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つくも神のぬいぐるみミケ
少女の真昼
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「あの失礼ですが真昼さんですか?」
「はい、真昼ですよ。どうかされましたか?」
少女姿の真昼さんが不思議そうに首を横に傾げた。その仕草はとても可愛らしかった。
おばあちゃんの真昼さんもふんわりとしてぽかぽかな雰囲気が漂って可愛らしかったけれど、少女姿の真昼さんはそれに輪をかけて体の中からふわふわオーラを発している。
それに、髪の毛もふわふわ緩めのウェーブでボリューム感がある。少し茶色っぽい髪の毛は柔らかそうで思わず触りたくなるそんな感じだ。
これこそ正に女の子だ。愛されキャラとでも言うのだろうか。肌も白くてそのふわふわした優しい雰囲気ととても合っている。
少女マンガの世界から飛び出してきたみたいな女の子で正直可愛らしいなと思った。
「えっと、その十代の女の子の姿になられているのでちょっとびっくりしちゃいまして」
「えっ!? わたし少女の姿になっているの? あ、そう言えば声が違うわ」
真昼さんは目を大きく見開き「わっ! いやだわ。どうしましょう」と頬に両手を当てた。
その仕草もちょっと高めの声も堪らなく可愛らしい。
「真昼ちゃん可愛いにゃん」
「うわぁ~憧れちゃう可愛さだよ」
ミケとムササビも真昼さんに視線を向けその可愛らしさに感動しているようだ。
「あら、可愛いだなんてありがとう」
真昼さんはほんのり頬を赤く染め嬉しそうだ。
「そう言えば女の子の真昼ちゃんがわたしにいろんなことを話してくれたね。思い出したにゃん」
ミケは懐かしそうに目を細め真昼さんをじっと見た。
「はい、真昼ですよ。どうかされましたか?」
少女姿の真昼さんが不思議そうに首を横に傾げた。その仕草はとても可愛らしかった。
おばあちゃんの真昼さんもふんわりとしてぽかぽかな雰囲気が漂って可愛らしかったけれど、少女姿の真昼さんはそれに輪をかけて体の中からふわふわオーラを発している。
それに、髪の毛もふわふわ緩めのウェーブでボリューム感がある。少し茶色っぽい髪の毛は柔らかそうで思わず触りたくなるそんな感じだ。
これこそ正に女の子だ。愛されキャラとでも言うのだろうか。肌も白くてそのふわふわした優しい雰囲気ととても合っている。
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「えっと、その十代の女の子の姿になられているのでちょっとびっくりしちゃいまして」
「えっ!? わたし少女の姿になっているの? あ、そう言えば声が違うわ」
真昼さんは目を大きく見開き「わっ! いやだわ。どうしましょう」と頬に両手を当てた。
その仕草もちょっと高めの声も堪らなく可愛らしい。
「真昼ちゃん可愛いにゃん」
「うわぁ~憧れちゃう可愛さだよ」
ミケとムササビも真昼さんに視線を向けその可愛らしさに感動しているようだ。
「あら、可愛いだなんてありがとう」
真昼さんはほんのり頬を赤く染め嬉しそうだ。
「そう言えば女の子の真昼ちゃんがわたしにいろんなことを話してくれたね。思い出したにゃん」
ミケは懐かしそうに目を細め真昼さんをじっと見た。
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