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第二章 冒険者としての活動
第四話 勇者参上!その名は…?
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「待っていたよ、ホーリー・シャイニング!……今日こそは、俺の誘いを受けてもらうよ‼︎」
毎回毎回思うんだけど、何故にコイツは僕の名前をフルネームで呼んで来るんだ?
そして…自信満々の笑みが何か鼻につく。
話し合いに応じる前に、少し揶揄ってみるかな?
「申し訳ありませんが、僕は女の子が好きなんです。男の人に熱烈な告白をされても、心は揺れませんし…ハッキリ言って迷惑です‼︎」
「いや、俺はそんなつもりで言った訳じゃない‼︎」
そんな僕達の言葉のやりとりを聞いて、周りはザワザワとし始めた。
アイツは弁解をしようと、周りにいた人達に必死になって、言い訳をしていた。
「全く……幼い男の子が好きだなんて、君はショタなのかい?」
「馬鹿な事を言うな‼︎俺は普通に、女の子が好きなんだ‼︎断じて、ショタコンではない‼︎」
僕とコイツのやり取りに、周りにいた皆は首を傾げていた。
急に静かになったみたいだけど…何かあったのかな?
「なぁ、ホーリー…」
「何、クリス?」
「ショタとか、ショコタンって何だ?」
「ショタコンだよ、ショタコン…幼い男の子の事が好きな奴の事を言う言葉だよ。」
「それは、どこの言葉なんだ?」
あれ?
この世界に、ショタコンという言葉は存在しないのか?
でも、コイツには普通に通じているし…?
コイツもコイツで、周りの反応を見て…首を傾げているな。
この反応って、まさかコイツは?
「えーっと…?って、名前なんだ?」
「俺の名は、クモタカ=ミタライ……またの名をクラウド‼︎女神に選ばれたイケメン勇者だ‼︎」
…何処をツッコんだら良いかなぁ?
自分でイケメンを言うかねぇ?
多分だけど、この世界ではイケメンという単語も存在をしていないと思うんだけど?
だけど、その名前からすると、召喚者か転移者かな?
あ………女神から選ばれたという事は、転移者の方が確実だな。
その証拠に、クモタカという男は…髪はよく見ると、茶髪だけど、根元が黒髪だからな。
「えーっとな、どっちの名前で呼んだら良いんだ?クモタカか?クラウドなのか?」
「どちらでも好きな名前で呼んだら良いだろうが……出来れば、クラウドの方で頼む。」
「分かったよ、クラウドさん。…で、何度も何度も断っているのに、何故僕を勧誘したがるんだ?」
「それは、魔王を倒すには…攻撃力の高い者達も必要だが、同時に守りも必要だと感じてな。それで最近噂になっている、回復術師に勧誘をしているという訳だ。」
「ふ~ん…」
いるとは思っていたけど、僕以外にも異世界からの住人はいたんだな。
女神から選ばれた…と言っていたが、なんか頼りなさそうだなぁ?
「えーっと、クラウドさん…先程に女神に選ばれたと言っていたけど、何処かの国に召喚されたのか?それとも、女神によって転移されたのか?」
「何故…俺が異世界から来た事を知っている⁉︎」
「この世界は、異世界人はそれ程珍しい訳では無いからな。それに名前が独特だし…」
「そうか、幼い癖に鋭いな。」
この…自称勇者のクラウドは、真面目っぽい性格みたいだが、決して頭は良く無いな。
その証拠に、先程のショタコンの件を聞いて来ないからな。
しかし、魔王討伐の為の仲間集めとして、僕に声を掛けて来たというわけか。
判断は正しいけど、なんだかなぁ~?
「悪いけど、魔王討伐に関する仲間集めなら、他の勇者に協力を願って来れ。」
「は?何を言ってんだ、お前……勇者は俺1人………」
「いや、魔王討伐の為に異世界から呼び出される勇者は、複数人居るよ。別にクラウドさんだけが、特別という訳じゃ無いんだ。」
「な、何だと⁉︎」
あれ?
この話は知らなかったのかな?
いや、異世界で勇者を…という話に浮かれていて、聞いていなかった線が強いな。
この話は、女神からは伝えられているとは思ったんだけど?
あ~~~でも、コイツは頭悪そうだからな、何度も何度も断っているのに、しつこく勧誘して来るくらいだから…
「まぁ、仲間になる云々の話は別として…この世界に来て、冒険者ギルドに登録として行動しているよね?現在のランクとレベルは幾つ?」
「よく分かったな!王国からの軍資金が底をつき始めていてな、冒険者稼業をしていかないと生活がままならないんだよ。現在のランクはDランクで、レベルは38だ。」
「そんな低ランクと低レベルで、よくも僕を誘いに来れたな?僕はBランクでレベルは68だよ。」
「な…!お前は今迄にどんな奴と戦って来たんだ⁉︎」
「色々だけど、強敵と呼べる相手と言ったら…ベヒーモスとグリーンドラゴン10匹と…エルダーリッチ位かな?」
「な、何~~~~~⁉︎」
この反応を見る限り、この勇者クラウドは…今迄に大した魔物は倒してはいないだろうなぁ?
それで、良く高らかに勇者宣言をして、魔王を倒すとか言えた物だな?
周りの人達が呆れ始めているし…
「それだけの強さなら、俺と一緒に来てくれ!それで、共に魔王を………」
「断る‼︎」
「な、なんだと⁉︎」
「そんな事を言って、自分が楽をする為に誘っているんじゃ無いのか?」
「いや、断じて、そんな事は………」
「言葉に詰まるという事は、図星だろう。どうせ、パワーレベリングでレベルを上げるのが目的で僕を誘いたかったんだろうね。僕を誘いたかったら、せめてランクとレベルを越えてから、それでも僕の力が必要とあるならば、もう1度誘いに来てくれ。」
「くっ……」
それにしても、本当にこの男は察しが悪いな。
ショタコンの件もそうだが、イケメンやパワーレベリングもこの世界には無い言葉の筈なのに、何故会話が成り立っている事に気付かないかなぁ?
それに、女神にも様は付けていないし…
勇者の協力をする事自体は、別に構わないが…?
愚者に協力をする気は毛頭無い。
これで、諦めてくれると良いんだけどなぁ?
「俺は…女神と契約をしているんだ。魔王をどうしても倒さないと…」
「あぁ、序列の関係か。」
「ん?何でその事を知っている⁉︎」
「この世界では、神様達が序列を争っているのは一部では有名な話だからね。どれだけの信仰を集められたかによって、自分の力が格上げされるらしいから…」
当然だけど、こんな話は一部どころか、誰も全く知らない。
僕は、女神トゥエルティスから事前に聞かされていたので、事情を知っていると言う物なのだが…?
自分が捜し出して、異世界に送った勇者が魔王を倒した際に…その神が選んだ勇者が魔王を倒した事により讃えられて、より多くの信仰を集める事により、強大な力を手に入れて序列が変わる事で、その神は大きな権力を神界で持つことが出来るという。
その間の神は、次の魔王発生までの間は他の神々達に対して、権力を振り翳して好き勝手に出来るという権利が与えられるというものだった。
…そう、これは神達のくだらないゲームの様な遊戯だったのだった。
女神トゥエルティスは、その十二神の中で1番力が弱い神で…そう言った序列争いに参加出来る資格すら与えられなかったので、興味すら無かったらしい。
「魔王を倒せば、現在のギフトを持ったまま…元の世界に帰れるが、魔王を倒せなかった場合は元の世界に帰れない…とか言われたんだろ?」
「そうだ、俺は学園生活ではパッとしない隠キャだったんだ。だけど、この世界で入手したギフトを持って帰れば、元の世界では有意義な生活を……!」
「得られないよ。」
「は?」
「クラウドは騙されたんだよ。この世界には、過去に何度も勇者として異世界から…召喚や転移や転生させられた者達はいたけど、その誰しもが元に世界に帰った記実が無いんだ。いや、全員が全員という訳ではないな?神の気まぐれで、元の世界に帰された者も居るらしいんだけど、この世界で得た力やギフトを持って帰れるという事は無くて、記憶を消されてそのまま帰されたらしいよ。」
この話は転生前に、女神トゥエルティスから聞かされた話だった。
ただし…前半は本当の話の事だが、後半の話は僕の作り話だ。
こうでも話さないと、クラウドはしつこく勧誘してくるからだ。
この世界に異世界から来た者達の殆どは、元の世界に帰る事を拒んで住み続けている。
中には、帰って行った者も居るらしいけど…その後にどうなっているのかは分からない。
だって、そんな特殊な力を持って、元の世界に帰っているとしたら…何かしらの騒ぎになっているか、騒ぎを起こしている可能性があるし、その事で良い意味でも悪い意味でも有名になっているだろうからだ。
だけど、僕の世界では過去にそんな能力を持った偉人の話は聞いた事がない。
僕の元いた世界から異世界に呼ばれたのか…?
はたまたは、パラレルワールドが本当に存在していて、その世界から連れて来られたのかまではね。
「俺は…どうしたら良い?」
「さぁ?どの道…生きていく為には、生活費を稼がないと行けないし、生きる気が無いのなら、街の外で自殺でもすれば?僕はやる気のある人には手を差し伸べるけど、やる気の無い人に構ってあげる余裕は無いからね。」
「そうか、分かったよ。」
そう言って、勇者クラウドはその場を後にした。
多分、これで…二度と会う事も勧誘する事はないだろう。
ただし、女神との連絡手段を持っていなければ…の話だが?
毎回毎回思うんだけど、何故にコイツは僕の名前をフルネームで呼んで来るんだ?
そして…自信満々の笑みが何か鼻につく。
話し合いに応じる前に、少し揶揄ってみるかな?
「申し訳ありませんが、僕は女の子が好きなんです。男の人に熱烈な告白をされても、心は揺れませんし…ハッキリ言って迷惑です‼︎」
「いや、俺はそんなつもりで言った訳じゃない‼︎」
そんな僕達の言葉のやりとりを聞いて、周りはザワザワとし始めた。
アイツは弁解をしようと、周りにいた人達に必死になって、言い訳をしていた。
「全く……幼い男の子が好きだなんて、君はショタなのかい?」
「馬鹿な事を言うな‼︎俺は普通に、女の子が好きなんだ‼︎断じて、ショタコンではない‼︎」
僕とコイツのやり取りに、周りにいた皆は首を傾げていた。
急に静かになったみたいだけど…何かあったのかな?
「なぁ、ホーリー…」
「何、クリス?」
「ショタとか、ショコタンって何だ?」
「ショタコンだよ、ショタコン…幼い男の子の事が好きな奴の事を言う言葉だよ。」
「それは、どこの言葉なんだ?」
あれ?
この世界に、ショタコンという言葉は存在しないのか?
でも、コイツには普通に通じているし…?
コイツもコイツで、周りの反応を見て…首を傾げているな。
この反応って、まさかコイツは?
「えーっと…?って、名前なんだ?」
「俺の名は、クモタカ=ミタライ……またの名をクラウド‼︎女神に選ばれたイケメン勇者だ‼︎」
…何処をツッコんだら良いかなぁ?
自分でイケメンを言うかねぇ?
多分だけど、この世界ではイケメンという単語も存在をしていないと思うんだけど?
だけど、その名前からすると、召喚者か転移者かな?
あ………女神から選ばれたという事は、転移者の方が確実だな。
その証拠に、クモタカという男は…髪はよく見ると、茶髪だけど、根元が黒髪だからな。
「えーっとな、どっちの名前で呼んだら良いんだ?クモタカか?クラウドなのか?」
「どちらでも好きな名前で呼んだら良いだろうが……出来れば、クラウドの方で頼む。」
「分かったよ、クラウドさん。…で、何度も何度も断っているのに、何故僕を勧誘したがるんだ?」
「それは、魔王を倒すには…攻撃力の高い者達も必要だが、同時に守りも必要だと感じてな。それで最近噂になっている、回復術師に勧誘をしているという訳だ。」
「ふ~ん…」
いるとは思っていたけど、僕以外にも異世界からの住人はいたんだな。
女神から選ばれた…と言っていたが、なんか頼りなさそうだなぁ?
「えーっと、クラウドさん…先程に女神に選ばれたと言っていたけど、何処かの国に召喚されたのか?それとも、女神によって転移されたのか?」
「何故…俺が異世界から来た事を知っている⁉︎」
「この世界は、異世界人はそれ程珍しい訳では無いからな。それに名前が独特だし…」
「そうか、幼い癖に鋭いな。」
この…自称勇者のクラウドは、真面目っぽい性格みたいだが、決して頭は良く無いな。
その証拠に、先程のショタコンの件を聞いて来ないからな。
しかし、魔王討伐の為の仲間集めとして、僕に声を掛けて来たというわけか。
判断は正しいけど、なんだかなぁ~?
「悪いけど、魔王討伐に関する仲間集めなら、他の勇者に協力を願って来れ。」
「は?何を言ってんだ、お前……勇者は俺1人………」
「いや、魔王討伐の為に異世界から呼び出される勇者は、複数人居るよ。別にクラウドさんだけが、特別という訳じゃ無いんだ。」
「な、何だと⁉︎」
あれ?
この話は知らなかったのかな?
いや、異世界で勇者を…という話に浮かれていて、聞いていなかった線が強いな。
この話は、女神からは伝えられているとは思ったんだけど?
あ~~~でも、コイツは頭悪そうだからな、何度も何度も断っているのに、しつこく勧誘して来るくらいだから…
「まぁ、仲間になる云々の話は別として…この世界に来て、冒険者ギルドに登録として行動しているよね?現在のランクとレベルは幾つ?」
「よく分かったな!王国からの軍資金が底をつき始めていてな、冒険者稼業をしていかないと生活がままならないんだよ。現在のランクはDランクで、レベルは38だ。」
「そんな低ランクと低レベルで、よくも僕を誘いに来れたな?僕はBランクでレベルは68だよ。」
「な…!お前は今迄にどんな奴と戦って来たんだ⁉︎」
「色々だけど、強敵と呼べる相手と言ったら…ベヒーモスとグリーンドラゴン10匹と…エルダーリッチ位かな?」
「な、何~~~~~⁉︎」
この反応を見る限り、この勇者クラウドは…今迄に大した魔物は倒してはいないだろうなぁ?
それで、良く高らかに勇者宣言をして、魔王を倒すとか言えた物だな?
周りの人達が呆れ始めているし…
「それだけの強さなら、俺と一緒に来てくれ!それで、共に魔王を………」
「断る‼︎」
「な、なんだと⁉︎」
「そんな事を言って、自分が楽をする為に誘っているんじゃ無いのか?」
「いや、断じて、そんな事は………」
「言葉に詰まるという事は、図星だろう。どうせ、パワーレベリングでレベルを上げるのが目的で僕を誘いたかったんだろうね。僕を誘いたかったら、せめてランクとレベルを越えてから、それでも僕の力が必要とあるならば、もう1度誘いに来てくれ。」
「くっ……」
それにしても、本当にこの男は察しが悪いな。
ショタコンの件もそうだが、イケメンやパワーレベリングもこの世界には無い言葉の筈なのに、何故会話が成り立っている事に気付かないかなぁ?
それに、女神にも様は付けていないし…
勇者の協力をする事自体は、別に構わないが…?
愚者に協力をする気は毛頭無い。
これで、諦めてくれると良いんだけどなぁ?
「俺は…女神と契約をしているんだ。魔王をどうしても倒さないと…」
「あぁ、序列の関係か。」
「ん?何でその事を知っている⁉︎」
「この世界では、神様達が序列を争っているのは一部では有名な話だからね。どれだけの信仰を集められたかによって、自分の力が格上げされるらしいから…」
当然だけど、こんな話は一部どころか、誰も全く知らない。
僕は、女神トゥエルティスから事前に聞かされていたので、事情を知っていると言う物なのだが…?
自分が捜し出して、異世界に送った勇者が魔王を倒した際に…その神が選んだ勇者が魔王を倒した事により讃えられて、より多くの信仰を集める事により、強大な力を手に入れて序列が変わる事で、その神は大きな権力を神界で持つことが出来るという。
その間の神は、次の魔王発生までの間は他の神々達に対して、権力を振り翳して好き勝手に出来るという権利が与えられるというものだった。
…そう、これは神達のくだらないゲームの様な遊戯だったのだった。
女神トゥエルティスは、その十二神の中で1番力が弱い神で…そう言った序列争いに参加出来る資格すら与えられなかったので、興味すら無かったらしい。
「魔王を倒せば、現在のギフトを持ったまま…元の世界に帰れるが、魔王を倒せなかった場合は元の世界に帰れない…とか言われたんだろ?」
「そうだ、俺は学園生活ではパッとしない隠キャだったんだ。だけど、この世界で入手したギフトを持って帰れば、元の世界では有意義な生活を……!」
「得られないよ。」
「は?」
「クラウドは騙されたんだよ。この世界には、過去に何度も勇者として異世界から…召喚や転移や転生させられた者達はいたけど、その誰しもが元に世界に帰った記実が無いんだ。いや、全員が全員という訳ではないな?神の気まぐれで、元の世界に帰された者も居るらしいんだけど、この世界で得た力やギフトを持って帰れるという事は無くて、記憶を消されてそのまま帰されたらしいよ。」
この話は転生前に、女神トゥエルティスから聞かされた話だった。
ただし…前半は本当の話の事だが、後半の話は僕の作り話だ。
こうでも話さないと、クラウドはしつこく勧誘してくるからだ。
この世界に異世界から来た者達の殆どは、元の世界に帰る事を拒んで住み続けている。
中には、帰って行った者も居るらしいけど…その後にどうなっているのかは分からない。
だって、そんな特殊な力を持って、元の世界に帰っているとしたら…何かしらの騒ぎになっているか、騒ぎを起こしている可能性があるし、その事で良い意味でも悪い意味でも有名になっているだろうからだ。
だけど、僕の世界では過去にそんな能力を持った偉人の話は聞いた事がない。
僕の元いた世界から異世界に呼ばれたのか…?
はたまたは、パラレルワールドが本当に存在していて、その世界から連れて来られたのかまではね。
「俺は…どうしたら良い?」
「さぁ?どの道…生きていく為には、生活費を稼がないと行けないし、生きる気が無いのなら、街の外で自殺でもすれば?僕はやる気のある人には手を差し伸べるけど、やる気の無い人に構ってあげる余裕は無いからね。」
「そうか、分かったよ。」
そう言って、勇者クラウドはその場を後にした。
多分、これで…二度と会う事も勧誘する事はないだろう。
ただし、女神との連絡手段を持っていなければ…の話だが?
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