女剣士「私は剣の名家、貴方のような貧民上がりには負けない」俺「どうだろうな」シュッ

 主人公はその剣の才によって、貧民にして士官学校に入学する、という快挙を成す。男は貧民上がりだと馬鹿にされていたが、その圧倒的な剣の腕前によって周囲を認めさせていく。
 そんな彼には、士官学校において目的があった。それは一年の終わりの行事である決闘祭において、自身と同じく剣の天才と称されたある少女を倒すことであった。少女は貧民上がりの彼とは対極に、国一番の剣の腕を誇るとされる名家の末裔であった。
 決闘祭において少女を倒すことによって、彼は周囲の貧民だからという偏見の目を完全に取り除くことき、剣の道に精進することができるはずであった。だが、決闘祭の結果は二人の運命を大きく狂わせていくことになる。
*この小説は台詞のみで進行する脚本形式となっております。
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