24 / 41
23
しおりを挟む
「お願い、やめてください!」
「抵抗しても無駄だよ。大人しくすれば、何もしないさ」
「嘘よ!私に乱暴する気でしょ!!エロ同人みたいに!エロ同人みたいにっ!!」
「……あの、お二人とも何をされてるので?」
「あっ、ロイド隊長」
「今一番盛り上がってたところだったのに…もう着いたのかい?」
走り出した馬車を止める術を持たない私は、大人しく座席に座って…いるわけがなかった。
ウィスカード殿下は、私の前世の幼馴染みの片方だった。それは確信を持って言える。しかし、私には分からない。彼があまりにも「ウィスカード殿下」だからだ。
つまり、今私は彼が幼馴染みのどっちなのか分からないでいる。いや、何となく分かってるんだけど、これっていう確信が欲しい。
それで始まったのは、特定するための会話。そこから茶番に発展して、それを目撃したロイド隊長にはちょっと申し訳ないと思ってる。とても困惑してた。
着いたと言うから、一瞬フェロウド王国かと思った。降りると全然知らない屋敷で、どうやら王族の別荘らしい。今日はもう遅いから、ここで泊まってから帰るようだ。
出迎えてくれた使用人が、私を見て少し驚く。今はちゃんと女の格好をしているが、それでも到底貴族が着るような服ではないものを着ている。髪も短いし、パッと見て平民にしか見えなかったのだろう。
「彼女を頼む。行方不明だった私の婚約者だ」
「おぉ…!レーベアル侯爵令嬢でしたか!随分と苦労なされたようで…此方へ。湯浴みの用意をしてあります」
「いえ、あの…」
「行っておいで。終わったら客間の一室へ連れてきてくれ」
メイドたちに連れられ、私はお風呂に入れられた。華蝶のお姉様たちとはやっぱり違う。手際などはこちらの方が良いのだろうけど、私は彼女らと共に入るお風呂の方が楽しくて好きだ。
髪が短いのを残念がられながら、見た目を整えられる。夜会に出るわけでもないので、流石にコルセットはつけられなかったのでほっとする。
質素ではあるがかなり高いであろう服を着せられた。この別荘の執事に案内されて、客間でウィスカード殿下を待つようにと言われる。
「…イーヴォ、いる?」
「おう。今、風で音が漏れねぇようにした。外には何も聞こえないぜ」
部屋に残っていたメイドを、一人になりたいと追い出してイーヴォを呼ぶ。普段は狼として外にいるが、彼は精霊だ。そして風の力と相性が良いらしく、何処にいても呼べば来てくれた。
「お願い、イーヴォ。船長たちの様子ってわからない?もし捕まってたりしたら、助けてほしいの」
「今のお嬢の方が助けて欲しそうだけど」
「ここで逃げても、多分また追われるだけだよ。それだと船長たちにも迷惑をかける。だから今はまだ、船長たちの方を助けて欲しい」
「そうか。分かった…………お嬢」
頷いたイーヴォは、しばらく何かを考え込んでからもう一度口を開いた。その声と表情は、いつになく真剣で。
「オレは、お嬢に言わなきゃならないことがある。お嬢があのまま海賊を続けるなら、知らなくてよかった話だ。でも、こうなったら知っておいた方がいいと思う」
「それは…どんな話なの?」
「長い話だ。今は時間がない。一人の時間が出来たら、呼んでくれればすぐに来る」
ふわりと室内で風が舞う。まるで蜃気楼のように、イーヴォの姿が歪んで消えた。きっと、船長たちのところへ飛んだのだろう。
そしていくばもしない間に、客間のドアが開いた。そこにいたのは勿論、ウィスカード殿下である。
使用人たちを部屋の外で待機させ、私の座るソファの向かいにある一人用ソファに座る殿下。肘掛けに頬杖をついて、こちらを見る。
「さて、色々聞きたいことはあるだろうけど、まずは答え合わせといこうか?そろそろ分かったんじゃない?僕がどっちなのか」
「うん。あまりにゲームのウィスカード殿下のままだから、全然気付かなかった…正直、何で?って言う気持ちが強いけど」
「それは僕も思った。でも、君と結婚できるなら神様に感謝しかないよ」
「…そもそも、その発言が昔と全然繋がらなかったんだよ。どうしてそうなっちゃったの?──美緒」
美しく微笑むウィスカード殿下。その笑顔は、確かに殿下の顔だけれど見覚えのあるものだった。
神楽坂美緒。前世でも誰もが羨み、憧れるほどの美貌の持ち主だった。私の幼馴染みで、
親友だった少女である。
「転生したら幼馴染み(女)が執着系王子になってた件。っていうタイトルで別作品始まっちゃいそうなんだけど」
「むしろ始めていこうよ。あの船長なんか忘れてさ」
「美緒って分かっちゃうとその口調に違和感が凄いんですが」
「…逆に、私が昔の口調だったらかなり変じゃない?だって、完璧にオカマになるわよ」
「んふっ…ふふふふw」
「笑いが堪えきれてないわ」
「あはははは!やめて!その声でその口調はやめてー!!」
イケヴォなオカマに、ついつい笑ってしまう。容姿が到底それっぽくもないから余計だ。
ひーひー笑っていれば、いつの間にか近づいて来ていた美緒、もとい殿下がソファの背もたれに手をついて私に覆い被さる。美緒と言うことで警戒心が解けてしまっていることに、私が気づくのは遅かった。
「あの時、君が階段から落ちて死んでしまった時。私は絶望した。君が私と彼奴が付き合ってるなんて人伝に聞いた話を信じたことも、その話を流した上で君を殺した奴が私と彼奴のファンだったことも。私が全てに絶望するには十分だった」
「あ、あの人やっぱり二人のファンだったんだ」
「そうだ。分かるかい?君が死んだ原因が、よりにもよって私自身だったことを。それを知った私が、どれだけ世界を恨んだか…」
悲痛な面持ちでそう呟く彼を、思わず私は抱き締める。世界が変わって、見た目が変わって。それでも彼は私の大事な幼馴染みだ。昔だって、今だって。それは変わらない。
隣にいて欲しいという言葉も分かる。私たちはずっと一緒だったから、心置きなく話せる相手が欲しいのだろう。
私は、その程度だと信じて疑わなかった。
「でも、今回は違う。私は男で、王子で、次期国王だ。君を何者からも守ることができる。君を、傷つけられない場所に置くことができる」
「え、あの、美緒?」
「違うよ。私はもう美緒じゃない。僕はウェスカード。そして君はアレクシアだ。僕らは婚約者で、これからどんな思い出も作ることができる。絶対幸せにすると約束するよ。だから、ほら、ね?君が海賊好きなのは知っているけど、いい加減忘れよう?君は、アレクシア・レーベアル侯爵令嬢なんだから」
それは、まるで蜂蜜のように甘い甘い声だった。トロリと頭に流れ込んでくるそれは、私の思考を鈍くする。
気づいたときには、私はその言葉に頷いていた。
「抵抗しても無駄だよ。大人しくすれば、何もしないさ」
「嘘よ!私に乱暴する気でしょ!!エロ同人みたいに!エロ同人みたいにっ!!」
「……あの、お二人とも何をされてるので?」
「あっ、ロイド隊長」
「今一番盛り上がってたところだったのに…もう着いたのかい?」
走り出した馬車を止める術を持たない私は、大人しく座席に座って…いるわけがなかった。
ウィスカード殿下は、私の前世の幼馴染みの片方だった。それは確信を持って言える。しかし、私には分からない。彼があまりにも「ウィスカード殿下」だからだ。
つまり、今私は彼が幼馴染みのどっちなのか分からないでいる。いや、何となく分かってるんだけど、これっていう確信が欲しい。
それで始まったのは、特定するための会話。そこから茶番に発展して、それを目撃したロイド隊長にはちょっと申し訳ないと思ってる。とても困惑してた。
着いたと言うから、一瞬フェロウド王国かと思った。降りると全然知らない屋敷で、どうやら王族の別荘らしい。今日はもう遅いから、ここで泊まってから帰るようだ。
出迎えてくれた使用人が、私を見て少し驚く。今はちゃんと女の格好をしているが、それでも到底貴族が着るような服ではないものを着ている。髪も短いし、パッと見て平民にしか見えなかったのだろう。
「彼女を頼む。行方不明だった私の婚約者だ」
「おぉ…!レーベアル侯爵令嬢でしたか!随分と苦労なされたようで…此方へ。湯浴みの用意をしてあります」
「いえ、あの…」
「行っておいで。終わったら客間の一室へ連れてきてくれ」
メイドたちに連れられ、私はお風呂に入れられた。華蝶のお姉様たちとはやっぱり違う。手際などはこちらの方が良いのだろうけど、私は彼女らと共に入るお風呂の方が楽しくて好きだ。
髪が短いのを残念がられながら、見た目を整えられる。夜会に出るわけでもないので、流石にコルセットはつけられなかったのでほっとする。
質素ではあるがかなり高いであろう服を着せられた。この別荘の執事に案内されて、客間でウィスカード殿下を待つようにと言われる。
「…イーヴォ、いる?」
「おう。今、風で音が漏れねぇようにした。外には何も聞こえないぜ」
部屋に残っていたメイドを、一人になりたいと追い出してイーヴォを呼ぶ。普段は狼として外にいるが、彼は精霊だ。そして風の力と相性が良いらしく、何処にいても呼べば来てくれた。
「お願い、イーヴォ。船長たちの様子ってわからない?もし捕まってたりしたら、助けてほしいの」
「今のお嬢の方が助けて欲しそうだけど」
「ここで逃げても、多分また追われるだけだよ。それだと船長たちにも迷惑をかける。だから今はまだ、船長たちの方を助けて欲しい」
「そうか。分かった…………お嬢」
頷いたイーヴォは、しばらく何かを考え込んでからもう一度口を開いた。その声と表情は、いつになく真剣で。
「オレは、お嬢に言わなきゃならないことがある。お嬢があのまま海賊を続けるなら、知らなくてよかった話だ。でも、こうなったら知っておいた方がいいと思う」
「それは…どんな話なの?」
「長い話だ。今は時間がない。一人の時間が出来たら、呼んでくれればすぐに来る」
ふわりと室内で風が舞う。まるで蜃気楼のように、イーヴォの姿が歪んで消えた。きっと、船長たちのところへ飛んだのだろう。
そしていくばもしない間に、客間のドアが開いた。そこにいたのは勿論、ウィスカード殿下である。
使用人たちを部屋の外で待機させ、私の座るソファの向かいにある一人用ソファに座る殿下。肘掛けに頬杖をついて、こちらを見る。
「さて、色々聞きたいことはあるだろうけど、まずは答え合わせといこうか?そろそろ分かったんじゃない?僕がどっちなのか」
「うん。あまりにゲームのウィスカード殿下のままだから、全然気付かなかった…正直、何で?って言う気持ちが強いけど」
「それは僕も思った。でも、君と結婚できるなら神様に感謝しかないよ」
「…そもそも、その発言が昔と全然繋がらなかったんだよ。どうしてそうなっちゃったの?──美緒」
美しく微笑むウィスカード殿下。その笑顔は、確かに殿下の顔だけれど見覚えのあるものだった。
神楽坂美緒。前世でも誰もが羨み、憧れるほどの美貌の持ち主だった。私の幼馴染みで、
親友だった少女である。
「転生したら幼馴染み(女)が執着系王子になってた件。っていうタイトルで別作品始まっちゃいそうなんだけど」
「むしろ始めていこうよ。あの船長なんか忘れてさ」
「美緒って分かっちゃうとその口調に違和感が凄いんですが」
「…逆に、私が昔の口調だったらかなり変じゃない?だって、完璧にオカマになるわよ」
「んふっ…ふふふふw」
「笑いが堪えきれてないわ」
「あはははは!やめて!その声でその口調はやめてー!!」
イケヴォなオカマに、ついつい笑ってしまう。容姿が到底それっぽくもないから余計だ。
ひーひー笑っていれば、いつの間にか近づいて来ていた美緒、もとい殿下がソファの背もたれに手をついて私に覆い被さる。美緒と言うことで警戒心が解けてしまっていることに、私が気づくのは遅かった。
「あの時、君が階段から落ちて死んでしまった時。私は絶望した。君が私と彼奴が付き合ってるなんて人伝に聞いた話を信じたことも、その話を流した上で君を殺した奴が私と彼奴のファンだったことも。私が全てに絶望するには十分だった」
「あ、あの人やっぱり二人のファンだったんだ」
「そうだ。分かるかい?君が死んだ原因が、よりにもよって私自身だったことを。それを知った私が、どれだけ世界を恨んだか…」
悲痛な面持ちでそう呟く彼を、思わず私は抱き締める。世界が変わって、見た目が変わって。それでも彼は私の大事な幼馴染みだ。昔だって、今だって。それは変わらない。
隣にいて欲しいという言葉も分かる。私たちはずっと一緒だったから、心置きなく話せる相手が欲しいのだろう。
私は、その程度だと信じて疑わなかった。
「でも、今回は違う。私は男で、王子で、次期国王だ。君を何者からも守ることができる。君を、傷つけられない場所に置くことができる」
「え、あの、美緒?」
「違うよ。私はもう美緒じゃない。僕はウェスカード。そして君はアレクシアだ。僕らは婚約者で、これからどんな思い出も作ることができる。絶対幸せにすると約束するよ。だから、ほら、ね?君が海賊好きなのは知っているけど、いい加減忘れよう?君は、アレクシア・レーベアル侯爵令嬢なんだから」
それは、まるで蜂蜜のように甘い甘い声だった。トロリと頭に流れ込んでくるそれは、私の思考を鈍くする。
気づいたときには、私はその言葉に頷いていた。
0
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
転生したら攻略対象者の母親(王妃)でした
黒木寿々
恋愛
我儘な公爵令嬢リザベル・フォリス、7歳。弟が産まれたことで前世の記憶を思い出したけど、この世界って前世でハマっていた乙女ゲームの世界!?私の未来って物凄く性悪な王妃様じゃん!
しかもゲーム本編が始まる時点ですでに亡くなってるし・・・。
ゲームの中ではことごとく酷いことをしていたみたいだけど、私はそんなことしない!
清く正しい心で、未来の息子(攻略対象者)を愛でまくるぞ!!!
*R15は保険です。小説家になろう様でも掲載しています。
目が覚めたら夫と子供がいました
青井陸
恋愛
とある公爵家の若い公爵夫人、シャルロットが毒の入ったのお茶を飲んで倒れた。
1週間寝たきりのシャルロットが目を覚ましたとき、幼い可愛い男の子がいた。
「…お母様?よかった…誰か!お母様が!!!!」
「…あなた誰?」
16歳で政略結婚によって公爵家に嫁いだ、元伯爵令嬢のシャルロット。
シャルロットは一目惚れであったが、夫のハロルドは結婚前からシャルロットには冷たい。
そんな関係の二人が、シャルロットが毒によって記憶をなくしたことにより少しずつ変わっていく。
なろう様でも同時掲載しています。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
そして乙女ゲームは始まらなかった
お好み焼き
恋愛
気付いたら9歳の悪役令嬢に転生してました。前世でプレイした乙女ゲームの悪役キャラです。悪役令嬢なのでなにか悪さをしないといけないのでしょうか?しかし私には誰かをいじめる趣味も性癖もありません。むしろ苦しんでいる人を見ると胸が重くなります。
一体私は何をしたらいいのでしょうか?
使えないと言われ続けた悪役令嬢のその後
有木珠乃
恋愛
アベリア・ハイドフェルド公爵令嬢は「使えない」悪役令嬢である。
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したのに、最低限の義務である、王子の婚約者にすらなれなったほどの。
だから簡単に、ヒロインは王子の婚約者の座を得る。
それを見た父、ハイドフェルド公爵は怒り心頭でアベリアを修道院へ行くように命じる。
王子の婚約者にもなれず、断罪やざまぁもされていないのに、修道院!?
けれど、そこには……。
※この作品は小説家になろう、カクヨム、エブリスタにも投稿しています。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
悪役令嬢予定でしたが、無言でいたら、ヒロインがいつの間にか居なくなっていました
toyjoy11
恋愛
題名通りの内容。
一応、TSですが、主人公は元から性的思考がありませんので、問題無いと思います。
主人公、リース・マグノイア公爵令嬢は前世から寡黙な人物だった。その為、初っぱなの王子との喧嘩イベントをスルー。たった、それだけしか彼女はしていないのだが、自他共に関連する乙女ゲームや18禁ゲームのフラグがボキボキ折れまくった話。
完結済。ハッピーエンドです。
8/2からは閑話を書けたときに追加します。
ランクインさせて頂き、本当にありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
お読み頂き本当にありがとうございます(*- -)(*_ _)ペコリ
応援、アドバイス、感想、お気に入り、しおり登録等とても有り難いです。
12/9の9時の投稿で一応完結と致します。
更新、お待たせして申し訳ありません。後は、落ち着いたら投稿します。
ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる