由ではない。
 実家に連絡が行くと色々と面倒な事が起きるからだ。
 まぁ、ベイルードで父親を治したければ…と大量の金品を要求した話が家族観だけで止まっていれば良いが、下手すると騎士達にも伝わっている可能性がある。
 兄妹達は黙っていても、あの母親だけは喚き散らしていたから下手すると…という可能性も視野に入れて置かなければならない。
 
 「なぁ、シオン…この街で馬車は借りられるか?」
 「この街で馬車は…Bランク以上のチームなら可能ですね。 それ以外だと…王都まで行く乗合馬車がありますが…」
 「さすがにダレオリア港に直行する馬車は無いか。」
 「ありませんね、王都まで行けばありますが…この街からではありません。」

 ザッシュのチームの【漆黒の残響】は、Cランクのチームである。
 なので、馬車を借りる事は出来ない。
 そして乗合馬車も王都まで直行ではあるが、途中の街や村に立ち寄り補給が必要だったりする。
 その立ち寄る場所に、アントワネットの元故郷のマリーゴールド領がある。
 
 「乗合馬車か…」
 「乗合馬車ですか…」
 「乗合馬車がねぇ…」

 僕達の視線がアントワネットに集中した。
 僕はふと思い出した事があった。

 「そういえばザッシュさんは、ベイルードまでどうやって来たんですか?」
 「ダレオリア港にベイルードの街に向かう行商人のグループがいてな、それの護衛役を引き受けてやって来たんだ。」
 「なるほど、行商人のグループか…それだと途中の街で補給はほぼ必要ないですもんね。」
 「そうだな、寄り道をしないお陰で割と早くに到着した。」
 
 この街から行商人が行くとすれば、ベイルードか王都に行くのが多い上に途中で町や村に立ち寄るからな…
 護衛をしても途中の街に立ち寄るのはリスクがある。

 「あ、そうか…」
 「どうした?」
 「今まで、何処かの護衛や馬車を借りる事ばかり考えていましたが、自分達で入手すれば問題は無いんですよね?」
 「そうは言うが…馬車も決して安くはないぞ!」
 「貴族馬車なら確かにそうでしょうね…ですが、行商馬車ならどうでしょうか?」
 「なるほど、それならそこまで高くは無いか?」
 「問題は馬なんですよねぇ…本来なら馬に乗っていければ良いのですが…?」

 馬車に乗って行く分には問題はないのだが、獣人という種族は馬と極端に相性が悪く…馬は決して獣人を跨らせないので馬で移動は殆ど無理なのである。
 とはいえ、全ての獣人が馬に嫌われている訳ではないのだが…ミーヤの様な猫獣人ならともかく、狼獣人のグレンの場合だと…

 「シオンの転移魔法で王都まではいけないのか?」
 「無理ですね…僕は王都には行った事が無いので。」
 「騎士領の貴族でもか?」
 「僕は家では両親からは蔑まされただけではなく、疎まれてもいましたからね…そんな子供を王都の…国王に紹介する事はしたくなかったんでしょう。」
 「王都の近くの場所に転移魔法が使えればなぁ…?」
 「行ける場所は無くもないのですが、その場合だと魔物の群れの中に飛び込む形になりますが、それでも良ければ…」
 
 僕はアントワネットを横目で見ると、ザッシュは理解した。
 
 「ちなみにだが…乗合馬車は、乗客は多いか?」
 「その時にもよりますが…ここ1年くらいは、マリーゴールド領に行き来する人も増えましたね。 現領主に変わってから流通も再開する様になったので、領民も昔の仲間や家族に会うのに良く利用しています。」
 「だとすると、やはり馬車を購入する方が早いな。」
 「ですね、その方が良いと思います。 問題は、売りに出している馬車があるかどうかとすぐに売って貰えるかどうかですが…?」
 
 最近では流通関係で、領民が馬車を購入するケースも少なくはない。
 なので運良く手に入る…という可能性が極端に低いのだ。

 「シオンは、馬車は作れないか?」
 「やはりそこに辿り着きますよね? 作れない事は無いとは思いますが…最低でも1週間から10日は掛かりますよ。 レグリーさんが手伝ってくれたとしてもね。」
 「そうなのか、レグリー?」
 「私も馬車は作った事はありません。 でも、それ位の日数が掛かるのは確かですね。」
 「馬車って、車輪と人が乗る箱だけだろ?」
 「子供の玩具ならそれでも良いでしょうけど、人が乗る場合は車輪の補強や軸の強化とか…諸々を揃えようとするとそれなりに日数が掛かるんです。」
 「そうだったのか、すまん浅はかだった!」
 
 別に購入といっても新品にこだわる必要はない。
 中古でも修復をすれば乗れない事は無いのだが、それらは領民や平民が真っ先に購入していくので逆に数が無い場合がある。
  
 「では、馬車を購入するという形でとりあえず決定として…問題は何処の商会で購入するかなんですが…」
 「候補は幾つある?」
 「候補は3つの商会ですね…ただ、2つの商会は曲者で交渉が下手だと吹っ掛けられます。」
 「ろくでもないな…それで、もう1つは?」
 「僕の商品を快く買い取ってくれた商会があるのですが…うちの実家とも繋がっているので、僕が交渉すると安く手に入る場合がありますが…」
 「実家に連絡が入る可能性があるか…」
 
 元父親があの怪我が回復したからと言ってすぐに戻って来るとは考えにくいが、それでも多くの日数は掛からずに帰って来るだろう。
 それに家には多分…先に帰って来た兄妹の誰かが帰って来ている筈だろうし…?
 それがラーダやマーファなら何とか言い包められるが、ファリス兄さんやファラリス姉さんだった場合は、厄介な事しか思い浮かばない。
 僕の中で考えが葛藤していたが、考えていても仕方がないので決心した。

 「わかりました、商会の方へは僕が話を通してみます。」
 「良いのか? 俺達も着いて行った方が良いか?」
 「いえ、万が一の事もありますので結構です。 もしも僕が3日以上帰って来ない場合は、先に向かって下さい。」
 「そうならない事を祈ろう。」
 「では、早速行ってきますので…」

 僕は宿を出た。
 まだ人の通りは多い時間だったので、僕はフードを深くかぶって僕が以前にお世話になった商会に行った。
 そして商会を見て意を決して入って行った。

 「これは、シオン坊ちゃま!」
 「坊ちゃまは辞めて下さい! 僕はもうあの家とは関係ないので…」
 「いえ、坊ちゃまはいつまで経っても坊ちゃまです。 それで、今日はどの様な御用件ですか?」
 「実は、僕にも所属したいと思えるようなチームに出会ったのですが、そのチームは災害級や天災級を討伐するチームなので、馬車を購入したいと思いこちらに参りました。」
 「ですが、坊ちゃまはマジックバッグを所持していますよね?」
 「前にも話しましたが、このバッグはこの大きさの物しか入らないので、さすがに魔獣は入りませんよ…」

 …という事にしていた。
 僕の収納魔法は、この商会のルドルフにも見せてはいなかったのでこの説明で納得してもらえた。
 
 「それで、どの様な馬車をお探しですか?」
 「出来ればですね…大型であればそれに越した事は無いのですが、屋根付きであれば尚良いのですが…」

 この世界の大型の馬車は、行商団とかでもない限り個人で保有する者はあまりいない。
 個人で大型の馬車を保有していると、盗賊達に狙われる可能性があるからだ。

 「では、この様な馬車は如何でしょうか?」
 
 僕は商会の人に店の中を案内された。
 そして現在商品としてある馬車を見て行った。
 だが、僕が眺めている時にルドルフがこっそりと合図を出していたのを僕は知らなかった。
 
 「候補は幾つかに絞れました。 ですが、チームの皆とも相談がしたいので一度戻りますね。」
 「少しお待ちになって下さい! あ、そういえば…坊ちゃまはベイルードで英雄になられたそうですね?」
 「まぁ、成り行きでそう呼ばれる事になりましたけど、僕が望んだ訳ではないので…」
 
 僕はそういって商会を出ようとすると、ルドルフは更に話を振って来た。

 「あ、英雄様に馬車を販売するのであれば、価格は相談させて戴きますよ!」
 「それは嬉しいですね…あまり高価過ぎると、これからの旅も…」

 僕はルドルフが話の最中で外の方をチラチラと見ているのに気が付いた。
 さすがに異変に気付いた僕は、索敵魔法を展開した。
 すると、多くの点がこの店に向かって来るのが見えた。

 「ルドルフ…僕を売ったのか?」
 「申し訳ありません、これも領主様からの通達なので…」
 
 …という事は、こちらに向かっているのは騎士か…
 領主命令という事は、王城に連行される可能性は…可能性は…あるな。
 国王陛下からの召喚状を蹴ったし、国王から母親が譲り受けたクルシェルラーファを奪い取ったとか…色々思い当たる節が多い。
 僕は急いで商会から離れようと外に出た。
 だが、既に大勢の騎士達に囲まれていたのだった。

 『冒険者シオン・ノート‼ 抵抗せずに我々に従え‼』
 「ちなみに、抵抗せずに捕まったとして…僕は何処に連行されるのかな?」
 『まずはグラッド領主様の元に行き、その後は王国に連行されるだろう!』
 「拒否したらどうなりますか?」
 『国家反逆として指名手配される事になるだろう?』
 「この国の英雄を犯罪者に仕立てるのが、王国のやり方なのかい?」
 
 僕は時間を稼ぎながら色々試行錯誤していた。
 仲間の元に転移魔法で移動してから、ガーヴァ渓谷に戻って馬車を作ってから港を目指す…のは無理だな、王国の間所で必ず止められる。
 ベイルードから更に南下して海に出て…も無理か。
 暗唱が多くて波が荒いから、船を作ってもすぐに座礁する可能性が高い。
 何よりチームの仲間に迷惑が掛かるだろうし、犯罪者にでもなったら…逃亡には自信があるけど仲間まで巻き込めない。

 「わかりました、大人しく従います。」
 
 僕は騎士達にグラッド家に連行されて行った。
 そしてそこにいたのは、領主代行のファラリス姉さんだった。
 両親では無かったのは幸いだが、よりにもよってファラリス姉さんだとは思わなかった。
 これは相当な覚悟で挑まないと、話が通る事はまずないな…
 ハッキリ言って最悪な状況に変わりはなかった。

 「シオン…私の言いたい事は解りますか?」
 「いえ、見当もつきません! 僕はこれからどうなるのでしょうか?」
 「父様と母様には連絡を入れましたので、明日には帰って来るでしょう。 貴方はそれまでの間は、こちらで拘束致します。」
 
 あの両親が僕を快く送り出してくれる事なんてまずない。
 これから何が起こるのか…?
 僕はそれだけが気掛かりで仕方が無かった。
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