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14.多次元世界構造
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会合の部屋にエム。赤竜から真一、戦川、阿部。正義からジョー、リュー、ドウマン。スカルからはサスケ、五右衛門。四天王から香菜、司馬。
エムからこの世界の真実が話される。
「じゃあ、まず簡単に世界の成り立ちを話そうか」
全員がエムの話に集中する。
「まず簡単にこの世界は、第三次元の世界と呼ばれる質量の世界だ」
この世界には物が存在できるほど情報が入れられる。
「この世界が干渉できるのは、複雑な情報がない平面の世界と、情報がほぼない点の世界」
この平面の世界が第二次元。点の世界が第一次元。
「そしてその上の次元、この世界には見えない物、空気だったり、重力だったりとかこの世界に入り切らない見えない情報が、第四次元になると更に情報が入れられるようになる」
エムはホワイトボードに線を四本引く。下から一、二、三と数を入れる。
「世界は入れられる情報の数で分けられる。そして上の世界は下の世界に干渉できるが、基本的には下の世界が上の世界には干渉できない」
するとエムは人の絵を描く。
「しかしだ、お前ら人は元々は更に上の次元にいた存在で、その脳は上の次元に干渉できる。これが【超能力】だ」
「ムズい」
「そして、世界はいくつもの次元が重なりミルフィーユ状になってる」
「それが世界の成立ち」
「そう」
エムはホワイトボードを裏返す。
「そしてエムとは。私たちは高次元に位置する存在。この世界を管理していた。しかしだ、この世界を維持する人が辞めちゃって、この世界を壊すことが決まった。私以外の二人のエムは、最後に遊んで次元をメチャクチャにしてからゴミにしようとしてる。私はね、そんなことは望んでないのだよ。だからこそ、この世界を救いたい」
「世界が滅びないようにするにはどうしたらいい」
「二人のエムを倒し、世界を見る人がいなければならない。言わば神の目。私たちと同じ「神の視」を持つ者」
「シンノシ」
「その可能性があるのは君だよ、真一くん」
「僕?」
「ああ、君が瞬間移動する要領と同じ様に、次元を移動出来るようになれば可能だ」
「僕に出来るの?」
エムは真一の肩を持つ。
「出来るさ、戦いに興味がなく、世界に自分を認識せず、唯ひたすらに個で存在している君なら」
そして真一とエムは次元移動の準備に入る。その間、他のエムと戦うのは超能力者連合軍。
最後の戦いが始まる。
エムからこの世界の真実が話される。
「じゃあ、まず簡単に世界の成り立ちを話そうか」
全員がエムの話に集中する。
「まず簡単にこの世界は、第三次元の世界と呼ばれる質量の世界だ」
この世界には物が存在できるほど情報が入れられる。
「この世界が干渉できるのは、複雑な情報がない平面の世界と、情報がほぼない点の世界」
この平面の世界が第二次元。点の世界が第一次元。
「そしてその上の次元、この世界には見えない物、空気だったり、重力だったりとかこの世界に入り切らない見えない情報が、第四次元になると更に情報が入れられるようになる」
エムはホワイトボードに線を四本引く。下から一、二、三と数を入れる。
「世界は入れられる情報の数で分けられる。そして上の世界は下の世界に干渉できるが、基本的には下の世界が上の世界には干渉できない」
するとエムは人の絵を描く。
「しかしだ、お前ら人は元々は更に上の次元にいた存在で、その脳は上の次元に干渉できる。これが【超能力】だ」
「ムズい」
「そして、世界はいくつもの次元が重なりミルフィーユ状になってる」
「それが世界の成立ち」
「そう」
エムはホワイトボードを裏返す。
「そしてエムとは。私たちは高次元に位置する存在。この世界を管理していた。しかしだ、この世界を維持する人が辞めちゃって、この世界を壊すことが決まった。私以外の二人のエムは、最後に遊んで次元をメチャクチャにしてからゴミにしようとしてる。私はね、そんなことは望んでないのだよ。だからこそ、この世界を救いたい」
「世界が滅びないようにするにはどうしたらいい」
「二人のエムを倒し、世界を見る人がいなければならない。言わば神の目。私たちと同じ「神の視」を持つ者」
「シンノシ」
「その可能性があるのは君だよ、真一くん」
「僕?」
「ああ、君が瞬間移動する要領と同じ様に、次元を移動出来るようになれば可能だ」
「僕に出来るの?」
エムは真一の肩を持つ。
「出来るさ、戦いに興味がなく、世界に自分を認識せず、唯ひたすらに個で存在している君なら」
そして真一とエムは次元移動の準備に入る。その間、他のエムと戦うのは超能力者連合軍。
最後の戦いが始まる。
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