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翌朝、目が覚めると、檜山は真っ赤な顔をしてシーツにくるまっていた。
「何照れてんの」
「だ、だって、あんな…!」
そう言って顔を出した檜山は何かを言いかけたところで、恥ずかしそうにそっぽを向く。
「あんな気持ちよくなっちゃうと思わなかった?」
「ち、ちが…っ!」
「いっぱい可愛い声で喘いでたしね」
「な、なんでそういうこと言うの、バカ…!」
「ずっと雷の音に反応してたから集中させた方がいいかと思ったんだけど、結構うまくいったよね」
「……っ!」
「一人でやり過ごすよりは雷怖くなかったんじゃないの」
そう言うと耳まで真っ赤にしながら檜山は当惑した表情を浮かべた。
図星…ということだろうか。何にせよ、俺と居たことで恐怖が和らいだなら良かった。まぁ、俺の方が沢山の幸せを貰ってしまった気もするが。
結局あの後、檜山は疲れたようにそのまま眠りに落ちて、夜の間に雷雨はおさまった。カーテンの隙間から漏れる明るい光を見る限り、今日はいい天気だろう。
そして、なんとかギリギリ理性的に抱けた昨夜の俺に安堵する。可愛いと思ってはいたが、ベッドの中の檜山の破壊力はヤバイ。
「あ、あの…、村瀬…?」
「ん…?」
「わ、忘れてね! あ、あんなになっちゃったのは、昨日だけっていうか…っ」
取り乱したようにそう言う檜山をシーツごと抱き締める。
「忘れるなんて無理だから。つーか、これで終わりだったら悲しすぎて死ぬ」
そう。あんな檜山を知ってしまったら、俺はもう檜山を手放したりできない。俺は檜山の顔をシーツから出すと、頬を両手で包んだ。
「これからは雷が来たら、俺が檜山のそばにいるから」
真っ赤な顔をした檜山に、俺は優しくキスをした。
幸せボケしすぎて、爪が甘かったと後で後悔することも知らずに…
「何照れてんの」
「だ、だって、あんな…!」
そう言って顔を出した檜山は何かを言いかけたところで、恥ずかしそうにそっぽを向く。
「あんな気持ちよくなっちゃうと思わなかった?」
「ち、ちが…っ!」
「いっぱい可愛い声で喘いでたしね」
「な、なんでそういうこと言うの、バカ…!」
「ずっと雷の音に反応してたから集中させた方がいいかと思ったんだけど、結構うまくいったよね」
「……っ!」
「一人でやり過ごすよりは雷怖くなかったんじゃないの」
そう言うと耳まで真っ赤にしながら檜山は当惑した表情を浮かべた。
図星…ということだろうか。何にせよ、俺と居たことで恐怖が和らいだなら良かった。まぁ、俺の方が沢山の幸せを貰ってしまった気もするが。
結局あの後、檜山は疲れたようにそのまま眠りに落ちて、夜の間に雷雨はおさまった。カーテンの隙間から漏れる明るい光を見る限り、今日はいい天気だろう。
そして、なんとかギリギリ理性的に抱けた昨夜の俺に安堵する。可愛いと思ってはいたが、ベッドの中の檜山の破壊力はヤバイ。
「あ、あの…、村瀬…?」
「ん…?」
「わ、忘れてね! あ、あんなになっちゃったのは、昨日だけっていうか…っ」
取り乱したようにそう言う檜山をシーツごと抱き締める。
「忘れるなんて無理だから。つーか、これで終わりだったら悲しすぎて死ぬ」
そう。あんな檜山を知ってしまったら、俺はもう檜山を手放したりできない。俺は檜山の顔をシーツから出すと、頬を両手で包んだ。
「これからは雷が来たら、俺が檜山のそばにいるから」
真っ赤な顔をした檜山に、俺は優しくキスをした。
幸せボケしすぎて、爪が甘かったと後で後悔することも知らずに…
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