散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。

アノマロカリス

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第八話 絶好調です!

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 彼女達の幸運のスキルのおかげなのか…?
 僕のスキルの獲得経験値数○倍の効果は、数百倍か数千倍が発動をしていて…彼女達のレベルは、遂に35を越える事になった。
 この速さは、歴代のパーティーの中で1番早いレベルの上がりだった。
 その反面……?
 彼女達の心は、かなり消費をして行ったと思う。
 僕は彼女達を鼓舞奮闘させる為に、悪口を言いまくったからだ。
 そのお陰で、攻撃力は数倍もの効果を発揮して、魔物を倒すスピードも上がった。
 その後には、心のケアとして…労いも忘れてはいなかった。
 
 「まぁ、クエストの報酬よりも高額な食事を奢らせられる羽目になるが…」

 彼女達のレベルがどんどん上がっていくのは、大変有り難い。
 彼女達は、僕を成長させる為の養分なので、多少の事は目を瞑ろうと思った。

 「そろそろ、ランクアップを目指してみたらどうかな?」
 「それよりも、ディストはほとんどレベルが上がらないね?」
 「僕のスキルの事は説明しただろ、僕はレベル上げには興味が無いし、ランクアップも興味が無いんだ。」
 「そっかぁ~」

 僕はソロで活動をしていても、レベルが上がる事はない。
 そして、下手にランクを上げて僕の知名度が高くなり過ぎると、僕のスキルが周りに知れ渡る事になる。
 そうなると、僕と組めば経験値が爆上がりする為に、常に狙われる立場になるからだ。
 そんな事は面倒なので、僕は余りオープンに関わろうとはしないのだった。
 それに余り有名になり過ぎると…パーティーのレベルを上げてから、脱退時にレベルを掻っ攫うのがバレる危険性があるからだ。
 今迄に組んだパーティーメンバー達は、レベルを奪ってから…弱くなって魔物や魔獣に殺されたので、生きている者が居ないのが救いだが。

 「アタイ達がランクアップなんて、今迄に考えもしなかった。」
 「そうね、こんな短期間でレベルが上がるとは思わなかったし…」
 「だけど、ディスト君にはなんか悪いよねぇ?」
 「ランクが上がれば、今迄に受けられなかったクエストも受けれる様になる。それに、行けるエリアが拡張されるしね。」

 初心者の街は、世界の至る所に存在する。
 レベル20以下は、基本的に初心者の街がある場所の周辺から、他のエリアに足を運ぶことはできない。
 他のエリアに赴きたい場合は、レベルを20以上で、ランクがDランクに上がらないと関所で止められるからだった。
 ちなみに関所のある場所は、初心者の街をから他国との境界線を囲む様に高い塀で覆われているので、乗り越えようとしたり、塀を破壊して抜け道を作ったりは出来ない様になっている。

 「じゃあ、Dランクのランクアップ試験を受けないとね!」
 「その前に、Eランクのランクアップ試験が先だよ。自分達のランクが、Fランクという事を思い出しなよ。」
 「「「「あ、そうだった。」」」」

 彼女達がEランクのランクアップ試験は、割と早く終わるだろう。
 だけど、Dランクのランクアップ試験が………なぁ?
 
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