愛妻弁当

月詠嗣苑

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異変

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「「「「ももちゃん、誕生日おめでとう!!!!」」」」

「はーーーいっ!!」と元気よく手をあげニコニコ笑う娘の桃子は、今日三歳の誕生日を迎えた。

 歩くのも喋るのも他の子よりも遅く、周りが心配したけれど、持って産まれた性格みたいなもので、不安を打ち消してくれた。

「ももちゃん、お名前は?」と義父が聞くと、

「土屋桃子ですっ!」と手をあげ答える。

「好きな食べ物は?」と義母が聞けば、

「プリン!」と答えては、ひとりひとりからプレゼントを渡され喜ぶ。

「マーマ、パーパも、ありがとう!」とこちらにはまとめて頭を下げた。

 誕生日ケーキで、口の周りを白くした顔は本当に可愛く、子供がいて良かったと思えた。


 そんな誕生日から数日たったある日。

「桃子ー、今日はどっちとお風呂入るのー?」美月が、桃子に問いかける。

 桃子は、俺と美月の顔をジッと見続けて、

「パパ!」と答えた。今日は、週末だから···。平日は、美月しかいないから。

「はい、パパ!」と美月から桃子の着換えセットを渡され、桃子の手を引きながらバスルームへ向かった。

「ももちゃんね、ひとりでこれ脱げるよ!」と親の手を借りず、一生懸命に着ていた服を脱ぎ、ぷっくりしているお腹を手で叩いた。義父が笑う時にしている癖。

「偉いな、桃子」そう言い俺も服を脱ぎ、裸になった。

「さぁ、入るぞ」扉を開け中に入ると桃子は、蓋を開けようとするが、重すぎてちょっとめくれるだけだった。

 ガタンガタンッと蓋を外すと、中から湯気がモワモワと上がって桃子が喜ぶ。

「ほら、入るぞ」と軽く湯を掛け、中に入れる。

「あったかいねー、パパ」ニコニコ顔の桃子が、俺を見る。

「そうだな。こっち座らんと滑るから」といつものように膝に乗せると、目の前に桃子の頭が見える。

(いつも思うが、ほんと小さいな···。これから大きくなるのか···)

 桃子は、膝の上でお湯を手でバシャバシャさせたり、浮いてるオモチャで遊んだりしている。

「あちゅい···」そういう桃子を洗い場に出し、今度は身体を洗う。

「ももも、パパ洗うの」と小さな手で一生懸命俺の腕や背中をこすってくれた。

「ここは、いいよ。自分で洗うから」と拒否したのは、股間。流石に洗わせる訳にも行かず、そそくさと洗ってシャワーで泡を流す。

「パパのコレなぁに?」と桃子が俺を見上げて、股間を指差す。

「おちんちん···」言うのが何故か恥ずかしくなる。

「ももちゃんのおちんちん、ツルツルだよ? ブラブラ出来ない」三歳にして、かなりお喋り上手。これは、美月に煮似たな。

「さ、もう一回入って、10数えたら出るからな」と桃子を抱き、湯に浸かる。

「いーち、にー、さーん···」と自分の指を折りながら数え、10になったら、扉を開けて、美月を呼ぶ。

「今度は、ママー!」と嬉しそうに裸のまま駆け寄り、叱られる。

 桃子が出てから、のんびりと出て、着替えるとリビングで美月が固まっていた。

「おい、美月。どうした?」と声を掛けても美月には、届かなかったのか、少し大きめに呼んだら、驚いたらしく肩が上がった。

「な、なにっ?」まだ暑くもない季節なのに、額から汗が浮かんでた。

「どうかしたのか? 桃子の方見て」桃子は、俺に気付いたのか、可愛いパジャマ姿で足に抱きついてきた。

「こーら! 危ないでしょ? 桃子、歯磨き」美月が言うと、「パパがいいー」と駄々をこね、仕方なく変わることに。

「駄目だよ? ママを困らせちゃ」と桃子の歯を磨きながら言う。

「ふぁい」

 口をゆすがせ、再びリビングに戻ると、桃子が美月に、

「パパと寝るー」と言った。

「今日だけよ? ママとパパ、大事なお話あるからね」と優しく言いつつも、顔だけは俺を見ていた。

(週末は、夫婦だけの時間を楽しんでるからな)

 桃子を妊娠してから、やけに美月の性欲が高まり、出産してからは二人目を望んだがなかなか恵まれなかった。

「じゃ、私お風呂! 入ってくるから。あとお願いね」とお風呂という言葉を強調させ、バスルームへと向かった。

「パパとねんねー。ももちゃんね、昨日ママのお肩マッサージしたんだよ? パパにもしてあげるー」と俺の手を引っ張る。

「はいはい」桃子を抱き、二階の桃子の部屋まで行く。

(相変わらずオモチャだらけ)

 桃子をベッドに寝かせ、布団を掛けようとすると、

「パパもー。ももちゃん、マッサージするのー」とベッドに俺を引っ張る。

「わ、わかったから!」

(手首にかかる力···強くないか?)

 見ると少し手首が赤くなっているのがわかった。

「はい、パーパ。ねんねー」いつも美月がしているように桃子は、俺の胸の辺りを軽く叩き始めたと思ったら、

「ももちゃん、マッサージするー」と子供らしくそれはまた突然始まった。

「パパ、おめめ閉じるのー」と桃子は、俺の腕を一生懸命掴んで離してを繰り返す。

「はいはい」そう言い、目を閉じると暫く桃子の好きなようにさせようと思った。

「おいしょ、おいしょ。パパ、ももちゃんしてあげるからねぇ」と桃子の手が段々と下へと移動する。お腹に来た時は、笑いそうになったが···

 ビクンッ···

「桃子? そこは、触らないの···」そう言っても桃子の手は止まらず、股間を触り続ける。

 ビクビクンッ···

「こら! 桃子、やめな···」どかそうと桃子に手を伸ばすが、桃子の周りが急に白くぼやけ始めた。

「ふふふっ···これは、私のもの」桃子の声とは違う感じの声が聞こえ、固まる。

(この声···か···あさん? でも···)

 アァッ···

 チュプッとした冷たい感触が、ペニスにあたる。

(か、身体が···)

「会いたかった···私の愛おしい人」

 母さんは、いまだスイスでは見付からず、出国した形跡もない。だが、これは···

 段々と勃起し、上を向く男根をいやらしい舌先でチロチロと舐める桃子···

 アッ···クッ···ハッ···

 久し振りの感覚に男根が震え、ゾクゾクしてきた。

(きっと、これは夢だ···夢に違いない)

 ピチャピチャと舐め回しながら、小さなテデしごく桃子。

 ンッ···アァッ···ハッ···

 身体全体は、まだだけど右手だけは動くようになり、声もだセルようになったが、こんな場を美月に見られたくはなかった。

「桃子(母さん)···」手を伸ばし、小さな背中を擦る。

 ウッ···クッ···

 ジュボジュボと桃子の口が動き、出したいのに出せない状況でひたすら耐える。

 ッ···ハッ···ハッ···クッ···ハ···ングゥッ!!!

 ゴボッ···ドグッ···ドグッ···と文字の口の中に耐えていたモノを出し、桃子が小さな巨人口でそれを飲んでいった。

「ぷうっ。美味しかったわ···あなたは私だけのもの」

「······。」

(この声も喋り方も母さんだ。もしかして、母さんはもう···)

 ペチペチ···

「パーパ? ここももちゃんのベッドー。パパのお部屋アッチー」と隣の部屋を指差す。

 ???

「桃子?」

「あい!」と手をあげ笑う。

「さっき何かした?」とビクビクしながら聞くも、

「パパのお手手、揉んでただけだよ」と答える。

「桃子、1+1は?」桃子は、ピースサインをし、「2」と答えた。

「じゃ、5+5は?」と聞くと、「ももちゃん、ちっちゃいからわかんない」と答え俺の身体をまた叩く。

(夢? だったのかなー? 出た感覚あったけど)

 桃子の部屋の電気を消し、自分の寝室へ···


「遅かったのね。待ちくたびれちゃったわ···」ベッドに入って本を読んでいた彼女は、優しくそう言った。
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