153 / 407
地球を満喫するシロッコです
しおりを挟む
「えっ! トマトをくれるんですかにゃん?」
三毛猫は目を丸くしつつシロッコからトマトを受け取った。
「はい、どうぞにゃん」とシロッコが返事をしている途中で三毛猫はトマトにかぶりついた。この三毛猫はミケにゃんに似た食いしん坊だ。地球バージョンのミケにゃんかと思う勢いでトマトを食べている。
「うふふ、美味しそうにトマトを食べてくれてありがとうにゃん」
シロッコは目を細め三毛猫のトマトを食べる様子を眺めてた。
「これはもう本当に美味しいトマトですにゃんにゃん」
三毛猫はガツガツトマトを食べ続けている。
「あらあら、では、もう一つどうぞにゃん!」
シロッコは三毛猫の目の前に二個目のトマトを置いた。
「ありがとうですにゃん」
三毛猫は顔を上げお礼を言うとまたすぐトマトを食べ始めた。
そんな三毛猫の姿をシロッコは頬を緩め見守り続けた。本来の目的はどこへやらなのだがシロッコ本人(猫)は気にする素振りも見せずにいるのだった。
「あ~美味しかったですにゃ~ん!」
三毛猫は口の周りにトマトの汁をべったりくっつけ満足げに笑った。これもまたミケにゃんに似ているのだが一つ違うところと言えば、
「お顔を洗わなくちゃにゃん」と言ってすぐに顔を可愛らしいし肉球のある前足で洗ったのだった。どうやら三毛猫は猫らしくキレイ好きのようだ。
「三毛猫さんは立派だね。家にいるあの食いしん坊はダメっ子だけどにゃん」
シロッコはミケにゃんのダメっ子ぶりの姿を思い浮かべ笑った。
三毛猫は目を丸くしつつシロッコからトマトを受け取った。
「はい、どうぞにゃん」とシロッコが返事をしている途中で三毛猫はトマトにかぶりついた。この三毛猫はミケにゃんに似た食いしん坊だ。地球バージョンのミケにゃんかと思う勢いでトマトを食べている。
「うふふ、美味しそうにトマトを食べてくれてありがとうにゃん」
シロッコは目を細め三毛猫のトマトを食べる様子を眺めてた。
「これはもう本当に美味しいトマトですにゃんにゃん」
三毛猫はガツガツトマトを食べ続けている。
「あらあら、では、もう一つどうぞにゃん!」
シロッコは三毛猫の目の前に二個目のトマトを置いた。
「ありがとうですにゃん」
三毛猫は顔を上げお礼を言うとまたすぐトマトを食べ始めた。
そんな三毛猫の姿をシロッコは頬を緩め見守り続けた。本来の目的はどこへやらなのだがシロッコ本人(猫)は気にする素振りも見せずにいるのだった。
「あ~美味しかったですにゃ~ん!」
三毛猫は口の周りにトマトの汁をべったりくっつけ満足げに笑った。これもまたミケにゃんに似ているのだが一つ違うところと言えば、
「お顔を洗わなくちゃにゃん」と言ってすぐに顔を可愛らしいし肉球のある前足で洗ったのだった。どうやら三毛猫は猫らしくキレイ好きのようだ。
「三毛猫さんは立派だね。家にいるあの食いしん坊はダメっ子だけどにゃん」
シロッコはミケにゃんのダメっ子ぶりの姿を思い浮かべ笑った。
0
お気に入りに追加
144
あなたにおすすめの小説
異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
HOT 1位!ファンタジー 3位! ありがとうございます!
父親が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
その他、多数投稿しています!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
神の使いでのんびり異世界旅行〜チート能力は、あくまで自由に生きる為に〜
和玄
ファンタジー
連日遅くまで働いていた男は、転倒事故によりあっけなくその一生を終えた。しかし死後、ある女神からの誘いで使徒として異世界で旅をすることになる。
与えられたのは並外れた身体能力を備えた体と、卓越した魔法の才能。
だが骨の髄まで小市民である彼は思った。とにかく自由を第一に異世界を楽しもうと。
地道に進む予定です。
飯屋の娘は魔法を使いたくない?
秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。
魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。
それを見ていた貴族の青年が…。
異世界転生の話です。
のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。
※ 表紙は星影さんの作品です。
※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。
神獣に転生!?人を助けて死んだら異世界に転生する事になりました
Miki
ファンタジー
学校が終わりバイトに行く途中、子供を助けて代わりに死んでしまった。
実は、助けた子供は別の世界の神様でお詫びに自分の世界に転生させてくれると言う。
何か欲しい能力があるか聞かれたので希望をいい、いよいよ異世界に転生すると・・・・・・
何故か神獣に転生していた!
始めて書いた小説なので、文章がおかしかったり誤字などあるかもしてませんがよろしくお願いいたします。
更新は、話が思いついたらするので早く更新できる時としばらく更新てきない時があります。ご了承ください。
人との接し方などコミュニケーションが苦手なので感想等は返信できる時とできない時があります。返信できなかった時はごめんなさいm(_ _)m
なるべく返信できるように努力します。
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる