わたし異世界でもふもふ達と楽しく過ごします！ もふもふアパートカフェには癒し系もふもふと変わり者達が生活していました

ミケにゃんが喜んでくれると嬉しくなる

「なんかミケにゃんちゃんを見ていると分けてあげたくなるよね」

「うん、そうだにゃん」

  わたしとシロッコはお互いの顔を見て笑い合った。

「じゃあ、ミケにゃんちゃんのトマトとドーナツのお皿にわたしのトマトパフェをちょこっと入れてあげるね」

「わたしもトマトがたっぷりケーキ分けてあげるにゃん」

  シロッコはそう言いながらトマトがたっぷりケーキをフォークで切り分け早速ミケにゃんのお皿に入れた。

「シロッコちゃん、ありがとうにゃん」

  ミケにゃんは満面の笑みを浮かべお礼を言った。もう本当に可愛らしくてその笑顔を見るとなんでもしてあげたくなるではないか。

  わたしもミケにゃんのお皿にミニトマトと生クリームにそれからトマトムースを取り分けてあげた。

「満里奈ちゃん、ありがとうにゃん。ミケにゃんは幸せ者だにゃん」

  ミケにゃんはわたしの顔を見てにっこり笑いそれからお皿に盛られたシロッコのトマトがたっぷりケーキとわたしのトマトパフェに目を落としミニトマトを肉球のある可愛らしい手で掴み口に運んだ。

「美味しいにゃん。ミニトマトがめちゃくちゃ爽やかだにゃん」

  ミケにゃんはにゃぱーと笑い今度はトマトがたっぷりケーキに肉球のある手を伸ばした。

「ミケにゃんちゃんが喜んでくれると嬉しいね」

「うん、嬉しいにゃん」

  わたしとシロッコはデザートを食べることも忘れミケにゃんの可愛らしい姿を眺めていた。