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うわー遅刻だ
お仕事開始
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それから仕事が始まり、もう大変でバタバタ右に左にへと動き回った。
池垣さんからは、今日はゆっくりと基本を覚えてきちんと掃除ができることが基本ですよと指導があった。但し慣れてきたら、一部屋二十分でお願いしますねとプレッシャーをかけられた。
真理子と顔を見合わせて苦笑い。
それと池垣さんは、わたしはこの部屋で待機していますので、分からないことがあればいつでも聞きに来てくださいねと言った!
この部屋で待機している? 一瞬耳を疑った。
待機しているのなら、直接指導をしてくれたらいいのではないかと思う。
また、真理子と顔を見合わせて苦笑い。
「早く、時間が押してるわよ~頑張って」と言われて、急いで仕事の準備を始めた。
慌ただしい一日なりそうだ。
バスタオル、シーツ、歯ブラシなどのアメニティグッズ等を掃除道具入れのワゴンに乗せてカタカタと押す。掃除機、雑巾、バケツ、洗剤類もセット。
お客様のチェックアウトは午前十時なので、空いてる部屋と既にチェックアウト済みの部屋から掃除のスタートだ。
「結構重いね!」
「みどりちゃん力持ちなのにね」
「は? わたし力持ちなんて言った?」
「ううん。イメージ的に」
「酷くないそれ? 因みに、紙とかペンとか受話器や電卓みたいな軽いものを持つ仕事しかしたことないんですけど~」
「ふぅ~ん」
なにが、ふぅ~んなんだ。真理子。
失礼な真理子を軽くペシパシ叩きながらチェックアウト済みの室内に入る。
まずは、カーテンを開け、窓を開けて空気の入れ換えをした。外からの生暖かい風がさあーと室内に吹き込んできた。
「みどりちゃん、なんかおでこが痛いよ」
「え? 気のせいじゃない」
「さっき、みどりちゃんが叩いたおでこが痛いんだってば」
「あら? そんなことあったかしらね~」
「今さっき叩いたでしょう」
「そんなことより早く掃除を始めないと池垣さんの雷が落ちるよ~」
池垣さんからは、今日はゆっくりと基本を覚えてきちんと掃除ができることが基本ですよと指導があった。但し慣れてきたら、一部屋二十分でお願いしますねとプレッシャーをかけられた。
真理子と顔を見合わせて苦笑い。
それと池垣さんは、わたしはこの部屋で待機していますので、分からないことがあればいつでも聞きに来てくださいねと言った!
この部屋で待機している? 一瞬耳を疑った。
待機しているのなら、直接指導をしてくれたらいいのではないかと思う。
また、真理子と顔を見合わせて苦笑い。
「早く、時間が押してるわよ~頑張って」と言われて、急いで仕事の準備を始めた。
慌ただしい一日なりそうだ。
バスタオル、シーツ、歯ブラシなどのアメニティグッズ等を掃除道具入れのワゴンに乗せてカタカタと押す。掃除機、雑巾、バケツ、洗剤類もセット。
お客様のチェックアウトは午前十時なので、空いてる部屋と既にチェックアウト済みの部屋から掃除のスタートだ。
「結構重いね!」
「みどりちゃん力持ちなのにね」
「は? わたし力持ちなんて言った?」
「ううん。イメージ的に」
「酷くないそれ? 因みに、紙とかペンとか受話器や電卓みたいな軽いものを持つ仕事しかしたことないんですけど~」
「ふぅ~ん」
なにが、ふぅ~んなんだ。真理子。
失礼な真理子を軽くペシパシ叩きながらチェックアウト済みの室内に入る。
まずは、カーテンを開け、窓を開けて空気の入れ換えをした。外からの生暖かい風がさあーと室内に吹き込んできた。
「みどりちゃん、なんかおでこが痛いよ」
「え? 気のせいじゃない」
「さっき、みどりちゃんが叩いたおでこが痛いんだってば」
「あら? そんなことあったかしらね~」
「今さっき叩いたでしょう」
「そんなことより早く掃除を始めないと池垣さんの雷が落ちるよ~」
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