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最終章・ノワール、貴女は幸せになれましたか?
第三話 神官戦士団来襲! ですが敵ではありませんw
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『見付けたぞ! ノワール・エルティナス‼』
私は街道を移動していると、突然後ろから声がした。
振り返ると、ローブを着て武器を構えた男女20人位の神官戦士達がいた。
…というか、良く私だと解ったわね?
「ねぇ、ファティマにチヨ…天言の鏡って、私の姿まで送られているの?」
「いえ…あくまで文章のみの通信だった筈ですが?」
「わだじのどごろさぁぎた内容も、容姿まではがいでながったよ~?」
なら何で私だと解ったんだろう?
ジコククーニ王国で私の姿の絵でも見たのかな?
さすがにそれは無いか…だって変装の為に銀髪だった髪は黒に染めているし、知り合いでも…ダナッシュでもない限り一目で見破られる事は無い筈?
私は神官戦士達に聞いてみた。
「確かに私はノワール・エルティナスです。 ですがどうやって私の事を知ったのですか?」
すると神官戦士団の代表の男性が語りだした。
「現在の姿は解らないが、過去の文献から容姿を想像して行き付いたのだ! 現在のノワールも過去のノワールも大して変化が無いという話だからな!」
「あ、そうなの? ところで、神殿にある私の情報ってどういう物なの?」
「良いだろう…答えてやる! ノワール・エルティナスは、髪や瞳の色は変装で誤魔化しているかもしれないから参考にはならないが、身長は低く、胸は無いに等しい…顔は童顔で一般男性には見向きもされないが、マニアックな一部の人間からは好評そうなおん…ぐわぁっ‼」
私は頭に来て、ソニックブームを男に放っていた。
「少し腹が立って放っちゃった。 安心して…峰打ちだから!」
「ノワール…お前の剣は両刃じゃなかったっけ?」
私はその辺の手加減が出来ない訳ではない。
多少は出血しているが、致命傷という程の物では無かった。
「貴方…喧嘩を売っているの⁉ いや、売っているみたいね…たかがそんな情報で私に辿り着くなんて、その文献を出しなさい! 木端微塵にしてこの世から葬り去ってあげるから‼」
私が悪魔の様な顔付になると、神官戦士団は震え上がっていた。
…というか、私ってそんな風に見えるのかしら?
「ねぇ、皆に聞きたいんだけど…私ってさっきの男が言っていた様な容姿に見えるの?」
すると、3人の仲間達は顔を背けた。
あ、これは…そう思われていたのね。
「もう、いいわ…それで、肝心な事を聞き忘れたけど…メルキサスの神殿関係者よね? 私をどうするつもり?」
すると、先程の男とは別の男が言った。
「貴女は聖女ノワール様の能力を受け継ぐ者として神殿にお招きする様に大司祭様から言われて迎えに参りました。」
「その割には命令口調だったような気がするけど?」
「もしも逆らう様であれば、力づくでも連れて来いとお達しに…」
「じゃあ、答えてあげるわ! 絶対に嫌よ! 何であんなクソ神殿に行かなきゃならないのよ‼ 聖女時代の能力を受け継いでいるですって、だから何よ? 私は全く関係なのだからほっといてくれないかな⁉」
「我らが神殿を…クソだと⁉ なんて罰当たりな…」
「はぁ…あの神殿の中で私の事がどう伝わっているかは知らないけど、あんな事をした神殿に何故私が行かないといけないのよ?」
私が読んだ書物には、聖女ノワールは魔王を討伐する為に、勇者の聖剣の加護を与える為に自らの命を捧げたと書いてあった。
半分は正解だけど、半分は間違っている。
私は自ら命を捧げる何て真似はしていない。
神殿の偉い役職の面々が、聖女候補の資料で私に命を捧げろと言ってきて、死ぬ羽目になったのだから…
「やはり逆らうか…皆の者! ノワール・エルティナスを捕らえろ! 他の者は始末しても構わん!」
神官戦士団は向かって来たのだった。
私は皆に指示をして、男性陣はボッコボコにぶっ飛ばして…女性陣には武器を奪う程度にしてと言った。
3人の仲間は…というか、アルマとチヨの2人が迎え撃つと、指示通りの結果になったのだった。
そしてファティマは、拘束魔法で縛り込んでいた。
「馬鹿な! 我ら神官戦士団の精鋭が…」
「貴方達の武器は綺麗すぎるのよ! それで良く精鋭とか名乗れたわね…?」
「やはり…勇者の名を得るだけの実力はあるという事か⁉」
「私は何もしてないけど…というか、数だけでちっとも強くなかったみたいだしね。」
アルマもチヨも消化不良という感じで不満そうな顔をしていた。
これで開放しても、また来そうな予感がするわね。
私は女性陣にだけ神殿に戻りたくない理由を伝えた。
「私が神殿に行きたくない理由を教えてあげるわ!」
そう言って、神官戦士団の女性陣にだけ聖剣誕生秘話の話をしてあげた。
その話を聞いていた女性陣は、股をきゅっと閉じたり、青い顔をしていた。
「この話を聞いても尚、私が神殿に行くなんてあると思う? もしも貴女達が私と同じ境遇で死んで生まれ変わったら、戻りたいと思うかしら?」
神官戦士団の女性陣は、全員首を横に振った。
私は以前アルマに話した内容よりも更に上を行く、グロい内容で話したのだった。
「おい、俺達にも教えろ!」
「それは女性達に聞きなさい。 彼女達には全てを話してあるから…」
「まぁ、良いだろう…過去の話がどうであろうが、俺達はお前を神殿に連れて行くのだ‼」
「行きたくないって言っているでしょ! どうしてわからないかなぁ?」
「お前達はこのまま俺達を放置してから行く気だろうが、魔法が解けたら俺達は再びお前等を追うぞ!」
「なら、この場で殺してあげようか? そうすれば、女性陣は追って来ないとは思うから…ね?」
女性陣は首が壊れるかと思う位に頷いていた。
「ふん、ハッタリか…どうせそんな事は出来ないだろ?」
「ドラゴンの前で武器を構えたらどうなるか位わかるよね? 貴方達はそれをしたのよ!」
「くっ…身動きの取れない者を殺すなんて卑怯だとは思わないのか⁉」
「4人相手に20人で襲ってくるのは卑怯じゃないの?」
「・・・・・・・・・」
さて、本当にどうしてくれようかな?
冗談で殺すとは言ったけど、そんな気はサラサラない。
ただ生かしておけば、またしつこく追って来るだろうし…?
あ、良い事思い付いた!
「ファティマ、この神官達の下に魔法陣を展開してくれる?」
「わかりました…けど、何の陣ですか?」
「送りの儀式の陣をお願い!」
「あ、なるほどです! 送りの陣展開!」
ファティマの魔法で、神官戦士団の足元に魔法陣が展開された。
神官戦士団は地面に突然発生した魔法陣に戸惑っていた。
「おい、何をする気だ⁉」
「これから貴方達を転送魔法である場所に送りますw」
魔女時代のノワールには、2つの移動魔法が使えていた。
1つは、任意の場所に移動する転移魔法。
もう1つは、自身には効果がないが…任意の相手を任意の場所に送る転送魔法がある。
魔女時代には、主に罪人を牢屋に送る魔法として使用していたけど…
「何処に送る気だ⁉」
「船で数か月掛かる場所にですよw 人数が多いけど…陣があるから何とかなるでしょ!」
私は魔力を集中しながら、目的の場所をイメージした。
転送魔法はマーキングしていなくても、イメージさえしっかりできていれば送る事が出来る。
「転送魔法・ノースホイント!」
「何ぃ⁉ ノースホイントだとぉぉぉぉ⁉」
神官戦士団は、叫ぶ声を上げながら転送されて行った。
勿論、女性陣も一緒に…
「さて、これで…当分追っては無いわね。」
「ノワール…そんな魔法も使えるのか?」
「お姉様、今度私にも教えて貰えませんか?」
「その内にね…あぁ、疲れたわ!」
魔法陣を展開してくれたお陰で、魔力消費はある程度軽減出来た。
やはりあの人数の同時転送はきついわ。
「では、石鉱国ヴァルキサスに向けて出発するか!」
「いえ、その前に近くに温泉の湧く村があるから、そこに寄ってから行きましょう!」
「温泉の湧く村…? ぞれっで、ヴァンビルスの街でねぇが?」
「え? いま街なの⁉ なら、旅の疲れを癒しましょう!」
私達4人は温泉の湧く街に移動したのだった。
次の場所でも何も無い事を祈りながら…
ところが、この街でも厄介な事が起きるのであった。
私は街道を移動していると、突然後ろから声がした。
振り返ると、ローブを着て武器を構えた男女20人位の神官戦士達がいた。
…というか、良く私だと解ったわね?
「ねぇ、ファティマにチヨ…天言の鏡って、私の姿まで送られているの?」
「いえ…あくまで文章のみの通信だった筈ですが?」
「わだじのどごろさぁぎた内容も、容姿まではがいでながったよ~?」
なら何で私だと解ったんだろう?
ジコククーニ王国で私の姿の絵でも見たのかな?
さすがにそれは無いか…だって変装の為に銀髪だった髪は黒に染めているし、知り合いでも…ダナッシュでもない限り一目で見破られる事は無い筈?
私は神官戦士達に聞いてみた。
「確かに私はノワール・エルティナスです。 ですがどうやって私の事を知ったのですか?」
すると神官戦士団の代表の男性が語りだした。
「現在の姿は解らないが、過去の文献から容姿を想像して行き付いたのだ! 現在のノワールも過去のノワールも大して変化が無いという話だからな!」
「あ、そうなの? ところで、神殿にある私の情報ってどういう物なの?」
「良いだろう…答えてやる! ノワール・エルティナスは、髪や瞳の色は変装で誤魔化しているかもしれないから参考にはならないが、身長は低く、胸は無いに等しい…顔は童顔で一般男性には見向きもされないが、マニアックな一部の人間からは好評そうなおん…ぐわぁっ‼」
私は頭に来て、ソニックブームを男に放っていた。
「少し腹が立って放っちゃった。 安心して…峰打ちだから!」
「ノワール…お前の剣は両刃じゃなかったっけ?」
私はその辺の手加減が出来ない訳ではない。
多少は出血しているが、致命傷という程の物では無かった。
「貴方…喧嘩を売っているの⁉ いや、売っているみたいね…たかがそんな情報で私に辿り着くなんて、その文献を出しなさい! 木端微塵にしてこの世から葬り去ってあげるから‼」
私が悪魔の様な顔付になると、神官戦士団は震え上がっていた。
…というか、私ってそんな風に見えるのかしら?
「ねぇ、皆に聞きたいんだけど…私ってさっきの男が言っていた様な容姿に見えるの?」
すると、3人の仲間達は顔を背けた。
あ、これは…そう思われていたのね。
「もう、いいわ…それで、肝心な事を聞き忘れたけど…メルキサスの神殿関係者よね? 私をどうするつもり?」
すると、先程の男とは別の男が言った。
「貴女は聖女ノワール様の能力を受け継ぐ者として神殿にお招きする様に大司祭様から言われて迎えに参りました。」
「その割には命令口調だったような気がするけど?」
「もしも逆らう様であれば、力づくでも連れて来いとお達しに…」
「じゃあ、答えてあげるわ! 絶対に嫌よ! 何であんなクソ神殿に行かなきゃならないのよ‼ 聖女時代の能力を受け継いでいるですって、だから何よ? 私は全く関係なのだからほっといてくれないかな⁉」
「我らが神殿を…クソだと⁉ なんて罰当たりな…」
「はぁ…あの神殿の中で私の事がどう伝わっているかは知らないけど、あんな事をした神殿に何故私が行かないといけないのよ?」
私が読んだ書物には、聖女ノワールは魔王を討伐する為に、勇者の聖剣の加護を与える為に自らの命を捧げたと書いてあった。
半分は正解だけど、半分は間違っている。
私は自ら命を捧げる何て真似はしていない。
神殿の偉い役職の面々が、聖女候補の資料で私に命を捧げろと言ってきて、死ぬ羽目になったのだから…
「やはり逆らうか…皆の者! ノワール・エルティナスを捕らえろ! 他の者は始末しても構わん!」
神官戦士団は向かって来たのだった。
私は皆に指示をして、男性陣はボッコボコにぶっ飛ばして…女性陣には武器を奪う程度にしてと言った。
3人の仲間は…というか、アルマとチヨの2人が迎え撃つと、指示通りの結果になったのだった。
そしてファティマは、拘束魔法で縛り込んでいた。
「馬鹿な! 我ら神官戦士団の精鋭が…」
「貴方達の武器は綺麗すぎるのよ! それで良く精鋭とか名乗れたわね…?」
「やはり…勇者の名を得るだけの実力はあるという事か⁉」
「私は何もしてないけど…というか、数だけでちっとも強くなかったみたいだしね。」
アルマもチヨも消化不良という感じで不満そうな顔をしていた。
これで開放しても、また来そうな予感がするわね。
私は女性陣にだけ神殿に戻りたくない理由を伝えた。
「私が神殿に行きたくない理由を教えてあげるわ!」
そう言って、神官戦士団の女性陣にだけ聖剣誕生秘話の話をしてあげた。
その話を聞いていた女性陣は、股をきゅっと閉じたり、青い顔をしていた。
「この話を聞いても尚、私が神殿に行くなんてあると思う? もしも貴女達が私と同じ境遇で死んで生まれ変わったら、戻りたいと思うかしら?」
神官戦士団の女性陣は、全員首を横に振った。
私は以前アルマに話した内容よりも更に上を行く、グロい内容で話したのだった。
「おい、俺達にも教えろ!」
「それは女性達に聞きなさい。 彼女達には全てを話してあるから…」
「まぁ、良いだろう…過去の話がどうであろうが、俺達はお前を神殿に連れて行くのだ‼」
「行きたくないって言っているでしょ! どうしてわからないかなぁ?」
「お前達はこのまま俺達を放置してから行く気だろうが、魔法が解けたら俺達は再びお前等を追うぞ!」
「なら、この場で殺してあげようか? そうすれば、女性陣は追って来ないとは思うから…ね?」
女性陣は首が壊れるかと思う位に頷いていた。
「ふん、ハッタリか…どうせそんな事は出来ないだろ?」
「ドラゴンの前で武器を構えたらどうなるか位わかるよね? 貴方達はそれをしたのよ!」
「くっ…身動きの取れない者を殺すなんて卑怯だとは思わないのか⁉」
「4人相手に20人で襲ってくるのは卑怯じゃないの?」
「・・・・・・・・・」
さて、本当にどうしてくれようかな?
冗談で殺すとは言ったけど、そんな気はサラサラない。
ただ生かしておけば、またしつこく追って来るだろうし…?
あ、良い事思い付いた!
「ファティマ、この神官達の下に魔法陣を展開してくれる?」
「わかりました…けど、何の陣ですか?」
「送りの儀式の陣をお願い!」
「あ、なるほどです! 送りの陣展開!」
ファティマの魔法で、神官戦士団の足元に魔法陣が展開された。
神官戦士団は地面に突然発生した魔法陣に戸惑っていた。
「おい、何をする気だ⁉」
「これから貴方達を転送魔法である場所に送りますw」
魔女時代のノワールには、2つの移動魔法が使えていた。
1つは、任意の場所に移動する転移魔法。
もう1つは、自身には効果がないが…任意の相手を任意の場所に送る転送魔法がある。
魔女時代には、主に罪人を牢屋に送る魔法として使用していたけど…
「何処に送る気だ⁉」
「船で数か月掛かる場所にですよw 人数が多いけど…陣があるから何とかなるでしょ!」
私は魔力を集中しながら、目的の場所をイメージした。
転送魔法はマーキングしていなくても、イメージさえしっかりできていれば送る事が出来る。
「転送魔法・ノースホイント!」
「何ぃ⁉ ノースホイントだとぉぉぉぉ⁉」
神官戦士団は、叫ぶ声を上げながら転送されて行った。
勿論、女性陣も一緒に…
「さて、これで…当分追っては無いわね。」
「ノワール…そんな魔法も使えるのか?」
「お姉様、今度私にも教えて貰えませんか?」
「その内にね…あぁ、疲れたわ!」
魔法陣を展開してくれたお陰で、魔力消費はある程度軽減出来た。
やはりあの人数の同時転送はきついわ。
「では、石鉱国ヴァルキサスに向けて出発するか!」
「いえ、その前に近くに温泉の湧く村があるから、そこに寄ってから行きましょう!」
「温泉の湧く村…? ぞれっで、ヴァンビルスの街でねぇが?」
「え? いま街なの⁉ なら、旅の疲れを癒しましょう!」
私達4人は温泉の湧く街に移動したのだった。
次の場所でも何も無い事を祈りながら…
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