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第二章 冒険者としての活動
第十五話 ラミナの結婚⁉︎・前編
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僕は次に、平民向けの娯楽品作りに取り掛かっていた。
如何に安価で子供向けに作れるかどうかを計算しながら…?
そんな事をしている時に、不意に誰も居ないはずの僕の背後に人の気配がした。
振り返るとそこには、涙を流して立っていたラミナが居た。
「うわぁ!びっくりした~~~!ど、どうしたんだ、ラミナ?」
ラミナの態度は少しおかしかった。
普段ならどんなに辛い時でも笑顔を絶やさず、明るく気さくに話しかけてくるラミナが、この世の絶望の様な顔をしているからだ。
「一体、何があったんだ?」
「私…森猫族の里に連れ戻されるかも知れないの⁉︎」
そう言ってラミナは、しゃがみ込んで泣き出した。
僕はあやして落ち着かせると、ラミナは話し始めた。
「森猫族は、同じ猫人族の中で誰よりも成人の年齢が早いの。」
「そういえば、初めに会った時も…成人が6歳って言っていたね。」
「そうなの。森猫族は、他の猫人族の中で1番弱い種族と言われていて、あまり長く生きられない種族とも言われているの。だから6歳で成人、8歳までに出産をして繁栄をさせないと行けないの。」
「・・・・・・・・・」
単純に…?
身体が弱いとかって、未成熟で早産出産で未熟児を産ませているからじゃ無いのかな?
まぁ、森猫族は元々は森の中を棲家にしている為に、魔物などに狙われる可能性が高い。
森猫族の中にはハンターや戦士もいるらしいけど、察知能力には長けているけど、強い魔物を仕留められる程の力は無いらしく、食い止めるだけで精一杯だそうだ。
かと言って、街に移り住むという事も出来なくは無いんだけど、そうなると街の中での仕事を探す際に、かなりの就職難で…余程優れたギフト持ちでは無い限り、生活はままならないのだとか?
「それでね、ここで稼いでいる分を送ってはいるんだけど、最近では森猫族の森では災害に見舞われて多数の怪我人が出てね。それで、仕事を辞めて戻って来いという手紙が届いて来たの。」
「元気ない理由はそれか!怪我くらいだったら、僕が治療に赴くけど?」
「森猫族は、警戒心が強くてね…身内以外は森に入れない事になっているの。」
「でも、マルザリィさんは入れるんだよね?」
「あの方は、族長と古くからの知り合いという事らしいから…」
ラミナはそう言い終わると、再び泣き出した。
これは…思っていたより、ヘビーな話だな。
だけど、このまま何もしていないと連れ戻される可能性があるわけか!
僕は…ラミナと一緒にいると楽しいし、何かをするのも、どこに行くのもいつも一緒だった。
だから、このまま離れ離れになるなんて事は、一度でも考えたことも無かった。
「だから、ホーリー君。私にホーリー君の子種を…私と繋がって下さい‼︎」
「ぶーーーっ⁉︎ラミナ、意味を分かってて言っているのか⁉︎」
「ここで私の中に子を宿す事ができれば…」
「いやいや、ちょっと待て‼︎」
僕はこの歳で子持ちになるのか⁉︎
いや…でも、子供が出来たとしても、僕にはそれなりの経済力はあるし、暮らす的には特に問題は無い。
だけどなぁ…?
僕がそんな事を考えていると、ラミナは僕に上目遣いで見て来た。
その仕草が可愛らしくて僕は………?
ラミナをお姫様抱っこで抱き上げてから工房を出て、シャイニング診療所(仮)の扉を開けて中に入り…備え付けのベッドにラミナを強引に放り投げた。
そして、ラミナの服を無理矢理脱がせてから…まだ小ぶりな胸の先端を舐めながら、下着中に手を入れて脱がせて………という妄想に耽ってしまった。
「いやいやいやいや、流石にまずいだろう‼︎良かった、今のが妄想で…」
「どうしたの、ホーリー君?」
妄想で助かったのだが、やけに生々しかったな?
流石に10歳未満の子供に手を出す気には、どうしてもなれない。
僕が16歳の成人になれば、遠慮無く行為に及ぶかも知れないが…?
今はまだそんな気は起きない‼︎…と言いつつ、妄想はしてしまったな。
「ラミナ、僕はラミナの事は好きだし、いずれはそう言った関係を持ちたいと思っている。だけど、今すぐにそういう事をしたいわけじゃ無いし…僕にはまだ早いんだ。」
「でも、ホーリー君が直ぐに決断してくれないと、私は……」
「そこなんだけどさ、なんで森猫族はそんなに急ぐの?種族繁栄は分からなくもないけど、それにしたって…」
「それは、森猫族はあまり裕福では無い一族だからなの。他の猫人族の様に強い戦士もいないし、隠れ里に住んでいても魔物には良く狙われるし、下手すれば…コボルドにすら勝つ事は難しくて、食事はいつも質素で…」
「なら、食べ物が定期的に供給されて、森に結界でも張れれば…生活は改善されないかな?」
「そんな事が可能ならね。」
僕はストレージの中を見ると、ワルーンアイランドで土産に貰った食材はまだまだある。
更に金属と魔石があるから、結界を創り出せる魔導具も作れるし、差し当たっての問題は無くなるだろう。
ただ、無料で提供し続けるというのは、あまり良くは無いな?
何かの仕事を与えたい所だけど…?
「森猫族は狩猟以外に、何をやってお金を作っているの?」
「森猫族の周辺には、綿花が発生している場所があってね、そこで糸や布を作り出して生活をしているんだけど…でも、あまり数は作れなくて…」
「だから、裕福では無いのか。それらを作り出せるのなら、それ相応に儲けが出ていてもおかしくは無いのに…」
恐らく…安全に作業が出来る環境も無いのだろうな?
隠れて住んでいるから、常に魔物の襲撃に怯え備えたりしているからか。
「森猫族の森に入る方法は、マルザリィさん以外の方法だと…結婚をしていれば入れるとか?」
「そうね、身内なら問題は無いんだけど…って⁉︎」
「なら、結婚するか…ラミナ?」
「え、本当に⁉︎」
「森猫族は他種族との婚姻を許してもらえれば…の話だけど?」
「それは問題は無いと思うけど…」
「ただ、その前に…ラミナって、もしかして族長の娘とか縁者だったりする?」
「ううん、私は森猫族の一族の…この街で言うなら平民みたいな立場だよ。」
なら、問題は無いか。
でも…異世界での結婚ってどうやるんだろう?
「ラミナ、森猫族の結婚って…どうやるの?」
「森猫族の結婚は、基本的に子を宿した時に結婚という形になって…」
「んがっ⁉︎」
結局はそこに行き着くのか…!
参ったなぁ、これは完全に誤算だぞ。
どうしたら良いものかなぁ?
マルザリィさんに聞いてみるかな…
如何に安価で子供向けに作れるかどうかを計算しながら…?
そんな事をしている時に、不意に誰も居ないはずの僕の背後に人の気配がした。
振り返るとそこには、涙を流して立っていたラミナが居た。
「うわぁ!びっくりした~~~!ど、どうしたんだ、ラミナ?」
ラミナの態度は少しおかしかった。
普段ならどんなに辛い時でも笑顔を絶やさず、明るく気さくに話しかけてくるラミナが、この世の絶望の様な顔をしているからだ。
「一体、何があったんだ?」
「私…森猫族の里に連れ戻されるかも知れないの⁉︎」
そう言ってラミナは、しゃがみ込んで泣き出した。
僕はあやして落ち着かせると、ラミナは話し始めた。
「森猫族は、同じ猫人族の中で誰よりも成人の年齢が早いの。」
「そういえば、初めに会った時も…成人が6歳って言っていたね。」
「そうなの。森猫族は、他の猫人族の中で1番弱い種族と言われていて、あまり長く生きられない種族とも言われているの。だから6歳で成人、8歳までに出産をして繁栄をさせないと行けないの。」
「・・・・・・・・・」
単純に…?
身体が弱いとかって、未成熟で早産出産で未熟児を産ませているからじゃ無いのかな?
まぁ、森猫族は元々は森の中を棲家にしている為に、魔物などに狙われる可能性が高い。
森猫族の中にはハンターや戦士もいるらしいけど、察知能力には長けているけど、強い魔物を仕留められる程の力は無いらしく、食い止めるだけで精一杯だそうだ。
かと言って、街に移り住むという事も出来なくは無いんだけど、そうなると街の中での仕事を探す際に、かなりの就職難で…余程優れたギフト持ちでは無い限り、生活はままならないのだとか?
「それでね、ここで稼いでいる分を送ってはいるんだけど、最近では森猫族の森では災害に見舞われて多数の怪我人が出てね。それで、仕事を辞めて戻って来いという手紙が届いて来たの。」
「元気ない理由はそれか!怪我くらいだったら、僕が治療に赴くけど?」
「森猫族は、警戒心が強くてね…身内以外は森に入れない事になっているの。」
「でも、マルザリィさんは入れるんだよね?」
「あの方は、族長と古くからの知り合いという事らしいから…」
ラミナはそう言い終わると、再び泣き出した。
これは…思っていたより、ヘビーな話だな。
だけど、このまま何もしていないと連れ戻される可能性があるわけか!
僕は…ラミナと一緒にいると楽しいし、何かをするのも、どこに行くのもいつも一緒だった。
だから、このまま離れ離れになるなんて事は、一度でも考えたことも無かった。
「だから、ホーリー君。私にホーリー君の子種を…私と繋がって下さい‼︎」
「ぶーーーっ⁉︎ラミナ、意味を分かってて言っているのか⁉︎」
「ここで私の中に子を宿す事ができれば…」
「いやいや、ちょっと待て‼︎」
僕はこの歳で子持ちになるのか⁉︎
いや…でも、子供が出来たとしても、僕にはそれなりの経済力はあるし、暮らす的には特に問題は無い。
だけどなぁ…?
僕がそんな事を考えていると、ラミナは僕に上目遣いで見て来た。
その仕草が可愛らしくて僕は………?
ラミナをお姫様抱っこで抱き上げてから工房を出て、シャイニング診療所(仮)の扉を開けて中に入り…備え付けのベッドにラミナを強引に放り投げた。
そして、ラミナの服を無理矢理脱がせてから…まだ小ぶりな胸の先端を舐めながら、下着中に手を入れて脱がせて………という妄想に耽ってしまった。
「いやいやいやいや、流石にまずいだろう‼︎良かった、今のが妄想で…」
「どうしたの、ホーリー君?」
妄想で助かったのだが、やけに生々しかったな?
流石に10歳未満の子供に手を出す気には、どうしてもなれない。
僕が16歳の成人になれば、遠慮無く行為に及ぶかも知れないが…?
今はまだそんな気は起きない‼︎…と言いつつ、妄想はしてしまったな。
「ラミナ、僕はラミナの事は好きだし、いずれはそう言った関係を持ちたいと思っている。だけど、今すぐにそういう事をしたいわけじゃ無いし…僕にはまだ早いんだ。」
「でも、ホーリー君が直ぐに決断してくれないと、私は……」
「そこなんだけどさ、なんで森猫族はそんなに急ぐの?種族繁栄は分からなくもないけど、それにしたって…」
「それは、森猫族はあまり裕福では無い一族だからなの。他の猫人族の様に強い戦士もいないし、隠れ里に住んでいても魔物には良く狙われるし、下手すれば…コボルドにすら勝つ事は難しくて、食事はいつも質素で…」
「なら、食べ物が定期的に供給されて、森に結界でも張れれば…生活は改善されないかな?」
「そんな事が可能ならね。」
僕はストレージの中を見ると、ワルーンアイランドで土産に貰った食材はまだまだある。
更に金属と魔石があるから、結界を創り出せる魔導具も作れるし、差し当たっての問題は無くなるだろう。
ただ、無料で提供し続けるというのは、あまり良くは無いな?
何かの仕事を与えたい所だけど…?
「森猫族は狩猟以外に、何をやってお金を作っているの?」
「森猫族の周辺には、綿花が発生している場所があってね、そこで糸や布を作り出して生活をしているんだけど…でも、あまり数は作れなくて…」
「だから、裕福では無いのか。それらを作り出せるのなら、それ相応に儲けが出ていてもおかしくは無いのに…」
恐らく…安全に作業が出来る環境も無いのだろうな?
隠れて住んでいるから、常に魔物の襲撃に怯え備えたりしているからか。
「森猫族の森に入る方法は、マルザリィさん以外の方法だと…結婚をしていれば入れるとか?」
「そうね、身内なら問題は無いんだけど…って⁉︎」
「なら、結婚するか…ラミナ?」
「え、本当に⁉︎」
「森猫族は他種族との婚姻を許してもらえれば…の話だけど?」
「それは問題は無いと思うけど…」
「ただ、その前に…ラミナって、もしかして族長の娘とか縁者だったりする?」
「ううん、私は森猫族の一族の…この街で言うなら平民みたいな立場だよ。」
なら、問題は無いか。
でも…異世界での結婚ってどうやるんだろう?
「ラミナ、森猫族の結婚って…どうやるの?」
「森猫族の結婚は、基本的に子を宿した時に結婚という形になって…」
「んがっ⁉︎」
結局はそこに行き着くのか…!
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