41 / 58
第二章 本章スタート
第十二話 バーニッシュ男爵のざまぁ!
しおりを挟む
「久しぶりだな!」
「おや…どなたですか?」
「何をすっ呆けた事を言っているんだ!父親の顔を忘れたのか‼」
「私に父親はおりませんが?どなたかと勘違いを成されているのではないでしょうか。」
私はそう話すと、バーニッシュ男爵の横にいたテトラが前出て来て言った。
「今は男の姿をしているみたいだけど、あの時の女の姿になったのは間違いなくテルパお姉様です!」
「テトラさん、授業は始まっておりますのでクラスに来ていただけるとありがたいのですが。それに私は天涯孤独なので、家族と呼べるような方はおりません。」
そう…このバーニッシュ男爵は、テトラから私の事を聞いて接触しに来たのだろうけど、私がバーニッシュ男爵家から追い出されたのは12歳の頃で、その後はお決まりの台詞で私は追放された。
「お前の事はテトラから聞いている!」
「だから何ですか?貴方とは一切の関わりがありませんので、用が無いのでしたらお引き取り下さい。」
私は振り返って学園に戻ろうとした。
「おい待て‼今なら追放を解いて男爵家に戻る事を許すぞ‼」
「先程から何を仰っているのかが全く解りません。私には両親も妹もおりませんので…」
この男にこう言った所で諦めないだろうね。
多分私のSランクとしての地位とドーラ商会を奪い取るというのが目に見えて解るから、相手にするだけ無駄という事なんだけど。
あ、面白い事を考えた!
「今迄の事は悪かった!だから再び娘として共に暮らさないか?」
「そしてまた地下牢に押し込めてから、食事を与えられず監禁するんですよね?私の事を馬鹿だと思っていませんか?そんな誘いに誰が乗ると思うんですか!」
「今度はちゃんと家族として迎え入れる。牢屋に監禁などはしない!」
「それは本当ですか?私を本当に娘として見てくれるのですか?」
「あぁ!」
「そうですか…では、私は冒険者ランクを冒険者ギルドより脱退してSランクを返上し、更に公爵の爵位を王国に返還します。さらにドーラ商会の代表の任を解いて貰い、代表資格を信頼が置ける方に譲渡します。」
「ちょっと待て!それではお前を迎え入れる理由が無くなるだろ‼」
「おや、何故ですか?私を本当の娘として見て下さるのなら、別に私に地位も名誉もいりませんよね?」
「その地位と名誉があるから戻って来いと言ったのだ!それを無くしたお前に魅力なんかあるか‼」
うわ~~~口から適当な事を言っている奴の言葉は本当に軽いわね。
私に戻って来て欲しいではなく、地位と名誉が男爵家に来るという前提で話していたなんて…。
まぁ、解っていて態と言ってみたんだけど。
「これでハッキリしましたね!所詮は私に貴方では手に入らない程の地位と名誉があるから戻って来いと言っているだけで、それが目当だと解っていて戻る訳がないでしょう。」
この男にこれを言った所で絶対に食い下がらない。
この単細胞な男だと、次は命令でもするかな?
「貴様!父親に逆らうというのか‼」
「私は何も逆らおうとはしていませんよ。男爵家に戻るのであれば、父親より高い爵位は不要ですし、何より商会の地位も不要と判断しただけです。プライドが無駄に高い貴方の事だから、自分より娘の方が財力があると解れば面白くはないでしょうからね。だからそれすらも手放して男爵家に戻ると言っているのですよ。これのどこが逆らった発言をしているのですか?」
この愚かな男の思考は、馬鹿みたいに分かり易い。
爵位や地位を捨てて、更にはドーラ商会の代表者という名誉も捨ててとなれば私に利用価値はない。
そんな者を家に迎え入れた所で、また牢屋での監禁暮らしに戻る事は分かり切っている。
まぁ、私がそんな場所にいつまでもいる訳は無いだろうけど。
「あぁ言えばこう言うと…人の上げ足ばかり取りやがって‼」
「私がいつ貴方の上げ足を取りましたか?」
「こうなれば、おい!貴様のドーラ商会を俺に寄越せ‼これは命令だ‼」
「貴方には経営学という物が足りていませんから、譲った所で動かせる訳がありませんので無理ですし、渡しませんよ。」
「父親の命令でもか⁉」
「私を屋敷から追い出す時に、これでもう我と貴様は親子ではない!どこへでも行き、野垂れ死ね…と仰りましたよね?それで今更父親面ですか?」
「うるさい!言う事を聞け‼」
バーニッシュ男爵は掴み掛ろうと向かって来た。
こんな男は返り討ちにするのは容易い…が、どうせならこういった方がこの男の末路には相応しいだろう。
「衛兵よ、この男を捕らえなさい‼」
「「ははっ!」」
バーニッシュ男爵は、あと数歩で私の元に届く距離まで来ていたが…衛兵に取り押さえられて地面に押さえ付けられた。
「衛兵達、先程の私とこの男とのやり取りは記録してありますよね?」
「はっ!英雄学園の入り口には、不審な者が来た場合等を記録する様にしております!」
「この男はたかが男爵風情でありながら、公爵位のある私に対し強い命令口調や暴力行為に及ぼうとしました。これは王国法により…不遜を働いたという事で逮捕するに当たる事と思いますが、如何ですか?」
「間違いありません!」
「この男の身柄は王国に連行致します。」
「ちょっと待って下さい!」
あ…そういえばテトラがいたわね。
この騒動で忘れていたわ。
「私はこの王国で勇者のジョブを授かりました、テトラ・リーン・バーニッシュです。我が命により、その男を連れて行く事は許しません!」
それを聞いた衛兵達は、その場に留まっていた。
衛兵達よりも勇者の称号を持つ者の方が立場が上だったからである。
「えぇい、衛兵共…さっさと放せ‼」
そしてこの男も…どうやら凝りていないみたいだった。
「残念ですわね、お姉様!」
「なるほど、そういえばテトラには…相応しくない勇者の称号がありましたっけ?」
「ふん、何とでも仰って下さい!」
「なら、その勇者の資格…失ったらどうなりますかね?」
私はテトラの体に触れてから、ジョブスティーラーというスキルを使用した。
テトラの体から光の球が抜き出ると、その光の球には勇者の証である紋章が刻まれていた。
「衛兵達、この者の言う事を聞く必要はありません。たった今この者から勇者の資格を剥奪致しましたので、この者に命令権はありません。」
「テルパ…貴様何をした⁉」
「あら…聞いていなかったのですか?テトラから勇者の資格を剥奪したのです。なのでテトラは現在ジョブなしの状態でただの力のない小娘に成り下がりましたわ!」
「な…何だと⁉そんな事になったら、我が男爵家は破滅だ‼」
バーニッシュ男爵は、連行されて行く最中に私の悪口を言いまくっていた。
そしてその証言は録音されている為に、法廷では不利な条件になるというのに…。
「お姉様…私の勇者の資格を返してくれませんか!」
「駄目よ!こんな物があるから貴女は調子に乗って好き勝手していたのよね?これに懲りたら、品性や勇者に相応しい行動を行って…認められる様になれば返してあげても良いわよ。」
「私は今すぐ返せと言っているのよ‼」
テトラは剣を抜いて斬り掛かって来た…が、その剣は手で簡単に払いのけられた。
「何の力も持たない貴女に私をどうこうする力がある訳ないでしょう!こんな事も解らないのでは、この勇者の資格が永遠に貴女に帰る事はないわよ。」
私は勇者の紋章の証を収納魔法に入れた。
「テトラさん、貴女に2つの選択肢を与えます。1つはこのまま学園を去るのと…」
「勇者の資格を失ったのなら学園か去るわよ!ジョブもない私に何が出来ると言うのよ‼︎」
「あっそう…真面目に授業に出てちゃんと学んで行けば、ゆくゆくは勇者の資格を返却しても良いと言おうと思ったんだけど。決心が決まっているのなら私は口を出さないわ。じゃあね!」
「そ…そこまで言うのなら、戻ってあげても良いわよ!」
「いえ、結構です。学ぶ姿勢が見当たらないので…」
私はテトラをバッサリ切った。
私はクラスに戻ろうとすると、テトラも後を追い掛けて来た。
そしてテトラは席に着いてから私にこう言って来た。
「さっさと授業を始めなさいよ!聞いてあげるから…」
その態度が気に入らなかったので、転移魔法で学園の入り口に飛ばした。
そして戻って来てはまた繰り返すので、何度も飛ばすと…4回目で折れた。
これでテトラがクラスに入る事になった。
あとは最後の1人のアイーシャなんだけど…?
「おや…どなたですか?」
「何をすっ呆けた事を言っているんだ!父親の顔を忘れたのか‼」
「私に父親はおりませんが?どなたかと勘違いを成されているのではないでしょうか。」
私はそう話すと、バーニッシュ男爵の横にいたテトラが前出て来て言った。
「今は男の姿をしているみたいだけど、あの時の女の姿になったのは間違いなくテルパお姉様です!」
「テトラさん、授業は始まっておりますのでクラスに来ていただけるとありがたいのですが。それに私は天涯孤独なので、家族と呼べるような方はおりません。」
そう…このバーニッシュ男爵は、テトラから私の事を聞いて接触しに来たのだろうけど、私がバーニッシュ男爵家から追い出されたのは12歳の頃で、その後はお決まりの台詞で私は追放された。
「お前の事はテトラから聞いている!」
「だから何ですか?貴方とは一切の関わりがありませんので、用が無いのでしたらお引き取り下さい。」
私は振り返って学園に戻ろうとした。
「おい待て‼今なら追放を解いて男爵家に戻る事を許すぞ‼」
「先程から何を仰っているのかが全く解りません。私には両親も妹もおりませんので…」
この男にこう言った所で諦めないだろうね。
多分私のSランクとしての地位とドーラ商会を奪い取るというのが目に見えて解るから、相手にするだけ無駄という事なんだけど。
あ、面白い事を考えた!
「今迄の事は悪かった!だから再び娘として共に暮らさないか?」
「そしてまた地下牢に押し込めてから、食事を与えられず監禁するんですよね?私の事を馬鹿だと思っていませんか?そんな誘いに誰が乗ると思うんですか!」
「今度はちゃんと家族として迎え入れる。牢屋に監禁などはしない!」
「それは本当ですか?私を本当に娘として見てくれるのですか?」
「あぁ!」
「そうですか…では、私は冒険者ランクを冒険者ギルドより脱退してSランクを返上し、更に公爵の爵位を王国に返還します。さらにドーラ商会の代表の任を解いて貰い、代表資格を信頼が置ける方に譲渡します。」
「ちょっと待て!それではお前を迎え入れる理由が無くなるだろ‼」
「おや、何故ですか?私を本当の娘として見て下さるのなら、別に私に地位も名誉もいりませんよね?」
「その地位と名誉があるから戻って来いと言ったのだ!それを無くしたお前に魅力なんかあるか‼」
うわ~~~口から適当な事を言っている奴の言葉は本当に軽いわね。
私に戻って来て欲しいではなく、地位と名誉が男爵家に来るという前提で話していたなんて…。
まぁ、解っていて態と言ってみたんだけど。
「これでハッキリしましたね!所詮は私に貴方では手に入らない程の地位と名誉があるから戻って来いと言っているだけで、それが目当だと解っていて戻る訳がないでしょう。」
この男にこれを言った所で絶対に食い下がらない。
この単細胞な男だと、次は命令でもするかな?
「貴様!父親に逆らうというのか‼」
「私は何も逆らおうとはしていませんよ。男爵家に戻るのであれば、父親より高い爵位は不要ですし、何より商会の地位も不要と判断しただけです。プライドが無駄に高い貴方の事だから、自分より娘の方が財力があると解れば面白くはないでしょうからね。だからそれすらも手放して男爵家に戻ると言っているのですよ。これのどこが逆らった発言をしているのですか?」
この愚かな男の思考は、馬鹿みたいに分かり易い。
爵位や地位を捨てて、更にはドーラ商会の代表者という名誉も捨ててとなれば私に利用価値はない。
そんな者を家に迎え入れた所で、また牢屋での監禁暮らしに戻る事は分かり切っている。
まぁ、私がそんな場所にいつまでもいる訳は無いだろうけど。
「あぁ言えばこう言うと…人の上げ足ばかり取りやがって‼」
「私がいつ貴方の上げ足を取りましたか?」
「こうなれば、おい!貴様のドーラ商会を俺に寄越せ‼これは命令だ‼」
「貴方には経営学という物が足りていませんから、譲った所で動かせる訳がありませんので無理ですし、渡しませんよ。」
「父親の命令でもか⁉」
「私を屋敷から追い出す時に、これでもう我と貴様は親子ではない!どこへでも行き、野垂れ死ね…と仰りましたよね?それで今更父親面ですか?」
「うるさい!言う事を聞け‼」
バーニッシュ男爵は掴み掛ろうと向かって来た。
こんな男は返り討ちにするのは容易い…が、どうせならこういった方がこの男の末路には相応しいだろう。
「衛兵よ、この男を捕らえなさい‼」
「「ははっ!」」
バーニッシュ男爵は、あと数歩で私の元に届く距離まで来ていたが…衛兵に取り押さえられて地面に押さえ付けられた。
「衛兵達、先程の私とこの男とのやり取りは記録してありますよね?」
「はっ!英雄学園の入り口には、不審な者が来た場合等を記録する様にしております!」
「この男はたかが男爵風情でありながら、公爵位のある私に対し強い命令口調や暴力行為に及ぼうとしました。これは王国法により…不遜を働いたという事で逮捕するに当たる事と思いますが、如何ですか?」
「間違いありません!」
「この男の身柄は王国に連行致します。」
「ちょっと待って下さい!」
あ…そういえばテトラがいたわね。
この騒動で忘れていたわ。
「私はこの王国で勇者のジョブを授かりました、テトラ・リーン・バーニッシュです。我が命により、その男を連れて行く事は許しません!」
それを聞いた衛兵達は、その場に留まっていた。
衛兵達よりも勇者の称号を持つ者の方が立場が上だったからである。
「えぇい、衛兵共…さっさと放せ‼」
そしてこの男も…どうやら凝りていないみたいだった。
「残念ですわね、お姉様!」
「なるほど、そういえばテトラには…相応しくない勇者の称号がありましたっけ?」
「ふん、何とでも仰って下さい!」
「なら、その勇者の資格…失ったらどうなりますかね?」
私はテトラの体に触れてから、ジョブスティーラーというスキルを使用した。
テトラの体から光の球が抜き出ると、その光の球には勇者の証である紋章が刻まれていた。
「衛兵達、この者の言う事を聞く必要はありません。たった今この者から勇者の資格を剥奪致しましたので、この者に命令権はありません。」
「テルパ…貴様何をした⁉」
「あら…聞いていなかったのですか?テトラから勇者の資格を剥奪したのです。なのでテトラは現在ジョブなしの状態でただの力のない小娘に成り下がりましたわ!」
「な…何だと⁉そんな事になったら、我が男爵家は破滅だ‼」
バーニッシュ男爵は、連行されて行く最中に私の悪口を言いまくっていた。
そしてその証言は録音されている為に、法廷では不利な条件になるというのに…。
「お姉様…私の勇者の資格を返してくれませんか!」
「駄目よ!こんな物があるから貴女は調子に乗って好き勝手していたのよね?これに懲りたら、品性や勇者に相応しい行動を行って…認められる様になれば返してあげても良いわよ。」
「私は今すぐ返せと言っているのよ‼」
テトラは剣を抜いて斬り掛かって来た…が、その剣は手で簡単に払いのけられた。
「何の力も持たない貴女に私をどうこうする力がある訳ないでしょう!こんな事も解らないのでは、この勇者の資格が永遠に貴女に帰る事はないわよ。」
私は勇者の紋章の証を収納魔法に入れた。
「テトラさん、貴女に2つの選択肢を与えます。1つはこのまま学園を去るのと…」
「勇者の資格を失ったのなら学園か去るわよ!ジョブもない私に何が出来ると言うのよ‼︎」
「あっそう…真面目に授業に出てちゃんと学んで行けば、ゆくゆくは勇者の資格を返却しても良いと言おうと思ったんだけど。決心が決まっているのなら私は口を出さないわ。じゃあね!」
「そ…そこまで言うのなら、戻ってあげても良いわよ!」
「いえ、結構です。学ぶ姿勢が見当たらないので…」
私はテトラをバッサリ切った。
私はクラスに戻ろうとすると、テトラも後を追い掛けて来た。
そしてテトラは席に着いてから私にこう言って来た。
「さっさと授業を始めなさいよ!聞いてあげるから…」
その態度が気に入らなかったので、転移魔法で学園の入り口に飛ばした。
そして戻って来てはまた繰り返すので、何度も飛ばすと…4回目で折れた。
これでテトラがクラスに入る事になった。
あとは最後の1人のアイーシャなんだけど…?
0
お気に入りに追加
491
あなたにおすすめの小説
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
私の代わりが見つかったから契約破棄ですか……その代わりの人……私の勘が正しければ……結界詐欺師ですよ
Ryo-k
ファンタジー
「リリーナ! 貴様との契約を破棄する!」
結界魔術師リリーナにそう仰るのは、ライオネル・ウォルツ侯爵。
「彼女は結界魔術師1級を所持している。だから貴様はもう不要だ」
とシュナ・ファールと名乗る別の女性を部屋に呼んで宣言する。
リリーナは結界魔術師2級を所持している。
ライオネルの言葉が本当なら確かにすごいことだ。
……本当なら……ね。
※完結まで執筆済み
【完結】6歳の王子は無自覚に兄を断罪する
土広真丘
ファンタジー
ノーザッツ王国の末の王子アーサーにはある悩みがあった。
異母兄のゴードン王子が婚約者にひどい対応をしているのだ。
その婚約者は、アーサーにも優しいマリーお姉様だった。
心を痛めながら、アーサーは「作文」を書く。
※全2話。R15は念のため。ふんわりした世界観です。
前半はひらがなばかりで、読みにくいかもしれません。
主人公の年齢的に恋愛ではないかなと思ってファンタジーにしました。
小説家になろうに投稿したものを加筆修正しました。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
婚約者に親しい幼なじみがいるので、私は身を引かせてもらいます
Hibah
恋愛
クレアは同級生のオーウェンと家の都合で婚約した。オーウェンには幼なじみのイブリンがいて、学園ではいつも一緒にいる。イブリンがクレアに言う「わたしとオーウェンはラブラブなの。クレアのこと恨んでる。謝るくらいなら婚約を破棄してよ」クレアは二人のために身を引こうとするが……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる