散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。

アノマロカリス

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第六話 意外な事を発見!

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 僕は、パーティーを組んだメンバーのステータスやスキルを鑑定魔法で見る癖がある。
 こうしておくと、鑑定魔法を発動して居なくても、大体の行動を先読めるからだった。
 だが、彼女達に鑑定魔法を使用する事はなかった。
 何故なら、あんな残念でこの先…上手くやっていけそうもない彼女達に、態々辛い思いをしてまで鑑定魔法を使いたくないからだった。
 …そう、鑑定魔法にはリスクがある。
 消費MPがえげつなく減る事で、その所為で頭が割れる様な痛みが襲ってくるからだった。
 何故にこんな話をしたのかと言うと?
 疑問に思う事があるからだった。

 「今迄にクエストでの達成率を見ても、こんなに攻撃がミスるパーティーの達成率が多いのは矛盾していると感じたからだ。」

 クエストでの採集や採掘など、街の外に出れば嫌がおうにも魔物との遭遇率があってもおかしくはない。
 それが初心者冒険者達が集う街でも例外は無い。
 確かに、他の地域に比べれば…この街の近辺に現れる魔物は、比較的に弱かったり、向かってくる魔物も少ないだろう。
 だけど、全く襲って来ないなんて事はあり得なかった。
 ………と思って居たんだが、彼女達に鑑定魔法を使った事で分かった事があった。
 彼女達は、運が非常に高いのと…?
 かなり珍しいレアスキルを所持していたからだった。
 そのスキルは、エンカウント減少とレア魔物エンカウントというスキルだった。
 だからか、実戦を不安とも感じたのだが…?
 クエストで森での採取に向かっているというのに、魔物が一向に襲い掛かってくる気配が無いのは。
 
 「レベル上げには向かないスキルだが、彼女達の戦闘力……特に命中率を考えると、敵との遭遇率はないに越した事はない。だが、レベルを上げてもらえないと…僕がいる意味がないなぁ?」

 彼女達と出会ったのは、少し早かっただろうか?
 一旦、このパーティから離れて、別のパーティーに参加してから……なんて考えが頭の中で渦巻いていた。
 しかし、彼女達のパーティーメンバーのレベルは平均で15もある。
 スキルで魔物とのエンカウントが減少しているとは言え、ここまでのレベルは…?
 そう思っていると、背後にいる彼女達にバーストボアが現れた。
 彼女達の武器の命中率の悪さなら、放って脱げ出すだろうと思っていたが、逃げ出そうとする者は居らずに戦闘体制の構えをしていた。
 僕は、どうせ敗北するのだろうと思い、戦いを見学する事にした。
 ……ところが、彼女達は上手く連携して、バーストボアを倒す事が出来ていた。
 一体……何故なのか?

 「あ、訓練所でもホーンラビット相手でも、的が小さい相手だったから命中率が悪かったのか。的がそれなりの大きさなら、命中率云々は関係無いのか…」

 僕の未来視は、あながちハズレでは無いみたいだった。
 中型以上の大きさの敵を相手なら、有利に戦えるという事がわかった。
 ならば、コレから行う事は…?
 そう言った大きな魔物を相手にすれば良いだろう。

 僕はそう思って、今後の活動プランを提示した訳なのだが…?
 このパーティーは、一筋縄では行かない悩みが発見されるのだった。
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