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4 いざ、雑草がぼうぼうに生えているおばあちゃんの家へ
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「ねえ、雑草ぼうぼうのままだね」
わたしが庭を眺めながら言った。
「うん、ぼうぼうのまんまだね」と美紀香ちゃんも言った。
「まあ、いいんじゃないか。雑草は逃げやしないさ」
結太がふわわっとあくびをしながら言った。
「そうよ。の~んびり構えましょう」
まゆかおばあちゃんはのほほーんとした顔で笑っている。
「みんな呑気だにゃん。気がつくと二百歳になっているにゃんよ」
ミケたんは言いながら雑草がぼうぼうに生えている庭に向かって走った。
「ちょっと、こら、ミケたん! 何してるの」
まゆかおばあちゃんが叫ぶ。
ああ、ミケたんは「にゃはは~」と笑い雑草がぼうぼうに生えている中へダイブした。
「あの子二百歳超えなんだよね」
「うん、そうなんだよね……」
「猫だから仕方ないんじゃないか?」
「二百歳の先輩猫には見えないわね」
わたし達は雑草の中で無邪気に遊ぶミケたんを眺めながら口々に言った。
ミケたんは雑草の中をにゃんにゃーんと飛んだり跳ねたりしている。それに続き牛柄ちゃんとトラ猫も真似をして雑草の中へと飛び込んだ。
「こら~! 猫ちゃん達~」とまゆかおばあちゃんは怒っているけれど、その目は笑っていた。
まゆかおばあちゃんは子供時代だったら絶対に雑草の中で遊ぶタイプだよねと思った。
わたしも似たタイプかもしれないけれど、雑草の中へ飛び込むと体が痒くなりそうだからやめておこう。
今日はまゆかおばあちゃんの庭の草むしりは途中で終了してしまった。だけど次回は綺麗に引っこ抜くぞとわたし達は気合いを入れた。
「じゃあ、また来てね」
まゆかおばあちゃんは今日も玄関の外まで出てきて手を振って見送ってくれた。
「は~い!」とわたし達は元気よく声を揃え返事をした。
「みんな草むしりもありがとうね」
まゆかおばあちゃんはニコニコ笑顔だ。
「ううん、こちらこそお菓子や麦茶をありがとうございます」とわたしは言った。
「まゆかおばあちゃん、今度は草むしり取るよ。お菓子もありがとう」
結太は半袖Tシャツだけど腕まくりポーズだ。
「お菓子ありがとう。わたしも草むしりまた頑張りま~す」と美紀香ちゃんも言った。
「うふふ、待ってるね~」
まゆかおばあちゃんはわたし達の姿が見えなくなるまで手をぶんぶん振り続けてくれた。わたし達も時々振り返り手を振った。
楽しい時間だった。
スズメがどこかでチュンチュン鳴いていた。
わたしが庭を眺めながら言った。
「うん、ぼうぼうのまんまだね」と美紀香ちゃんも言った。
「まあ、いいんじゃないか。雑草は逃げやしないさ」
結太がふわわっとあくびをしながら言った。
「そうよ。の~んびり構えましょう」
まゆかおばあちゃんはのほほーんとした顔で笑っている。
「みんな呑気だにゃん。気がつくと二百歳になっているにゃんよ」
ミケたんは言いながら雑草がぼうぼうに生えている庭に向かって走った。
「ちょっと、こら、ミケたん! 何してるの」
まゆかおばあちゃんが叫ぶ。
ああ、ミケたんは「にゃはは~」と笑い雑草がぼうぼうに生えている中へダイブした。
「あの子二百歳超えなんだよね」
「うん、そうなんだよね……」
「猫だから仕方ないんじゃないか?」
「二百歳の先輩猫には見えないわね」
わたし達は雑草の中で無邪気に遊ぶミケたんを眺めながら口々に言った。
ミケたんは雑草の中をにゃんにゃーんと飛んだり跳ねたりしている。それに続き牛柄ちゃんとトラ猫も真似をして雑草の中へと飛び込んだ。
「こら~! 猫ちゃん達~」とまゆかおばあちゃんは怒っているけれど、その目は笑っていた。
まゆかおばあちゃんは子供時代だったら絶対に雑草の中で遊ぶタイプだよねと思った。
わたしも似たタイプかもしれないけれど、雑草の中へ飛び込むと体が痒くなりそうだからやめておこう。
今日はまゆかおばあちゃんの庭の草むしりは途中で終了してしまった。だけど次回は綺麗に引っこ抜くぞとわたし達は気合いを入れた。
「じゃあ、また来てね」
まゆかおばあちゃんは今日も玄関の外まで出てきて手を振って見送ってくれた。
「は~い!」とわたし達は元気よく声を揃え返事をした。
「みんな草むしりもありがとうね」
まゆかおばあちゃんはニコニコ笑顔だ。
「ううん、こちらこそお菓子や麦茶をありがとうございます」とわたしは言った。
「まゆかおばあちゃん、今度は草むしり取るよ。お菓子もありがとう」
結太は半袖Tシャツだけど腕まくりポーズだ。
「お菓子ありがとう。わたしも草むしりまた頑張りま~す」と美紀香ちゃんも言った。
「うふふ、待ってるね~」
まゆかおばあちゃんはわたし達の姿が見えなくなるまで手をぶんぶん振り続けてくれた。わたし達も時々振り返り手を振った。
楽しい時間だった。
スズメがどこかでチュンチュン鳴いていた。
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