6 / 8
第六話 VSロッカ
しおりを挟む
俺はロッカと共に、稽古場へと向かっていた。
その後を不安げなコリンさんが、オロオロとしながらついてくる。
廊下を歩いているとき、使用人の小太りの男、ボンと目が合った。
「ああ、アウル様に、ロッカ……様?」
ボンは俺を見た後、ロッカの顔を見て言葉を途切れさせた。
「どど、どうか、されたのですかな?」
ボンはロッカを見て、明らかに脅えている。
ロッカの顔が殺気立っていたためだろう。
「邪魔だ、退いてろ……!」
「はっ、はいいっ!」
ボンはロッカにそう言われ、慌ただしく走って逃げて行った。
「ア、アウル様……その、止めましょう。私も、一緒に謝りますから」
コリンさんが俺へと声を掛けて来る。
俺は首を振った。
「大丈夫だ、コリンさん。この前、ビッグアイを倒して見せただろ?」
「でで、でも……あれは、D級下位の魔物です。仮に魔法やマナを用いた技を封じるとしても、まだアウル様では敵いません……」
「はは、別にそんな制約はいらないよ」
「な、なければ、アウル様が殺されてしまいます……!」
コリンさんがぶるりと身震いした。
確かに、先程俺はロッカに力負けした。
そのせいでコリンさんは不安なのかもしれない。
だが、戦いとはマナやチャクラ、筋肉の量や質だけで決まるものではない。
そんなものは一要素に過ぎない。
それらを使って技を繰り出すこと、立ち回り、読み、センスが重要だ。
身体はまだ貧弱だが、こちらに関しては前世からそう衰えてはいないはずだ。
稽古場についた。
中央で、俺とロッカは向かい合う。
コリンさんは離れたところから、オロオロと様子を見守っていた。
ロッカが修練用の木剣を投げ付けてきた。
俺はそれを受け止めた。
「フン、よく取れましたね」
こいつは今、頭に向かって投げていたな。
以前の俺であれば、直撃を受けて死んでいたかもしれない。
短絡的な奴だ。
「ルールは、魔法や魔技はなしにしましょう。私に一本でも有効打を取れれば、アウル様の勝ちでよろしいですよ」
ロッカはそこまで言い、手にした木剣を横に振るった。
ビュッと空気を切る音が鳴る。
それからロッカは顔を醜悪に歪めた。
「ですが……私の勝ちは、アウル様が戦闘続行不能になった段階で、として差し上げます。これくらいのハンデは必要でしょう」
「そっ、それはハンデではありません!」
コリンさんが、狼狽えながら口を挟んできた。
「ロッカ様……貴方は、アウル様が動けなくなるまで、木剣で殴りつけるおつもりですか?」
「このガキ……アウル様の精神の教育も、私の仕事の内だ。使用人女は口を挟むなよ」
「大丈夫だ、コリンさん。俺は勝つよ」
俺の言葉に、ロッカが一層と顔の皺を深めた。
「魔法でも魔技でも、何でも使ってください。それとも、使われる方が怖かったのですか? 俺は拳闘士だからマナはなんてないから、魔法も魔技も使えませんよ」
「はあ……?」
ロッカの顔が怒りで赤くなる。
「それから、俺は木剣はいりませんよ」
俺は木剣を床へと投げ捨てた。
「何せ、俺は拳闘士ですから」
ロッカに向けて拳を構える。
「さっきから、あまりふざけるなよ。拳闘士だからなんだ! 剣の方がリーチがある、拳闘士が肉体を強化したところで鋼の刃には遠く及ばぬ! お前のそのゴミクラスを誇るな!」
「それは次元の低い話ですよ。武器などない方が、小回りが利いて細かい読み合いが有利です。チャクラを高めれば、拳闘士の拳はミスリルをも超える」
「この馬鹿ガキがっ! すぐに黙らせてやる!」
ロッカが木剣を持って飛び掛かってきた。
構えも動きも隙だらけだ。
ロッカは、ただの冒険者上がり平民だな。
正式な剣術を習った人間だとはとても思えない。
俺は『縮地』でロッカの死角に入った。
ロッカが一瞬遅れ、呆然とした顔で俺を探す。
その隙に、顎に軽く掌底を押し当てた。
力は乗せていない。どうせ、一本取れば勝ちの戦いなのだ。
「……い、今、何が」
「剣士クラスなのに、『縮地』も見たことがなかったのですか?」
ロッカが俺を睨み、木剣を力任せに振るってきた。
危ない、もう勝負は終わったものだと考えていた。
俺は背後に身体を逸らして回避した。
「一本、取りましたよ。もう、模擬戦はお終いでしょう」
「黙れ! 顎を掠めただけだ! こんな攻撃、戦いで何の意味がある! 一本と認められるわけがあるか!」
……いや、力を抜いただけなんだけどな。
しっかりと触れていたし、俺とロッカの力差でも充分弾き飛ばせていただろう。
ロッカが木剣を俺へと振りかざす。
俺は右に身体を撓らせ、ロッカの背後へと回って肘で背中を突いた。
「うごっ!」
ロッカはよろけた後、再び木剣を構える。
まだ続けるのか。
「……一本とはなんだったのですか」
「黙れ、黙れ、黙れ!」
俺は『縮地』でロッカの周囲を回り、肩、腰、腹部を、チャクラを込めて掌で打った。
「おぐっ!」
ロッカは下がりながらよろめく。
軽い攻撃だが、全てしっかりとチャクラの裏打ちを乗せている。
こういう掌底は、外傷より内部にダメージが来る。
「戦闘不能になるまでやりますか?」
「有り得ない……元C級冒険者の私が、徒手の拳闘士の出来損ないのガキに負けるなど……」
「そりゃ拳闘士は素手ですよ」
「こんなことは、有り得ない! 有り得ないんだアアアッ!」
ロッカが後ろに下がり、構えを変えた。
木剣の刃に炎が走る。
マナを使っている……これは、魔技だ。
この戦いで魔法や魔技を禁じる、といったのもなかったことになったらしい。
「死ねぇクソガキ! 『炎刃衝』!」
ロッカが刃を振るった。
刃の炎が俺へと向かって来る。
俺は前に出ながら、あっさりと炎を回避し、そのままロッカへと距離を詰めた。
「今……殺すつもりで来ましたね。貴方にも、殺される覚悟があると考えていいですか?」
俺は握り拳を作った。
「ひっ! ひいっ!」
ロッカが木剣で我が身を守ろうとする。
だが、木剣は既に『炎刃衝』で黒焦げになり、刃の先がなくなっていた。
「あ、ああっ!」
ロッカが悲痛な声を上げる。
俺は拳を前に突き出し、ロッカの腹を殴った。
「おぶちっ!」
ロッカは白眼を剥き、その場に崩れ落ちた。
その後を不安げなコリンさんが、オロオロとしながらついてくる。
廊下を歩いているとき、使用人の小太りの男、ボンと目が合った。
「ああ、アウル様に、ロッカ……様?」
ボンは俺を見た後、ロッカの顔を見て言葉を途切れさせた。
「どど、どうか、されたのですかな?」
ボンはロッカを見て、明らかに脅えている。
ロッカの顔が殺気立っていたためだろう。
「邪魔だ、退いてろ……!」
「はっ、はいいっ!」
ボンはロッカにそう言われ、慌ただしく走って逃げて行った。
「ア、アウル様……その、止めましょう。私も、一緒に謝りますから」
コリンさんが俺へと声を掛けて来る。
俺は首を振った。
「大丈夫だ、コリンさん。この前、ビッグアイを倒して見せただろ?」
「でで、でも……あれは、D級下位の魔物です。仮に魔法やマナを用いた技を封じるとしても、まだアウル様では敵いません……」
「はは、別にそんな制約はいらないよ」
「な、なければ、アウル様が殺されてしまいます……!」
コリンさんがぶるりと身震いした。
確かに、先程俺はロッカに力負けした。
そのせいでコリンさんは不安なのかもしれない。
だが、戦いとはマナやチャクラ、筋肉の量や質だけで決まるものではない。
そんなものは一要素に過ぎない。
それらを使って技を繰り出すこと、立ち回り、読み、センスが重要だ。
身体はまだ貧弱だが、こちらに関しては前世からそう衰えてはいないはずだ。
稽古場についた。
中央で、俺とロッカは向かい合う。
コリンさんは離れたところから、オロオロと様子を見守っていた。
ロッカが修練用の木剣を投げ付けてきた。
俺はそれを受け止めた。
「フン、よく取れましたね」
こいつは今、頭に向かって投げていたな。
以前の俺であれば、直撃を受けて死んでいたかもしれない。
短絡的な奴だ。
「ルールは、魔法や魔技はなしにしましょう。私に一本でも有効打を取れれば、アウル様の勝ちでよろしいですよ」
ロッカはそこまで言い、手にした木剣を横に振るった。
ビュッと空気を切る音が鳴る。
それからロッカは顔を醜悪に歪めた。
「ですが……私の勝ちは、アウル様が戦闘続行不能になった段階で、として差し上げます。これくらいのハンデは必要でしょう」
「そっ、それはハンデではありません!」
コリンさんが、狼狽えながら口を挟んできた。
「ロッカ様……貴方は、アウル様が動けなくなるまで、木剣で殴りつけるおつもりですか?」
「このガキ……アウル様の精神の教育も、私の仕事の内だ。使用人女は口を挟むなよ」
「大丈夫だ、コリンさん。俺は勝つよ」
俺の言葉に、ロッカが一層と顔の皺を深めた。
「魔法でも魔技でも、何でも使ってください。それとも、使われる方が怖かったのですか? 俺は拳闘士だからマナはなんてないから、魔法も魔技も使えませんよ」
「はあ……?」
ロッカの顔が怒りで赤くなる。
「それから、俺は木剣はいりませんよ」
俺は木剣を床へと投げ捨てた。
「何せ、俺は拳闘士ですから」
ロッカに向けて拳を構える。
「さっきから、あまりふざけるなよ。拳闘士だからなんだ! 剣の方がリーチがある、拳闘士が肉体を強化したところで鋼の刃には遠く及ばぬ! お前のそのゴミクラスを誇るな!」
「それは次元の低い話ですよ。武器などない方が、小回りが利いて細かい読み合いが有利です。チャクラを高めれば、拳闘士の拳はミスリルをも超える」
「この馬鹿ガキがっ! すぐに黙らせてやる!」
ロッカが木剣を持って飛び掛かってきた。
構えも動きも隙だらけだ。
ロッカは、ただの冒険者上がり平民だな。
正式な剣術を習った人間だとはとても思えない。
俺は『縮地』でロッカの死角に入った。
ロッカが一瞬遅れ、呆然とした顔で俺を探す。
その隙に、顎に軽く掌底を押し当てた。
力は乗せていない。どうせ、一本取れば勝ちの戦いなのだ。
「……い、今、何が」
「剣士クラスなのに、『縮地』も見たことがなかったのですか?」
ロッカが俺を睨み、木剣を力任せに振るってきた。
危ない、もう勝負は終わったものだと考えていた。
俺は背後に身体を逸らして回避した。
「一本、取りましたよ。もう、模擬戦はお終いでしょう」
「黙れ! 顎を掠めただけだ! こんな攻撃、戦いで何の意味がある! 一本と認められるわけがあるか!」
……いや、力を抜いただけなんだけどな。
しっかりと触れていたし、俺とロッカの力差でも充分弾き飛ばせていただろう。
ロッカが木剣を俺へと振りかざす。
俺は右に身体を撓らせ、ロッカの背後へと回って肘で背中を突いた。
「うごっ!」
ロッカはよろけた後、再び木剣を構える。
まだ続けるのか。
「……一本とはなんだったのですか」
「黙れ、黙れ、黙れ!」
俺は『縮地』でロッカの周囲を回り、肩、腰、腹部を、チャクラを込めて掌で打った。
「おぐっ!」
ロッカは下がりながらよろめく。
軽い攻撃だが、全てしっかりとチャクラの裏打ちを乗せている。
こういう掌底は、外傷より内部にダメージが来る。
「戦闘不能になるまでやりますか?」
「有り得ない……元C級冒険者の私が、徒手の拳闘士の出来損ないのガキに負けるなど……」
「そりゃ拳闘士は素手ですよ」
「こんなことは、有り得ない! 有り得ないんだアアアッ!」
ロッカが後ろに下がり、構えを変えた。
木剣の刃に炎が走る。
マナを使っている……これは、魔技だ。
この戦いで魔法や魔技を禁じる、といったのもなかったことになったらしい。
「死ねぇクソガキ! 『炎刃衝』!」
ロッカが刃を振るった。
刃の炎が俺へと向かって来る。
俺は前に出ながら、あっさりと炎を回避し、そのままロッカへと距離を詰めた。
「今……殺すつもりで来ましたね。貴方にも、殺される覚悟があると考えていいですか?」
俺は握り拳を作った。
「ひっ! ひいっ!」
ロッカが木剣で我が身を守ろうとする。
だが、木剣は既に『炎刃衝』で黒焦げになり、刃の先がなくなっていた。
「あ、ああっ!」
ロッカが悲痛な声を上げる。
俺は拳を前に突き出し、ロッカの腹を殴った。
「おぶちっ!」
ロッカは白眼を剥き、その場に崩れ落ちた。
0
お気に入りに追加
15
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
異世界転移したら、私だけレベルなしで村娘だった件
麻生空
ファンタジー
アラフィフ喪女で行き遅れの私は列車事故に巻き込まれ、気付いたら異世界へ。
神様から貰った異世界での新たな生。
一緒に異世界転移した仲間とサバイバルしながら生き抜いて行くお話。
新たな人生で脱喪女出来るか?
死んだのに異世界に転生しました!
drop
ファンタジー
友人が車に引かれそうになったところを助けて引かれ死んでしまった夜乃 凪(よるの なぎ)。死ぬはずの夜乃は神様により別の世界に転生することになった。
この物語は異世界テンプレ要素が多いです。
主人公最強&チートですね
主人公のキャラ崩壊具合はそうゆうものだと思ってください!
初めて書くので
読みづらい部分や誤字が沢山あると思います。
それでもいいという方はどうぞ!
(本編は完結しました)
最低最悪の悪役令息に転生しましたが、神スキル構成を引き当てたので思うままに突き進みます! 〜何やら転生者の勇者から強いヘイトを買っている模様
コレゼン
ファンタジー
「おいおい、嘘だろ」
ある日、目が覚めて鏡を見ると俺はゲーム「ブレイス・オブ・ワールド」の公爵家三男の悪役令息グレイスに転生していた。
幸いにも「ブレイス・オブ・ワールド」は転生前にやりこんだゲームだった。
早速、どんなスキルを授かったのかとステータスを確認してみると――
「超低確率の神スキル構成、コピースキルとスキル融合の組み合わせを神引きしてるじゃん!!」
やったね! この神スキル構成なら処刑エンドを回避して、かなり有利にゲーム世界を進めることができるはず。
一方で、別の転生者の勇者であり、元エリートで地方自治体の首長でもあったアルフレッドは、
「なんでモブキャラの悪役令息があんなに強力なスキルを複数持ってるんだ! しかも俺が目指してる国王エンドを邪魔するような行動ばかり取りやがって!!」
悪役令息のグレイスに対して日々不満を高まらせていた。
なんか俺、勇者のアルフレッドからものすごいヘイト買ってる?
でもまあ、勇者が最強なのは検証が進む前の攻略情報だから大丈夫っしょ。
というわけで、ゲーム知識と神スキル構成で思うままにこのゲーム世界を突き進んでいきます!
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
異世界の親が過保護過ぎて最強
みやび
ファンタジー
ある日、突然転生の為に呼び出された男。
しかし、異世界転生前に神様と喧嘩した結果、死地に送られる。
魔物に襲われそうな所を白銀の狼に助けられたが、意思の伝達があまり上手く出来なかった。
狼に拾われた先では、里ならではの子育てをする過保護な里親に振り回される日々。
男はこの状況で生き延びることができるのか───?
大人になった先に待ち受ける彼の未来は────。
☆
第1話~第7話 赤ん坊時代
第8話~第25話 少年時代
第26話~第?話 成人時代
☆
webで投稿している小説を読んでくださった方が登場人物を描いて下さいました!
本当にありがとうございます!!!
そして、ご本人から小説への掲載許可を頂きました(≧▽≦)
♡Thanks♡
イラスト→@ゆお様
あらすじが分かりにくくてごめんなさいっ!
ネタバレにならない程度のあらすじってどーしたらいいの……
読んで貰えると嬉しいです!
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる