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学校と狛犬達とクラスメイトそれから……神様
6 お弁当の時間 改めてこんにちはだよ
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「狛子ちゃんに狛助君、改めましてこんにちは~子猫と子犬みたいなお顔で可愛らしいね」
華夜ちゃんはきゃあ可愛いと言って頬を緩めている。
「わ~い! 可愛いなんて嬉しいな~」
「わ~い! ありがとう~」
狛子と狛助はぴょーんぴょーんと盛大にジャンプをした。
「狛子ちゃんと狛助君は人間の子供の姿なんだね。狛犬ちゃんなんだよね?」
華夜ちゃんはちょっと不思議そうに二人(二匹)をじっと眺めた。
「わたし達は狛犬から人間の子供に化けているんだよ」
「狛犬の姿も可愛いよ~」
「わぁ、すご~い! 化けているなんて」
「じゃあ、狛犬に変身するよ~」
「変身だよ~」
狛子と狛助はそう言ったかと思うと、
ぽむっぽむっぽむー「狛犬に戻りま~す!」
ぽんぽん!! ぽんぽん!! と良い音が鳴り、狛子と狛助は、五歳くらいの人間の女の子と男の子の姿から狛犬に戻った。
「わっ!! うわぁ~こ、こ、狛犬だよ~」
華夜ちゃんは金魚のように口をぱくぱくさせ狛子と狛助を指差した。めちゃくちゃ驚いているようだ。
石製の獅子や犬に似た獣の姿に戻った狛子と狛助はにぱにぱと笑っている。毎回思うのだけど石製の狛犬なのに体が柔らかいなと。
「ん? 華夜ちゃんってばどうしたのかな?」
「ねぇ、どうしたのかな?」
狛子と狛助は石製の狛犬の姿で首を横に傾げている。
「あ~もう心臓が止まるかと思ったよ~」
華夜ちゃんは、ああ、もうびっくりしたよと両手で胸を押さえている。
「そんなにびっくりしたかな~」
「僕達、人間でも狛犬でも可愛らしいでしょう?」
人間の男の子と女の子の姿に、ぽむぽむぽんぽん! と戻った二人(二匹)は首を横に傾げそれからにぱにぱーっと笑い華夜ちゃんの顔をじっと見る。
「うん、もうめちゃくちゃ可愛らしいよ~でも、本当にびっくりしたんだからね。だって、いきなり神様と狛犬ちゃん達が見えるだけでも驚いたのに人間の姿から狛犬に変身するんだもん」
華夜ちゃんは、「まだ、心臓がばくばくって脈を打っているよ」と胸を押さえながら言った。
「ふ~ん、そっか」
「そういうものなんだね~」
狛子と狛助はふーんとまるでひとごとのように言った。
「まあ、何はともあれ神様と狛犬が見えた華夜ちゃんは幸せ者だぞ御利益があるかもな」
神様はそう言ってハムをぺろりんと食べた。
「あ、それ、わたしのハムだよ~」
美味しそうにわたしのハムをぺろりんと食べた神様に抗議した。
でも、なんだか楽しいお弁当タイムだったのだ。今まで一人で孤独だったお昼休みがぱっと輝いた。
華夜ちゃんはきゃあ可愛いと言って頬を緩めている。
「わ~い! 可愛いなんて嬉しいな~」
「わ~い! ありがとう~」
狛子と狛助はぴょーんぴょーんと盛大にジャンプをした。
「狛子ちゃんと狛助君は人間の子供の姿なんだね。狛犬ちゃんなんだよね?」
華夜ちゃんはちょっと不思議そうに二人(二匹)をじっと眺めた。
「わたし達は狛犬から人間の子供に化けているんだよ」
「狛犬の姿も可愛いよ~」
「わぁ、すご~い! 化けているなんて」
「じゃあ、狛犬に変身するよ~」
「変身だよ~」
狛子と狛助はそう言ったかと思うと、
ぽむっぽむっぽむー「狛犬に戻りま~す!」
ぽんぽん!! ぽんぽん!! と良い音が鳴り、狛子と狛助は、五歳くらいの人間の女の子と男の子の姿から狛犬に戻った。
「わっ!! うわぁ~こ、こ、狛犬だよ~」
華夜ちゃんは金魚のように口をぱくぱくさせ狛子と狛助を指差した。めちゃくちゃ驚いているようだ。
石製の獅子や犬に似た獣の姿に戻った狛子と狛助はにぱにぱと笑っている。毎回思うのだけど石製の狛犬なのに体が柔らかいなと。
「ん? 華夜ちゃんってばどうしたのかな?」
「ねぇ、どうしたのかな?」
狛子と狛助は石製の狛犬の姿で首を横に傾げている。
「あ~もう心臓が止まるかと思ったよ~」
華夜ちゃんは、ああ、もうびっくりしたよと両手で胸を押さえている。
「そんなにびっくりしたかな~」
「僕達、人間でも狛犬でも可愛らしいでしょう?」
人間の男の子と女の子の姿に、ぽむぽむぽんぽん! と戻った二人(二匹)は首を横に傾げそれからにぱにぱーっと笑い華夜ちゃんの顔をじっと見る。
「うん、もうめちゃくちゃ可愛らしいよ~でも、本当にびっくりしたんだからね。だって、いきなり神様と狛犬ちゃん達が見えるだけでも驚いたのに人間の姿から狛犬に変身するんだもん」
華夜ちゃんは、「まだ、心臓がばくばくって脈を打っているよ」と胸を押さえながら言った。
「ふ~ん、そっか」
「そういうものなんだね~」
狛子と狛助はふーんとまるでひとごとのように言った。
「まあ、何はともあれ神様と狛犬が見えた華夜ちゃんは幸せ者だぞ御利益があるかもな」
神様はそう言ってハムをぺろりんと食べた。
「あ、それ、わたしのハムだよ~」
美味しそうにわたしのハムをぺろりんと食べた神様に抗議した。
でも、なんだか楽しいお弁当タイムだったのだ。今まで一人で孤独だったお昼休みがぱっと輝いた。
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