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昼間の情事
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「啓一。はい、お弁当!」出勤前になると、必ず母さんが弁当を手渡してくる。
「困ったもんね」と二階をチラッと見ては、溜息をつく。
「ま、しょうがないだろ」結婚してやっと三年目の春、美月は妊娠したものの階段から滑り落ちて流産をし···
『これから先、妊娠の可能性は低いかと···』担当医に言われ、俺や母さんよりも美月の落胆の方が凄かった。
職場についても、なんとなく周囲の目が同情化している。
コトンッ···
「はい、お茶! 少しは元気出しなさいよ」少し笑いながら絹子が湯呑を机に置いた。
「そんな欲しいもんかね。子供なんて···」周りでも結婚して子供がいる同僚や先輩、上司もいるが、みな揃って愚痴しかいわない。
「私も子供欲しいなぁ···」周りに誰もいないのを確認して、寄りかかってくる。
「お前な。その左手の薬指!」軽く突き放し、睨む。
「へへっ。可愛い? ねぇ、可愛い?」絹子は、俺と別れてから見合いをした相手と結婚して、もう4年になる。
「あー、はいはい。可愛いよ、可愛い!惚気は寝てから言えよ」そんなやっかみが言えるのも、絹子のサバサバとした性格なのかも知れない。
「じゃ、俺出掛けるわ。面倒くさいけど···」
「はいはい。帰りは? 一応書いておかないとね」絹子が、壁のホワイトボードを指さす。
「一時迄には戻るよ。会議あるし···」そう言い、社を出て車でとある所に向った。
プワァッ···
クラクションを軽く鳴らすと、彼女はこちらに向かって手を振り近付いてくる。
バタンッ···
「お待たせ」にこやかに笑う彼女に声を掛ける。
「ううん。でも、なぁに?見せたいものがあるって···」
「それは見てのお楽しみ」意味深な笑みを浮かべて、車を走らせながら、喜ぶ彼女の顔を想像する。
車を走らせること10分。
「······。」
「どう? 中に入って!」鍵を回し、中に入った彼女は···
「あなた? 離婚するの?」とこちらを見て言うも、俺が見せたのはまだ何も配置されてないただの空間。つまり、部屋だ。
「したい、けどね···。じゃなくて、ここならさ二人っきりで会えるし。いつもいつもホテルだと大変だからね」そう言い背後から抱き締める。
「あなた···」
「周りまだ何もないからさ」
んっ···
ゴソゴソと服越しに乳房を揉み、スカートをたくし上げる。
「俺と会う時は履かないって約束だろ?」ストッキングのスベスベとした感覚を愉しむかのように、少し盛り上がった丘をゆるやかに滑らした。
「ごめんな···さい。あなたに···」言葉をつまらせ、もたれかかる彼女をそっと床に寝かした。
着ているブラウスのボタンを一つ一つ外し、スカートをめくる。
ビリッ···ビリッ···ビィビィーッ···
ストッキングを破ると彼女は、少し驚いた表情で俺を見、笑う。
「もぉ···」
「邪魔だから···」唇を塞ぎながら、ブラを外すと狭い中に収まった乳房が溢れ、姿を現す。
柔らかな乳房を手繰り寄せながら揉みこみ、両乳首を交互に吸っては彼女の反応を見る。
ぁ···ぁあっ!
「ここ、弱いよね。いつも···」舌先でチロチロ動かしながら、軽く噛んだり吸ったりし、下へ移動。
履いていたショーツの真ん中は、既に濡れているのがわかる。それを剥ぎ取り、柔らかな茂みを開いていく。
(まだここは、本当にピンクなんだよなぁ)
ツヤツヤと光る中に、ぷっくりと主張をしているクリトリスを舌で突くと、軽く腰があがる。
「お願い···舐めて」可能は、時々こうしてお願いしてくる。
「可愛く啼いて」彼女の股に顔を埋め、下から舐めあげつつ、クリを刺激。それだけで彼女は悦び、声を発する。
ジュルジュル音を立てながら、中から溢れてくる蜜を飲む。近くに小学校でもあるのか、賑やかな子供の声が聞こえ、見られてる錯覚に陥る。
カチャカチャとベルトを外し、スラックスとトランクスを脱ぎ、彼女の上に覆いかぶさる。
んっ···
グチュグチュと濡れた蜜壺に棒をあてがい彼女の反応を覗き込んだ。
「えっち···。そんな見ないで···」顔を隠そうとする手を掴み、ズブズブと抜き差しイッキに突き上げた。
はぁっ!!
彼女の少し高い声が耳に届き、背中に腕が回る。
アァッ···
何度も肌を重ねているのに、中に挿るときつく絡んでくる。
「ミー」ゆっくりと下から上に突き上げ、啼く彼女の乳首を摘んでは、更に啼かす。
あっ···
「あなた···」彼女の言葉がくすぐったい。
パンッ···パンッ···パンッ···
腰を打ち付け、息を荒げ、名を呼びながらも乳房への愛撫はやまず···
「今日は、中でいいだろ?」そう言うと頷く。
「いちばん···んっ! あなたを感じ···られるから」
あっ、あっ、あっ···
「ミー、イキそう」額から汗が溢れる。
パンッパンッパンッ···
パンッパンッパンッ···
「イクぞ、イクぞ! アッ! アァッ···アァッ···ミー···」
中に放ちながら、彼女の上に重なり唇を塞ぐ。
暫くして···
「池だな···」床の上に小さく広がった白く濁った水。透明な蜜と白い精液···
「えっちなんだから」と持っていたティッシュで拭き取る彼女···
翌日には、家具屋へ行きベッドや小さなテーブルを購入し、週末に運んでもらった。
ここには平日の昼間しか来れないが、それでも彼女は喜んでくれ、束の間の情事を愉しみ、彼女は家へ、俺は職場へと戻る。
「啓ちゃん? 私のこと嫌いになった?」といきなり美月が言ってきた時は、秘密がバレたのかとも思ったが···
「いや? 好きだし、愛してるよ? なんで?」そう言うと、美月は俯いて、
「最近、私のこと抱いてくれないから···」
「もういいの? 身体は?」何度か美月を抱こうとして手を伸ばすも、美月の方から撥ね退けていた。
「うん···」
「じゃ、週末デートしよ! 気晴らしに遠くまでドライブ行って、美味いもん食って、な!」
「うん! 良かった!」
そして、その週末は、美月は母さんに指導を受け、手作りの弁当を持って隣県にある諏訪湖へと行き、二日間夫婦水入らずを愉しんだ。
「ほんと、腹正しいわね」
「困ったもんね」と二階をチラッと見ては、溜息をつく。
「ま、しょうがないだろ」結婚してやっと三年目の春、美月は妊娠したものの階段から滑り落ちて流産をし···
『これから先、妊娠の可能性は低いかと···』担当医に言われ、俺や母さんよりも美月の落胆の方が凄かった。
職場についても、なんとなく周囲の目が同情化している。
コトンッ···
「はい、お茶! 少しは元気出しなさいよ」少し笑いながら絹子が湯呑を机に置いた。
「そんな欲しいもんかね。子供なんて···」周りでも結婚して子供がいる同僚や先輩、上司もいるが、みな揃って愚痴しかいわない。
「私も子供欲しいなぁ···」周りに誰もいないのを確認して、寄りかかってくる。
「お前な。その左手の薬指!」軽く突き放し、睨む。
「へへっ。可愛い? ねぇ、可愛い?」絹子は、俺と別れてから見合いをした相手と結婚して、もう4年になる。
「あー、はいはい。可愛いよ、可愛い!惚気は寝てから言えよ」そんなやっかみが言えるのも、絹子のサバサバとした性格なのかも知れない。
「じゃ、俺出掛けるわ。面倒くさいけど···」
「はいはい。帰りは? 一応書いておかないとね」絹子が、壁のホワイトボードを指さす。
「一時迄には戻るよ。会議あるし···」そう言い、社を出て車でとある所に向った。
プワァッ···
クラクションを軽く鳴らすと、彼女はこちらに向かって手を振り近付いてくる。
バタンッ···
「お待たせ」にこやかに笑う彼女に声を掛ける。
「ううん。でも、なぁに?見せたいものがあるって···」
「それは見てのお楽しみ」意味深な笑みを浮かべて、車を走らせながら、喜ぶ彼女の顔を想像する。
車を走らせること10分。
「······。」
「どう? 中に入って!」鍵を回し、中に入った彼女は···
「あなた? 離婚するの?」とこちらを見て言うも、俺が見せたのはまだ何も配置されてないただの空間。つまり、部屋だ。
「したい、けどね···。じゃなくて、ここならさ二人っきりで会えるし。いつもいつもホテルだと大変だからね」そう言い背後から抱き締める。
「あなた···」
「周りまだ何もないからさ」
んっ···
ゴソゴソと服越しに乳房を揉み、スカートをたくし上げる。
「俺と会う時は履かないって約束だろ?」ストッキングのスベスベとした感覚を愉しむかのように、少し盛り上がった丘をゆるやかに滑らした。
「ごめんな···さい。あなたに···」言葉をつまらせ、もたれかかる彼女をそっと床に寝かした。
着ているブラウスのボタンを一つ一つ外し、スカートをめくる。
ビリッ···ビリッ···ビィビィーッ···
ストッキングを破ると彼女は、少し驚いた表情で俺を見、笑う。
「もぉ···」
「邪魔だから···」唇を塞ぎながら、ブラを外すと狭い中に収まった乳房が溢れ、姿を現す。
柔らかな乳房を手繰り寄せながら揉みこみ、両乳首を交互に吸っては彼女の反応を見る。
ぁ···ぁあっ!
「ここ、弱いよね。いつも···」舌先でチロチロ動かしながら、軽く噛んだり吸ったりし、下へ移動。
履いていたショーツの真ん中は、既に濡れているのがわかる。それを剥ぎ取り、柔らかな茂みを開いていく。
(まだここは、本当にピンクなんだよなぁ)
ツヤツヤと光る中に、ぷっくりと主張をしているクリトリスを舌で突くと、軽く腰があがる。
「お願い···舐めて」可能は、時々こうしてお願いしてくる。
「可愛く啼いて」彼女の股に顔を埋め、下から舐めあげつつ、クリを刺激。それだけで彼女は悦び、声を発する。
ジュルジュル音を立てながら、中から溢れてくる蜜を飲む。近くに小学校でもあるのか、賑やかな子供の声が聞こえ、見られてる錯覚に陥る。
カチャカチャとベルトを外し、スラックスとトランクスを脱ぎ、彼女の上に覆いかぶさる。
んっ···
グチュグチュと濡れた蜜壺に棒をあてがい彼女の反応を覗き込んだ。
「えっち···。そんな見ないで···」顔を隠そうとする手を掴み、ズブズブと抜き差しイッキに突き上げた。
はぁっ!!
彼女の少し高い声が耳に届き、背中に腕が回る。
アァッ···
何度も肌を重ねているのに、中に挿るときつく絡んでくる。
「ミー」ゆっくりと下から上に突き上げ、啼く彼女の乳首を摘んでは、更に啼かす。
あっ···
「あなた···」彼女の言葉がくすぐったい。
パンッ···パンッ···パンッ···
腰を打ち付け、息を荒げ、名を呼びながらも乳房への愛撫はやまず···
「今日は、中でいいだろ?」そう言うと頷く。
「いちばん···んっ! あなたを感じ···られるから」
あっ、あっ、あっ···
「ミー、イキそう」額から汗が溢れる。
パンッパンッパンッ···
パンッパンッパンッ···
「イクぞ、イクぞ! アッ! アァッ···アァッ···ミー···」
中に放ちながら、彼女の上に重なり唇を塞ぐ。
暫くして···
「池だな···」床の上に小さく広がった白く濁った水。透明な蜜と白い精液···
「えっちなんだから」と持っていたティッシュで拭き取る彼女···
翌日には、家具屋へ行きベッドや小さなテーブルを購入し、週末に運んでもらった。
ここには平日の昼間しか来れないが、それでも彼女は喜んでくれ、束の間の情事を愉しみ、彼女は家へ、俺は職場へと戻る。
「啓ちゃん? 私のこと嫌いになった?」といきなり美月が言ってきた時は、秘密がバレたのかとも思ったが···
「いや? 好きだし、愛してるよ? なんで?」そう言うと、美月は俯いて、
「最近、私のこと抱いてくれないから···」
「もういいの? 身体は?」何度か美月を抱こうとして手を伸ばすも、美月の方から撥ね退けていた。
「うん···」
「じゃ、週末デートしよ! 気晴らしに遠くまでドライブ行って、美味いもん食って、な!」
「うん! 良かった!」
そして、その週末は、美月は母さんに指導を受け、手作りの弁当を持って隣県にある諏訪湖へと行き、二日間夫婦水入らずを愉しんだ。
「ほんと、腹正しいわね」
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