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華夜ちゃんの友達
嘘でしょ!!
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「う、う、嘘でしょうーーーーーーー!?」
風子ちゃんは地面が割れるんじゃないのかなと思えるほど大きな声を出して叫んだ。
「ふ、風子ちゃんどうしたの?」
「ふ、風子ちゃん大丈夫?」
わたしと華夜ちゃんはほぼ同時に言った。
「こ、この人誰?」と言いながらにょきーんと風子ちゃんに顔を近づけ艶やかな笑顔を浮かべている神様を指差し震えている。
と言うことは。風子ちゃんに……。
神様が……。
「か、神様が、み、見えたの!?」
わたしと華夜ちゃんの叫ぶ声は揃った。
「おっと、風子ちゃんこの麗しき俺の姿が見えたのかい? ホッホッ」
神様は口元に手を当ててにっこーりと微笑みを浮かべ震えている風子ちゃんの顔をじっと見ている。
「だ、だ、誰ですか? あなたは一体……か、顔がめちゃくちゃ近いんですけど」
風子ちゃんはかなりびっくりしてそれはもう怯えているようだ。驚くのも無理はない。だって、見知らぬ男性が顔を近づけ自分のことをじっと見ているのだから。
「誰ですかって? ホッホッ、ほれ見ればわかるだろう? 神様じゃ」
神様はあっさり答え自身の顔を風子ちゃんにぐーいっと見せつけた。
「か、か、神様って……えっ!? か、神様!!」
風子ちゃんは「ほれ、神様だぞ」と言ってぐいぐい近づけている神様の顔を手で払いのけた。
「な、なんと!! この少女は神様の顔を払いのけるとは失礼じゃな」
神様は納得いかない様子で唇を尖らせている。
「神様ってば風子ちゃんに払いのけられた」
「払いのけられたいるよ~」
狛子と狛助はきゃははと両手を口に当てて笑った。その肩には友達になったらしいカラスがとまっている。
「なぬぬ! おい、狛子に狛助! 狛犬のくせに神様に偉そうに言うんじゃないぞ! 愚か者が……」
「あ、神様が怒った~」
「神様ってば怖~いよ」
狛子と狛助は目をうるうる潤ませ神様を見上げた。
「な、泣くなよ……言いすぎたよ。ってどうして俺が下手に出なきゃならないんだ」
そんな神様と狛犬達の会話を風子ちゃんは呆然と立ち尽くし眺めている。
「……あ、あの子供達はいつから居たの?」
風子ちゃんはそう呟き神様と狛犬達を見ている。どうやら狛子と狛助の姿も見えているようだ。
わたしと華夜ちゃんは顔を見合わせ笑い「えっと、ずっと居たよ」と声を揃えて言った。
「はぁ? ずっと居た? えっ! ずっと居たってどういうこと!?」
風子ちゃんはこちらに振り返り大きな声を上げた。そして、わたしと華夜ちゃんの顔を交互に見て目をパチクリさせている。
「……あの子供達と自分のことを神様と呼ぶ変な人はずっと居たの……!?」
風子ちゃんは本当に不思議そうに首を横に傾げ目を激しくパチクリさせている。まあ、それも無理もないなとは思うけれど。
だって、突然目の前に神様が居てしかも顔を物凄ーく近づけ食い入るように自分のことを見つめているんだもんね。それに騒がしい狛子と狛助も突然現れたように見えたとくれば尚更。
「おいおい、風子ちゃん。神様を変な人扱いするとは失礼だぞ。それに俺はずっとここで一緒に弁当を食べていたぞ」
狛犬達と話をしていた神様が風子ちゃんの目の前にやって来て言った。
「こ、この人、ま、まだ自分のことを神様って言ってるよ。しかもわたしのことを風子ちゃんって呼んだ」
風子ちゃんは言いながら神様を指差した。その指先はぷるぷる震えている。
風子ちゃんは地面が割れるんじゃないのかなと思えるほど大きな声を出して叫んだ。
「ふ、風子ちゃんどうしたの?」
「ふ、風子ちゃん大丈夫?」
わたしと華夜ちゃんはほぼ同時に言った。
「こ、この人誰?」と言いながらにょきーんと風子ちゃんに顔を近づけ艶やかな笑顔を浮かべている神様を指差し震えている。
と言うことは。風子ちゃんに……。
神様が……。
「か、神様が、み、見えたの!?」
わたしと華夜ちゃんの叫ぶ声は揃った。
「おっと、風子ちゃんこの麗しき俺の姿が見えたのかい? ホッホッ」
神様は口元に手を当ててにっこーりと微笑みを浮かべ震えている風子ちゃんの顔をじっと見ている。
「だ、だ、誰ですか? あなたは一体……か、顔がめちゃくちゃ近いんですけど」
風子ちゃんはかなりびっくりしてそれはもう怯えているようだ。驚くのも無理はない。だって、見知らぬ男性が顔を近づけ自分のことをじっと見ているのだから。
「誰ですかって? ホッホッ、ほれ見ればわかるだろう? 神様じゃ」
神様はあっさり答え自身の顔を風子ちゃんにぐーいっと見せつけた。
「か、か、神様って……えっ!? か、神様!!」
風子ちゃんは「ほれ、神様だぞ」と言ってぐいぐい近づけている神様の顔を手で払いのけた。
「な、なんと!! この少女は神様の顔を払いのけるとは失礼じゃな」
神様は納得いかない様子で唇を尖らせている。
「神様ってば風子ちゃんに払いのけられた」
「払いのけられたいるよ~」
狛子と狛助はきゃははと両手を口に当てて笑った。その肩には友達になったらしいカラスがとまっている。
「なぬぬ! おい、狛子に狛助! 狛犬のくせに神様に偉そうに言うんじゃないぞ! 愚か者が……」
「あ、神様が怒った~」
「神様ってば怖~いよ」
狛子と狛助は目をうるうる潤ませ神様を見上げた。
「な、泣くなよ……言いすぎたよ。ってどうして俺が下手に出なきゃならないんだ」
そんな神様と狛犬達の会話を風子ちゃんは呆然と立ち尽くし眺めている。
「……あ、あの子供達はいつから居たの?」
風子ちゃんはそう呟き神様と狛犬達を見ている。どうやら狛子と狛助の姿も見えているようだ。
わたしと華夜ちゃんは顔を見合わせ笑い「えっと、ずっと居たよ」と声を揃えて言った。
「はぁ? ずっと居た? えっ! ずっと居たってどういうこと!?」
風子ちゃんはこちらに振り返り大きな声を上げた。そして、わたしと華夜ちゃんの顔を交互に見て目をパチクリさせている。
「……あの子供達と自分のことを神様と呼ぶ変な人はずっと居たの……!?」
風子ちゃんは本当に不思議そうに首を横に傾げ目を激しくパチクリさせている。まあ、それも無理もないなとは思うけれど。
だって、突然目の前に神様が居てしかも顔を物凄ーく近づけ食い入るように自分のことを見つめているんだもんね。それに騒がしい狛子と狛助も突然現れたように見えたとくれば尚更。
「おいおい、風子ちゃん。神様を変な人扱いするとは失礼だぞ。それに俺はずっとここで一緒に弁当を食べていたぞ」
狛犬達と話をしていた神様が風子ちゃんの目の前にやって来て言った。
「こ、この人、ま、まだ自分のことを神様って言ってるよ。しかもわたしのことを風子ちゃんって呼んだ」
風子ちゃんは言いながら神様を指差した。その指先はぷるぷる震えている。
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