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第二章 冒険者としての活動
第十三話 再び参上!勇者…誰だっけ?・後編
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現在、僕の目の前には…良く分からない男が僕のフルネームを叫んでいた。
その男は、僕の事を指差して…「ようやく見つけたぞ!」…と言って来た。
僕はこの男と、どこかであったっけ?
僕は首を傾げていると、その男は怒り狂った様に怒鳴り始めた。
『俺がここ何週間、何度貴様を訪ねに行ったと思っているんだ!それなのに、貴様はいつも不在で…‼︎』
「えーっと…?」
『ん?』
「お宅………誰だっけ?」
『貴様、俺の事を忘れたというのか‼︎俺の名は、クモタカ=ミタライ…女神に選ばれし勇者で、またの名を………』
あ~思い出した。
俺と同じ地球から、異世界転移して来た奴か…?
ここ最近に、色々とイベント毎が多過ぎて…こいつの存在を忘れていたよ。
もう2度と会う事もないと思っていて、すっかり記憶から抜け落ちて……ん?
待てよ、クモタカミタライって言っていたけど、またの名をクラウド…と言っていたから、漢字で書くと…雲高と書くんだろうなぁ?
それで、ミタライも…漢字で書くと御手洗と書いたよな?
普通…クモタカなんて名前を付けるかねぇ?
どう見たって読み方は、ウンコウじゃないのかな?
…となると、フルネームだと…御手洗雲高となるから……?
考え事をしていたから、無視をしていると思ったのか?
話を途中で切って、すんごい睨んで来るんだけど?
『おい貴様、聞いているのか?俺は女神に選ばれし勇者で、またの名を……』
「勇者便所のウンコ!」
『そうだ!俺の名前は、勇者便所のウン……って、違うわ‼︎』
「何だかノリが良いなぁ?芸人の才能があるんじゃないか?」
僕は勇者クラウドが、勇者便所のウンコと言い掛けて、思いっきり吹いた。
僕が笑っている姿を見て、勇者便所のウンコ…いや、勇者クラウドは真っ赤な顔をして怒鳴って来た。
『貴様は、何故俺が…登校拒否をした時のあだ名を知っている⁉︎』
「やっぱり、クモタカでは無く…ウンコウだったのか!…っていうか、こんな名前をつけられていたら、登校拒否になるのも頷けるよなぁ?」
『それと、女神に聞いたが…貴様も転生者という話ではないか‼︎』
「確かに僕は転生者だよ。転生した時の貴族の名前もあるけど、それとは別に名を名乗っている。それが、ホーリー・シャイニングで~」
『貴様は俺の名を聞いて笑っていたが、貴様の地球での名前は何だ?』
「僕?僕の地球での名前は、テル=ヒジリだよ。君の様に、名乗ったら虐めの的になる様な、恥ずかしい名前じゃない!」
僕の名前を聞くと、勇者便所のウンコ……いや、勇者クラウドは地団駄を踏んでいた。
まぁ、気持ちは分からなくもないが…?
コイツの両親は、何故自分の子供にウンコウなんて名付けたんだ?
名字が御手洗なのに…絶対に、虐めの的になるとか考えなかったのかねぇ?
「おい、そこの…恥ずかしいフルネームを持つ、勇者便所のウンコ!一体何の用で来た?」
『貴様、マジでふざけんなよ‼︎俺の名は、勇者クラウドだと言っているだろう‼︎』
「話が進まないから、さっさと理由を話せよ…勇者ウンコ!」
『勇者クラウドだと言っているだろう‼︎』
「どうでも良いから、さっさと理由を言え!まだこのくだりを続けるのか?」
『貴様が余計な呼び名で呼ばなければ…って、貴様が転生者と分かったのでな、魔王を倒す為に誘いに来てやっ…』
「だから、断ると以前も言っただろう。僕は弱い奴の下に付く気は無いんだ。」
『ふっ…俺が弱いか。あれから女神から新たなギフトを貰って、死に物狂いでレベルを上げた結果…ランクは貴様と同じBランクになり、レベルも70と…貴様を越えているんだぞ‼︎』
…コイツは何を言っているんだろうか?
あれから何日が経っていると思うんだ?
僕のレベルがいつまでも同じな訳がなかろう…と思っていたけど、そう言えば…ワルーンアイランドにいる時はステータスボードを見ていなかったなぁ?
僕はステータスボードを見てみると、レベルは100を越えていて…現在のレベルは、レベル124になっていた。
何でそんなに上がって…って、考えてみれば当然か!
魔王の幹部を倒しているし、神獣や精霊王達を救うのに戦ったりをしていたし。
それに、休暇中も全て自堕落な日々を送っていた訳では無い。
召喚魔法用の召喚獣の契約の為に、何匹かと戦って屈服させて…テイムを繰り返していたから、それでレベルが上がったんだろうなぁ?
そういえば、精霊とも契約の為に戦ったっけ…?
『フッ…どうだ悔しいか!俺は貴様よりも上なのがな‼︎』
「いや、僕の現在のレベルは124で冒険者ランクはSランクだ!どうだ?追い越したと思っていた相手が、また更に差を広げられた気分は…」
『な、何だと⁉︎』
「それにさぁ、勇者を名乗って魔王を倒すとか言っているけど…お前は、魔王の幹部と戦った事はあるのか?」
『魔王の幹部?』
「昆布じゃねーぞ、幹部だぞ~」
『そんな事を間違えるか‼︎だが、魔王の幹部か……出遭った事はないな?』
「僕は今迄に魔王の幹部を2匹倒しているよ。他に異世界転移して来た勇者も、魔王の幹部を倒しているという話だし…お前だけだよ、勇者を名乗っている癖に魔王の幹部と戦っていないのは…それで良く勇者を名乗れたな。恥ずかしくないのか~?勇者に選ばれなかった僕ですら、魔王の幹部を倒しているというのに…」
『ぐっ………』
他に異世界転移して来た勇者…というのがいるかどうかは、全く分からない。
だって、僕のハッタリなのだから…
ただ、女神トゥエルティスから聞いた話だと、魔王が現れると勇者は複数人呼ばれるという話だから、僕が知らない所でいてもおかしくはない…と思う。
「だから、こんな所でウダウダしている暇があるなら、さっさと仲間を集めて魔王の幹部を倒す為に出発しろよ、勇者ウンコ!」
『だから、貴様を誘いに…』
「だから、断ると言っただろう。僕を頼らずに他の者を誘え!」
『だが、貴様以上の戦力が……』
「仮にだぞ、仮にお前に協力をして魔王を倒したとしても、お前は元の世界に帰れるから別に良いかも知れないが…僕はこの世界に残るんだぞ。そんな僕に、勇者ウンコのパーティーメンバーとして、後世に名が残るとなると…恥ずかしくて、生き恥を晒す事になるだろう。」
『貴様、また俺の事をウンコと…』
「この際だから、ハッキリと言ってやるよ。僕はお前に協力をする気は全く無い!だから、さっさとこの場から去って自分の仲間を見付けて魔王を倒せ!それに、魔王の幹部があとどれだけ居るか…は分からないけど、早く仲間を見付けないと…他に奴等に先を越されるぞ~!」
流石にここまで言えば、勇者ウンコが僕を誘う事はもう無いだろう。
僕は魔王討伐には興味が無いし、成り行きで魔王の幹部を倒してはいたけど、本来なら魔王関連には一切関わり合いたくは無いからね。
そんな事を考えていると、勇者ウンコはとんでもない事を言い出して来た。
『貴様を誘うという事はもうしない。だが、俺が貴様よりも強い事を証明した場合は、俺の言う事を聞け‼︎』
「はぁ~~~レベル差を考えろよ、レベル70の奴がレベル124に勝てると思っているのか?」
『俺は女神から聞いて知っているぞ!貴様には、回復手段はあるが…攻撃に関する魔法は殆ど無いと‼︎』
確かに、前回来た時には…攻撃に関する魔法は殆ど無かったが?
いつまでも一緒な訳が無かろう。
そんな事を思っていると、勇者ウンコは右手を天に上げて、詠唱を唱え始めた。
「ん?」
『天空に棲まう雷の神…』
「あぁ、雷魔法ね~」
勇者ウンコは、無詠唱を使えないのか?
詠唱を口に出していたら、何の魔法を使う事くらい分からないのかねぇ?
『フッ…喰らえ!ライトニングブレー………』
「我が召喚に応じよ、雷の雷獣…サモン・イクシオン‼︎」
『な、何ぃ~~~⁉︎』
勇者ウンコが放った雷魔法は、僕の頭上に落ちて来ていた。
…が、僕の横に魔法陣が現れると、雷を纏った馬のイクシオンが現れて…勇者ウンコが放って来た雷魔法を全て喰らい尽くした。
『貴様は回復魔法しか使えないんじゃ無かったのか⁉︎』
「情報が古い!僕がいつまでも自分の能力をそのままにすると思っているの?」
まぁ、召喚魔法はお礼として神様から貰った物なんだけどね。
でも、勇者ウンコはその事は知らない筈だし…あ、でも、痛い目だけは遭わせておくか!
「イクシオン…ライトニングランス‼︎」
『な、何だと⁉︎』
イクシオンは四つ足で踏ん張ると、額の角から青白い光を発生させて…槍の様な形の雷を放った。
その雷の槍は、真っ直ぐ勇者ウンコの元に飛んで行き…直撃を喰らって、全身に雷光が走って行った。
『ギャァァァァァァァ‼︎』
「気持ちは分かるよ~イクシオンをテイムする為に、僕も散々喰らったから…」
そう…ワルーンアイランドでテイムする為の魔物の殆どは、戦いで勝利をしないとテイムする事は叶わなかった。
攻撃手段の無い僕は、倒す迄に時間が掛かったのも確かだけど…?
倒す迄に、相手の技を何発も喰らった事があった。
なので、勇者ウンコの現状は…とっても気持ちが分かるのだった。
「これで、勝負有りで良いかな?」
『あぁ、俺の負けだ。もう2度とお前を誘う事はしない…』
勇者ウンコはヨロヨロと立ち上がると、その場を後にしたのだった。
さらば!勇者ウンコ…いや、便所のウンコだっけ?
まぁ良いや、2度と会う事はないだろうしね。
こうして、トラブルは去って行ったのだが。
この数日後に、また別な勇者が訪ねて来たんだけど…?
僕はトラブルに巻き込まれ易い呪いでも掛かっているのかなぁ?
その男は、僕の事を指差して…「ようやく見つけたぞ!」…と言って来た。
僕はこの男と、どこかであったっけ?
僕は首を傾げていると、その男は怒り狂った様に怒鳴り始めた。
『俺がここ何週間、何度貴様を訪ねに行ったと思っているんだ!それなのに、貴様はいつも不在で…‼︎』
「えーっと…?」
『ん?』
「お宅………誰だっけ?」
『貴様、俺の事を忘れたというのか‼︎俺の名は、クモタカ=ミタライ…女神に選ばれし勇者で、またの名を………』
あ~思い出した。
俺と同じ地球から、異世界転移して来た奴か…?
ここ最近に、色々とイベント毎が多過ぎて…こいつの存在を忘れていたよ。
もう2度と会う事もないと思っていて、すっかり記憶から抜け落ちて……ん?
待てよ、クモタカミタライって言っていたけど、またの名をクラウド…と言っていたから、漢字で書くと…雲高と書くんだろうなぁ?
それで、ミタライも…漢字で書くと御手洗と書いたよな?
普通…クモタカなんて名前を付けるかねぇ?
どう見たって読み方は、ウンコウじゃないのかな?
…となると、フルネームだと…御手洗雲高となるから……?
考え事をしていたから、無視をしていると思ったのか?
話を途中で切って、すんごい睨んで来るんだけど?
『おい貴様、聞いているのか?俺は女神に選ばれし勇者で、またの名を……』
「勇者便所のウンコ!」
『そうだ!俺の名前は、勇者便所のウン……って、違うわ‼︎』
「何だかノリが良いなぁ?芸人の才能があるんじゃないか?」
僕は勇者クラウドが、勇者便所のウンコと言い掛けて、思いっきり吹いた。
僕が笑っている姿を見て、勇者便所のウンコ…いや、勇者クラウドは真っ赤な顔をして怒鳴って来た。
『貴様は、何故俺が…登校拒否をした時のあだ名を知っている⁉︎』
「やっぱり、クモタカでは無く…ウンコウだったのか!…っていうか、こんな名前をつけられていたら、登校拒否になるのも頷けるよなぁ?」
『それと、女神に聞いたが…貴様も転生者という話ではないか‼︎』
「確かに僕は転生者だよ。転生した時の貴族の名前もあるけど、それとは別に名を名乗っている。それが、ホーリー・シャイニングで~」
『貴様は俺の名を聞いて笑っていたが、貴様の地球での名前は何だ?』
「僕?僕の地球での名前は、テル=ヒジリだよ。君の様に、名乗ったら虐めの的になる様な、恥ずかしい名前じゃない!」
僕の名前を聞くと、勇者便所のウンコ……いや、勇者クラウドは地団駄を踏んでいた。
まぁ、気持ちは分からなくもないが…?
コイツの両親は、何故自分の子供にウンコウなんて名付けたんだ?
名字が御手洗なのに…絶対に、虐めの的になるとか考えなかったのかねぇ?
「おい、そこの…恥ずかしいフルネームを持つ、勇者便所のウンコ!一体何の用で来た?」
『貴様、マジでふざけんなよ‼︎俺の名は、勇者クラウドだと言っているだろう‼︎』
「話が進まないから、さっさと理由を話せよ…勇者ウンコ!」
『勇者クラウドだと言っているだろう‼︎』
「どうでも良いから、さっさと理由を言え!まだこのくだりを続けるのか?」
『貴様が余計な呼び名で呼ばなければ…って、貴様が転生者と分かったのでな、魔王を倒す為に誘いに来てやっ…』
「だから、断ると以前も言っただろう。僕は弱い奴の下に付く気は無いんだ。」
『ふっ…俺が弱いか。あれから女神から新たなギフトを貰って、死に物狂いでレベルを上げた結果…ランクは貴様と同じBランクになり、レベルも70と…貴様を越えているんだぞ‼︎』
…コイツは何を言っているんだろうか?
あれから何日が経っていると思うんだ?
僕のレベルがいつまでも同じな訳がなかろう…と思っていたけど、そう言えば…ワルーンアイランドにいる時はステータスボードを見ていなかったなぁ?
僕はステータスボードを見てみると、レベルは100を越えていて…現在のレベルは、レベル124になっていた。
何でそんなに上がって…って、考えてみれば当然か!
魔王の幹部を倒しているし、神獣や精霊王達を救うのに戦ったりをしていたし。
それに、休暇中も全て自堕落な日々を送っていた訳では無い。
召喚魔法用の召喚獣の契約の為に、何匹かと戦って屈服させて…テイムを繰り返していたから、それでレベルが上がったんだろうなぁ?
そういえば、精霊とも契約の為に戦ったっけ…?
『フッ…どうだ悔しいか!俺は貴様よりも上なのがな‼︎』
「いや、僕の現在のレベルは124で冒険者ランクはSランクだ!どうだ?追い越したと思っていた相手が、また更に差を広げられた気分は…」
『な、何だと⁉︎』
「それにさぁ、勇者を名乗って魔王を倒すとか言っているけど…お前は、魔王の幹部と戦った事はあるのか?」
『魔王の幹部?』
「昆布じゃねーぞ、幹部だぞ~」
『そんな事を間違えるか‼︎だが、魔王の幹部か……出遭った事はないな?』
「僕は今迄に魔王の幹部を2匹倒しているよ。他に異世界転移して来た勇者も、魔王の幹部を倒しているという話だし…お前だけだよ、勇者を名乗っている癖に魔王の幹部と戦っていないのは…それで良く勇者を名乗れたな。恥ずかしくないのか~?勇者に選ばれなかった僕ですら、魔王の幹部を倒しているというのに…」
『ぐっ………』
他に異世界転移して来た勇者…というのがいるかどうかは、全く分からない。
だって、僕のハッタリなのだから…
ただ、女神トゥエルティスから聞いた話だと、魔王が現れると勇者は複数人呼ばれるという話だから、僕が知らない所でいてもおかしくはない…と思う。
「だから、こんな所でウダウダしている暇があるなら、さっさと仲間を集めて魔王の幹部を倒す為に出発しろよ、勇者ウンコ!」
『だから、貴様を誘いに…』
「だから、断ると言っただろう。僕を頼らずに他の者を誘え!」
『だが、貴様以上の戦力が……』
「仮にだぞ、仮にお前に協力をして魔王を倒したとしても、お前は元の世界に帰れるから別に良いかも知れないが…僕はこの世界に残るんだぞ。そんな僕に、勇者ウンコのパーティーメンバーとして、後世に名が残るとなると…恥ずかしくて、生き恥を晒す事になるだろう。」
『貴様、また俺の事をウンコと…』
「この際だから、ハッキリと言ってやるよ。僕はお前に協力をする気は全く無い!だから、さっさとこの場から去って自分の仲間を見付けて魔王を倒せ!それに、魔王の幹部があとどれだけ居るか…は分からないけど、早く仲間を見付けないと…他に奴等に先を越されるぞ~!」
流石にここまで言えば、勇者ウンコが僕を誘う事はもう無いだろう。
僕は魔王討伐には興味が無いし、成り行きで魔王の幹部を倒してはいたけど、本来なら魔王関連には一切関わり合いたくは無いからね。
そんな事を考えていると、勇者ウンコはとんでもない事を言い出して来た。
『貴様を誘うという事はもうしない。だが、俺が貴様よりも強い事を証明した場合は、俺の言う事を聞け‼︎』
「はぁ~~~レベル差を考えろよ、レベル70の奴がレベル124に勝てると思っているのか?」
『俺は女神から聞いて知っているぞ!貴様には、回復手段はあるが…攻撃に関する魔法は殆ど無いと‼︎』
確かに、前回来た時には…攻撃に関する魔法は殆ど無かったが?
いつまでも一緒な訳が無かろう。
そんな事を思っていると、勇者ウンコは右手を天に上げて、詠唱を唱え始めた。
「ん?」
『天空に棲まう雷の神…』
「あぁ、雷魔法ね~」
勇者ウンコは、無詠唱を使えないのか?
詠唱を口に出していたら、何の魔法を使う事くらい分からないのかねぇ?
『フッ…喰らえ!ライトニングブレー………』
「我が召喚に応じよ、雷の雷獣…サモン・イクシオン‼︎」
『な、何ぃ~~~⁉︎』
勇者ウンコが放った雷魔法は、僕の頭上に落ちて来ていた。
…が、僕の横に魔法陣が現れると、雷を纏った馬のイクシオンが現れて…勇者ウンコが放って来た雷魔法を全て喰らい尽くした。
『貴様は回復魔法しか使えないんじゃ無かったのか⁉︎』
「情報が古い!僕がいつまでも自分の能力をそのままにすると思っているの?」
まぁ、召喚魔法はお礼として神様から貰った物なんだけどね。
でも、勇者ウンコはその事は知らない筈だし…あ、でも、痛い目だけは遭わせておくか!
「イクシオン…ライトニングランス‼︎」
『な、何だと⁉︎』
イクシオンは四つ足で踏ん張ると、額の角から青白い光を発生させて…槍の様な形の雷を放った。
その雷の槍は、真っ直ぐ勇者ウンコの元に飛んで行き…直撃を喰らって、全身に雷光が走って行った。
『ギャァァァァァァァ‼︎』
「気持ちは分かるよ~イクシオンをテイムする為に、僕も散々喰らったから…」
そう…ワルーンアイランドでテイムする為の魔物の殆どは、戦いで勝利をしないとテイムする事は叶わなかった。
攻撃手段の無い僕は、倒す迄に時間が掛かったのも確かだけど…?
倒す迄に、相手の技を何発も喰らった事があった。
なので、勇者ウンコの現状は…とっても気持ちが分かるのだった。
「これで、勝負有りで良いかな?」
『あぁ、俺の負けだ。もう2度とお前を誘う事はしない…』
勇者ウンコはヨロヨロと立ち上がると、その場を後にしたのだった。
さらば!勇者ウンコ…いや、便所のウンコだっけ?
まぁ良いや、2度と会う事はないだろうしね。
こうして、トラブルは去って行ったのだが。
この数日後に、また別な勇者が訪ねて来たんだけど…?
僕はトラブルに巻き込まれ易い呪いでも掛かっているのかなぁ?
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