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~7. 婚姻の理由~
籠絡*
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「殿下…?」
頬にかかる彼女の髪を指で退ける。一週間ほど前に彼女の首筋に付けた噛み痕は、もう薄く消えかけていた。
「…逃げないと、言ったな?」
「え⋯? ええ…」
確認する僕にロザリアが頷く。彼女の下腹部に手を降ろし、白い肌を撫でる。自身が埋まっているあたりを軽く押すと、ロザリアの身体がピク…と僅かに反応した。
「逃げるなよ?」
「え…? ひぁ…ッ!?」
腰を引き、入り口ギリギリまで自身を抜く。そのまま、ズプン…っと再度それを沈めた瞬間、ロザリアの身体が反射的にビクッと後退った。
「嘘つきだな」
「ち、違いますわ…っ、今のは、身体が、勝手に…!」
「言質は取ったからな。僕も手伝ってやろう」
「え…?」
ロザリアの膝の裏に手を当て、両脚をM字に開く。そのまま柔らかい太ももをベッドに押さえ付け、ロザリアの下半身を固定した。
「で、殿下…っ! こ、こんな格好…っ」
「これなら逃げないで済むだろう?」
左右に開かせた脚の中心で、ロザリアの秘部が無防備に天を向いている。赤く熟した襞がヒクヒクと僕を締め付ける。
次の一突きに向けてゆっくり腰を引き抜く。彼女の愛液を纏った自身が、濡れて光っている。その官能的な光景に、息を呑んだ。
「で、殿下…っ、待…っ、ひぁ…ッ!?」
槌を上から打ち付けるように、体重をかけて其処を貫く。彼女の柔らかい肉壁が、熱い塊を最奥で受け止める。組み敷かれた彼女に、逃げる余地はない。
「あぁ。今度は逃げずに、いい子だ…」
「待…っ、これ…っ、動けな…ッ、あぅ…っ、そんな深いの、だめ…ッ、ひん…ッ!」
無抵抗な其処に、猛った陰茎を繰り返し突き下ろす。身動きの取れない彼女は真っ赤な顔をして、羞恥と快感の狭間で耐えていた。
「んん…っ、あ…ッ、やぁ…っ」
「ハァ…、厭らしいな。こんなに太い僕を、根元まで軽々と咥え込んで…」
「や…っ、見ないで…!」
制止する彼女を無視して、結合部をじっくり視姦する。欲しがるようにヒクつく其処からは既に愛液が幾筋も垂れ、シーツを濡らしていた。
「なぁ、ロザリア…」
「んん…っ、は…い…」
「いつもより興奮しているのではないか?」
「─…!? そ、そんなこと…っ!」
僕の問いにロザリアが困惑した表情を見せる。
「動けないのが悦いのか、それとも、恥ずかしい姿を見られるのが好きなのか…」
「ち、違いますわ…!」
真っ赤な顔をして、ロザリアが否定する。繋がった其処が痛いほどに、キュウ…と僕を締め付ける感覚に、微笑した。
閨を重ねるたび、彼女の身体が僕に馴染んでいる感覚があった。最初は戸惑いと羞恥で占めていた瞳が、最近は、欲するように僕を見つめる瞬間があるのを知っている。
「で、殿下だって…」
「え…?」
「い、いつもより…、興奮なさっているでしょう…?」
そう聞いたロザリアに背筋がゾクッとした。熱い血が、すでに充分に硬い陰茎を更に昇る。あぁ、これだ。この瞳の貴女を見る瞬間が、僕は堪らなく嬉しい。
「貴女のこんな姿を見て、興奮しない訳がないだろう…?」
「─…っ!」
「あぁ、ほら。また垂らして…」
柔らかい太ももを彼女の蜜が滴る。親指で掬い取ると、口に運び、ペロッと舐めた。
「で、殿下…っ!?」
「淫らな貴女の身体は、夫の僕が責任を持って慰めねばな」
そう微笑むと、僕は理性を追いやり、ロザリアに覆い被さる。手が届かなかった貴女が、今は腕の中で僕を求めてくれている。
身体だけでも構わない。このまま貴女を籠絡できるのなら。そう思いながら、僕は彼女に激しく腰を打ち付けた…
頬にかかる彼女の髪を指で退ける。一週間ほど前に彼女の首筋に付けた噛み痕は、もう薄く消えかけていた。
「…逃げないと、言ったな?」
「え⋯? ええ…」
確認する僕にロザリアが頷く。彼女の下腹部に手を降ろし、白い肌を撫でる。自身が埋まっているあたりを軽く押すと、ロザリアの身体がピク…と僅かに反応した。
「逃げるなよ?」
「え…? ひぁ…ッ!?」
腰を引き、入り口ギリギリまで自身を抜く。そのまま、ズプン…っと再度それを沈めた瞬間、ロザリアの身体が反射的にビクッと後退った。
「嘘つきだな」
「ち、違いますわ…っ、今のは、身体が、勝手に…!」
「言質は取ったからな。僕も手伝ってやろう」
「え…?」
ロザリアの膝の裏に手を当て、両脚をM字に開く。そのまま柔らかい太ももをベッドに押さえ付け、ロザリアの下半身を固定した。
「で、殿下…っ! こ、こんな格好…っ」
「これなら逃げないで済むだろう?」
左右に開かせた脚の中心で、ロザリアの秘部が無防備に天を向いている。赤く熟した襞がヒクヒクと僕を締め付ける。
次の一突きに向けてゆっくり腰を引き抜く。彼女の愛液を纏った自身が、濡れて光っている。その官能的な光景に、息を呑んだ。
「で、殿下…っ、待…っ、ひぁ…ッ!?」
槌を上から打ち付けるように、体重をかけて其処を貫く。彼女の柔らかい肉壁が、熱い塊を最奥で受け止める。組み敷かれた彼女に、逃げる余地はない。
「あぁ。今度は逃げずに、いい子だ…」
「待…っ、これ…っ、動けな…ッ、あぅ…っ、そんな深いの、だめ…ッ、ひん…ッ!」
無抵抗な其処に、猛った陰茎を繰り返し突き下ろす。身動きの取れない彼女は真っ赤な顔をして、羞恥と快感の狭間で耐えていた。
「んん…っ、あ…ッ、やぁ…っ」
「ハァ…、厭らしいな。こんなに太い僕を、根元まで軽々と咥え込んで…」
「や…っ、見ないで…!」
制止する彼女を無視して、結合部をじっくり視姦する。欲しがるようにヒクつく其処からは既に愛液が幾筋も垂れ、シーツを濡らしていた。
「なぁ、ロザリア…」
「んん…っ、は…い…」
「いつもより興奮しているのではないか?」
「─…!? そ、そんなこと…っ!」
僕の問いにロザリアが困惑した表情を見せる。
「動けないのが悦いのか、それとも、恥ずかしい姿を見られるのが好きなのか…」
「ち、違いますわ…!」
真っ赤な顔をして、ロザリアが否定する。繋がった其処が痛いほどに、キュウ…と僕を締め付ける感覚に、微笑した。
閨を重ねるたび、彼女の身体が僕に馴染んでいる感覚があった。最初は戸惑いと羞恥で占めていた瞳が、最近は、欲するように僕を見つめる瞬間があるのを知っている。
「で、殿下だって…」
「え…?」
「い、いつもより…、興奮なさっているでしょう…?」
そう聞いたロザリアに背筋がゾクッとした。熱い血が、すでに充分に硬い陰茎を更に昇る。あぁ、これだ。この瞳の貴女を見る瞬間が、僕は堪らなく嬉しい。
「貴女のこんな姿を見て、興奮しない訳がないだろう…?」
「─…っ!」
「あぁ、ほら。また垂らして…」
柔らかい太ももを彼女の蜜が滴る。親指で掬い取ると、口に運び、ペロッと舐めた。
「で、殿下…っ!?」
「淫らな貴女の身体は、夫の僕が責任を持って慰めねばな」
そう微笑むと、僕は理性を追いやり、ロザリアに覆い被さる。手が届かなかった貴女が、今は腕の中で僕を求めてくれている。
身体だけでも構わない。このまま貴女を籠絡できるのなら。そう思いながら、僕は彼女に激しく腰を打ち付けた…
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