愛妻弁当

月詠嗣苑

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栗拾い

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 秋になり五月の連休並の大型連休が···

「はぁっ···」

 やってはこなかった···

 が、諦めず課長に交渉し土日を含んだ三日間の連休が取れ、こうして美月と栗拾いに伊賀高原へやってきた。


「良かったなぁ。晴れて」

「うんっ! 良かった!」一歩一歩進む度に、シャクシャクと枯れ葉の音が耳に届く。

「きゃっ!」数日前に雨が降ったせいか、ところどころ道がまだぬかるんでるのか、美月が滑る。

「ほら、こっち!」道から離れないように、しっかりと手を繋ぐ。

「ありがと」美月は、流産をしてから塞ぎがちになったが、ここ最近元気になり、前のように外出する機会も増えてきた。

 補整された道を登りつめると、そこには桃山栗農園の看板があり、小さな受付もあった。

 そこで受付をすませ、小さなバケツとトングを借り、持参した厚手の手袋を手に嵌めた。

「啓ちゃんの凄いね」美月が、俺が嵌めた手袋を見て驚く。

「昔から使ってるからな」と革製の手袋を見て笑う。

「でも、美月のも可愛いよ」そう言うと笑った。

「でしょ?! これ見つけるの大変だったんだよ! だってね···」美月は、この栗拾いを楽しみにしてただけあって、終始おしゃべりが止まらなかった。

「でも、栗ってなかなかないんだねぇ」美月はキョロキョロしてるが···

「そこに落ちてるよ」と言っても気付かない。

「ほら、これ!」とイガに入った栗を目の前につき出すと···

「え? これが栗?」と何故か驚く。取り方を教えてやると、

「取れたぁ。可愛い!」と喜ぶ。

「お前のクリも今夜食べるから」と周りに聞こえないように耳元に話しかけると、うつむいた。

 ひとつひとつ栗を取っては、進み取っては進み、気がつけば二人ともバケツいっぱい取れた。

 園内の食堂で栗御膳を堪能し、取った栗を車に積んで、周りを少しドライブがてらラブホに···


(去年、彼女と泊まった部屋とはな···)

 バスルームで湯が溜まるまで、テレビを流しながらキスを愉しむ。

「啓ちゃん···」服を脱がしながら、跪き美月の乳房を舐め回していく。

 んっ···はっ···ふっ···

「足···開いて」履いているスカートを下ろし、ショーツを脱がし、柔らかな草原をそっも開く。

「けいちゃ! んっ···」ガタンッと美月が壁にもたれかかると足が少し曲がり攻めやすくなった。

 ピチャピチャとクリを舌先で攻めると、美月の息遣いが荒くなり、足が震えてくるのがわかる。

「風呂、行こ。愉しませてあげる」足元がおぼつかず、ボォッとしてる美月を支えながら、湯に浸かりジックリと乳房やクリを攻め続ける。

 んあっ···んっ···んっ···浴槽の縁をしっかりと掴む美月の手に筋が入る。

「かなり濡れてきてる」そう言うと、美月がピクッと身体を動かす。

「けいちゃ···あっ···」

「おいで···」美月を洗い場に立たせると、バックの体制にし、背後から挿入し腰を動かしていく。

 んっ···

「いいよ。いっぱい声出して···美月。ふんっ!」

 パンッ! と肌が鳴ると美月の身体が、ビクッと動く。

 あっ···

 小振りな腰を掴み、狭さを感じながらもグイグイ打ち付けていく。

「美月···愛してる」グチュグチュとした蜜に絡まれ、ザラザラとした肉壁に攻めながらもなんとか耐えてはいたが···

「美月、出すよ?」と言い、中に放つと収まり切らなかったものが、タラタラと美月の足を伝い、流れてきた。

「ちょ···あっ···」

 シャワーで洗い流す時に、クリを弄るも余り大きくはなってはいない。

 バスタオルで身体を拭き、裸の美月を抱き上げベッドへと寝かす。

「今夜は、泊まるからのんびりしような美月」

「うん···」

 布団を掛け、じゃれ合いながら美月の乳房を攻める。

「えぁっ! さっき···んっ」手を伸ばし、静かにスイッチを入れ動き出したバイブを美月の身体にゆっくりとなぞらせる。

「クスッ···驚いた?」最初は、乳首を攻め、下へといき、直にクリに当てると美月の身体がかなり動く。

「や···ぁ···んっ! はっ!」ゆっくりゆっくりと···

 うっ···はっ···あっ···あっ···と枕の端を掴み、喘ぐ美月。

 蜜壺の中は、かなり濡れてきてる。

 馬乗りになり、固くなった肉棒をグチュグチュとそこにあてがう。

 ズッ···

 あっ···

 ズチュッ···

 あっ···

 ズンッ!

 んんっ!!

 挿入し終えてから、美月の顔を眺める。

「エッチ···」

「好きだから、犯したくなる···」囁き、唇を奪い、攻める。

 布団を剥ぎ、繋がったままの美月をジロジロ眺め、突く。

 んっ···あっ···あっ···

「ふふんっ。もう1回···」とまたバイブを美月のクリに当て、震える感触を愉しみながら打ち付ける。

 あっ、あっ、あっ、あっ···言葉を小刻みに出しながら、可愛く顔を振る美月。

「はふっ···んっ! んっ! だめ··あっ···」

「これ持って」と右手を掴み、バイブを押さえさせた。

 あっ、あっ···

 パンッパンッパンッ···

「美月、美月···」

 パンッパンッパンッ···

「アァッ···美月···アァッ、アァッ···」

 自身が収まり、美月の処理をすると珍しくキスをねだってきた。

「今日は、楽しかった···。お昼も夜も···」胸に顔を埋めながら言う美月を抱き締め、そのまま眠りにつく。

 翌日は、近場の川でニジマス料理を楽しみ、母さんに土産を買って帰った。


「あ···」

「どうした?」玄関に向おうとしたら、美月が足を止め庭を見て止まった。

「あー、お帰り。どうだった? 栗拾いは」母さんも美月の目線に気付いたが、

「庭いじり?」

「そうよ。来年の春にでも可愛いチューリップが咲くようにね···」

「美月? どうした? 行くよ?」

「うん···」

「ほんと、だらしないんだから。節操がないのって困るわー」母さんは、汗を吹きながら楽しそうに言い、また庭に戻っていった。


「許さない···」
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