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第二章 冒険者としての活動
第十二話 再び参上!勇者…誰だっけ?・前編
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その日、僕は…久々に朝寝坊をした。
神獣様達を救った後は、休暇を満喫する事が出来たんだけど…?
かなり自堕落な生活のリズムを送っていて、好きな時間に起きて、好きな時間に食事をし、また好きな時間で昼寝をする…そんな生活に慣れてしまった結果、いつも起きる時間に間に合う事が出来なかった。
「今日も朝飯を食いっぱぐれたか!」
ベッドの隣を見ると、クリスとラミナはとっくに起きている様子だった。
どうせ起きるなら、僕も一緒に起こしてくれれば…と思ったけど、休暇から帰って来たとは言っても、今日は特に仕事は無い。
代わりにドリース商会の方では、慌ただしく動いている様子だった。
原因は恐らく…アレだろう?
~~~~~昨日の夜~~~~~
僕は冒険者ギルドから帰って来て、まず最初にマルザリィに報告をしに行った。
休暇を与えてくれた事と、お土産を渡す事と、大事な話を伝える為だった。
休暇の事に関しては、特に何も言ってはこないだろう。
問題は、お土産に関する話になると、その理由を問われる可能性があるからだ。
…なので、もう正直に話す事を決意した。
「マルザリィさん、この度は休暇を了承して下さった事を、誠に感謝致します。」
「ホーリー君、休暇は満喫出来ましたか?それにしても、ワルーンアイランドですか…一度行きましたが、あそこの食材は良い物を扱っていて…」
「あ、その件でのお話もあったのです。実は、お土産を渡そうと思いまして…」
「お土産…ですか?」
地球では、旅行に行った際のお土産を知人や友人に渡す風習がある。
だけど、この異世界では…裕福な者では無い限り、お土産を買って渡すという風習は無い。
なので、マルザリィは…お土産という言葉に疑問を持っていた様だった。
「えーっと…ですね?まず、雲海空魚に雲海クラーケン、雲海クラーゴンに雲海マグロ、雲海サーモンに雲海ブリ、雲海ホタテに雲海サザエ……」
「は…はぁ~~~?」
「他にも、山の果物セットと…」
「ちょ、ちょっと待って下さい‼︎何なんですか、これら全て…ワルーンアイランドの名産品じゃ無いですか⁉︎」
「はい、向こうを経つ前に色々とお土産として渡されましたので…」
「ワルーンアイランドでは、ごく当たり前の物ですが…購入しようとすると、とんでも無く値段が高いんですよ。輸送手段も限られている為に、収納魔法とかが無いと持ち出す事は困難で…」
「マルザリィさんも知っての通り、僕にはストレージが有りますからね。」
「ですが、これだけの品と量を税金だって…一体幾ら掛かったんですか⁉︎」
「タダです!」
「はぁ~?」
「無料です!」
「いえ、意味が分からないという意味ではありません。これらの品がタダって…?」
僕はマルザリィに、ワルーンアイランドでの一件を話した。
そしてついでに僕が転生者という事も話をした。
全てを聞き終えたマルザリィは、頭を押さえながら溜め息を吐いていた。
「まさか…ホーリー君が勇者様と同じ世界から来た転生者だったとは⁉︎」
「全ての勇者が僕のいた世界から来たかどうかまでは分かりませんが、僕は伝承にある勇者達が来た異世界が故郷です。」
「それで、グレハムハート公爵家に転生をして、神託の儀が悲惨な結果で追い出されたと…?では、シャイニング孤児院とかの話は…」
「全くの大嘘です。僕が転生者だと知れたりすると、余計な騒ぎになると思って…あの時は騙していてすいません。」
「そういう理由なら、仕方がありませんよ。それにしても、ホーリー君が元は異世界人ですか…?なら、この世界に来た理由は、勇者となって魔王を討伐する為に?」
「いえ、僕をこの世界に送り込んでくれた女神トゥエルティス様は、僕を勇者としてでは無く、第二の人生を謳歌する為に送って下さったのです。」
マルザリィは腕を組みながら、難しそうな顔をしていた。
まぁ、急にこんな話を振られたら…戸惑ったりしてもおかしくは無い。
「それが、この量ですか…一切金の掛かっていない理由がわかりました。」
「実は、これらが…ストレージを圧迫される程に入っていまして、人生を5回くらいやり直さないと消化し切れないくらいに入っているんですよ。…という訳で、こんなにあっても食い切れないので、ワルーンアイランドの食材は…半分を食堂に、半分を商品に無償でお渡し致します。」
「いやいや、無償で…と申されましても、まともに売れば…いえ、少しは買い取らせて下さい!」
「タダで貰った物を売る気はありませんので、御安心下さい。ただし、1つ条件があるのですが…?」
「条件…ですか?」
「また更に申し訳ないのですが、当分……いえ、今度は長期休暇を与えて欲しいのです。」
「それは、何日くらいですか?」
これから僕がやろうとしている事は、神々達の暇を解消する為に、娯楽品の製造をする事だった。
ただ、これにはかなりの日数が掛かる為、下手したら…1ヶ月程度では足りない可能性があるかも知れないのだった。
「実は、神々達に献上する品々がありまして…その制作期間が結構な日数を要するんですよ。」
「あぁ、先程の神々達からのギフトの譲渡の条件ですか…?」
「ただ、この献上品なのですが…この世界でも娯楽として売りに出す事も許可を貰った為に、それらをドリース商会から販売すれば、莫大な売り上げが望めるかと。」
「ホーリー君…我輩は、ホーリー君と知り合う事が出来て…本当に良かったです‼︎」
「え?急にどうしたんですか?」
「そういう事でしたら!休暇申請はしなくても構いません。ホーリー君はこれからは職人として雇用致しますので…」
「そうか、職人か!職人なら、好きに工房に入り浸る事が出来るんだな!」
「それと、先程の雲海の魚介類ですが…?タダで貰うのも申し訳ないので、売り上げの3割を御提供致しますね。」
「え~~~、3割も頂いて良いのですか?」
「雲海空魚とかになりますと、場所にもよりますが…金貨10枚から取引されますからね。それに元手がタタで、商会としては全く痛手にはなりませんから!」
そういう事なら、有り難く貰う事にしよう。
…とまぁ、こんな事があり…?
現在のドリース商会では、噂を聞き付けた客が押し寄せて来て…対処に追われているという事だった。
「僕も手伝った方が良いだろうか?いや、当分は店に出なくても良いと言われたし、別に良いか。」
…そう、これがまずかった。
僕は重役出勤の様に、ゆっくりと支度をして…シャイニング診療所(仮)に置いてあった荷物を回収しに向かっていた時に、運悪く声を掛けられたのだった。
『ようやく見付けたぞ!ホーリー・シャイニング‼︎』
僕に声を掛けて来た男は………あれ、誰だっけ?
神獣様達を救った後は、休暇を満喫する事が出来たんだけど…?
かなり自堕落な生活のリズムを送っていて、好きな時間に起きて、好きな時間に食事をし、また好きな時間で昼寝をする…そんな生活に慣れてしまった結果、いつも起きる時間に間に合う事が出来なかった。
「今日も朝飯を食いっぱぐれたか!」
ベッドの隣を見ると、クリスとラミナはとっくに起きている様子だった。
どうせ起きるなら、僕も一緒に起こしてくれれば…と思ったけど、休暇から帰って来たとは言っても、今日は特に仕事は無い。
代わりにドリース商会の方では、慌ただしく動いている様子だった。
原因は恐らく…アレだろう?
~~~~~昨日の夜~~~~~
僕は冒険者ギルドから帰って来て、まず最初にマルザリィに報告をしに行った。
休暇を与えてくれた事と、お土産を渡す事と、大事な話を伝える為だった。
休暇の事に関しては、特に何も言ってはこないだろう。
問題は、お土産に関する話になると、その理由を問われる可能性があるからだ。
…なので、もう正直に話す事を決意した。
「マルザリィさん、この度は休暇を了承して下さった事を、誠に感謝致します。」
「ホーリー君、休暇は満喫出来ましたか?それにしても、ワルーンアイランドですか…一度行きましたが、あそこの食材は良い物を扱っていて…」
「あ、その件でのお話もあったのです。実は、お土産を渡そうと思いまして…」
「お土産…ですか?」
地球では、旅行に行った際のお土産を知人や友人に渡す風習がある。
だけど、この異世界では…裕福な者では無い限り、お土産を買って渡すという風習は無い。
なので、マルザリィは…お土産という言葉に疑問を持っていた様だった。
「えーっと…ですね?まず、雲海空魚に雲海クラーケン、雲海クラーゴンに雲海マグロ、雲海サーモンに雲海ブリ、雲海ホタテに雲海サザエ……」
「は…はぁ~~~?」
「他にも、山の果物セットと…」
「ちょ、ちょっと待って下さい‼︎何なんですか、これら全て…ワルーンアイランドの名産品じゃ無いですか⁉︎」
「はい、向こうを経つ前に色々とお土産として渡されましたので…」
「ワルーンアイランドでは、ごく当たり前の物ですが…購入しようとすると、とんでも無く値段が高いんですよ。輸送手段も限られている為に、収納魔法とかが無いと持ち出す事は困難で…」
「マルザリィさんも知っての通り、僕にはストレージが有りますからね。」
「ですが、これだけの品と量を税金だって…一体幾ら掛かったんですか⁉︎」
「タダです!」
「はぁ~?」
「無料です!」
「いえ、意味が分からないという意味ではありません。これらの品がタダって…?」
僕はマルザリィに、ワルーンアイランドでの一件を話した。
そしてついでに僕が転生者という事も話をした。
全てを聞き終えたマルザリィは、頭を押さえながら溜め息を吐いていた。
「まさか…ホーリー君が勇者様と同じ世界から来た転生者だったとは⁉︎」
「全ての勇者が僕のいた世界から来たかどうかまでは分かりませんが、僕は伝承にある勇者達が来た異世界が故郷です。」
「それで、グレハムハート公爵家に転生をして、神託の儀が悲惨な結果で追い出されたと…?では、シャイニング孤児院とかの話は…」
「全くの大嘘です。僕が転生者だと知れたりすると、余計な騒ぎになると思って…あの時は騙していてすいません。」
「そういう理由なら、仕方がありませんよ。それにしても、ホーリー君が元は異世界人ですか…?なら、この世界に来た理由は、勇者となって魔王を討伐する為に?」
「いえ、僕をこの世界に送り込んでくれた女神トゥエルティス様は、僕を勇者としてでは無く、第二の人生を謳歌する為に送って下さったのです。」
マルザリィは腕を組みながら、難しそうな顔をしていた。
まぁ、急にこんな話を振られたら…戸惑ったりしてもおかしくは無い。
「それが、この量ですか…一切金の掛かっていない理由がわかりました。」
「実は、これらが…ストレージを圧迫される程に入っていまして、人生を5回くらいやり直さないと消化し切れないくらいに入っているんですよ。…という訳で、こんなにあっても食い切れないので、ワルーンアイランドの食材は…半分を食堂に、半分を商品に無償でお渡し致します。」
「いやいや、無償で…と申されましても、まともに売れば…いえ、少しは買い取らせて下さい!」
「タダで貰った物を売る気はありませんので、御安心下さい。ただし、1つ条件があるのですが…?」
「条件…ですか?」
「また更に申し訳ないのですが、当分……いえ、今度は長期休暇を与えて欲しいのです。」
「それは、何日くらいですか?」
これから僕がやろうとしている事は、神々達の暇を解消する為に、娯楽品の製造をする事だった。
ただ、これにはかなりの日数が掛かる為、下手したら…1ヶ月程度では足りない可能性があるかも知れないのだった。
「実は、神々達に献上する品々がありまして…その制作期間が結構な日数を要するんですよ。」
「あぁ、先程の神々達からのギフトの譲渡の条件ですか…?」
「ただ、この献上品なのですが…この世界でも娯楽として売りに出す事も許可を貰った為に、それらをドリース商会から販売すれば、莫大な売り上げが望めるかと。」
「ホーリー君…我輩は、ホーリー君と知り合う事が出来て…本当に良かったです‼︎」
「え?急にどうしたんですか?」
「そういう事でしたら!休暇申請はしなくても構いません。ホーリー君はこれからは職人として雇用致しますので…」
「そうか、職人か!職人なら、好きに工房に入り浸る事が出来るんだな!」
「それと、先程の雲海の魚介類ですが…?タダで貰うのも申し訳ないので、売り上げの3割を御提供致しますね。」
「え~~~、3割も頂いて良いのですか?」
「雲海空魚とかになりますと、場所にもよりますが…金貨10枚から取引されますからね。それに元手がタタで、商会としては全く痛手にはなりませんから!」
そういう事なら、有り難く貰う事にしよう。
…とまぁ、こんな事があり…?
現在のドリース商会では、噂を聞き付けた客が押し寄せて来て…対処に追われているという事だった。
「僕も手伝った方が良いだろうか?いや、当分は店に出なくても良いと言われたし、別に良いか。」
…そう、これがまずかった。
僕は重役出勤の様に、ゆっくりと支度をして…シャイニング診療所(仮)に置いてあった荷物を回収しに向かっていた時に、運悪く声を掛けられたのだった。
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