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第四章 あれから…
第八話 一方、その頃…後編
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「あぁ…空が青いなぁ。」
僕は現在、現実逃避をしております。
何で現実逃避をしているのかというと…?
「おい、早く立て!いつまで寝たまま空を見上げている‼︎」
「へ~い、分かりましたよ…」
契約において、戦う羽目にはならない…というアレクサンダーの言葉を信じては見たが、決してそんな事はなく…セヴンスナイツと対等に戦える程の剣術を披露しろと言われて戦っていた。
僕の武器は、金属としての性能だけならこの世界で1番だろう。
だけど、剣術と呼べられるような代物では無く、今までは武器の性能だけで敵を倒していた為に…にわか剣法だという事がアッサリとバレて、せめて基礎くらいの剣術を身につける為に、騎士団と剣を交わせていた。
…が、そんな僕に対等に戦える訳もなく…?
現在はボコボコにされて、地面で仰向けになって倒れていたのだった。
「あの~~~、僕は魔王と戦う事はないとは思うので、僕が強くなる必要はないと思うのですが?それに僕は勇者や戦士ではなく、商人や職人という感じなので…」
「本来の役職はそうなのだろうな。だが、魔王軍と戦うという事になれば…商人や職人とは言ってはいられないぞ!」
「魔王軍との戦闘に関しては、バハムートとアレクサンダーと契約をした為に問題は無いかと…?」
「なら、勇者が敗北して、魔王と戦うという事になったら…どうするつもりだ?」
「…その時は、倒れた勇者達を回復させて、魔王の心が折れるまで立ち向かわせます‼︎」
「お前は…鬼畜か!それを勇者達に施したら、勇者達の心も折れるぞ。」
露払いとして魔王軍との戦う事は了承はしたが、魔王と戦う事は了承はしていない。
魔王を倒すのは勇者の役目であり、それは僕では無い。
勇者達が倒されたのなら…回復魔法で完治させてから立ち向かわせるので、僕が戦う必要は無い。
…と言いたい所だが、魔王が馬鹿じゃなければ敵対心はこっちに向くだろうな。
そうなる前に魔王を倒せられれば、僕が出る必要は無くなるので…
「僕は戦いたくは無いので、もう辞めませんか?仮に勇者達が倒れたら、あなた方を召喚してお任せ致しますので…」
「見下げた奴だ!どこまでも他力本願な奴だな!」
「…と言われてもですね…僕はこの世界に転生して来たのは、元々魔王云々とかの話は無く、前世では悲惨な人生を送って来たので、今世では自由気儘なスローライフを送る為だったんですよ。まぁ、転生直後に気付いたら牢屋の中に居て、スローライフとは無縁の生活を送っておりましたが…」
「そんな事があったのか…と、同情をしたい所だが、魔王と戦うとなればお前も少しは自衛を学ばなければならんだろう。さぁ、立て!そして続きを行うぞ‼︎」
僕の同情を誘った説得は無駄に終わっていた。
セヴンスナイツは、何を言ってもどうやっても僕を鍛えるつもりだった。
ここで何をどう言い訳をしても、逃してくれる気はなさそうだ。
僕は諦めて本気で真剣に戦う事に決めたのだった。
~~~~~勇者組~~~~~
一方でこちらの勇者組達はというと…?
勇者クラウドが抜けて5人で行動をしているかと思いきや、現在は3階層を勇者クラウドを含めて6人で行動をしていた。
初めの内は、勇者クラウドは不貞腐れて別行動を取っていたのだけれど…?
あまりにも放置をされ続けていて焦りを感じ始め、他の勇者達に合流する為に3階層で探しに行ったのだった。
…とは言っても、勇者クラウドの実力では3階層の魔物との戦いは、ホーリーの作ってくれた武具の性能が無ければかなり危なく、勇者クラウドは一刻も早く皆と合流をしなければならないと思い、必死に倒して行った結果…?
レベル280まで上がって、無事に合流を果たせたという。
そして勇者クラウドは、合流をするや否や…土下座をして皆に謝罪をすると、他の勇者達は呆れながらも勇者クラウドを許したという話だった。
「これで全員、レベル300を越えたな。」
「あぁ、そうだな。だが、レベル300越えがゴールじゃ無いぞ!輝の負担を軽くする為に、制限時間迄は名一杯レベルを上げるつもりだ。」
「そうなると次は魔王の強さを想定して…今よりも強い相手と戦って場慣れをしなければならないんだけど…」
「そうだな、4階層…いや、いっその事…5階層まで降りてみるというのはどうだろうか?」
勇者組の皆は、魔王と戦っているのでその強さは大体把握をしていた。
現在の強さなら有利に戦えられる…とは、誰も思ってはおらず…前回の戦いを踏まえて、より強敵のいる5階層に降りる事にしたのだった。
…そう、武具の性能のお陰で5階層でも互いに連携をして、仲間の弱みなどを補いながら戦ってはいたんだけど?
やはり無理が祟って、かなりの重傷を負う羽目にもなったのだった。
~~~~~ホーリー~~~~~
あれから約束の二週間まで、残り2日となった。
僕はセヴンスナイツの団長と戦って、勝利こそ出来なかった物の…何とか契約を勝ち取る事が出来たのだった。
ただ…僕は強くなる事を望んでいなかった筈なのに、なぜムキになってしまったのだろうか?
だけど、弱いよりは強くなった方が…と前向きに考える事にして、やり遂げたのだった。
『ホーリーよ、我等を呼び出す時は…いちいち名を呼ぶ必要は無い。セヴンスナイツで皆を召喚出来るであろう。』
「ありがとう。なるべく呼ぶような事にならないでくれれば、ありがたいんだけどね。」
僕はそう言い終わると、深く礼をしてからその場をさって行った。
そして帰りに天龍の元に行き、挨拶とお礼をしたのだけれど…?
相変わらずというか、何というか…言っている言葉が全く分からなかった。
だけどバハムートやアレクサンダー、セヴンスナイツや神獣達は天龍の言葉を理解している。
訛りを理解出来るコツでもあるのだろうか…?
僕は次にワルーンアイランドに来た時に、確かめようと思った。
「さて、勇者組達はどうなっているのかな?」
僕はダンジョンのある場所に赴くと、勇者組達は7階層まで降りている事が分かった。
レベルは全員500以上になっていた。
これなら、前回とは違って…魔王との戦いも有利に事が運ぶだろう。
僕は皆をダンジョンから脱出させて、合流したのだが…?
「おぉ、輝!俺達は約束通りに強くなったぞ‼︎」
「そうだね、全員レベル500以上なんて凄いじゃないか!」
「これで、お前とのレベルも…」
「あ、ごめん。僕のレベルは…現在1134だよ。」
「「「「「「はぁ~~~~~⁉︎」」」」」」
僕はステータスボードを見ながら答えた。
バハムートと戦っていた時や、アレクサンダーと戦っていた時や、セヴンスナイツ達と戦っていた時にもレベルアップの音は頭の中に鳴り響いていた。
だけど、確認する暇がなくて…現在見ていて驚いていた。
「一体…何をやればそんなにレベルが上がるんだ?」
「契約の条件が、その相手に勝利をする事だからだよ。辛かったよ~極大炎ブレスに焦がされそうになるわ、属性魔法で身を焼かれそうになるわ、騎士団のメンバー全員を相手にして、全ての騎士達から勝利をしないと契約が出来なかったからな…」
「ホーリー・シャイニング…お前のやっていた事は、俺達よりもずっと過酷だったんだな?」
「そりゃあ過酷だろう、たった二週間でレベルが倍になるくらいだからな。俺達とは根本的に…」
勇者エイジの言葉に、僕は涙を流した。
この苦労を分かってくれるとは思わなかったからだ。
「それで輝…一体どんな奴等と契約をしたんだ?」
「それは、決戦の時にお披露目するよ。残りの半月で魔力を上げる訓練をしないと、全員を呼び出せられるかどうかが分からないからな。」
今回契約したバハムートやアレクサンダーやセヴンスナイツは、神獣達や四聖獣達に比べたら、魔力消費はそれほど多くは無い。
…が、それでもかなりを消費する訳で…
バハムートとアレクサンダーを召喚すると、仮に勇者達が敗北をしてセヴンスナイツに頼ろうとする時に、召喚出来るか分からないからだった。
当然だけど、魔力回復薬は常備する予定だが…?
腹がタプタプになるのだけは避けたいので、極力使わない様にしようと思ったのだった。
「とりあえずは明日は休みとして…あとは準備期間にする訳なんだけど、勇者組は各国の代表達と打ち合わせがあったりとか忙しいんだよな?」
「あぁ、本来ならもう少し有意義な時間を確保したかったんだがな。前回の敗北で、今回はもう後がないからな。面倒だが、また暫くは別行動になるだろうな。」
「なら、次に会う時は…決戦前の前日になる訳だな。その時は、トンカツでも振る舞ってやるよ。」
「勝負にカツか!良い縁起担ぎになりそうだな‼︎」
そう言って、僕と勇者組達はその場で別れた。
そして僕は久々にフリークスの街にいるラミナに会いに行き、その翌日はデートをしながら休暇を楽しんだ。
まぁ、それからは…魔力操作をして魔力を高める事をしつつ、色々とやらなければならない雑用などをこなして、そしてあっという間に決戦の前日となった。
その日は、勇者組に料理を振る舞った。
その後に、戦闘状況などの打ち合わせをしてから、翌日…
僕達は決戦の火蓋が落とされる事になったのだった。
そして、冒頭に戻る。
僕は現在、現実逃避をしております。
何で現実逃避をしているのかというと…?
「おい、早く立て!いつまで寝たまま空を見上げている‼︎」
「へ~い、分かりましたよ…」
契約において、戦う羽目にはならない…というアレクサンダーの言葉を信じては見たが、決してそんな事はなく…セヴンスナイツと対等に戦える程の剣術を披露しろと言われて戦っていた。
僕の武器は、金属としての性能だけならこの世界で1番だろう。
だけど、剣術と呼べられるような代物では無く、今までは武器の性能だけで敵を倒していた為に…にわか剣法だという事がアッサリとバレて、せめて基礎くらいの剣術を身につける為に、騎士団と剣を交わせていた。
…が、そんな僕に対等に戦える訳もなく…?
現在はボコボコにされて、地面で仰向けになって倒れていたのだった。
「あの~~~、僕は魔王と戦う事はないとは思うので、僕が強くなる必要はないと思うのですが?それに僕は勇者や戦士ではなく、商人や職人という感じなので…」
「本来の役職はそうなのだろうな。だが、魔王軍と戦うという事になれば…商人や職人とは言ってはいられないぞ!」
「魔王軍との戦闘に関しては、バハムートとアレクサンダーと契約をした為に問題は無いかと…?」
「なら、勇者が敗北して、魔王と戦うという事になったら…どうするつもりだ?」
「…その時は、倒れた勇者達を回復させて、魔王の心が折れるまで立ち向かわせます‼︎」
「お前は…鬼畜か!それを勇者達に施したら、勇者達の心も折れるぞ。」
露払いとして魔王軍との戦う事は了承はしたが、魔王と戦う事は了承はしていない。
魔王を倒すのは勇者の役目であり、それは僕では無い。
勇者達が倒されたのなら…回復魔法で完治させてから立ち向かわせるので、僕が戦う必要は無い。
…と言いたい所だが、魔王が馬鹿じゃなければ敵対心はこっちに向くだろうな。
そうなる前に魔王を倒せられれば、僕が出る必要は無くなるので…
「僕は戦いたくは無いので、もう辞めませんか?仮に勇者達が倒れたら、あなた方を召喚してお任せ致しますので…」
「見下げた奴だ!どこまでも他力本願な奴だな!」
「…と言われてもですね…僕はこの世界に転生して来たのは、元々魔王云々とかの話は無く、前世では悲惨な人生を送って来たので、今世では自由気儘なスローライフを送る為だったんですよ。まぁ、転生直後に気付いたら牢屋の中に居て、スローライフとは無縁の生活を送っておりましたが…」
「そんな事があったのか…と、同情をしたい所だが、魔王と戦うとなればお前も少しは自衛を学ばなければならんだろう。さぁ、立て!そして続きを行うぞ‼︎」
僕の同情を誘った説得は無駄に終わっていた。
セヴンスナイツは、何を言ってもどうやっても僕を鍛えるつもりだった。
ここで何をどう言い訳をしても、逃してくれる気はなさそうだ。
僕は諦めて本気で真剣に戦う事に決めたのだった。
~~~~~勇者組~~~~~
一方でこちらの勇者組達はというと…?
勇者クラウドが抜けて5人で行動をしているかと思いきや、現在は3階層を勇者クラウドを含めて6人で行動をしていた。
初めの内は、勇者クラウドは不貞腐れて別行動を取っていたのだけれど…?
あまりにも放置をされ続けていて焦りを感じ始め、他の勇者達に合流する為に3階層で探しに行ったのだった。
…とは言っても、勇者クラウドの実力では3階層の魔物との戦いは、ホーリーの作ってくれた武具の性能が無ければかなり危なく、勇者クラウドは一刻も早く皆と合流をしなければならないと思い、必死に倒して行った結果…?
レベル280まで上がって、無事に合流を果たせたという。
そして勇者クラウドは、合流をするや否や…土下座をして皆に謝罪をすると、他の勇者達は呆れながらも勇者クラウドを許したという話だった。
「これで全員、レベル300を越えたな。」
「あぁ、そうだな。だが、レベル300越えがゴールじゃ無いぞ!輝の負担を軽くする為に、制限時間迄は名一杯レベルを上げるつもりだ。」
「そうなると次は魔王の強さを想定して…今よりも強い相手と戦って場慣れをしなければならないんだけど…」
「そうだな、4階層…いや、いっその事…5階層まで降りてみるというのはどうだろうか?」
勇者組の皆は、魔王と戦っているのでその強さは大体把握をしていた。
現在の強さなら有利に戦えられる…とは、誰も思ってはおらず…前回の戦いを踏まえて、より強敵のいる5階層に降りる事にしたのだった。
…そう、武具の性能のお陰で5階層でも互いに連携をして、仲間の弱みなどを補いながら戦ってはいたんだけど?
やはり無理が祟って、かなりの重傷を負う羽目にもなったのだった。
~~~~~ホーリー~~~~~
あれから約束の二週間まで、残り2日となった。
僕はセヴンスナイツの団長と戦って、勝利こそ出来なかった物の…何とか契約を勝ち取る事が出来たのだった。
ただ…僕は強くなる事を望んでいなかった筈なのに、なぜムキになってしまったのだろうか?
だけど、弱いよりは強くなった方が…と前向きに考える事にして、やり遂げたのだった。
『ホーリーよ、我等を呼び出す時は…いちいち名を呼ぶ必要は無い。セヴンスナイツで皆を召喚出来るであろう。』
「ありがとう。なるべく呼ぶような事にならないでくれれば、ありがたいんだけどね。」
僕はそう言い終わると、深く礼をしてからその場をさって行った。
そして帰りに天龍の元に行き、挨拶とお礼をしたのだけれど…?
相変わらずというか、何というか…言っている言葉が全く分からなかった。
だけどバハムートやアレクサンダー、セヴンスナイツや神獣達は天龍の言葉を理解している。
訛りを理解出来るコツでもあるのだろうか…?
僕は次にワルーンアイランドに来た時に、確かめようと思った。
「さて、勇者組達はどうなっているのかな?」
僕はダンジョンのある場所に赴くと、勇者組達は7階層まで降りている事が分かった。
レベルは全員500以上になっていた。
これなら、前回とは違って…魔王との戦いも有利に事が運ぶだろう。
僕は皆をダンジョンから脱出させて、合流したのだが…?
「おぉ、輝!俺達は約束通りに強くなったぞ‼︎」
「そうだね、全員レベル500以上なんて凄いじゃないか!」
「これで、お前とのレベルも…」
「あ、ごめん。僕のレベルは…現在1134だよ。」
「「「「「「はぁ~~~~~⁉︎」」」」」」
僕はステータスボードを見ながら答えた。
バハムートと戦っていた時や、アレクサンダーと戦っていた時や、セヴンスナイツ達と戦っていた時にもレベルアップの音は頭の中に鳴り響いていた。
だけど、確認する暇がなくて…現在見ていて驚いていた。
「一体…何をやればそんなにレベルが上がるんだ?」
「契約の条件が、その相手に勝利をする事だからだよ。辛かったよ~極大炎ブレスに焦がされそうになるわ、属性魔法で身を焼かれそうになるわ、騎士団のメンバー全員を相手にして、全ての騎士達から勝利をしないと契約が出来なかったからな…」
「ホーリー・シャイニング…お前のやっていた事は、俺達よりもずっと過酷だったんだな?」
「そりゃあ過酷だろう、たった二週間でレベルが倍になるくらいだからな。俺達とは根本的に…」
勇者エイジの言葉に、僕は涙を流した。
この苦労を分かってくれるとは思わなかったからだ。
「それで輝…一体どんな奴等と契約をしたんだ?」
「それは、決戦の時にお披露目するよ。残りの半月で魔力を上げる訓練をしないと、全員を呼び出せられるかどうかが分からないからな。」
今回契約したバハムートやアレクサンダーやセヴンスナイツは、神獣達や四聖獣達に比べたら、魔力消費はそれほど多くは無い。
…が、それでもかなりを消費する訳で…
バハムートとアレクサンダーを召喚すると、仮に勇者達が敗北をしてセヴンスナイツに頼ろうとする時に、召喚出来るか分からないからだった。
当然だけど、魔力回復薬は常備する予定だが…?
腹がタプタプになるのだけは避けたいので、極力使わない様にしようと思ったのだった。
「とりあえずは明日は休みとして…あとは準備期間にする訳なんだけど、勇者組は各国の代表達と打ち合わせがあったりとか忙しいんだよな?」
「あぁ、本来ならもう少し有意義な時間を確保したかったんだがな。前回の敗北で、今回はもう後がないからな。面倒だが、また暫くは別行動になるだろうな。」
「なら、次に会う時は…決戦前の前日になる訳だな。その時は、トンカツでも振る舞ってやるよ。」
「勝負にカツか!良い縁起担ぎになりそうだな‼︎」
そう言って、僕と勇者組達はその場で別れた。
そして僕は久々にフリークスの街にいるラミナに会いに行き、その翌日はデートをしながら休暇を楽しんだ。
まぁ、それからは…魔力操作をして魔力を高める事をしつつ、色々とやらなければならない雑用などをこなして、そしてあっという間に決戦の前日となった。
その日は、勇者組に料理を振る舞った。
その後に、戦闘状況などの打ち合わせをしてから、翌日…
僕達は決戦の火蓋が落とされる事になったのだった。
そして、冒頭に戻る。
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※ハピエン・善人しか書いたことのない作者が、「追放」をテーマにして実験的に書いてみた作品です。普段の作風とは異なります。
※小説家になろう、カクヨムさんで同一名義にて掲載予定です
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