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第一章 冒険者になる迄の道
第二十三話 冒険者テルマール
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自分の名前は、テルマール。
数ヶ月前迄は…グラハムハート公爵家に仕えていた、最下級騎士だったが…?
待遇に不満が有り騎士を辞めて冒険者になった。
そして自分は、現在依頼でギフルテッドの街に赴いていた。
「此処が温泉があるというギフルテッドか…」
以前から、休みが取れたら訪れて見たいと思った場所だ。
今回は依頼という形で訪れる事になったが、まぁ…なすべき事を成したら、温泉を楽しむ位の時間くらいは確保出来るだろう。
仕事終わりの温泉を楽しみに、自分は依頼主の元に向かった。
今回の依頼は、養殖で増え過ぎてしまった温泉蛇の討伐だった。
温泉蛇というのは、体長がビックバイパーの様に巨大な物で、温泉の中で泳がせる事により、良い効能を出すという優れた存在だった。
ただ、その蛇が異常繁殖をしてしまった為に、駆除が必要な訳なのだけれど?
1匹の戦闘力が異常に高くて、冒険者ギルドに依頼が来たのだった。
「だから、自分以外にも呼ばれた訳か…」
この依頼を受けた冒険者は、自分1人だけではなかった。
他にも15人の冒険者達がいたのだった。
「見慣れない顔がいるな、この依頼は初めてなのか?」
「はい、そう言う貴方の方は何度もやっているのか?」
「あぁ、この仕事の内容の駆除は…討伐する事が目的では無いんでな。」
「駆除なのに討伐では無いって…なんか矛盾していますね?」
「正確に言うとな、繁殖し過ぎた温泉蛇を捕縛して、他の温泉に引越し作業をするのが目的なんだが…」
自分に話しかけて来た冒険者は苦い顔をしていた。
「引っ越しですか?それにしては、此処に集まった冒険者の数が多く無いか?」
「奴等は抵抗こそしないので、一見楽そうに見えるんだが…?問題はその巨体でな、運搬を目的とするのでそれなりの人数がいるんだ…と、ガイルだ!」
「自分はテルマールという。」
今回の依頼は、討伐が目的では無くて、運搬がメインとなるのに報酬は高い。
何故こんなに依頼料が高いのかと思っていたら、その繁殖場所にガイルに連れて来させられて納得した。
「これは予想したよりも大きいな!」
「なぁ?海に出没する、ちょっとしたシーサーペント並みだろう?」
「ただ、運搬するだけが目的なら…これ程の人数は必要なく無いか?」
「いや、温泉蛇は陸に上げ続けていると…乾燥してしまい、温泉の効果を出す事がなくなる上に、死んだ後に発する臭いがあまりにもキツくてな、その場合は俺達が処理をしなければならないんだ。」
「なるほど、時間勝負だからこの人数なのか!」
通りで報酬が破格なのと、冒険者ランクは問わないという意味がわかった。
仮に損出が出る場合は、下手すると冒険者ギルドに賠償請求されて減額される可能性もあるのか。
これは結構シビアだな。
そして集まった自分を含めた16人の冒険者は、適当に振り分けられて、4人1組のパーティーになった。
「では、先程に打ち合わせした通り…3人で運搬、1人は乾燥を防ぐ為に温泉を浴びせる係な!」
「「「了解!」」」
そして、まず2人が捕縛してから3人で持ち上げて、ダッシュで目的の温泉場に連れて行く作業が始まった。
残りの1人は、温泉蛇の乾燥を防ぐ為に…近くの温泉から温泉を掛ける係なのだが…?
持ち運びよりは楽かと思いきや、意外と重労働で…温泉に手を突っ込んで、温度を確認しながら温泉蛇に浴びせないと行けないのと、温泉蛇に掛ける際に運搬用の冒険者にも掛かる為に温度を気にしなければならなかった。
更に…温泉蛇は、温度が高ければ高い程の温泉を浴びせられると元気になるが、ぬるま湯の様な温度だと元気が無くなる事があり、そのまま死んでしまう可能性があるのだった。
なので、運搬も地獄、温泉を掛けるのも地獄という物だった。
温泉を掛ける係の者は、温泉に手を突っ込んで湯加減を見る時に、源泉に近い温度だと火傷をする場合があるからだった。
「何でこの依頼の報酬がこんなに高いのかが納得した!」
「口を閉じろ、残り1箇所だが…次は距離があるぞ‼︎」
自分達4人は、少し休憩してから行動に移す事にした。
そして…目的の温泉場所に最後の引っ越しを終えると、今回の依頼が完了した。
他の冒険者のパーティーも、今回は失敗する事がなく、見事にやり遂げたのだった。
「これって…騎士団の訓練よりキツいんじゃないか?」
「なんだ、テルマールは元騎士か?珍しいな、元騎士が冒険者世界に来るなんて。」
「色々あってだな…」
騎士団時代は、仮に何もしなくても毎月給金は支払われていたが…冒険者になったら、働かない限りお金が入る事はない。
これまでも、薬草採取や魔物討伐などを行なっていたが…ランクが低い為に報酬も少なくて、日々の生活に苦労をしていた所で今回の依頼が舞い込んできたのだった。
「この依頼だけをやっていきたいが…次の繁殖までいつになるのやら?」
「ギフルテッドの依頼は、何も温泉蛇の引っ越しだけじゃないぞ。それ以外にも…今回程の報酬が高い訳ではないが、ソコソコの報酬が出る依頼もあるくらいだからな。」
それは有り難い話だ!
自分は当分の間、このギフルテッドの街に身を置く事にした。
何故なら、低ランク冒険者の依頼の報酬ではあまり稼げないからだ。
別に贅沢な暮らしを望んでいる訳ではないが、金はあるに越した事はない。
そして今回のパーティーメンバーと共に温泉に浸かってから、酒場で飲んだ翌日…
自分が道を歩いていると、更に高額な大金が手に入る人物を見付けたのだった。
「まさか…ギフルテッドに来ていたのか!自分に運が傾いていそうだな‼︎」
テルマールが発見した、大金が手に入る人物とは…?
数ヶ月前迄は…グラハムハート公爵家に仕えていた、最下級騎士だったが…?
待遇に不満が有り騎士を辞めて冒険者になった。
そして自分は、現在依頼でギフルテッドの街に赴いていた。
「此処が温泉があるというギフルテッドか…」
以前から、休みが取れたら訪れて見たいと思った場所だ。
今回は依頼という形で訪れる事になったが、まぁ…なすべき事を成したら、温泉を楽しむ位の時間くらいは確保出来るだろう。
仕事終わりの温泉を楽しみに、自分は依頼主の元に向かった。
今回の依頼は、養殖で増え過ぎてしまった温泉蛇の討伐だった。
温泉蛇というのは、体長がビックバイパーの様に巨大な物で、温泉の中で泳がせる事により、良い効能を出すという優れた存在だった。
ただ、その蛇が異常繁殖をしてしまった為に、駆除が必要な訳なのだけれど?
1匹の戦闘力が異常に高くて、冒険者ギルドに依頼が来たのだった。
「だから、自分以外にも呼ばれた訳か…」
この依頼を受けた冒険者は、自分1人だけではなかった。
他にも15人の冒険者達がいたのだった。
「見慣れない顔がいるな、この依頼は初めてなのか?」
「はい、そう言う貴方の方は何度もやっているのか?」
「あぁ、この仕事の内容の駆除は…討伐する事が目的では無いんでな。」
「駆除なのに討伐では無いって…なんか矛盾していますね?」
「正確に言うとな、繁殖し過ぎた温泉蛇を捕縛して、他の温泉に引越し作業をするのが目的なんだが…」
自分に話しかけて来た冒険者は苦い顔をしていた。
「引っ越しですか?それにしては、此処に集まった冒険者の数が多く無いか?」
「奴等は抵抗こそしないので、一見楽そうに見えるんだが…?問題はその巨体でな、運搬を目的とするのでそれなりの人数がいるんだ…と、ガイルだ!」
「自分はテルマールという。」
今回の依頼は、討伐が目的では無くて、運搬がメインとなるのに報酬は高い。
何故こんなに依頼料が高いのかと思っていたら、その繁殖場所にガイルに連れて来させられて納得した。
「これは予想したよりも大きいな!」
「なぁ?海に出没する、ちょっとしたシーサーペント並みだろう?」
「ただ、運搬するだけが目的なら…これ程の人数は必要なく無いか?」
「いや、温泉蛇は陸に上げ続けていると…乾燥してしまい、温泉の効果を出す事がなくなる上に、死んだ後に発する臭いがあまりにもキツくてな、その場合は俺達が処理をしなければならないんだ。」
「なるほど、時間勝負だからこの人数なのか!」
通りで報酬が破格なのと、冒険者ランクは問わないという意味がわかった。
仮に損出が出る場合は、下手すると冒険者ギルドに賠償請求されて減額される可能性もあるのか。
これは結構シビアだな。
そして集まった自分を含めた16人の冒険者は、適当に振り分けられて、4人1組のパーティーになった。
「では、先程に打ち合わせした通り…3人で運搬、1人は乾燥を防ぐ為に温泉を浴びせる係な!」
「「「了解!」」」
そして、まず2人が捕縛してから3人で持ち上げて、ダッシュで目的の温泉場に連れて行く作業が始まった。
残りの1人は、温泉蛇の乾燥を防ぐ為に…近くの温泉から温泉を掛ける係なのだが…?
持ち運びよりは楽かと思いきや、意外と重労働で…温泉に手を突っ込んで、温度を確認しながら温泉蛇に浴びせないと行けないのと、温泉蛇に掛ける際に運搬用の冒険者にも掛かる為に温度を気にしなければならなかった。
更に…温泉蛇は、温度が高ければ高い程の温泉を浴びせられると元気になるが、ぬるま湯の様な温度だと元気が無くなる事があり、そのまま死んでしまう可能性があるのだった。
なので、運搬も地獄、温泉を掛けるのも地獄という物だった。
温泉を掛ける係の者は、温泉に手を突っ込んで湯加減を見る時に、源泉に近い温度だと火傷をする場合があるからだった。
「何でこの依頼の報酬がこんなに高いのかが納得した!」
「口を閉じろ、残り1箇所だが…次は距離があるぞ‼︎」
自分達4人は、少し休憩してから行動に移す事にした。
そして…目的の温泉場所に最後の引っ越しを終えると、今回の依頼が完了した。
他の冒険者のパーティーも、今回は失敗する事がなく、見事にやり遂げたのだった。
「これって…騎士団の訓練よりキツいんじゃないか?」
「なんだ、テルマールは元騎士か?珍しいな、元騎士が冒険者世界に来るなんて。」
「色々あってだな…」
騎士団時代は、仮に何もしなくても毎月給金は支払われていたが…冒険者になったら、働かない限りお金が入る事はない。
これまでも、薬草採取や魔物討伐などを行なっていたが…ランクが低い為に報酬も少なくて、日々の生活に苦労をしていた所で今回の依頼が舞い込んできたのだった。
「この依頼だけをやっていきたいが…次の繁殖までいつになるのやら?」
「ギフルテッドの依頼は、何も温泉蛇の引っ越しだけじゃないぞ。それ以外にも…今回程の報酬が高い訳ではないが、ソコソコの報酬が出る依頼もあるくらいだからな。」
それは有り難い話だ!
自分は当分の間、このギフルテッドの街に身を置く事にした。
何故なら、低ランク冒険者の依頼の報酬ではあまり稼げないからだ。
別に贅沢な暮らしを望んでいる訳ではないが、金はあるに越した事はない。
そして今回のパーティーメンバーと共に温泉に浸かってから、酒場で飲んだ翌日…
自分が道を歩いていると、更に高額な大金が手に入る人物を見付けたのだった。
「まさか…ギフルテッドに来ていたのか!自分に運が傾いていそうだな‼︎」
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