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沖縄で働きます
ホテル夢風海
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派遣会社の担当者にもらった明示書に書かれている地図によるとここだ。
ホテルの名前はホテル 夢風海。
近くには高級ホテルがある。
わたしの勤務先になるホテルは中規模だ。
目的地のホテル夢風海は五階建て。ピンクの屋根に、白い壁。綺麗に花が植わっている花壇があり、沖縄独特のハイビスカスも咲いていた。入り口に『ホテル 夢風海』と書かれた看板が立っている。
これからここで働くんだと思うと、なんともいえない気分になる。わくわくする気持ちと不安でたまらない気持ちとが入り交じったそんな感じだ。
「真理子~ドキドキするね」
「みどりちゃん。わたしも」
「真理子先に入ってよ」
「嫌、嫌だよ。みどりちゃんがこういうの得意でしょう」とわたしの背中を真理子が押す。
「なんでよ。真理子が先に行きなよ」
わたしは振り向き言う。
「嫌だよ~みどりちゃんの担当だよ」
「なんでわたしが担当なのよ」
ホテルの前でわたし達はどっちが先に入るのかと押し付け合いをする。
「分かったよ。わたしが先頭で行くよ。真理子は頼りにならないんだから!」
「わーい。さすがみどりちゃん! 男気ある~」
「はいはい。真理子は頼りにならないことが、よ~く分かったから」
「そんな~」
そんなこんなで、いよいよスーツケースを転がして門をくぐる。
ハイビスカスなど沖縄の綺麗な花が咲き誇る花壇を横切り、ずっと真っ直ぐに行くと事務棟が見えてきた。地図によるとここだ。
事務室の扉の右上にインターフォンがあった。
わたしはえいやと押した!
暫くすると、
「はーい」と女性の声で応答があった。
ホテルの名前はホテル 夢風海。
近くには高級ホテルがある。
わたしの勤務先になるホテルは中規模だ。
目的地のホテル夢風海は五階建て。ピンクの屋根に、白い壁。綺麗に花が植わっている花壇があり、沖縄独特のハイビスカスも咲いていた。入り口に『ホテル 夢風海』と書かれた看板が立っている。
これからここで働くんだと思うと、なんともいえない気分になる。わくわくする気持ちと不安でたまらない気持ちとが入り交じったそんな感じだ。
「真理子~ドキドキするね」
「みどりちゃん。わたしも」
「真理子先に入ってよ」
「嫌、嫌だよ。みどりちゃんがこういうの得意でしょう」とわたしの背中を真理子が押す。
「なんでよ。真理子が先に行きなよ」
わたしは振り向き言う。
「嫌だよ~みどりちゃんの担当だよ」
「なんでわたしが担当なのよ」
ホテルの前でわたし達はどっちが先に入るのかと押し付け合いをする。
「分かったよ。わたしが先頭で行くよ。真理子は頼りにならないんだから!」
「わーい。さすがみどりちゃん! 男気ある~」
「はいはい。真理子は頼りにならないことが、よ~く分かったから」
「そんな~」
そんなこんなで、いよいよスーツケースを転がして門をくぐる。
ハイビスカスなど沖縄の綺麗な花が咲き誇る花壇を横切り、ずっと真っ直ぐに行くと事務棟が見えてきた。地図によるとここだ。
事務室の扉の右上にインターフォンがあった。
わたしはえいやと押した!
暫くすると、
「はーい」と女性の声で応答があった。
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