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~2. 王位継承権~
歪な二人*
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崩れ落ちそうになる私の身体を、サイラス殿下が支えてくれる。足が震えて力が入らない。また私だけが一人で達してしまった。
「す…、すみませ…、ハァ…、殿…下…」
壁に手をつき、上がった呼吸を整えようと息を吸う。その瞬間、サイラス殿下の指が、割れ目に沿って奥へと進んだ。
「─…ッ、殿…下…っ!?」
ツプ…と殿下の指先が入口を捉える。そのまま押し付けられたそれは、ゆっくりと私のナカへと沈んだ。
「熱いな…、絡みつくみたいだ…」
絶頂の収縮がまだ終わらぬ其処は、殿下の長い指を繰り返し締め付ける。まるで欲しがるようなそれを恥ずかしく思いながら、背筋を伝わる快感に耐えた。
「ひ…ッ!? だ、だめ、ですわ…っ、動いては…っ」
探るように殿下の指が動き始める。先ほどの絶頂の後から、身体は怖いほどに敏感なまま。殿下の指が少し動くだけで、電気が走るみたいだ。
「で、殿下…、んん…っ、あ…ッ、ゆ、許してくださ…っ」
殿下がナカで指を曲げ、収縮する内壁を擦り上げる。お腹の奥がキュウキュウと切ない。気持ち良くて、視界が滲む。
「あぁ…ん…ッ、い、意地悪…ですわ…っ」
「意地悪なのは貴女だ。僕のことをこんな風にして…」
その言葉と同時に、太腿に硬いものが押し付けられる。はち切れそうな質量のそれが殿下の男性器だと気付くと、カァっと頬が熱くなった。
これと比べたら、指などまだ可愛いものかもしれない。敏感な今の身体を殿下に突き上げられたら、壊れてしまいそうな気がする。
「ロザリア…」
耳元で、求めるように殿下が私の名前を呼ぶ。押し殺した吐息が耳に微かに触れて、心臓がドキッと高鳴った。
…ずるい。私相手にこんなふうに求めてくるなんて。義務感から私の名を呼んだだけかもしれない。でも、振り返って重なった瞳が、今だけは私を見つめている気がした。
「殿下…、来て…ください…」
応えてあげたくて、そうお願いしていた。殿下の指が引き抜かれ、質量のある熱い尖端が充てがわれる。
「貴女は、僕だけのものだ…」
嘘か本当か分からぬその言葉とともに、殿下が私を奥まで貫いた──…
「す…、すみませ…、ハァ…、殿…下…」
壁に手をつき、上がった呼吸を整えようと息を吸う。その瞬間、サイラス殿下の指が、割れ目に沿って奥へと進んだ。
「─…ッ、殿…下…っ!?」
ツプ…と殿下の指先が入口を捉える。そのまま押し付けられたそれは、ゆっくりと私のナカへと沈んだ。
「熱いな…、絡みつくみたいだ…」
絶頂の収縮がまだ終わらぬ其処は、殿下の長い指を繰り返し締め付ける。まるで欲しがるようなそれを恥ずかしく思いながら、背筋を伝わる快感に耐えた。
「ひ…ッ!? だ、だめ、ですわ…っ、動いては…っ」
探るように殿下の指が動き始める。先ほどの絶頂の後から、身体は怖いほどに敏感なまま。殿下の指が少し動くだけで、電気が走るみたいだ。
「で、殿下…、んん…っ、あ…ッ、ゆ、許してくださ…っ」
殿下がナカで指を曲げ、収縮する内壁を擦り上げる。お腹の奥がキュウキュウと切ない。気持ち良くて、視界が滲む。
「あぁ…ん…ッ、い、意地悪…ですわ…っ」
「意地悪なのは貴女だ。僕のことをこんな風にして…」
その言葉と同時に、太腿に硬いものが押し付けられる。はち切れそうな質量のそれが殿下の男性器だと気付くと、カァっと頬が熱くなった。
これと比べたら、指などまだ可愛いものかもしれない。敏感な今の身体を殿下に突き上げられたら、壊れてしまいそうな気がする。
「ロザリア…」
耳元で、求めるように殿下が私の名前を呼ぶ。押し殺した吐息が耳に微かに触れて、心臓がドキッと高鳴った。
…ずるい。私相手にこんなふうに求めてくるなんて。義務感から私の名を呼んだだけかもしれない。でも、振り返って重なった瞳が、今だけは私を見つめている気がした。
「殿下…、来て…ください…」
応えてあげたくて、そうお願いしていた。殿下の指が引き抜かれ、質量のある熱い尖端が充てがわれる。
「貴女は、僕だけのものだ…」
嘘か本当か分からぬその言葉とともに、殿下が私を奥まで貫いた──…
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