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近所を散策(シーサーを探そう)
シーサーと真理子
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朝から、真理子は上機嫌だ。
こんな真理子は珍しい。いつもの真理子ならこの時間はぐ~ぐ~寝ているはずなのに、なんと今日の真理子はわたしの部屋のドアをノックしてわたしを叩き起こしたのだから……。
食堂に行き、朝ごはんを食べていると、南ちゃんと森浜さんがやって来て、「昨日はありがとうね。さっそくシーサーを飾ったよ~」と笑顔で声を掛けてくれた。
「さあさあ、シーサーを真中さんと池垣さんに渡しに行こう!」
「はあ、シーサー」
「みどりちゃん、なんか顔色が冴えないように見えるけど?」
真理子あんたのせいだよ! と心の中で叫ぶ。
わたしのシーサーちゃんが……。
もう、わざわざ地元の人にシーサーをあげる必要があるのよと言いたくなる。
真理子の奴は、半分スキップをするような足取りで、部屋に戻りシーサーを手にして部屋から出てきた。そして、満面の笑みを浮かべている。
わたしも仕方がないから、なけなしのシーサーを手にして部屋から出る。
「みどりちゃん、先ずは真中さんにシーサーをあげに行こう! レッゴー!」
はぁ、何がレッゴーだ。ため息が出る。
調理場の控え室に行くと真中さんは既に来ておりジュースを飲んでいた。
「真中さん、おっはようございます!」
真理子は元気よく挨拶をした。
そんな真理子をどうしたんだ? この子はというような表情で一瞬見てから真中さんは、
「あら、梅木さんに並木さん、おはよう。今日は早いのね」と言った。
こんな真理子は珍しい。いつもの真理子ならこの時間はぐ~ぐ~寝ているはずなのに、なんと今日の真理子はわたしの部屋のドアをノックしてわたしを叩き起こしたのだから……。
食堂に行き、朝ごはんを食べていると、南ちゃんと森浜さんがやって来て、「昨日はありがとうね。さっそくシーサーを飾ったよ~」と笑顔で声を掛けてくれた。
「さあさあ、シーサーを真中さんと池垣さんに渡しに行こう!」
「はあ、シーサー」
「みどりちゃん、なんか顔色が冴えないように見えるけど?」
真理子あんたのせいだよ! と心の中で叫ぶ。
わたしのシーサーちゃんが……。
もう、わざわざ地元の人にシーサーをあげる必要があるのよと言いたくなる。
真理子の奴は、半分スキップをするような足取りで、部屋に戻りシーサーを手にして部屋から出てきた。そして、満面の笑みを浮かべている。
わたしも仕方がないから、なけなしのシーサーを手にして部屋から出る。
「みどりちゃん、先ずは真中さんにシーサーをあげに行こう! レッゴー!」
はぁ、何がレッゴーだ。ため息が出る。
調理場の控え室に行くと真中さんは既に来ておりジュースを飲んでいた。
「真中さん、おっはようございます!」
真理子は元気よく挨拶をした。
そんな真理子をどうしたんだ? この子はというような表情で一瞬見てから真中さんは、
「あら、梅木さんに並木さん、おはよう。今日は早いのね」と言った。
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