高尾山で立ち寄ったカフェにはつくも神のぬいぐるみとムササビやもふもふがいました

なかじまあゆこ

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高尾山のムササビカフェ食堂でお仕事ですよ

モモコが注文した料理は

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「お客さん注文をどうぞ」

  高男さんは穏やかな微笑みを浮かべメニュー表を差し出した。

  モモコは高男さんから受け取ったメニュー表に視線を落とした。

  そして、「う~ん、迷うな。え~と、『トマトとキノコのスープとたくさんのフルーツで癒され仲良くなりましょうねセット』をお願いしま~す」と料理を注文する。

「かしこまりました。『トマトとキノコのスープとたくさんのフルーツで癒され仲良くなりましょう』セットですね」

  高男さんは優しい笑みを浮かべ注文内容を復唱した。

「では、少々お待ちくださいね」

  高男さんはふふっと笑い厨房に戻った。

  わたしも「少々お待ちください」と言って高男さんの後を追いかけ厨房に戻る。

「さて、癒して差し上げましょう」

  高男さんはにんまりと笑い腕まくりをした。その自信ありげな表情にわたしは思わず見惚れてしまった。

「真歌さん、トマト、椎茸、しめじ、イチゴ、マンゴー、キュウイを冷蔵庫から出してください。出したらトマトを洗ってください」

  高男さんがわたしに指示をした。

「は~い、了解しました」とわたしは元気よく返事をし冷蔵庫から食材を取り出した。

「ムササビはカゴにあるバナナの皮を剥いてカットして。あ、それからミケちゃん寝てないで起きてください」

  と高男さんはムササビとミケにも指示を出した。

  さあ、楽しいお料理タイムかな。
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