7 / 60
本編
01、周りが皆憐れんでくる
しおりを挟む
召喚されてから早四日。王様から与えられた部屋でソファに寝転がり、俺はスキルを確認してから今までを思い返していた。
召喚の間とやらから謁見の間へと案内された俺の心配の一つは杞憂に終わったらしく、王様も宰相様も良い人だった。お花畑って感じでもなさそうだ。
召喚したことの詫びと、元の世界に還す方法は分からないこと。今の世界の状況と、どうかこの世界を助けてくれないか、という話を勇者にしていた。
俺はというと…
「こんな小さい子を親と離れ離れにしてしまい、本当にすまないことをした。私のことは兄と思ってくれていいぞ…!」
「私のことも、お姉様って気軽に呼んでね…!」
と、この国の第一王子と第一王女に涙ぐまれながら囲まれていた。ちょっとノリがウザく感じるのは、きっと俺の性根が腐っているせいだろう。
そして、果たして俺は一体何歳に見られているのだろう。一応、日本人は若く見られてしまうことを踏まえつつ、俺を男と間違えているとしたら…お世辞にも高いとはいえない身長なので…
「こんな、12歳程の男の子を巻き込んでしまうなんてっ!私たちはなんてことを…」
はい、言質取れましたー。12歳の男の子だそうでーす。はーい。
そんなに気に病むことないとは思うんだけど。まぁ、しょうがないのか。12歳の男の子だもんなー。12歳の……地味にダメージが大きいですね。
そして、召喚されてから一度も声を発していない俺は、何やら「召喚のショックで声を出せなくなった哀れな少年」という設定をつけられていた。
…うん、いやねぇ?声、出せますよ?ねぇ、喋れるよ?ただちょっと余りのことに何も言えなかったってのと、引きこもりでろくに対人スキル持ってないから喋れなかっただけで…いや、あの、騙してるみたいになるからやめてくれ。
コミュ障で悪かったな、くそ…
その日は、罪悪感と12歳ショックで部屋に案内された瞬間に、着替えもせずにさっさと寝た。
悪い夢ならいいなって、あり得ない希望を抱いたっていいじゃんか。
異世界生活0日目、しゅーりょー。
そして始まった異世界生活、一日目。お昼です。寝すぎです。侍女さんが半泣きで起こしてくれました。
なんかごめんなさい。遅起きの夜型人間なんです、ごめんなさい。
あまりに俺が起きないため、死んだと思ったらしい。侍女さん、名前はラナさんだそう。覚えやすいね。
昨日は何も食べてなかったので、一応お腹は空いていた。ただ、流石に寝起きでそんなに量は食べられず。
出されたものは至極シンプルなお粥みたいなものだったのだが、半分も食べれずに残してしまった。
その日は結局、お昼ご飯以外は果物だけで済ませ、適当に用意されていた本を読んで一日が終わった。
余談だが、キチンとこちらの言語や文字は分かるようだ。良かった良かった。
異世界生活、二日目。読書で夜更かしした俺は今日も遅起き…前日よりは早かった。ラナさんがお昼より前に起こしてくれた。昨日はごめんね。
異世界生活、三日目。え?二日目終わんの早い?だって何もすることなかったから、果物食べて本読んで終わった。ちなみにこの三日目も以下略。
と言う感じの本日四日目である。ソファに寝転がりながら、俺は思った。暇だな、と。
そんなことを考えていれば、ドアがノックされた。おそらく侍女のラナさんだと思われるので、ちゃんとソファから身を起こす。
料理の乗ったワゴンを押しながら入ってきたラナさん。あぁ、もうお昼の時間か。なんか、ちゃんとしたご飯を用意されているのを見ると、ふつふつと罪悪感が溢れてくる。
別にご飯が不味いわけではない。異世界あるあるの飯不味問題はここではなかった。普通に美味しい洋食です。
ただ、単純に俺がものを食べない少食っていう問題があるんだよ。
なんだろうなぁ。沢山用意してくれるのは嬉しいんだけど、それだけあると見るだけでお腹一杯というか、正直食欲がないといいますか。
申し訳ないが、今日も果物で。
そんなこんなでお昼過ぎ。そして今日も今日とてろくに声を発していない俺。
そう言えば、勝手につけられた喋れない設定をこれ幸いと利用して、全く喋ってないので自己紹介すらしていない。
ラナさんはどうやら俺用の侍女さんらしく、まぁ子供と思われているからか随分とお話をしてくれている。
難しいらしい本を読んでいたらとても誉められた。ちょっと嬉しい。
ラナさんぐらいになら教えてもいいかなぁ、と思ったが、ちょっとここで予想外な事が。
元々引きこもってたおかげで、数日喋っていなかった俺の喉はどうやら仕事を放棄したらしい。
マジで声出なかった。ヤバい。
待ってくれ、違うんだ。ショックもなんも受けてない(12歳扱いには受けたが)から声出ると思って口を開けたんだ。マジで声でないとは思わなくて、ビックリしただけなんだ。
だからラナさん、その「あぁ、この子の声を奪ってしまった…私たちはなんてことを…」みたいな悲壮感漂う目をやめてくれ。切実に。
仕方がないので、身振り手振りで何か書くものと紙を要求。すぐに小さな手帳と万年筆が用意された。待って俺万年筆使ったことない。
そっか、異世界だからボールペンとかないのか。インクをつけて書く感じか。練習しよう。
とりあえず、何度か試し書きをして書き心地を確かめる。うん、まぁまぁいけそうかな。勝手にこの世界の言語に書き換えられる機能もついてるみたいだし。
さて、名乗るのはいいがどうしようか。どうせなら改名するのもありだよな。今までの自分を捨てる感じで。
しかし、一応別段両親に問題はあるにはあったが死ぬほど嫌いと言うわけではなし、姉に名前を呼ばれるのは正直嬉しかった記憶があるので、捨てるのは少々忍びない。
まぁ、現在俺は性別を間違われているわけで。だったらそれ用の名前ってことで。ネットで使ってた奴とかでいいかな。
つっても結構あるしなー。どーれにしーようかなー………よし。
『俺の名前はリンドウです、ラナさんよろしく』
これでどーだ!記念すべき手帳の一ページ目には、試し書きもあるがラナさんへの挨拶を書くことにした。
まぁ、元々そのつもりで紙を要求したわけだが。
文を読んだラナさんは、俺の顔と手帳を何度か交互に見て……何故か泣いた。
待って何で泣いた!?!?
召喚の間とやらから謁見の間へと案内された俺の心配の一つは杞憂に終わったらしく、王様も宰相様も良い人だった。お花畑って感じでもなさそうだ。
召喚したことの詫びと、元の世界に還す方法は分からないこと。今の世界の状況と、どうかこの世界を助けてくれないか、という話を勇者にしていた。
俺はというと…
「こんな小さい子を親と離れ離れにしてしまい、本当にすまないことをした。私のことは兄と思ってくれていいぞ…!」
「私のことも、お姉様って気軽に呼んでね…!」
と、この国の第一王子と第一王女に涙ぐまれながら囲まれていた。ちょっとノリがウザく感じるのは、きっと俺の性根が腐っているせいだろう。
そして、果たして俺は一体何歳に見られているのだろう。一応、日本人は若く見られてしまうことを踏まえつつ、俺を男と間違えているとしたら…お世辞にも高いとはいえない身長なので…
「こんな、12歳程の男の子を巻き込んでしまうなんてっ!私たちはなんてことを…」
はい、言質取れましたー。12歳の男の子だそうでーす。はーい。
そんなに気に病むことないとは思うんだけど。まぁ、しょうがないのか。12歳の男の子だもんなー。12歳の……地味にダメージが大きいですね。
そして、召喚されてから一度も声を発していない俺は、何やら「召喚のショックで声を出せなくなった哀れな少年」という設定をつけられていた。
…うん、いやねぇ?声、出せますよ?ねぇ、喋れるよ?ただちょっと余りのことに何も言えなかったってのと、引きこもりでろくに対人スキル持ってないから喋れなかっただけで…いや、あの、騙してるみたいになるからやめてくれ。
コミュ障で悪かったな、くそ…
その日は、罪悪感と12歳ショックで部屋に案内された瞬間に、着替えもせずにさっさと寝た。
悪い夢ならいいなって、あり得ない希望を抱いたっていいじゃんか。
異世界生活0日目、しゅーりょー。
そして始まった異世界生活、一日目。お昼です。寝すぎです。侍女さんが半泣きで起こしてくれました。
なんかごめんなさい。遅起きの夜型人間なんです、ごめんなさい。
あまりに俺が起きないため、死んだと思ったらしい。侍女さん、名前はラナさんだそう。覚えやすいね。
昨日は何も食べてなかったので、一応お腹は空いていた。ただ、流石に寝起きでそんなに量は食べられず。
出されたものは至極シンプルなお粥みたいなものだったのだが、半分も食べれずに残してしまった。
その日は結局、お昼ご飯以外は果物だけで済ませ、適当に用意されていた本を読んで一日が終わった。
余談だが、キチンとこちらの言語や文字は分かるようだ。良かった良かった。
異世界生活、二日目。読書で夜更かしした俺は今日も遅起き…前日よりは早かった。ラナさんがお昼より前に起こしてくれた。昨日はごめんね。
異世界生活、三日目。え?二日目終わんの早い?だって何もすることなかったから、果物食べて本読んで終わった。ちなみにこの三日目も以下略。
と言う感じの本日四日目である。ソファに寝転がりながら、俺は思った。暇だな、と。
そんなことを考えていれば、ドアがノックされた。おそらく侍女のラナさんだと思われるので、ちゃんとソファから身を起こす。
料理の乗ったワゴンを押しながら入ってきたラナさん。あぁ、もうお昼の時間か。なんか、ちゃんとしたご飯を用意されているのを見ると、ふつふつと罪悪感が溢れてくる。
別にご飯が不味いわけではない。異世界あるあるの飯不味問題はここではなかった。普通に美味しい洋食です。
ただ、単純に俺がものを食べない少食っていう問題があるんだよ。
なんだろうなぁ。沢山用意してくれるのは嬉しいんだけど、それだけあると見るだけでお腹一杯というか、正直食欲がないといいますか。
申し訳ないが、今日も果物で。
そんなこんなでお昼過ぎ。そして今日も今日とてろくに声を発していない俺。
そう言えば、勝手につけられた喋れない設定をこれ幸いと利用して、全く喋ってないので自己紹介すらしていない。
ラナさんはどうやら俺用の侍女さんらしく、まぁ子供と思われているからか随分とお話をしてくれている。
難しいらしい本を読んでいたらとても誉められた。ちょっと嬉しい。
ラナさんぐらいになら教えてもいいかなぁ、と思ったが、ちょっとここで予想外な事が。
元々引きこもってたおかげで、数日喋っていなかった俺の喉はどうやら仕事を放棄したらしい。
マジで声出なかった。ヤバい。
待ってくれ、違うんだ。ショックもなんも受けてない(12歳扱いには受けたが)から声出ると思って口を開けたんだ。マジで声でないとは思わなくて、ビックリしただけなんだ。
だからラナさん、その「あぁ、この子の声を奪ってしまった…私たちはなんてことを…」みたいな悲壮感漂う目をやめてくれ。切実に。
仕方がないので、身振り手振りで何か書くものと紙を要求。すぐに小さな手帳と万年筆が用意された。待って俺万年筆使ったことない。
そっか、異世界だからボールペンとかないのか。インクをつけて書く感じか。練習しよう。
とりあえず、何度か試し書きをして書き心地を確かめる。うん、まぁまぁいけそうかな。勝手にこの世界の言語に書き換えられる機能もついてるみたいだし。
さて、名乗るのはいいがどうしようか。どうせなら改名するのもありだよな。今までの自分を捨てる感じで。
しかし、一応別段両親に問題はあるにはあったが死ぬほど嫌いと言うわけではなし、姉に名前を呼ばれるのは正直嬉しかった記憶があるので、捨てるのは少々忍びない。
まぁ、現在俺は性別を間違われているわけで。だったらそれ用の名前ってことで。ネットで使ってた奴とかでいいかな。
つっても結構あるしなー。どーれにしーようかなー………よし。
『俺の名前はリンドウです、ラナさんよろしく』
これでどーだ!記念すべき手帳の一ページ目には、試し書きもあるがラナさんへの挨拶を書くことにした。
まぁ、元々そのつもりで紙を要求したわけだが。
文を読んだラナさんは、俺の顔と手帳を何度か交互に見て……何故か泣いた。
待って何で泣いた!?!?
0
お気に入りに追加
1,565
あなたにおすすめの小説
婚約者が私のことをゴリラと言っていたので、距離を置くことにしました
相馬香子
恋愛
ある日、クローネは婚約者であるレアルと彼の友人たちの会話を盗み聞きしてしまう。
――男らしい? ゴリラ?
クローネに対するレアルの言葉にショックを受けた彼女は、レアルに絶交を突きつけるのだった。
デリカシーゼロ男と男装女子の織り成す、勘違い系ラブコメディです。
姉に代わって立派に息子を育てます! 前日譚
mio
恋愛
ウェルカ・ティー・バーセリクは侯爵家の二女であるが、母亡き後に侯爵家に嫁いできた義母、転がり込んできた義妹に姉と共に邪魔者扱いされていた。
王家へと嫁ぐ姉について王都に移住したウェルカは侯爵家から離れて、実母の実家へと身を寄せることになった。姉が嫁ぐ中、学園に通いながらウェルカは自分の才能を伸ばしていく。
数年後、多少の問題を抱えつつ姉は懐妊。しかし、出産と同時にその命は尽きてしまう。そして残された息子をウェルカは姉に代わって育てる決意をした。そのためにはなんとしても王宮での地位を確立しなければ!
自分でも考えていたよりだいぶ話数が伸びてしまったため、こちらを姉が子を産むまでの前日譚として本編は別に作っていきたいと思います。申し訳ございません。
【 完結 】「平民上がりの庶子」と言っただなんて誰が言ったんですか?悪い冗談はやめて下さい!
しずもり
恋愛
ここはチェン王国の貴族子息子女が通う王立学園の食堂だ。確かにこの時期は夜会や学園行事など無い。でもだからってこの国の第二王子が側近候補たちと男爵令嬢を右腕にぶら下げていきなり婚約破棄を宣言しちゃいますか。そうですか。
お昼休憩って案外と短いのですけど、私、まだお昼食べていませんのよ?
突然、婚約破棄を宣言されたのはチェン王国第二王子ヴィンセントの婚約者マリア・べルージュ公爵令嬢だ。彼女はいつも一緒に行動をしているカミラ・ワトソン伯爵令嬢、グレイシー・テネート子爵令嬢、エリザベス・トルーヤ伯爵令嬢たちと昼食を取る為食堂の席に座った所だった。
そこへ現れたのが側近候補と男爵令嬢を連れた第二王子ヴィンセントでマリアを見つけるなり書類のような物をテーブルに叩きつけたのだった。
よくある婚約破棄モノになりますが「ざまぁ」は微ざまぁ程度です。
*なんちゃって異世界モノの緩い設定です。
*登場人物の言葉遣い等(特に心の中での言葉)は現代風になっている事が多いです。
*ざまぁ、は微ざまぁ、になるかなぁ?ぐらいの要素しかありません。
“用済み”捨てられ子持ち令嬢は、隣国でオルゴールカフェを始めました
古森きり
恋愛
産後の肥立が悪いのに、ワンオペ育児で過労死したら異世界に転生していた!
トイニェスティン侯爵令嬢として生まれたアンジェリカは、十五歳で『神の子』と呼ばれる『天性スキル』を持つ特別な赤子を処女受胎する。
しかし、召喚されてきた勇者や聖女に息子の『天性スキル』を略奪され、「用済み」として国外追放されてしまう。
行き倒れも覚悟した時、アンジェリカを救ったのは母国と敵対関係の魔人族オーガの夫婦。
彼らの薦めでオルゴール職人で人間族のルイと仮初の夫婦として一緒に暮らすことになる。
不安なことがいっぱいあるけど、母として必ず我が子を、今度こそ立派に育てて見せます!
ノベルアップ+とアルファポリス、小説家になろう、カクヨムに掲載しています。
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
【 完 】転移魔法を強要させられた上に婚約破棄されました。だけど私の元に宮廷魔術師が現れたんです
菊池 快晴
恋愛
公爵令嬢レムリは、魔法が使えないことを理由に婚約破棄を言い渡される。
自分を虐げてきた義妹、エリアスの思惑によりレムリは、国民からは残虐な令嬢だと誤解され軽蔑されていた。
生きている価値を見失ったレムリは、人生を終わらせようと展望台から身を投げようとする。
しかし、そんなレムリの命を救ったのは他国の宮廷魔術師アズライトだった。
そんな彼から街の案内を頼まれ、病に困っている国民を助けるアズライトの姿を見ていくうちに真実の愛を知る――。
この話は、行き場を失った公爵令嬢が強欲な宮廷魔術師と出会い、ざまあして幸せになるお話です。
完結 愚王の側妃として嫁ぐはずの姉が逃げました
らむ
恋愛
とある国に食欲に色欲に娯楽に遊び呆け果てには金にもがめついと噂の、見た目も醜い王がいる。
そんな愚王の側妃として嫁ぐのは姉のはずだったのに、失踪したために代わりに嫁ぐことになった妹の私。
しかしいざ対面してみると、なんだか噂とは違うような…
完結決定済み
妹に陥れられ処刑決定したのでブチギレることにします
リオール
恋愛
実の妹を殺そうとした罪で、私は処刑されることとなった。
違うと言っても、事実無根だとどれだけ訴えても。
真実を調べることもなく、私の処刑は決定となったのだ。
──あ、そう?じゃあもう我慢しなくていいですね。
大人しくしてたら随分なめられた事態になってしまったようで。
いいでしょう、それではご期待通りに悪女となってみせますよ!
淑女の時間は終わりました。
これからは──ブチギレタイムと致します!!
======
筆者定番の勢いだけで書いた小説。
主人公は大人しく、悲劇のヒロイン…ではありません。
処刑されたら時間が戻ってやり直し…なんて手間もかけません。とっととやっちゃいます。
矛盾点とか指摘したら負けです(?)
何でもオッケーな心の広い方向けです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる