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第三十五話 心を折りに掛かりたいと思います。
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私はヴュンシェンの釣り竿の追加の新機能を実行してみようと思いました。
リリースの強化版…といえば良いのでしょうか?
リリースはその場で放置する内容で、今回の新機能は放り投げという機能でした。
今回はそれで…カリオスに仕掛けたいと思います。
~~~~~カリオスの乗っている船~~~~~
『順調な航路で進んでいる為に、残り3日でフレマアージュ王国に到着します!』
その言葉を聞いて、カリオスは笑みを浮かべていた。
残りの3日間をどう過ごそうか?
そう思ってカリオスは鞄の取っ手に手を触れた瞬間!
首の後ろに釣り針が掛かり、そのまま引っ張られて甲板に出ると…
次に海面を走る様に来た道を引き返すように引っ張られて行き、そして放り投げの機能を使って放り投げ飛ばすと其処は…?
カリオスは元のノースファティルガルドに戻って来ました。
カリオスは一瞬、何が起きたか分からずに辺りをキョロキョロと見渡しています。
でも、このままでは心を折るには足りません…ので?
マーキングロッドをカリオスにセットしてから、アポートという物の引き寄せ魔法を使って、カリオスの財布を頂戴しました。
~~~~~ファスティア~~~~~
カリオスから奪った…もとい、拝借した財布の中身を見ると、金貨が100枚ほど入っておりました。
今迄に対する慰謝料として、徴収しようかとも考えたのですが…?
カリオスが使っていた財布など所持したくも無いので、財布はカリオスに返し、中身はレントグレマール王国の孤児院に寄付しました。(羽ペンでカリオス名を書いて…)
カリオスは再び船に乗るべく財布を拾い上げましたが、やたら軽かったので中身を見て唖然とし…何とか金の工面をする為に奔走する羽目になりました。
ですが、ノースファティルガルドはレントグレマール王国の管轄外の為に、すぐに返すといっても信用はされず、カリオスは冒険者ギルドに登録をして、地道に稼ぐ道を選びました。
さて、船に乗れる金額が貯まるまでに何日掛かるのでしょうね?
長距離船の料金は、地味に高いですからねw
これで一件落着…と思いながら気になっていたヴァッシュ殿下のいる無人島を見ると、無人島近海の海流から脱出してガッツポーズをしていたヴァッシュ殿下を見付けました。
~~~~~ヴァッシュ殿下~~~~~
「あの海域を抜けられるとは思わなかったわ! でもここで無人島に逆戻りになったらどうなるかな?」
私はヴァッシュ殿下から少し先の地点に、水系上級魔法のタイダルウェーブを放つと…?
巨大な津波が発生して、イカダもろとも無人島まで押し流して行きました。
そしてイカダを風魔法のウィンドハンマーで粉砕し、粉々になって吹き飛んで行きました。
「今のは…水系上級魔法のタイダルウェーブと、風魔法のウィンドハンマーだな? こんな事が出来るのは…」
私はヴァッシュ殿下に答えるように、羽ペンで文字を書いて送信しました。
【そうで~す! 私の仕業ですよ~~~】
「やはりレイラ、お前の仕業だったんだな⁉︎」
…はて?
ヴァッシュ殿下の口調がまるで…カリオスのような乱暴な言葉遣いになっていました。
これが素なのでしょうかねぇ?
【嫌な予感がして、ヴァッシュ殿下を確認したら…無人島から脱出出来そうになっておりましたので、タイダルウェーブで無人島まで押し戻してから、ウィンドハンマーでイカダを破壊しておきました。 これでもう、脱出は不可能ですね!】
「ふっ…残念だったな! この間、この島に嵐が来た時に…たくさんの流木が流れ着いたから、イカダを壊しても次が作れるんだよ‼︎」
【そうだったのですね、なら…残りの流木を全て破壊されたらどうなりますか?】
「そんな事、やれる物ならやってみろ‼︎」
やれる物ならねぇ?
なら、やってあげましょうか!
私は無人島の中心にマーキングロッドをセットしてから、風系上級魔法のテンペストサイクロンで無人島の周囲に落ちている流木を全て巻き上げてから、同じく風系の上級魔法のゴッドブレスで流木を全て風圧で粉砕しました。
やれる物ならやってみろという事でしたので…ご希望通りにやってみました。
すると…?
「まさか…本当に全ての流木を粉砕するとは思わなかった⁉︎」
【やれる物なら…って仰っておりましたので、実行しただけですが?】
「お前は鬼畜か⁉︎」
【嫌ですわ! こんなひ弱な女性に向かって…おほほ~‼︎】
ヴァッシュ殿下は、その場で怒りで地面を踏み荒らした後に、流木の破片を見て手を付いていた。
「お前は俺に何か恨みでもあるのか⁉︎」
【恨みはありませんが…貴方に戻って来られると、私に色々と不都合な事が起こりますので…】
「なら、何故一思いに殺らない⁉︎」
【私の仲間の女の子が止めなければ、無人島に飛ばすことはせずに…そのまま海に沈める所だったんですよ。 でも、最終的に考えると…こうして生かしておいて正解だったかもしれませんね?】
「くっ…俺は絶対に戻ってやる! そして…俺を生かした事を後悔させてやるからな‼︎」
【そうですか、ではその日を楽しみに待っておりますね! では…さよなら、バイバイ、アディオース‼︎】
私はこうしてヴァッシュ殿下との会話を終わらせた。
それにしてもまさか、あの海域を抜けられるとは思わなかったわ!
これからも定期的に監視が必要の様ね。
これで…二人の心が折れてくれていれば助かるんだけど?
まぁ、すぐにどうこう出来る訳じゃないし…?
また暇な時にでも確認しましょうか。
リリースの強化版…といえば良いのでしょうか?
リリースはその場で放置する内容で、今回の新機能は放り投げという機能でした。
今回はそれで…カリオスに仕掛けたいと思います。
~~~~~カリオスの乗っている船~~~~~
『順調な航路で進んでいる為に、残り3日でフレマアージュ王国に到着します!』
その言葉を聞いて、カリオスは笑みを浮かべていた。
残りの3日間をどう過ごそうか?
そう思ってカリオスは鞄の取っ手に手を触れた瞬間!
首の後ろに釣り針が掛かり、そのまま引っ張られて甲板に出ると…
次に海面を走る様に来た道を引き返すように引っ張られて行き、そして放り投げの機能を使って放り投げ飛ばすと其処は…?
カリオスは元のノースファティルガルドに戻って来ました。
カリオスは一瞬、何が起きたか分からずに辺りをキョロキョロと見渡しています。
でも、このままでは心を折るには足りません…ので?
マーキングロッドをカリオスにセットしてから、アポートという物の引き寄せ魔法を使って、カリオスの財布を頂戴しました。
~~~~~ファスティア~~~~~
カリオスから奪った…もとい、拝借した財布の中身を見ると、金貨が100枚ほど入っておりました。
今迄に対する慰謝料として、徴収しようかとも考えたのですが…?
カリオスが使っていた財布など所持したくも無いので、財布はカリオスに返し、中身はレントグレマール王国の孤児院に寄付しました。(羽ペンでカリオス名を書いて…)
カリオスは再び船に乗るべく財布を拾い上げましたが、やたら軽かったので中身を見て唖然とし…何とか金の工面をする為に奔走する羽目になりました。
ですが、ノースファティルガルドはレントグレマール王国の管轄外の為に、すぐに返すといっても信用はされず、カリオスは冒険者ギルドに登録をして、地道に稼ぐ道を選びました。
さて、船に乗れる金額が貯まるまでに何日掛かるのでしょうね?
長距離船の料金は、地味に高いですからねw
これで一件落着…と思いながら気になっていたヴァッシュ殿下のいる無人島を見ると、無人島近海の海流から脱出してガッツポーズをしていたヴァッシュ殿下を見付けました。
~~~~~ヴァッシュ殿下~~~~~
「あの海域を抜けられるとは思わなかったわ! でもここで無人島に逆戻りになったらどうなるかな?」
私はヴァッシュ殿下から少し先の地点に、水系上級魔法のタイダルウェーブを放つと…?
巨大な津波が発生して、イカダもろとも無人島まで押し流して行きました。
そしてイカダを風魔法のウィンドハンマーで粉砕し、粉々になって吹き飛んで行きました。
「今のは…水系上級魔法のタイダルウェーブと、風魔法のウィンドハンマーだな? こんな事が出来るのは…」
私はヴァッシュ殿下に答えるように、羽ペンで文字を書いて送信しました。
【そうで~す! 私の仕業ですよ~~~】
「やはりレイラ、お前の仕業だったんだな⁉︎」
…はて?
ヴァッシュ殿下の口調がまるで…カリオスのような乱暴な言葉遣いになっていました。
これが素なのでしょうかねぇ?
【嫌な予感がして、ヴァッシュ殿下を確認したら…無人島から脱出出来そうになっておりましたので、タイダルウェーブで無人島まで押し戻してから、ウィンドハンマーでイカダを破壊しておきました。 これでもう、脱出は不可能ですね!】
「ふっ…残念だったな! この間、この島に嵐が来た時に…たくさんの流木が流れ着いたから、イカダを壊しても次が作れるんだよ‼︎」
【そうだったのですね、なら…残りの流木を全て破壊されたらどうなりますか?】
「そんな事、やれる物ならやってみろ‼︎」
やれる物ならねぇ?
なら、やってあげましょうか!
私は無人島の中心にマーキングロッドをセットしてから、風系上級魔法のテンペストサイクロンで無人島の周囲に落ちている流木を全て巻き上げてから、同じく風系の上級魔法のゴッドブレスで流木を全て風圧で粉砕しました。
やれる物ならやってみろという事でしたので…ご希望通りにやってみました。
すると…?
「まさか…本当に全ての流木を粉砕するとは思わなかった⁉︎」
【やれる物なら…って仰っておりましたので、実行しただけですが?】
「お前は鬼畜か⁉︎」
【嫌ですわ! こんなひ弱な女性に向かって…おほほ~‼︎】
ヴァッシュ殿下は、その場で怒りで地面を踏み荒らした後に、流木の破片を見て手を付いていた。
「お前は俺に何か恨みでもあるのか⁉︎」
【恨みはありませんが…貴方に戻って来られると、私に色々と不都合な事が起こりますので…】
「なら、何故一思いに殺らない⁉︎」
【私の仲間の女の子が止めなければ、無人島に飛ばすことはせずに…そのまま海に沈める所だったんですよ。 でも、最終的に考えると…こうして生かしておいて正解だったかもしれませんね?】
「くっ…俺は絶対に戻ってやる! そして…俺を生かした事を後悔させてやるからな‼︎」
【そうですか、ではその日を楽しみに待っておりますね! では…さよなら、バイバイ、アディオース‼︎】
私はこうしてヴァッシュ殿下との会話を終わらせた。
それにしてもまさか、あの海域を抜けられるとは思わなかったわ!
これからも定期的に監視が必要の様ね。
これで…二人の心が折れてくれていれば助かるんだけど?
まぁ、すぐにどうこう出来る訳じゃないし…?
また暇な時にでも確認しましょうか。
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