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第一章 冒険者になる迄の道
第一話 安易に考えていた。
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グラハムハート公爵家から見事に逃亡に成功した僕は、開けた道をひたすら歩いていた。
開けた道というのは、それだけ人通り…なのか?
常に何かしらが通っているお陰で、草木が生えていないという事なのだろう。
…何だけどねぇ?
この道の先の方を見ても、建物の影すら見当たらなかった。
転生前の世界では少し歩いていただけで、どんな田舎でも家の影くらいは見える物なのだが…?
「やはり、地図は欲しいよなぁ…?」
まぁ、仮に地図を手に入れていたとしても…方角を知るまでにしばらく時間は掛かりそうな気がする。
元いた世界の本屋で売られていた様な地図や、地図アプリのような正確な地図では無いからだった。
そう考えると、元いた世界は本当に優れた技術なんだと思った。
「さて、このまま建物が見つからないとして…今日の寝床はどうしたら良いのかなぁ?」
今迄は、狭く暗いが魔物の襲撃に怯える必要も無い安全な場所で過ごすことは出来ていたのだが…外に出ると、そう言った安全な場所は無い。
街の中だったら、常駐する騎士達がいるので…魔物に対しての脅威はあまり無いだろうが?
村の場合だと、余程しっかりした設備が施されていないと、村の中でも魔物に襲われるという話だった。
「持ち運びが出来る家でも作って、その中で寝泊まりでもするかなぁ?」
…とは言っても、木造りの家では意味がない。
小型の魔物ならともかく、中型の魔物相手では簡単に破壊される可能性があるからだった。
なので、元いた世界の住宅基準では異世界ではあまり役に立たない気がする。
シェルターの様な頑丈な家でも作れば問題は無いだろうけど、そんな物を作れる技術も無ければ、材料すら無かった。
「まぁ、考えていても仕方がない。とりあえずは明るい内に歩けるだけ歩いてから、それからどうするかを決めよう。」
僕はそう思いながらひたすら歩いて行った。
そこから3時間が経過した。
子供の足だから大して距離を稼げていないのか、はたまたはこの周囲に建物が無いのか…?
一向に建物の影が………んんっ?
道の左の方に建物の影らしきものが見えた。
感じからして、街という感じでは無いので恐らく村なのだろう。
僕は期待に胸を膨らませて、その村らしき建物に向かったのだが…?
到着してみると、そこは廃村だった。
建物は……朽ち果てていて、かなり老朽化が進んでいた。
家によっては、破壊されている形跡も見えた。
「魔物の襲撃によって滅んだのか、それとも…盗賊達に村を破壊されたのかな?」
魔物ばかりの仕業と考えたけど、盗賊達が襲って来たという可能性もなくは無い。
老朽した家にヒールを掛けては見たものの…質素な作りの掘建て小屋という感じで、雨風は凌げるかも知れないが、魔物の襲撃には耐えられそうな感じはしなかった。
「この際は是択な事を言ってはいられないか、これで妥協するしか無いかな?」
そう思って他の家を見てヒールを掛けては見たものの、どの家も同じ様な作りの家だった。
他に何かないかと探していると、ドーム状の石造りの家を発見した。
中に入ると、無造作に転がっていた鉄の壺が3つあり、窓とかは一切無い造りになっていた。
「これは貯蔵庫か何かかな?」
壁の厚さは30cm位のドーム状になっていて、中に入ると若干だけど冷んやり感を感じていた。
まぁ、貯蔵庫は種類にもよるが…?
外気や温度を遮断する様な造りで窓も無いところを見ると、日持ちしない物を保管する為の建物に思える。
住居的な事を考えると問題のある造りだろうけど、魔物の襲撃に対しては効果があるかも知れない。
その証拠に他の家は朽ち果てているのに、この貯蔵庫はヒビが入っているだけの状態だからだ。
僕はそのドーム状の石造りの貯蔵庫にヒールを掛けて復元させて、それを当面の間は拠点にする事にした。
そして、ストレージにも問題無く収容される。
現段階では、理想的な家という感じだった。
更に…中に転がっている鉄の壺も魅力的だった。
蓋も鉄製で、まるで甕の様な形をしている壺もあった。
今後の事を考えると、この建物が設置できない場所の場合のことも考えなければならない。
そうなると、この甕は横になって眠ることが出来る程広くは無いが、まぁ寄り掛かって寝る事くらいは可能だろう。
「入り口は狭くて中が広いって…一体何を入れていた甕なんだ?」
…そう、この壺の入り口はかなり狭い。
転生前の僕だったら、間違い無くこの穴に身体が通る事はないだろう。
子供の身体なら通れるサイズのこの壺なんだけど、貯蔵庫で使うには凄く不便な感じがするんだけど…何に使っていた壺なんだろうか?
鑑定魔法でもその辺は表示されなかった。
でもまぁ…今後は拠点を設置できない時のベッドの代わりになる。
僕はクリーン魔法で中も外も綺麗にしてから、ストレージに放り込んだ。
他にも各家を周り使えそうな家具を探すが、形が崩れて崩壊した物にはヒールが効かず、修復する事は叶わなかった。
「牢屋の中で生活をしていた時は、シーツを床に敷いて寝ていたけど…アレは結構身体に来るんだよね。まぁ、もう慣れているから問題は無いけど…ベッドに寝たいと思う事はたまにある。」
他の家も回って使える家具が無いかを探してみたが、どれもヒールで治すことが出来ない程に朽ち果てていた。
回復魔法で何でもかんでも元に戻るというわけでは無いのか。
僕は回復魔法の能力の限界値を知ったのだった。
「こうなってくると、さっさと街でモノを買い揃え……ん?」
果たしてこの姿の状態で街の中に入っても平気なのだろうか?
転生前の姿だったら、1人で入っても何も問題は無いだろうが…?
年端も行かない子供が1人で歩いていると問題はあるかも知れない。
此処は何が安全で危険かが判断出来ない異世界だ。
…そう考えると、もう少し時が過ぎてから行動を起こした方が得策かな?
この時の僕はそんな事を考えていた。
だけど、僕を取り巻く環境はそれを許してはくれなかった。
開けた道というのは、それだけ人通り…なのか?
常に何かしらが通っているお陰で、草木が生えていないという事なのだろう。
…何だけどねぇ?
この道の先の方を見ても、建物の影すら見当たらなかった。
転生前の世界では少し歩いていただけで、どんな田舎でも家の影くらいは見える物なのだが…?
「やはり、地図は欲しいよなぁ…?」
まぁ、仮に地図を手に入れていたとしても…方角を知るまでにしばらく時間は掛かりそうな気がする。
元いた世界の本屋で売られていた様な地図や、地図アプリのような正確な地図では無いからだった。
そう考えると、元いた世界は本当に優れた技術なんだと思った。
「さて、このまま建物が見つからないとして…今日の寝床はどうしたら良いのかなぁ?」
今迄は、狭く暗いが魔物の襲撃に怯える必要も無い安全な場所で過ごすことは出来ていたのだが…外に出ると、そう言った安全な場所は無い。
街の中だったら、常駐する騎士達がいるので…魔物に対しての脅威はあまり無いだろうが?
村の場合だと、余程しっかりした設備が施されていないと、村の中でも魔物に襲われるという話だった。
「持ち運びが出来る家でも作って、その中で寝泊まりでもするかなぁ?」
…とは言っても、木造りの家では意味がない。
小型の魔物ならともかく、中型の魔物相手では簡単に破壊される可能性があるからだった。
なので、元いた世界の住宅基準では異世界ではあまり役に立たない気がする。
シェルターの様な頑丈な家でも作れば問題は無いだろうけど、そんな物を作れる技術も無ければ、材料すら無かった。
「まぁ、考えていても仕方がない。とりあえずは明るい内に歩けるだけ歩いてから、それからどうするかを決めよう。」
僕はそう思いながらひたすら歩いて行った。
そこから3時間が経過した。
子供の足だから大して距離を稼げていないのか、はたまたはこの周囲に建物が無いのか…?
一向に建物の影が………んんっ?
道の左の方に建物の影らしきものが見えた。
感じからして、街という感じでは無いので恐らく村なのだろう。
僕は期待に胸を膨らませて、その村らしき建物に向かったのだが…?
到着してみると、そこは廃村だった。
建物は……朽ち果てていて、かなり老朽化が進んでいた。
家によっては、破壊されている形跡も見えた。
「魔物の襲撃によって滅んだのか、それとも…盗賊達に村を破壊されたのかな?」
魔物ばかりの仕業と考えたけど、盗賊達が襲って来たという可能性もなくは無い。
老朽した家にヒールを掛けては見たものの…質素な作りの掘建て小屋という感じで、雨風は凌げるかも知れないが、魔物の襲撃には耐えられそうな感じはしなかった。
「この際は是択な事を言ってはいられないか、これで妥協するしか無いかな?」
そう思って他の家を見てヒールを掛けては見たものの、どの家も同じ様な作りの家だった。
他に何かないかと探していると、ドーム状の石造りの家を発見した。
中に入ると、無造作に転がっていた鉄の壺が3つあり、窓とかは一切無い造りになっていた。
「これは貯蔵庫か何かかな?」
壁の厚さは30cm位のドーム状になっていて、中に入ると若干だけど冷んやり感を感じていた。
まぁ、貯蔵庫は種類にもよるが…?
外気や温度を遮断する様な造りで窓も無いところを見ると、日持ちしない物を保管する為の建物に思える。
住居的な事を考えると問題のある造りだろうけど、魔物の襲撃に対しては効果があるかも知れない。
その証拠に他の家は朽ち果てているのに、この貯蔵庫はヒビが入っているだけの状態だからだ。
僕はそのドーム状の石造りの貯蔵庫にヒールを掛けて復元させて、それを当面の間は拠点にする事にした。
そして、ストレージにも問題無く収容される。
現段階では、理想的な家という感じだった。
更に…中に転がっている鉄の壺も魅力的だった。
蓋も鉄製で、まるで甕の様な形をしている壺もあった。
今後の事を考えると、この建物が設置できない場所の場合のことも考えなければならない。
そうなると、この甕は横になって眠ることが出来る程広くは無いが、まぁ寄り掛かって寝る事くらいは可能だろう。
「入り口は狭くて中が広いって…一体何を入れていた甕なんだ?」
…そう、この壺の入り口はかなり狭い。
転生前の僕だったら、間違い無くこの穴に身体が通る事はないだろう。
子供の身体なら通れるサイズのこの壺なんだけど、貯蔵庫で使うには凄く不便な感じがするんだけど…何に使っていた壺なんだろうか?
鑑定魔法でもその辺は表示されなかった。
でもまぁ…今後は拠点を設置できない時のベッドの代わりになる。
僕はクリーン魔法で中も外も綺麗にしてから、ストレージに放り込んだ。
他にも各家を周り使えそうな家具を探すが、形が崩れて崩壊した物にはヒールが効かず、修復する事は叶わなかった。
「牢屋の中で生活をしていた時は、シーツを床に敷いて寝ていたけど…アレは結構身体に来るんだよね。まぁ、もう慣れているから問題は無いけど…ベッドに寝たいと思う事はたまにある。」
他の家も回って使える家具が無いかを探してみたが、どれもヒールで治すことが出来ない程に朽ち果てていた。
回復魔法で何でもかんでも元に戻るというわけでは無いのか。
僕は回復魔法の能力の限界値を知ったのだった。
「こうなってくると、さっさと街でモノを買い揃え……ん?」
果たしてこの姿の状態で街の中に入っても平気なのだろうか?
転生前の姿だったら、1人で入っても何も問題は無いだろうが…?
年端も行かない子供が1人で歩いていると問題はあるかも知れない。
此処は何が安全で危険かが判断出来ない異世界だ。
…そう考えると、もう少し時が過ぎてから行動を起こした方が得策かな?
この時の僕はそんな事を考えていた。
だけど、僕を取り巻く環境はそれを許してはくれなかった。
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