元Sランクパーティーのサポーターは引退後に英雄学園の講師に就職した。〜教え子達は見た目は美少女だが、能力は残念な子達だった。〜

アノマロカリス

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第二章 本章スタート

第六話 残った3人は…?

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 「カーリスに続いて、ベル迄もか!」

 「そのベルなんだけど…なんか凄く気持ち悪かったよ。」

 「気持ち悪い…とは?」

 「あの私達にも平気で毒を吐く物言いがサッパリ消えているの。まるで毒気を抜かれた様な感じに…」

 「あのベルがか?いったい昨日に何があったんだ‼︎」

 昨日の事件に関しては、賊が侵入し撃退したというだけで他は伏せられていた。

 ただ、事の詳細は国王に報告しないといけないので、その経由でアイーシャの耳にも届いたのだろう。

 だがアイーシャも、ベルリーニが人質にされて救い出された位しか聞いておらず、詳細までは分からなかった。

 「取り敢えずあの講師がやり手なのは分かった。じゃなければ、ベルはともかくカーリスが従う理由が無いからな!」

 「でも、ウチ等は大丈夫だよねん。あの講師の言いなりになる事はないだろうし…」

 「それはそうなんだけど、ボクはあの講師に少し違和感を感じていてね。」

 「どういう事だテトラ?」

 「まだハッキリとした事は言えないけど、あの講師…何処かで以前会った気がしてならないのよね。」

 「次に来たら誰が相手をする?」

 「なら、ウチが行くのねん。あの講師は個人的に恨みもあるし…」

 「そういえば以前からそんな事を言っていたな!」

 「任せて欲しいのねん。ウチはあの2人みたく落ちたりはしないからん。」

 テルパがリーゼの攻略に向かっている時、此方もリーゼが迎え撃つ事になった。

 果たして次の2人は、一体何が起きるのだろうか?
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