20 / 52
挑発③ *
しおりを挟む
「ねぇ、悠真、話が…」
「杏奈…」
「え…?」
毛布の中にスルっと悠真の手が入り込んできて、太腿に何か冷たい物が当たる。閉じた脚の間にぐっと割り込んできて、両足の付け根に押し付けられた瞬間、それがヴヴヴヴ…ッと振動を始めた。
「ひぁ…ッ!? 待…ッ、な、に…っ」
「この前、これ、好きそうだったから持ってきたんだ」
その言葉に、以前ラブホで悠真が買った玩具だと気づく。今日はもう終わったんじゃなかったのか。いや、それ以前に、この玩具はまずい。
「や…ッ、待って…!」
後ろからギュウっと抱き締められて動きを封じられたまま、探るように悠真の手がソレを当てる位置を変える。敏感な花蕾に触れた瞬間、思わず声を上げた。
「ひぁ…ッ!?」
「あぁ、ここか」
「だ、だめ…ッ、押し付けちゃ…っ、ふぁ、あぁああ…ッ!」
「すげーイイ声出すじゃん。我慢できないほど、気持ちいいんだ?」
「─…ッ!」
慌てて口を手で押さえる。駄目だ、声を出したら。だけど、そんなあたしの様子に気づいた悠真が、強引にあたしの手をどけて、唇をこじ開ける。そのまま、悠真の指が口腔内に入ってきて、声を我慢するのを封じられた。
「や…ッ! ふぁああ…ッ、やら、ひぁ…ッ、や、やめ…ッ! あっ、あぁん…ッ!」
敏感なソコを振動が容赦なく襲い、自分の口から聞き慣れない喘ぎ声が漏れる。
「ほら、もっと喘いで、隣のアイツにもしっかり聞かせてやれよ」
あたしの耳元で悠真が愉しそうにそう囁く。目の前の見慣れた白い壁を見つめながら、視界が滲む。この壁の向こうは西野さんの部屋。必死に我慢しようとしているのに、身体が勝手に反応して、漏れる声に余裕がなくなっていく。ビクビクと太腿が震えて、目の前がチカチカする。
「ら、らめ…ッ! も…っ、やめ…ッ、ああ…ッ! やぁッ、ひあああ──…ッ!!」
それが生まれて初めての絶頂だった。心を置いてけぼりにして、身体だけが昇らされる、そんな行為に涙が溢れた。
でも、これで終わりではなかった。
◇
「ほら、まだイけるよなぁ、杏奈」
「ひ…ッ! やだ、も…っ、押し付けちゃ…ッ! あぁあ─…ッ!?」
「腰突きだして、エロ。そんな気持ちいいんだ?」
「やめ…ッ!だ、だめ、今…ッ! ひぁあ…ッ、イ、イってるの、待って…ッ!」
「いいじゃん、幾らでもイけば」
玩具を押し付けながら、悠真が繋がったソコで腰を振る。だらしなくグズグズに濡れた結合部からは粘度の低い水音が響いて、悠真が満足そうにあたしを眺めている。
「だ、だめ…ッ! あぁあ…ッ、ま、またイク…ッ、あぁああ──…ッ!」
「っは、そんなデカい声で喘いで、何回イクんだよ、杏奈は」
「や、やめて、ひぁ…ッ、や、やめ…っ、も…っ、無理…ッ! あぁあん…ッ!」
その行為は、悠真が満足するまで執拗に続いた。どれほどの時間喘いで、何度達したのかわからない。抗う術もなく、あたしはただ朦朧とした頭で受け入れるしかなかった。
「杏奈…」
「え…?」
毛布の中にスルっと悠真の手が入り込んできて、太腿に何か冷たい物が当たる。閉じた脚の間にぐっと割り込んできて、両足の付け根に押し付けられた瞬間、それがヴヴヴヴ…ッと振動を始めた。
「ひぁ…ッ!? 待…ッ、な、に…っ」
「この前、これ、好きそうだったから持ってきたんだ」
その言葉に、以前ラブホで悠真が買った玩具だと気づく。今日はもう終わったんじゃなかったのか。いや、それ以前に、この玩具はまずい。
「や…ッ、待って…!」
後ろからギュウっと抱き締められて動きを封じられたまま、探るように悠真の手がソレを当てる位置を変える。敏感な花蕾に触れた瞬間、思わず声を上げた。
「ひぁ…ッ!?」
「あぁ、ここか」
「だ、だめ…ッ、押し付けちゃ…っ、ふぁ、あぁああ…ッ!」
「すげーイイ声出すじゃん。我慢できないほど、気持ちいいんだ?」
「─…ッ!」
慌てて口を手で押さえる。駄目だ、声を出したら。だけど、そんなあたしの様子に気づいた悠真が、強引にあたしの手をどけて、唇をこじ開ける。そのまま、悠真の指が口腔内に入ってきて、声を我慢するのを封じられた。
「や…ッ! ふぁああ…ッ、やら、ひぁ…ッ、や、やめ…ッ! あっ、あぁん…ッ!」
敏感なソコを振動が容赦なく襲い、自分の口から聞き慣れない喘ぎ声が漏れる。
「ほら、もっと喘いで、隣のアイツにもしっかり聞かせてやれよ」
あたしの耳元で悠真が愉しそうにそう囁く。目の前の見慣れた白い壁を見つめながら、視界が滲む。この壁の向こうは西野さんの部屋。必死に我慢しようとしているのに、身体が勝手に反応して、漏れる声に余裕がなくなっていく。ビクビクと太腿が震えて、目の前がチカチカする。
「ら、らめ…ッ! も…っ、やめ…ッ、ああ…ッ! やぁッ、ひあああ──…ッ!!」
それが生まれて初めての絶頂だった。心を置いてけぼりにして、身体だけが昇らされる、そんな行為に涙が溢れた。
でも、これで終わりではなかった。
◇
「ほら、まだイけるよなぁ、杏奈」
「ひ…ッ! やだ、も…っ、押し付けちゃ…ッ! あぁあ─…ッ!?」
「腰突きだして、エロ。そんな気持ちいいんだ?」
「やめ…ッ!だ、だめ、今…ッ! ひぁあ…ッ、イ、イってるの、待って…ッ!」
「いいじゃん、幾らでもイけば」
玩具を押し付けながら、悠真が繋がったソコで腰を振る。だらしなくグズグズに濡れた結合部からは粘度の低い水音が響いて、悠真が満足そうにあたしを眺めている。
「だ、だめ…ッ! あぁあ…ッ、ま、またイク…ッ、あぁああ──…ッ!」
「っは、そんなデカい声で喘いで、何回イクんだよ、杏奈は」
「や、やめて、ひぁ…ッ、や、やめ…っ、も…っ、無理…ッ! あぁあん…ッ!」
その行為は、悠真が満足するまで執拗に続いた。どれほどの時間喘いで、何度達したのかわからない。抗う術もなく、あたしはただ朦朧とした頭で受け入れるしかなかった。
2
お気に入りに追加
54
あなたにおすすめの小説
社長、嫌いになってもいいですか?
和泉杏咲
恋愛
ずっと連絡が取れなかった恋人が、女と二人きりで楽そうに話していた……!?
浮気なの?
私のことは捨てるの?
私は出会った頃のこと、付き合い始めた頃のことを思い出しながら走り出す。
「あなたのことを嫌いになりたい…!」
そうすれば、こんな苦しい思いをしなくて済むのに。
そんな時、思い出の紫陽花が目の前に現れる。
美しいグラデーションに隠された、花言葉が私の心を蝕んでいく……。
ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました
宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。
ーーそれではお幸せに。
以前書いていたお話です。
投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと…
十話完結で既に書き終えてます。
ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥
えっちめシーンの話には♥マークを付けています。
ミックスド★バスの第5弾です。
副社長氏の一途な恋~執心が結んだ授かり婚~
真木
恋愛
相原麻衣子は、冷たく見えて情に厚い。彼女がいつも衝突ばかりしている、同期の「副社長氏」反田晃を想っているのは秘密だ。麻衣子はある日、晃と一夜を過ごした後、姿をくらます。数年後、晃はミス・アイハラという女性が小さな男の子の手を引いて暮らしているのを知って……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる