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第一話 暗殺者ギルド

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 5つの大陸のにある大国のローンテシュリア王国。

 その城下街にある冒険者ギルドの地下に、暗殺ギルド・ヴァーミリオン一家のアジトがある。

 暗殺者ギルドの依頼といえば主に暗殺任務が主なのだが…そう何度も何度も依頼が舞い込むと言うわけではない。

 ならば…そういう時は何をしているのか?

 依頼が無い場合は冒険者ギルドで冒険者として依頼をこなすのである。

 そしていざ依頼が舞い込むと、暗殺者ギルドとしての活動をする…のだが?

 「今回の依頼は、ファストに女学園の潜入を行なって貰う。」

 「分かりました。」

 女学園…というと、やはり女装して潜入をしないといけないんだよね?

 暗殺者ギルドには女性もいる。

 いや、その前に…暗殺者ギルド・ヴァーミリオン一家の概要を話しておくか!

 まず冒険者ギルドの地下に暗殺者ギルドがある。

 暗殺者ギルドは世間ではそう呼ばれてはおらず…危険物処理係(正式名称では無い)という感じで、冒険者ギルドでも請け負えない依頼を処理する部署である。

 なら…暗殺者ギルドは他の場所にあるのでは?

 そう思う方もいると思うが、暗殺者ギルドのギルドマスターは同時に冒険者ギルドのギルドマスターでもある。

 構成員は約100名いて、その内の序列10以上はナンバーズと呼ばれる精鋭部隊だ。

 年齢は最低で10歳~最高年齢は30歳くらいかな…ギルマスと福マス抜かせば。

 メンバーの加入方法は面接をして入る…という訳ではなくて、副マスがどこかから連れてくるのである。

 ボクも連れて来られた内の1人です。

 暗殺者ギルドのメンバーは、何かしらの特殊能力が備わっているもの達が多い。

 ブレイドは全身が刃物になる特殊な身体だけど…普通の人より重量があって水に浮く事が出来ない為に水が苦手、ダートは如何なる物質をも擦り抜けられるという身体だけど…本人の意思で実体化した際に攻撃されると喰らうという弱点がある。

 サリィは…爆弾娘である。

 仲間からは火薬を身体から生み出していると勘違いされるが、サリィの能力は爆発物その物を身体から排出して攻撃する能力がある。

 一見見る限りでは最強の攻撃力を誇るのだが…使い手のサリィ自身が頭が弱いので序列上位には入れないのであった。

 他にも序列5位以上は特殊能力もそうだけど、種族も異なってくる。

 今回は登場しないので登場した際に紹介するけど、5位以上にはサキュバスやバンパネラという種族の者がいたりする。

 とりあえず、暗殺ギルドの紹介はこんな感じです。

 次回、女学園の詳細が明らかに!
 
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